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4・26「小沢一郎判決」で何が裁かれるか / 「有罪」と「無罪」で激変する日本の未来 『週刊ポスト』4月20日号 
http://www.asyura2.com/12/senkyo128/msg/678.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 4 月 09 日 15:29:24: igsppGRN/E9PQ
 

4・26「小沢一郎判決」で何が裁かれるか / 「有罪」と「無罪」で激変する日本の未来 『週刊ポスト』4月20日号
http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/09c71623e64855ec1b1124f742913958
週刊ポスト 4月20日号 :来栖宥子★午後のアダージォ


総力特集 4・26「小沢一郎判決」で何が裁かれるか
週刊ポスト4月20日号(2012/4/9発売)

 巨悪が眠り、正義が裁かれる---映画の世界では珍しくない構図だが、現実に起きれば深刻な人権侵害であるばかりか、社会的損失も甚大になる。このケースがそうであるのか、違うのか。少なくとも、“事件”さえなければ2年半前に総理大臣になっていた男が、今も被告席に座っているのだから、すべての日本人が真相を見定める責任と権利を有する。事と次第によっては、この法廷で裁かれるのは、この国の正義そのものかもしれないのだ。


近未来シミュレーション 「有罪」と「無罪」で激変する どんでん政局と日本の未来  
■「有罪」の場合 野田総理は『消費税法案採決強行」か

 「小沢一郎裁判」とは何だったのか。
 政権交代直前の西松建設事件捜査で小沢一郎氏は民主党代表を辞任し、政権交代を実現した直後には陸山会事件捜査で幹事長を辞任、そして民主党代表選さなかの検察審査会の強制起訴議決で刑事被告人となった。
 捜査の現場指揮を執った吉田正喜・東京地検特捜部副部長(当時)は、
「これは検察対小沢の全面戦争だ」
 と捜査に当たる検事たちに檄を飛ばし、新聞・テレビは「巨悪に挑む正義の検察」を礼賛するリーク報道を展開してきた。
 その異様さを、日本の現代政治を30年以上にわたって研究してきたオランダ人政治学者カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、霞が関、検察、大メディアという利権複合体が体制にとって脅威である小沢氏の評判や人物像を破壊して政治的に抹殺しようとする「人物破壊」だと指摘した。
 問題は、破壊されたのが小沢氏の政治的人格だけではないことだ。
 捜査から公判までの3年間で、検察の“みせしめ捜査”に恐れをなした民主党政権は権力機構の改革から逃げ出し、いまや野田政権は利権複合体の下僕となって大増税に突っ走っている。政治は停滞し、期待を裏切られた国民は政治・経済・社会の変革への希望さえ見いだせなくなりつつある。
 それが「検察対小沢の全面戦争」の真の狙いでもあった。ウォルフレン氏のいう官僚・司法・報道機関の利権複合体は、もはや小沢氏が無罪になろうと、有罪であろうと、「国民の政治への期待を奪い、体制変革の芽をつぶす」という目的を九分九厘まで達成したと考えているはずだ。
 この4月26日に東京地裁で小沢公判の一審判決が下る。日本の政治に、残りの一厘から再び体制変革の歯車を動かすダイナミズムが残っているかが問われている。
 永田町は小沢氏への判決を固唾をのんで見守っている。消費税増税法案だけではなく、野田政権の命運をも大きく左右するからだ。
 増税反対を掲げるみんなの党の渡辺喜美・代表はこう見る。
「私はまず無罪判決だろうと考えているが、その場合、民主党内では増税反対派へのレバレッジが働いて増税派との力関係が逆転する。野田首相と増税連合を組もうとしている自民党の谷垣執行部も戦略が狂う。4.26を境に政局の歯車が増税から逆回転し始めることになるだろう」
 民主党でとくに見逃せないのは中間派の動向だ。野田首相は「増税に命を懸ける」と宣言し、新聞・テレビは増税に反対しているのは小沢グループだけのように報じているが、実際は、党内では増税推進派の方が少数派で、反対派や声をあげない慎重派(中間派)が大部分を占めている。
 そうした党内事情を露呈したのが、3月28日未明に前原誠司・政調会長が大荒れの中で増税法案の党内審査を打ち切った後に行なわれた秘密交渉だ。輿石東・幹事長が混乱収拾のために増税推進派、中間派、反対派から党役員以外の議員を公平に2人ずつ出して話し合いを持つことを指示し、反対派は川内博史、辻恵の両氏、中間派は馬淵澄夫氏と篠原孝氏が出席したが、推進派から出たのは吉良州司氏だけだった。
「増税推進派には政府と党の役職についている議員以外でめぼしい者がいない。あとひとりが見当たらなかった」(出席者)というのである。交渉は反対派を説得できずに決裂した。
 中間派の有力議員は、小沢判決の「無罪」「有罪」の両方のケースを想定して今後の行動をシュミレーションしている。
「総理は“増税命”かもしれないが、選挙区を回ると、やるべきことをやらないで増税だけやるのかという批判がものすごく強い。党内の半数は中間派で、デフレを克服しないで消費税率を上げるわけにはいかないという意見や、最低保障年金など社会保障の抜本改革、議員定数削減なしに増税先行はできないという慎重な立場ばかりだ。
 消費税法案の採決には衆参400人近い民主党議員全員の議員生命がかかっており、正直、棄権や欠席しようかと迷っているものが多い。小沢さんに無罪判決が出れば党内の亀裂は深まるかもしれないが、法案は愛潔見送りに持ち込めるという期待が中間派にもある。反対に、有罪なら総理が採決を強行するという不安が高まる」
 小沢氏が無罪なら増税ストップという渡辺氏と同じ見方だ。


