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(回答先: 嘘つきなノダ氏の消費増税密室談合謀議が発覚 （植草一秀の『知られざる真実』） 投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 3 月 01 日 07:35:14)
民主党代表と自民党総裁が先週土曜日に極秘で会談したという。その結果が昨日の党首討論で揃いも揃って「社会保障財源に消費増税を」と共通認識を示して見せた。党首討論でなにも喧嘩しろとは言わない。しかしなれ合いのサル芝居を演じて見せるのなら止めた方が良い。このデフレ下のしかも８０円台になったとはいえ円高の経済環境下で「増税論議」にうつつを抜かすとは国民感情と余りにも乖離していないだろうか。
野田首相も谷垣総裁も消費増税を実施すれば「社会保障改革も出来る」と考えているのだろうか。余りに能天気と言わざるを得ない。まずは歳出削減努力をやらないといかに増税しようと糖尿病に罹っている病人に「糖分」を与え続けているのと同じことだ。まずはダイエットをしてスリムになり「糖分」を控えめにコントロールしなければならないだろう。
そうした当たり前のことも議論しないで、水膨れしたシロアリ官僚を喜ばせるような『サル芝居』を演じて見せて何になるというのだろうか。この国に必要性の余り感じられないチマチマとした空港が98もあり、近々岩国市に９９個目が出来る。その３０キロ圏の広島県海岸部にも既存の空港があるというのに。
これで全国的な一県二空港体制に山口県もなったと県知事が喜んでいたが、そうしたことに悦びを感じる人物が県知事で良いのだろうか。空港経営は早晩深刻な赤字になるのは目に見えているから「県営」とはせず岩国市とその近辺自治体や民間企業などが出資する第三セクターとしたのだろう。全く愚かなことだといわざるを得ないが、岩国の米軍基地に艦載機部隊移駐を容認してもらった「迷惑料」として当然だという気持ちなのだろう。が、岩国羽田間の飛行便を最も利用するのは誰なのかを考えるべきだ。
それだけではない。全国には３００を超えるチマチマとした港があって、それぞれに補助金が注ぎ込まれている。しかし何処の港一つとして釜山などのような世界のハブ港に対抗して日本の港がハブ港となれる港湾施設は整備されていない。つまり世界戦略となるべき核のないままダラダラと補助金を垂れ流す糖尿病体質を放置したまま、国際競争力を失っているのだ。
しかし財務省にとってそれぞれの地域の政治家が満足して財務省脚色の『サル芝居』の観客としておとなしく議席を温めていてくれれば良いと思っている。本質的な財政運営や成長戦略を掲げて出しゃばる政治家は官僚組織が総力を挙げて政治の表舞台から法廷へ追放すれば良いと考えているのだ。
まずは血の滲むような歳出削減努力をすべく官僚を督励すべきだ。歳入庁も税と社会保険料の徴収窓口を一つにしただけでお茶を濁して済ませてはならない。民間企業で事業部ごとに入金窓口を持っているような会社があるだろうか。事業部ごとに会計簿を持っていて、財務省と称する事業部の管轄する会計だけを表に出して「会計報告」とし、「予算審議」としてお茶を濁す上場企業があれば証券取引所は「粉飾」として有価証券取引法に基づいて告発するだろう。
つまり国家や地方自治体が一般会計や特別会に公的会計処理を分割して隠蔽するのは民間企業では犯罪行為そのものなのだ。そうした犯罪的行為を放置したまま、何を改革したというのだろうか。国会議員諸氏よ、いい加減目を覚ましたらどうだろうか。財務官僚に操られている民主党執行部や自・公執行部の頬の一つでも張ったらどうだ。「おい、目を覚ませ。ここは国民の生活が一番の政治を目指すべきであって、官僚の生活が一番の政治は自・公政権の瓦解とともに過ぎ去ったはずではなかったか」と大声で呼びかけよう。
消費増税で１０数兆円の税収増を目指すのなら、まずは景気回復のために全力を注ぐのが政治家の仕事だ。かつて国の税収は７０兆円を超えていた、現在より３０兆円も多かったのだ。国民の生活が一番の政治を目指せば自然と税収増が付いて来るのが分からない御用経済学者が財務省の幇間となって誤った論評を書き散らし、官僚広報機関の大手マスコミが掲載して国民に刷り込んでいる。小沢氏の復権を心の底から願う。国民の生活が一番の政治こそ最も望まれる政治なのだ。真正・民主党国会議員よ、立ち上がれ。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2613069/
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