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小沢裁判に対する疑問 (夢幻と湧源) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo126/msg/511.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 2 月 20 日 00:09:20: igsppGRN/E9PQ
 

小沢裁判に対する疑問
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2012/02/post-f0a9.html
2012年2月18日 夢幻と湧源


小沢一郎民主党元代表の政治資金規正法違反が問われている公判で、東京地裁は、小沢被告の関与を認めた元秘書の供述調書の多くを証拠から排除する決定をした。
小沢氏に対する好き嫌いといったレベルの問題を捨象すれば、この裁判は、あり得ることが不思議な感じのする裁判ではないだろうか?

何が問われているのか?


陸山会が購入した土地をめぐり、小沢氏から04年に購入費を借りて07年に返済するなどした経緯を、04、05、07年分の収支報告書に正確に記載しなかったとされる事件。東京地検特捜部は10年1月、衆院議員の石川知裕、大久保隆規、池田光智の3元秘書を政治資金規正法違反容疑で逮捕し、2月に起訴。小沢氏については市民団体の告発も受けて捜査したが、不起訴(嫌疑不十分)とした。市民団体はこの不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立て、04、05年分の事件を担当した東京第五検察審査会は10年4月に「起訴相当」と議決。2度目の審査でも「起訴すべきだ」との起訴議決を10月に公表し、強制起訴が決まった。07年分を審査した第一審査会の議決は、強制起訴に至らない「不起訴不当」にとどまった。
陸山会の土地取引事件
http://kotobank.jp/word/%E9%99%B8%E5%B1%B1%E4%BC%9A%E3%81%AE%E5%9C%9F%E5%9C%B0%E5%8F%96%E5%BC%95%E4%BA%8B%E4%BB%B6


つまり、収支報告書の記載が適切か否かということである。
最初、西松建設からの違法献金が疑われた。
小沢民主党代表の公設秘書が、西松建設が作った政治団体をダミーにした政界へのトンネル献金疑惑で逮捕されたのだった。
政権交代へと時代が動こうとしているときだったから、衝撃は大きかった。
⇒2009年3月 4日 (水):小沢スキャンダルは、自民党の神風になるか?
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-c7a2.html

推定無罪という法理がある。

刑事裁判で、証拠に基づいて有罪を宣告されるまで、被告人は無罪と推定されるべきであるということ。疑わしきは罰せずを原則とする。
デジタル大辞泉の解説
http://kotobank.jp/word/%E6%8E%A8%E5%AE%9A%E7%84%A1%E7%BD%AA

ところが、わが国の刑事裁判では、起訴されるとほとんど有罪になることから、起訴すなわち有罪と見なされる傾向がある。
そのような事情からか、当時の与党の自民党サイドに情報操作の疑いもでて、なにやら陰謀めいた成り行きになった。
⇒2009年3月12日 (木):情報源の秘匿と知る権利
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-6ca2.html

結果的に小沢氏は、秘書が逮捕された責任をとって代表を辞任し、総選挙では民主党が圧勝して政権交代が実現した。
小沢氏の後を受けて代表の座についた鳩山由紀夫氏が首相になり、鳩山氏の政権運営が躓いて、菅直人前首相となった。
小沢氏は代表戦に立って菅氏と争ったが、菅氏が勝利した。
⇒2010年9月15日 (水):民主党の代表選結果の感想
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-e1f8.html

菅氏が、反小沢によって支持率を上げることができると考えたのは間違いない。
しかし、軸となるべき綱領も定められないまま政権党になった民主党が迷走するのは必然だったといえる。
⇒2011年1月 5日 (水):綱領なき民主党の菅VS小沢の不毛な争い
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/vs-cddd.html

しかも、検察が不起訴だとする判断を不服として、検察審議会の議決を受けた。
2度に渡る「起訴相当」の議決によって、法の定めによって、小沢氏は強制起訴を受けることになった。
民主党の執行部は、このことをもって小沢氏の処分に踏み切った。
ニュージーランドで起きた地震により日本人留学生が多数亡くなったという状況のとき、推定無罪の原則を捨てることに熱中したことを、われわれは記憶にとどめておいた方がいいだろう。
⇒2011年2月25日 (金):民主党の小沢処分をどう考えるか?
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-b960.html

自然現象としてのニュージーランドの地震と、東日本東北沖太平洋地震は、直接は関係ないだろう。
しかし、震災という社会現象は、対応の仕方で被害の程度が変わる可能性がある。
少なくとも、災害の復旧や復興は、政治が何に力点を置いているかによって、大きく異なってくるはずである。