■「無罪」の場合 かえって「大連立」への動きが加速

 そうした動きに最も敏感に反応したのが自民党だ。
 判決を前に自民党内では早期解散論が急速にしぼみ、次期総裁候補と見られている石原伸晃・幹事長、石破茂・前政調会長らが声を揃えて「小沢氏を切れば増税法案に賛成する芽がある」と、野田首相に判決前の小沢切りを迫っている。小沢氏の復権を何より怖れているからだ。
 自民党の三役経験者はこう心配する。
「うちは子ども手当や最低保障年金、高速無料化といった民主党の甘言で選挙に負けた。その公約をひとつずつ撤回させて票を減らす地道な作戦をとってきたが、それでも、自民党の支持はいっこうに回復していない。選挙は最後は資金力がものをいう。野党暮らしも3年目のこっちはカネがないから選挙準備が満足にできないが、民主党は腐っても与党だ。金庫には200億円もうなっている。カネの使い方を知っている小沢が座敷牢から出て党の資金を握り、選挙になればひとたまりもない」
 野田首相や岡田克也副総理も、小沢氏の「復権阻止」で利害が一致する自民党に水面下で「話し合い解散」ではなく増税連立を持ちかけ、森喜朗元首相は、「すぐに大連立をすべきだ」と呼応してみせた。小沢氏無罪なら、一層、野田首相と自民党が接近して解散・総選挙が遠のき、増税大連立の動きが加速するという珍現象だ。
 それに対して、輿石幹事長は増税連立に露骨にブレーキをかけている。国対を通じて野党に「消費税法案の前に郵政見直し法案の審議を優先したい」と打診し、増税法案の審議入りを5月の連休後に先送りする根回しを始めた。輿石氏は「小沢氏が1審無罪の場合、その時点で党員資格停止を解除する手続きに入りたい」と公言しているだけに、審議を判決後に先送りする工作は、小沢氏の復権を前提に増税凍結を睨んだ布石とみていい。(部分略)


