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鳩山→菅→野田:財界とアメリカの睨みが効いている?(重信川の岸辺から)
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/219.html
投稿者 判官びいき 日時 2012 年 3 月 04 日 09:29:36: wiJQFJOyM8OJo
 

民主党政権になって鳩山、菅、野田と急速に代わった。野田首相は「不退転の決意」をいい、自民党と密談し、自民党との大連合を合意したもようという。これらの背景になにがあるのか。政治学者渡辺治さんの意見が納得できる。以下大筋を紹介する。

「もともと民主党への政権交代は、日本は90年代以来、20年近く続けてきた、アメリカに従属した軍事大国化と新自由主義の政治をやめてほしいという運動と期待が生んだもの」だった。ところが鳩山内閣がジグザグを繰り返した。「こうした鳩山政権の保守からの逸脱について、財界やアメリカは極めて強い焦りといら立ちをおぼえ、その圧力で鳩山政権はつぶされて、菅政権に代わった」

「菅政権は、構造改革回帰と日米同盟回帰を積極的にアピールするすることにより登場した政権でした。2010年7月の参議院選挙のマニフェストは極めて象徴的なものだったと思いますが、構造改革時代の民主党も掲げなかった法人税引き下げと消費税の引き上げを明記する。」「福祉支出の数値目標を掲げた公約のほとんどが消え去った。」

しかし、この路線は挫折する。それが参院選挙での大敗として現れる。「しかし参院選挙の敗北後も、特に財界やマスコミは菅政権をバックアップした。」福祉マニフェストの実行、消費税引き上げ反対といった流れに戻ることを恐れたからだ。

「ですから両者(財界とマスコミ)の強力なバックアップの下に菅政権は政権を維持し、改めてTPPと消費税引き上げを掲げた。ただしすでに参院選では消費税引き上げを掲げてNOといわれたので、「社会保障と税の一体改革」というスローガンを出してきたわけです。」

しかし菅政権にはその時点でそれを実行する政治力はなかった。「そこに3・11がやってきた。そこで菅政権は停滞していた軍事大国化と構造改革のための政治を一気に推進したいという思惑から、3・11を利用した政治に臨んだ」「菅政権が積極的に乗り出したのは構造改革による復興でした。」「一つには復興を好機として、被災した東日本の沿岸と東北地域全体を構造改革の地域のモデルにするという方向性です。」

これは菅政権のイニシアチブではなく、財界によって積極的に進められたものだった。震災を好機に大企業本位の地域を東北で作ろうという構想で、大規模農業と農業の法人化、大規模会社の参入と大規模漁業の実現、そのための電力安定供給のための原発再稼働、それと関連した法人税の引き下げ、特区の中での大規模な規制緩和などなど。

「第二の大作は、菅政権は発足の当初から行ってきた大企業の負担軽減の肩代わりとしての消費税引き上げを、一体改革構想として推進したことです。」菅政権には社会保障を充実するつもりなどなかった。「社会保障を充実するから消費税をあげる」ではなく、「社会保養も身を切るから消費税をあげる」ということに完全に変質してしまった」

「第三は財界の意に沿ったかたちで復旧・復興を実施したことです。」菅政権は必要な財政出動をせず、民間と地域に任せた。瓦礫処理でも国の財政出動が必要なのにさぼり続けた。汚染処理を地方自治体に丸投げした。原発再稼働のために事故の過小評価をした。復興計画を地域住民主体でやるべきなのにそれをしなかった。

こうした中で菅おろしの大合唱がおこる。それは、菅政権が財界の意に沿った政策をすすめるなかで、支持率が10%程度までさがり、とてもこれらを遂行することができなくなったからだ。「財界は菅政権が打ち出した政策を菅に代わって実行する内閣を求め、それが野田政権待望論へと結びついたのです。」「野田政権は」「菅に対する財界の非常に強いいら立ちと焦りが生み出した政権です。」

「大企業の競争力をさらに回復させ、一刻もはやく構造改革を再建し、日米同盟を再強化しなければいけない。税と社会保障の一体改革による消費税引き上げ・TPP・原発再稼働・普天間基地の辺野古への移転というのがそのための四大条件なのですが、それを実行する内閣として期待されたのが野田政権です。」

以上、きわめて大雑把に紹介したが、菅がなぜ突然消費税増税やTPPを声高に言い始めたのか。野田政権がなぜ強引に政治を進めるのか、納得できるとおもう。その背後には財界とアメリカ(米国)の強力な後押し、要求があったのだ。これだけでも、野田政権のすすめる政治が多くの日本の人びとのためではないとわかる。「不退転の決意」を連発する背後には日本の財界とアメリカ様が睨みをきかしているというわけである。あと、東日本の復興が遅々として進まないわけもわかるとおもう。

(注)『現代思想』3月号 渡辺治・木下ちがや「震災「復興」と構造改革」による。
http://plaza.rakuten.co.jp/mz5na/diary/201203030000/
 

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コメント
 
01. 2012年3月04日 16:57:29 : 6lBPpdrpTY
「不退転の決意」は、ターゲットが間違って居れば、その結果は、国民から見て「暴走」と同じになるのでは?

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