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日本の既存ベクトルに逆らう 純粋な小沢イズムは何処まで通用するのか(3)シロアリ退治撤退のNODA (あいば達也) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo125/msg/152.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 1 月 21 日 03:26:36: igsppGRN/E9PQ
 

日本の既存ベクトルに逆らう 純粋な小沢イズムは何処まで通用するのか(3)シロアリ退治撤退のNODA
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/255b8773f3371b3b3ffd3fa18fd22676
2012年01月21日  世相を斬る あいば達也


 今日は軽いジャブをNODA首相に浴びせ、レンホーに殴られた?傷に因幡の白兎のように、粗塩を塗りたくってやることにする。(笑)既に、多くのサイトで、NODAのシロアリ演説は有名過ぎる状態になっている。10年前の話なら“時代は変わった!”と云う修正も可能だろうが、2009年7月の衆議院本会議で、麻生太郎内閣不信任決議案への賛成討論者として発言したことであり、街頭演説でも同様の主張を繰り返している。権謀術策なら政治の世界だから大目に見る事も可能だが、“健忘詐術”では笑い話にもならない。

 以下のZAKZAKの参考記事は、産経系列と云う事で後半部は高橋洋一(小泉・竹中グループ)の民主党バッシングが主目的になっている。彼らが、民主党のマニュフェストがそもそも無謀で、出来ない事を公約し、有権者を騙した論に立脚している訳だが、民主党の体たらく政権も、幾つかマニュフェストの方向性は堅持している。よく観察すると、小沢イズムの肝の部分は曲りなりにも実行されているムードはある。ただ、あまりにも他の部分、官僚の抵抗が強い部分は大撤退。或いは、唐突な追加(増税)が目立つだけである。勿論、何故唐突に追加項目が増えたのか?奇妙なカラクリがないとも限らない。

 ≪ 野田テキト〜“シロアリ退治”いつやる?
 野田佳彦首相の「シロアリ」発言をご存じだろうか。かつて街頭演説で語った話だ。「マニフェスト、イギリスで始まりました。ルールがあるんです。書いてあることは命懸けで実行する。書いてないことはやらないんです。それがルールです」で始まる。
 そして「消費税1%分は、2兆5000億 円です。(中略)消費税5%分のみなさんの税金に、天下り法人がぶら下がってるんです。シロアリがたかってるんです。それなのに、シロアリ退治しないで、今度は消費税引き上げるんですか?」と、税金が天下り役人らにムダ遣いされている状態での消費税増税を厳しく批判する。
 さらには「消費税の税収が20兆円になるなら、またシロアリがたかるかもしれません。鳩山(由紀夫元首相)さんが4年間消費税を引き上げないといったのは、そこなんです。シロアリを退治して、天下り法人をなくして、天下りをなくす。そこから始めなければ、消費税を引き上げる話はおかしいんです」と続く。
  すばらしい演説だ。しかし、言っていることが今とはまったく正反対だ。野党議員は、国会でこの野田首相の演説を読み上げ、野田首相に質問したらどうだろうか。
 菅直人前首相も財務相就任前と後では消費税増税に関する発言がコロッと変わった。鳩山元首相も普天間基地問題では「最低でも県外」という言葉が一転して元に戻った。
 なぜ民主党幹部の発言はこうも180度変わるのか。政治家個人の資質もあるだろうが、最大の要因は政権交代時の民主党マニフェストがほとんど崩壊状態ということだ。
 脱官僚、政治主導、無駄削減による20兆円の財源確保、歳入庁、抜本的年金改革、年金記録問題、年金通帳導入、後期高齢者医療廃止、天下り廃止、天下り機関原則廃止、八ッ場ダム建設中止、国家公務員給与削減、子ども手当2万 6000円、ガソリン暫定税率課税廃止、高速無料化、格差是正などなど、これらを民主党はギブアップしている。
 これらのうちいくつかは もともと無理筋だったという事情はある。しかし、民主党が「脱官僚」を諦めて「官僚依存」になったためにできなくなったものも多い。
 今の野田首相がいい例だ。天下り廃止や天下り機関原則廃止をギブアップして、シロアリ退治をやらなくなった。その結果、無駄削減ができなくなって、そのしわ寄せは、マニフェストに書かれていない消費税増税になった。かつて野田首相が街頭演説で言っていたとおりだ。
 脱官僚を断行できなかったのは、官僚に伍するようなスタッフがいないからだ。これは政権への準備不足だ。いきなり大臣になってからスタッフを探すのでは遅い。政治家として早い段階でそうした人材は確保しておかないと、政治主導・脱官僚はできるものでない。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)≫(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120120/plt1201200836000-n1.htm

 高橋洋一ではないが、気骨ある野党であれば、NODAの公式発言を読み上げ、続いて「アナタの“正心誠意”がホンモノであるなら、この時と、現在の心境の変化がなぜ起きたのか?私は、そこが知りたい。私だけでなく、全国民が、この疑問への答えを待っている。役人が作った答弁書ではなく、心がわりの原因をカミングアウトするのが、国民に辛さをお願いするリーダーの真の姿ではないのですか?」と云う代表質問を聞きたいものである。多分、ギリシャ国債を引き合いに出す、子供ダマシ論しか出てこないだろうがね。予算委員会の方が良いかもしれない?