■「有罪」が政界再編のトリガーに

 小沢グループは判決を待たずに決起に踏み切った。小沢直系とされる4人の副大臣・政務官をはじめ、小沢グループの30人以上が増税法案の閣議決定に抗議して政府と党の役職を集団辞任した。これはなぜなのか。
 小沢グループ幹部は「有罪判決」の可能性を視野に入れた行動だと、苦しい内情を語る。
「われわれの政治生命を判決に委ねることができるほど、この国の司法が公平だとは思えない。無罪判決を前提に行動するのは楽観的にすぎる。判決前に行動を示しておかないと、もし、有罪だった場合に動けなくなる。小沢さんが決起を促したわけではないが、増税の閣議決定には賛成できない。けじめをつけて辞める、という者を止めなかったのは事実です。有罪でも無罪でも、このまま倒閣に突き進むはずだ」
 反増税派は有罪を想定し、あえてこのタイミングで倒閣に動きだした。有罪判決なら、野党や大メディアが「小沢は議員辞職せよ」とこれまで以上の大キャンペーンを展開するのは明らかだ。
 野田首相が有罪判決を好機と見て小沢氏への離党勧告や議員辞職勧告決議案への賛成に回れば、その時こそ民主党政権のメルトダウンの始まりになる。
 政治ジャーナリスト野上忠興氏の指摘だ。
「そうなれば9月の代表選まで民主党はもたない。小沢氏は控訴して裁判闘争を続けることになり、民主党の中で先頭に立って党を立て直すのは難しい。むしろ、反発した小沢派は大量離党し、大阪維新の会などの地方政党やみんあの党など増税反対勢力との連携を求めていくはずだ。地方から既成政党を焼け野原にする焦土作戦です。自民党は第3極の勢いが強いから総選挙はしたくないのが本音だが、野田内閣が少数政権になれば内閣不信任案提出で倒閣をためらう理由はない」
 前出の渡辺みんなの党代表も、「人道支援ではないから民主党の離党組と丸ごと合流ということはありえないが、増税反対でアジェンダが一致する議員たちと組むことはできる」と連携に前向きだ。
 その場合、小沢氏が政治の一線に立てるかどうかは怪しいが、その意を汲む増税反対、脱官僚勢力が「増税連立派」を追いつめていく可能性が高い。
 死せる小沢が政治を動かすか、それとも復活の豪腕が既得権益をぶっ壊すか。

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〈来栖の独白〉
>「われわれの政治生命を判決に委ねることができるほど、この国の司法が公平だとは思えない。無罪判決を前提に行動するのは楽観的にすぎる。

 悲しいが、痛いほど同感する。怖ろしい国だ。


 

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コメント
 
01. 2012年4月09日 16:11:17 : PgGEzDs2v2
■ マスゴミは

 速やかに 全国会議員に

 消費税増税の 賛否を 

 公開質問すべし

 マスゴミでなくともよい・・・

 そうすることで 無駄な国会を やらなくて済む!


02. 2012年4月09日 17:24:51 : 2V2ZDuSJpo

“野田政権に正当性はない!”
“消費税増税法案は民主党内の事前審査で承認されていない!”
であれば、“消費税増税の閣議決定は無効である”

 野田政権は、財務省(シロアリ軍団の司令塔)の言いなりになって消費税増税をごり押しするため、下地・自見らを唆して国民新党を乗っ取らせたが、野田政権自体に正当性があるのか、党内事前審査で承認されたという前原政調会長最終案に正当性があるのか、が問われるべきである。

 菅・野田政権に正当性はあるのか?
 野田総理らは「党内論議を経て承認された」というが信じられるか?

 野田政権は元々、その正当性が疑わしい政権! しかもペテン師・謀略・独裁政権である。国際的にも恥さらしの政権である。
国家・国民のために一刻も早く打倒すべきである。

 菅・野田政権とも代表戦時に不正疑惑があること。いずれこの疑惑は検証すべき。

 「シロアリ退治なくして、消費税増税なし」という約束を守ろうとしない。
菅・野田政権は、シロアリ退治はそっちのけで、マニフェストに書いていない消費税増税を財務官僚(シロアリの司令塔)の言いなりになって遮二無二推進しようとしている。

 岡田副総理(当時、幹事長)は常任幹事会で(反対する幹事を賛成する幹事に差し替えて)、党規約の半年以内を踏みにじって、小沢元代表の党員資格を無罪判決確定までの無期限停止とした。ファッショ的暴挙と言うしかない。

 陸山会事件・小沢裁判の過程において、菅・野田政権幹部の謀略疑惑がある。仙石・江田らが実名で疑われている。

 消費税増税についての民主党内事前審査について、野田総理・岡田副総理ら関係閣僚や前原政調会長ら民主党執行部は、長時間の議論を踏まえて反映すべき意見は取り入れた前原政調会長の最終案を承認してもらったとうそぶいているが、多数決では最終案が否決される見通しであったこと(「日刊ゲンダイ等参照)から、3月28日未明に議事打ち切り、「一方的一任取り付け」を強行した。詳細は省くが、消費税増税法案は閣議決定前の段階で承認されたとは言い難いこと。