ところで、小沢氏の裁判の行方はどうなるであろうか?
もちろん予断は許されないが、まあ、証拠が不採用では有罪の立証は困難になったと見るべきだろう。
関係者の感想は以下のようなものだ。


検察幹部や識者らは厳しい検察批判と受け止め、「特捜の惨敗」という声もあがった。
・・・・・・
小沢被告の弁護団は閉廷後に記者会見。主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(66)は、陸山会元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)の調書の大半を却下した今回の決定によって「有罪とする証拠はほとんど消えた」と評価し、「最終的に無罪あるいは公訴(起訴)棄却を勝ち取りたい」と自信をのぞかせた。
・・・・・・
一方、指定弁護士の大室俊三弁護士(62)も閉廷後に取材に応じ、「予想の範囲。間接事実の積み重ねで、十分有罪を立証できる」と強気の構え。
特捜の惨敗?小沢氏側「有罪の証拠消えた」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120217-OYT1T01244.htm


小沢氏の場合、冤罪という言葉は相応しくないかも知れない。
⇒2010年10月 8日 (金):冤罪と推定無罪/「同じ」と「違う」(22)
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-3dff.html
しかし、時間は非可逆的であり、裁判の結果が無罪であったにせよ、取り返せないことがあるのも事実である。
検察審査会の制度が問われることにもなろう。
⇒2010年10月 9日 (土):検察審査会/理念と現実の乖離(4)
http://mugentoyugen.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-63a6.html


 

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コメント
 
01. 2012年2月20日 03:32:28 : 45LkJmFPBo
>結果的に小沢氏は、秘書が逮捕された責任をとって代表を辞任し〜
事実が違います。

小沢氏は責任を取って辞任したのではない。
具体的内容の一切ない、言葉だけの「政治とかね」の検察リークを垂れ流し、「説明責任、説明責任」と気が狂ったように叫び続けたマスコミにより、選挙に悪影響がでることを回避するために、小沢氏は辞任したのです。
小沢氏自身、そう語っています。

大久保秘書の起訴理由が、「献金した西松建設がらみの政治団体は、ダミーであって存在しない。だから西松からの献金と記載すべき」という「収支報告書虚偽記載容疑」であったとき、小沢氏は、これで「贈収賄容疑は晴れた。私は潔白である。代表を続けたい」と党議員達の前で語っています。

しかも後日、逮捕された大久保秘書の第2回公判で、検察側の証人である西松建設の総務部長が「その政治団体は存在している、ダミーではない」と、虚偽記載ではないことを証言し、検察の起訴理由は崩壊しました。

つまり、小沢氏には、責任をとって止めなければならない犯罪事実など、なかったのです。
「責任をとって」等と書かないででくださいね。

大久保秘書が無罪確実となった時、執念深くて汚ったない検察は、第3審で無罪判決が出されてしまうのを避けるため、憲法違反の訴因変更を行い、西松事件をうやむやにし、あらたに陸山会事件をでっちあげ、3人の秘書を起訴しました。
それでもやはり贈収賄の事実は出ず、またしても、「虚偽記載」で3人の秘書を起訴するしかなかった。
そして、その虚偽記載とは、土地取得にあたって、「支払いをした日付と、登記の日付。どちらの日付で、記載するのが法的にに正しいのか」、という会計帳簿の記載方法の問題にすぎず(いわゆる期ズレ)、結局その「期ズレ」さえも、先頃の小沢氏の公判で、会計学の権威により、「どちらも違法ではない。年度がまたがった場合、登記日の方がベターである」という証言がなされ、「虚偽記載」そのものが、またしてもなくなってしまったのです。
つなり、「犯罪」と呼べるものなど、何処にもないのです。

小沢氏は無実であることが、判決以前に証明されてしまった。
であるからには、この先の裁判は本来無意味な、あってはならない裁判です。

さて、大善判事は、無罪にしないとすれば、どんな理由をつけて、犯罪でないことがらの『共犯』として、小沢氏を有罪に出来るのでしょうか。

登石推認有罪判決を踏襲するとしても、今回は、検察の違法行為が法廷であきらかにになってしまっているわけですから、そのハードルはずっと、高くなっています。
片方には、田代検察官自身が認めた「検察の犯罪行為」。片方には、会計学の権威が認めた「犯罪性なし」の小沢氏。
さて、さて、さて、見ものです。