 しかし、官僚を敵に回し、小沢一郎の如くなりたくない野党の側に、このような質問自体望むのは無理か。田中康夫、渡辺喜美、松木けんこう等にさせたいが、持ち時間上無理だ。だから国会中継も面白味がなく、議論なき空疎な時間が流れるのだろう。あの国会の質疑を聞いていると、国会での質疑が、選挙区有権者向けの国会活動報告のビラ作り機関になっている按配だ。大臣のあげ足とりと言葉狩りに終始する自民党の質問は常に政策論争抜き。あれでは、政権復帰を目指す政党としての矜持がなさ過ぎ、民主党同様に退場を望む国民が増えるのも良く判る。

  ≪…脱官僚、政治主導、無駄削減による20兆円の財源確保、歳入庁、抜本的年金改革、年金記録問題、年金通帳導入、後期高齢者医療廃止、天下り廃止、天下り機関原則廃止、八ッ場ダム建設中止、国家公務員給与削減、子ども手当2万 6000円、ガソリン暫定税率課税廃止、高速無料化、格差是正などなど…≫

 高橋洋一は色々と並べ立てたが、肝は「政治主導」「天下り禁止と機関原則廃止」だろう。後の問題はシンボリックな話題のようなもので、或る意味国家体制云々の話ではない。最近、NODA内閣はOKADA内閣と揶揄されるに至っているが、岡田の消費税5%は福祉目的税的色彩を持たせた流れも、小沢の理念のパクリだろう。現内閣のやっている事は、改革の真似事、改革風に見せる詐術なのだが、官僚の抵抗の方が優勢で、小沢を除く民主党議員らでは手に負えない状況である事が明確になっている。

 シロアリと明確に対立する構図が好ましくないのであれば、シロアリの選別が可能な政治体制を確立せざるを得ないわけである。つまり、シロアリの仲間割れと云う状況を作る、それこそ戦略が必要になる。ただ、現在は小沢一郎が表立って動けない状況では、NODA内閣の迷走風増税路線でウロチョロするしかないのだろう。財務省に実力なく逆らう事は、予算案が作れず、政権が一巻の終わりを迎えるだけに、言うことを聞くフリをしなければマズイと云う状況も頭の片隅に置いておくべきだ。このウロチョロ中に、官僚利権の一部だけでも、風穴があけば儲けと云うシナリオもある。

 小沢裁判の雲行きは、有力情報によれば2月中に裁判がなくなる可能性が囁かれている。検察審査会(最高裁の裏金蓄財マシーン)の存在が根掘り葉掘りほじくられ、三井環の検察裏金問題同様の手打ちが、政権と司法の間でなされる可能性だ。小沢裁判の検察審査会二度議決の根拠が失われつつある今、裁判そのものを抹消する方が司法の秩序維持には有効と云う考えが最高裁側に生まれつつあるようだ。

 つまり、“幽霊審査員”が誤った情報で誤誘導された為に起きた誤った決議であり、決議そのものの正当性が疑われるからだ。最高裁としては、有罪であろうが無罪であろうが、どちらの判決を出そうと批判の対象になり、裏金蓄財マシンをほじくられる状況が永遠に続く。これはどうしても拙い。しかし、裁判が有効に成立していると、判決を書かざるを得ない。それを忌避する方法は、裁判を消滅させることだ。控訴棄却という方法もあるが、検察官役の弁護士ら側の控訴取り下げと云う選択もある、と云う情報だ。

 このような流れにおいて、政権側と司法の手打ちは、充分に考えられる。この時、NODA政権に真っ向対決姿勢を見せるのは、権力闘争中の小沢としては出来ない相談だ。政権を潰す能力は温存していると云う姿勢は崩せないが、本気で潰しに掛かるわけにもいかない。なぜ小沢一郎の反撃行動が生ぬるいか、実はこの辺に真実が隠れているかもしれない。案外、NODAは口に出すほど消費税増税論と心中する気はないのが真実だろう。それでないと単なる狂信者になってしまう。

 所謂NODAは、二枚舌モラトリアムなのかもしれない。最後の最後に「アンタの言う通り動いたら、この支持率、どうしてくれる!」、「政権が持たない」と云うひと言で、消費税棚上げをする可能性は高い。このような仮説に立つと、NODAのシロアリ退治言動のぶれも、説明はつく。まぁあり得ない仮説と抗議されると、それもそうだね、と言いたい仮説だが、確立がゼロでもない。(笑)


 

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