 民主主義の基本である多数決に依らない、「一方的一任取り付け」というやり方は、菅・野田代表を通じて、非民主的(ファッショ的)党内運営の常套手段となっている。

 マニフェストに依らず、書いていない消費税増税をごり押しし、これまでの国民に対する背任行為と非民主的党内運営と重なって、党内がまとまらず混乱するのは当たり前である。

 大手新聞・テレビは、政策がなかなか決まらない状況を踏まえて、小沢氏らを「理の通らぬことをごり押しする反逆者」とまで酷評・喧伝し続け、その原因・責任を小沢グループに押しつけている。こうした報道が、如何に事実関係をねじ曲げ、偏った見方によるものかは、上記に照らして、明白であろう。
 彼らの執拗な偏向・歪曲報道はいまに始まったことではないが、いずれ、「国民の知る権利」と適正な判断を阻害したものとして、断罪されるべきである。

 詳述は避けるが、財務、法務、総務等の官僚の暴挙を繰り返させないために、150年に一度の大掃除(統治機構を含む政治・行政の抜本的改革)が緊要であると考える。


03. 佐助 2012年4月09日 17:27:07 : YZ1JBFFO77mpI : gHqpcm4bVU
いままでのことをまとめると
「小沢一郎冤罪デッチアゲ事件」「小沢一郎暗黒裁判」「最高裁事務総局のイカサマソフト」である。

【東京地検特捜部デッチアゲ事件】人物破壊大工作
この小沢裁判は、”判決”で終わりではない。司法犯罪を裁く”始まり”と成らなければならない。そしてこの事件は検察、司法の”犯罪”イカサマ三権分立こそ、徹底追及されるべきである。

小沢一郎氏を「政治とカネ」をデッチアゲ闇に葬ろうとした小沢事件はもう検察組織犯罪事件にバトンタッチした。「小沢一郎暗黒裁判」大衆の反乱が、今、東京地検特捜部を追い詰めなければならない。そして東京地検原子力特捜部や検察庁原子力特捜部に組織を変えて原子力ムラの犯罪を、徹底に追求されなければならない。原子力ムラでドロボーしたあなたが毎日一生懸命働いてつくりだした富を、手を替え品を替えて奪っているゴミ政治屋、対米従属官僚、ゾンビ企業、ヤクザ,大マスコミの毒まんじゅうらを逮捕しなければならない。

漆間巌氏 が西松事件に関して「自民党への捜査はない」と言ってしまった時点で国策捜査と国民に公表した。そもそも読売新聞らは、この検察内部の秘密情報を何処から入手したのか。東京地検特捜部の「イヌ」だったことは明白である。これまで圧倒的に検察が小沢を攻めまくった。検察が強制捜査をし、起訴し、リークし、国民世論を煽りまくった。人物破壊大工作である。

「小沢一郎事件」をめぐる一連の東京地検特捜部の暴走と犯罪は、前田恒彦検事や田代政弘検事の個人犯罪ではない。仙谷由人官房長官(当時)や佐久間達哉特捜部長(当時)が逮捕されない限り、小沢一郎事件に終わりはない。佐久間達哉部長等へ波及しないための「情報攪乱」や無視されている。

無罪が黙殺拒否される最大の理由は、科学的社会的な常識を否定されるため、無条件反射脳が、不快・怒り・憎悪を無意識に反応するためである。民主主義国家ではありえないとされる一部の特権階級によるオリガーキー(寡頭政治)が行われている国である。ドロボー詐欺国家(クレプトクラシー)や国策捜査は世界の恥で笑いものである。

【最高裁事務総局によるイカサマ】三権分立の破壊
このデッチアゲ騒動から、出て来たのが東京第5検察審査会「審査員選定ソフト」の平均年齢イカサマである。最高裁事務総局主導で作られたイカサマであることがほぼ推認できる。そしてこれは選管からのデータが事務総局に送られていたことが分かっている、最高裁事務総局による恣意的な審査員選定だと推認できる。

