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他党から、小沢を切ったら助けてやると言われる野田首相の哀れ
作成日時 ： 2012/04/02 ：（かっちの言い分）
自民党がすごい話をしている。幹事長が、小沢氏一派を切れば消費税増税の話に乗ってやるというのだ。こんな話を聞いたことはない。野田首相も随分舐められたものである。小沢氏や小沢氏を支持するグループは、別に野田首相の社員、手下ではない。小沢氏、それを支持する議員は、石原幹事長、野田首相と同じく、各選挙区で選ばれてきた議員である。それを、野田氏が除名すれば話し合いに乗ってやるという。こんなことを言う自民党も落ちたものである。
幹事長の独断で話したのではないだろうと思っていたら、案の定、谷垣総裁自身が以下のように「話し合い解散」も容認と書かれていた。谷垣総裁も攻め時は今だと考えている証拠である。野田首相が不退転と言って、法案不成立でそのまま野垂れ死にするよりは、やけくそで「消費税増税」をやったという実を取りたいという思いだろう。そこにつけ入っているのが自民党である。ただ、そうしたら当然小沢氏グループが法案に反対しているので、民主党から除名される。そうなると、オリジナル民主党と自民党は消費税増税の片棒を担いだ同じムジナの党として、共倒れしていくだろう。
野田首相も他党から人事の話まで口出しされるとは落ちたものだが、民主党の三宅雪子氏が上記の件で面白いツイートをしている。
三宅雪子 @miyake_yukiko35
さすがの小沢さんでもつらかっただろう、この３年弱。その日々が終わろうとしている(と思う)この時期に、この仕打ち。いくらなんでも、人道上どうなのか。宴席などで言うならまだしも石原幹事長は会見で言っている(ガクッ)政党の幹部が公の席で発言。うーん。間接的な小沢さんへの援護射撃？
これで、野田さんは事実上、小沢さんを逆に切れなくなった。これだけ、堂々と言われてしまったら「小沢外し」はできないのが普通の感覚。他党に人事を指示され従ったことになってしまう。だから、私は実は石原幹事長の援護射撃？とも思うのである。どっちに転んでも野田さんは袋小路。
三宅氏の指摘は本質を突いている。一国の長が他党の党首、幹事長から公の場でここまで言われて、ハイおっしゃる通りに話し合い解散しますとはなかなか言えたものではない。
小沢氏も、当然話し合い解散も想定して考えているだろう。野田首相が、恥も外聞もなく自民党に解散というお土産を出して消費税増税法案の賛成を取り付けて解散しても、惨敗するだろう。直近の毎日新聞世論調査では、消費税増税反対は6割となっている。やることをやらないで増税では、、国民は許さない。
元記事リンク：http://31634308.at.webry.info/201204/article_2.html
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