いやいや、そんなふざけたことを言ってる場合ではありません。
司法が正しく機能してくれないと、国家の権威は地に落ちますから、日本人として、正義を守る司法でなくては、絶対困ります。

小沢事件とは、「国家権力検察と司法が、ありもしない罪を捏造し、検察自らあの手この手の犯罪行為に手を染め、それに新聞テレビ、マスコミが加担して、次期総理大臣と目される「国民の生活が第一」の国づくりを行おうとしていた政治家の抹殺を謀った」という、「ここは、南米か!」いうほどの、世紀の大犯罪。大疑獄事件です。
日本は、民主主義のへったくれもない、暗黒国家です。

この犯罪によって、政治を変えられ、国民が失った利益は計り知れません。
大震災と原発事故が、それに輪ををかけました。

検察とマスコミと、小沢氏を強制起訴した検察審査会の闇を握っている、最高裁判所事務局には、国家反逆罪があいふさわしいと思われます。
残念ながら、日本には残念ながら「国家反逆罪」は今のところ存在しないようですが。

犯罪を利用して権力を手にした菅内閣、野田内閣もまた、国家反逆罪の、それこそ「共犯」です。
党内最大派閥を排除した政権が、もつはずない。
すみやかに小沢氏に体制奉還すべきです。

この国に、民主主義が確立される日は来るのでしょうか。
大膳判事の司法判断が、その分かれ道になることは確かです。



02. 2012年2月20日 05:00:09 : DF76r8mjkw
阿修羅は、小沢裁判のスレばっかだが、
一般国民の意識とは大分乖離している。

工作員が溢れているようだ。


03. 2012年2月20日 07:12:11 : 0tWL6zjr02
 02>>さんの言うように、阿修羅の投稿者やコメントを載せる人たちが、あなたの言うように「一般国民の意識と乖離」してるというなら、その「乖離」している一般人の意識は何を基準にして形成されたのか。
 
 一般の国民の意識を形成するに、大きな影響力を発揮したのが連日・連夜まったく意味のないスローガンを連呼し続けたマスメディアではないのか。小沢氏と言えば「政治とカネ」、「政治とカネ」と、誰もが反対しようのない言葉を繰り返し繰り返し垂れ流し、大衆の頭にメッセージを叩き込む。
 かつて、小泉氏が口を滑らせた「B層」と言われるひとがたは、ほとんどの情報をテレビで得ている。彼らの関心を重要な事柄からそらしておくには、テレビを通じて空虚なスローガンを連呼することが、如何に有効であるか。あの小泉旋風の経験を思い出すだけで充分ではないか。その結果は、いったいどうなったのか!

04. 2012年2月20日 07:15:37 : swsf4Tw1P2
阿修羅に意識が一般国民に拡散すれば、日本は変わる。

02クンは怖いのかね。


05. 2012年2月20日 07:18:45 : bzZURg6To6
>>1 
誠にそのとおりです。
小沢一郎元代表が明治以来の官僚体制を変える、と言った意味が
今まさにわかり、その理由をハッキリと教えてくれた。
こうしたことが多くの人にわかってくれば、民主主義は自ずと
できてくると想います。

06. 日高見連邦共和国 2012年2月20日 12:19:09 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
>>1 
>国民が失った利益は計り知れません。

全身で同意。これと比べれば僅かばかりの比重でしか無いのかもしれませんが、

『岩手県民が失いかけた夢と希望』も計り知れません・・・


07. 2012年2月20日 20:34:12 : wHACb9BDFw
「間接の事実の積み重ねで十分有罪を立証できる。」間接の事実のみで有罪にできるの?指定弁護士さん。恐ろしいことを言っていますねー。こんなのが有罪の根拠になったら、こんなのが判例として残ったらほとんどの裁判は有罪ですね。

08. 日高見連邦共和国 2012年2月21日 10:58:15 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A
>>02

同じかどうかは知らんが、あちこちで同じような書き込みを目にする。

主張や批判があるのならば、もっと具体的に、議論のテーマになりうる“論点”を提示してくれ。

自分でそれが出来ないなら、俺からお題を与えよう。

>阿修羅は、小沢裁判のスレばっかだが、
一般国民の意識とは大分乖離している。

とキミが記しているが、何がどのように“一般国民の意識”と乖離しているのか、具体的に記せ。

また、“一般国民”とはどのような対象を指すのか、また“一般国民の意識”とはどのように証明されているのか、具体的に記せ。

ここから“議論”を始めようよ。


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