さらに小沢起訴相当議決では,10月4日に審査員が議決書に署名した 審査員・補充員18名全員が出席。署名したのは9月14日の代役3名を含む11名だった。これは常識的には検察審査会議決した人と署名した人が同じであるはず。 だが法25条では、審査員が欠席した時だけ、補充員の中からくじ引きで選ぶと定めている。ところが審査員が全員出席している場合、補充員を選ぶことはできないのに,議決した人と署名した人が同じだと云う事実がどうしても疑惑が消えない。従って10月4日に署名された議決書は、審査員以外が署名したので無効となる。

【仙谷由人官房長官(当時)への疑惑】
東京第5に出席した審査補助員の二人の弁護士を誰が、何を基準で選んだのかである。そして審査補助員になる予定であった山本幸夫弁護士が、知らない間に米沢弁護士に変わっていたことである。誰の指示でやったか,見え見えであろう。山本弁護士は弁護士の中でも指定弁護士や審査補助員になる人を研修する,その道の専門家である。そして氏は「米沢*さんが自分で手を挙げたんだろうと思っています。自分で手を挙げる人を弁護士会が認めてしまった」と批判。さらに「自ら手を挙げる人は利害関係者ではないか」とまで言っているのである。


04. 2012年4月09日 18:40:42 : 2V2ZDuSJpo

 検察は、西松建設から6000万円のヤミ献金を受け取り、政治資金報告書に記載していない自民党有力議員を検挙すべきだ!

 陸山会事件・小沢裁判に関しては、多額の予算と労力をつぎ込んだ検察の捜査によって、西松建設からの犯罪となる事実がなかったことがすでに判明している。また、水谷建設についても同様と理解される。
 しかるに、一方では犯罪の事実がなくて起訴された(これ自体が冤罪である)のに、他方では検察が違法・犯罪の事実を把握していながら、放置していることは看過できない。これは、小沢氏に対する好き嫌いの問題ではない。本来、社会正義の守り手であるべき検察が極めて重大な犯罪を起こしたのである

 小沢氏に関しては、麻生自公連立政権下、森英介法相の下で、検察が、政権交代が確実視された2009年総選挙を半年後に控えた同年3月に、当時民主党代表・小沢氏の第一秘書・大久保隆規氏を逮捕したのだ。この逮捕の理由とされた犯罪事実自体がなかったことがすでに明らかになっている。
 軌を一にしたかのように大手新聞やテレビが、御用学者やごますり評論家を総動員して、小沢氏=「巨悪」という虚像を創り上げ、執拗に喧伝し続けたことから、小沢氏は、総選挙への影響を考慮して、代表の座を鳩山氏に譲って、自らは幹事長に就任した。

 その後の経過からみて、検察による大久保秘書の無法な逮捕がなければ、2年半前に小沢氏は総理大臣になっていたはずだし、わが国のその後の政治・行政、社会経済等の動向は大きく違っていたことは容易に想定できることだ。
 その意味で、小沢裁判の結果にかかわらず、このことは国会等で検証し、検察だけでなく関与した政治・行政関係者は断罪されるべきである。大手新聞・テレビ関係者もその責めは免れない。

 上記のように「結果にかかわらず」と記したのは、公判で検察の組織的違法行為を認め、また最高裁事務総局による検察審査会への不適切極まりない関与が指摘され、残る期ズレの問題は政治資金収支報告においてはなんら咎められることではないことが専門家によって指摘されているにもかかわらず、登石裁判長によって3人の秘書は推認による有罪判決が下されたことから、どういう判決になるか不確かだからだ。
 どちらになろうと、私たち国民は、検察と司法の無法極まりない所業を看過するつもりはないし、“大いなる日本の怪、深まる日本の闇”を陽の下に晒し、検察・司法の抜本的改革を求め続けるつもりである。

 “大いなる日本の怪・深まる日本の闇”を陽の下に晒すために、陸山会事件・小沢裁判の公訴棄却、でなければ、無罪判決を求める運動を緩めるつもりはないが、小沢事務所の犯罪立件を主眼とした検察の捜査過程で明らかになった犯罪事案の決着を検察と司法に求め続けるつもりだ。

 これから取り上げる疑問は、日本の闇の一欠片に過ぎない。されど一欠片だ。

 この疑問は、検察が多額の予算と労力を注ぎ込んで明らかにした事案に関わる紛れもない事実なのだ。もし検察がなにもしなければ、なんのために多額の予算と労力を注ぎ込んだのか、つまり見過ごせない無駄づかいをしたのかが問題にされるべきだ。
 この疑問は、検察に止まらず、法務省・財務省等々にも向けざるを得ない。さらに、麻生自公政権、その後の民主党政権、特に菅・野田政権の責任も問われるべきだ。

 それぞれが、不可解なことについて、できるところから、疑問をぶつけていこう!
 初めは、ごく小さな水面の波紋かも知れない。しかし、波紋も重なり合い風の力が加われば、さざ波・小波から中波に、そして飛沫を吹き上げ逆巻く大波にもなろう。もっと大きな闇を陽の下に晒すことになろう。

 まず、検察はなぜ、西松建設からヤミ献金を受け取った自民党有力議員を検挙しないのか?
 また、国税局はなぜ、マルサを出動させてこの有力議員の脱税調査をしないのか?

 これは、これまでの公共事業に絡んだ違法行為・犯罪の氷山の一角に過ぎない。
 公共建設・建築工事とそれに絡む利権が大好きな自民党の、思うままにさせないために、もちろん、民主党や他の野党の議員についても同様に、これからはどんな小さなことでも理不尽なことは告発するようにしよう!

 多額の予算と労力を掛けた検察捜査によって、西松建設から自民党有力議員が6000万円のヤミ献金を受け取り、政治資金収支報告書に記載していないことも検察自体が明らかにしたではないか。今更、裏付けや任意聴取でもなかろう。なぜなら、小沢氏の場合、「市民団体」(実は元産経新聞記者・山際澄夫氏の単独行為であることが判明している)の告発申立が「任意聴取」の2日前に出され、それが即座に正式受理され、当日は「被告発人への事情聴取」に替わったからだ。
 小沢氏の場合はこのように異様な素早さで対応した検察がなぜ、自民党有力議員を未だに検挙しないで放置しているのか。検察・法務省は、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。
 また、国税局もこのことを知らないはずはないのに、なぜ、この有力議員を脱税容疑でマルサを出動させないのか。国税局・財務省は、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。

 野田総理はじめ野田政権の関係閣僚は、自民党有力議員のヤミ献金受領と政治資金収支報告書への未記載について知らないはずはないのに、なぜ、検察・法務省と国税局・財務省のサボタージュ(職務怠慢)を咎め、適切な措置を命じないのか。野田総理や法務大臣、財務大臣等は、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。

 大手新聞・テレビは、犯罪事実のない小沢氏と3人の秘書の場合は、やらせ映像を含む歪曲・偏向報道のオンパレードで執拗に喧伝し続けたのに、自民党有力議員の犯罪と違法行為についてはなぜ報道しないのか、また、検察・法務省と国税局・財務省の職務怠慢行為についてなぜ報道しないのか。小沢氏に対してはない犯罪事実について執拗に「説明責任」を求め続けた大手新聞・テレビは、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。

 学者や評論家は、大手新聞・テレビ等を通じて見解を述べる機会があるにもかかわらず、なぜ、自民党有力議員の犯罪と違法行為について触れないのか、また、検察・法務省と国税局・財務省の職務怠慢行為にも触れないのか。その機会のある学者や評論家は、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。

 与野党問わず国会議員は、国会で当該事象を検証すべき立場にあり、また、国政調査権という権限をもちながら、一部議員を除いて、なぜ、自民党有力議員の犯罪と違法行為について調査し、質疑・検証しないのか、また、検察・法務省と国税局・財務省の職務怠慢行為についても調査し、質疑・検証しないのか。国会議員は、その理由を国民に説明する責任があるはずだ。

 野党、特に自民党と公明党は事ある度に、小沢氏の「説明責任」を強要し、たとえ無罪でも道義的責任はあるはずだとか、議員辞職すべきだとか、言いたい放題であったことは忘れがたい。特に、自民党は、消費税増税を巡る局面の度に、野田総理らに「小沢切り」を嗾けているが、代議制民主主義下の政党政治において許されざることである。

 国会(議員)は直ちに、検察・法務省、国税局・財務省の職務怠慢を問い質し、かつ当該事案の本質を検証すべきだ。そして、国民の生活を気づかい、社会正義を重んじる国会議員は、この国の再編・復興に情熱を燃やすべきだ。

 でなければ、国会(議員)そのものも職務怠慢が問われる。権限を付与されているものほど、その罪は重いと心得よ!

 国内外に発信・周知しよう! できる方は疑問を投げかけ、さらに告発に繋げていこう。すでにご存知のように、小沢氏だけで殊更に問題にされたような事象は、他にも多々あり、事欠かない。不公正・不可解な事象をどんどん取り上げていこう。


05. 2012年4月09日 19:04:44 : pqR4c7Avl6
もし小澤裁判で無罪判決が出たとすれば、ただ単に冤罪によって不当に政治活動を妨げられたという日本の司法の悪が暴かれたと言うだけでなく、その背後にアメリカの悪辣な日本占領継続と言うイカサマの存在が、広く国民の前に明らかになったと言うべきだろう。 戦後長く続いたアメリカに対する信頼感は失われたともいえるかもしれない。 しかし現在の世界情勢はアメリカが邪悪で、それに反対する勢力が正義と言えるような単純なものでもない。 そのことを考えれば、ある意味では世界は相対立する国家間の争いにあると言えることを思い出すべきだろう。 アメリカの属国として独自の独立を放棄していられるような甘いものではない。 本来は日本の国家国民を守るべきはずの日本の司法をはじめとする官僚やマスコミが、実はアメリカの一部の勢力によって操られていたことに気付いたとすれば、そのことの方が重要なのかも知れない。 他国に頼らず、自らの力で独立を守ることは、何にもまして大事なことなのである。 N.T

06. 2012年4月09日 19:21:50 : t9M2KfINao
週刊ポストがここまで書けるということはすでに情勢が激変したということ。

マスゴミ連合の隊列が乱れ、小沢攻撃一本やりでは読者はそっぽを向く。小沢支持の週刊誌を攻撃することも出来なくなっている。

週刊朝日を攻撃しようとした東京地検特捜部の民野検事はすでに叩き落とされた。検察内部では、前田が有罪で服役、大坪に佐賀も刑事被告人、田代と吉田さらにそれに関係した者も首を洗って待つ状態。組織に裏切られることがわかった検察官は今さら捏造捜査などアホらしくて出来ないだろう。

裁判所は検察審査会の怪が暴かれ最高裁事務総局にも批判の矛先が向いてきた。

冷静に客観情勢を見れば、この国の腐った利権構造が大きく暴かれた。いいことだ。


07. 2012年4月09日 20:27:21 : USZOV0jhbV
ザ・政治闘論 政治家小沢一郎 すべてを語る
http://www.ustream.tv/channel/nikkei-channel-business

08. 2012年4月09日 21:00:18 : F3EO3P02JA
2)番さん、
>野田政権に正当性はない
わたしもそう思います。
野田政権はこんなことをヌケヌケと言ってます。
http://www.youtube.com/watch?v=PmwJ0DrsXNw
このような政治家は、このような首相は、存在してはいけません。
そして、これを報道しないマスメディアは、存在する価値はありません。
――国民を馬鹿にしていますから。

09. 2012年4月09日 21:08:35 : FijhpXM9AU
ところがねえ

「ちょっと聞いた。消費税が上がるんだってよ。」

「いやーねー。でも決まったことなら仕方ないじゃないの。それでやってくしかないんじゃない?」

怒りもしないで受け入れるアホ有権者集団が数千万もいる限り、野太鼓その他インチキちんドン屋集団は健在だろう。


10. 2012年4月09日 22:33:15 : 05UhnFBHRM
2009年3月3日・・・この日から、いや小沢一郎が政権を取るまでは民主党の連中は小沢一郎を擁護していた気がする。何故・政権交代ができたのか、それはマニフェストを国民が認めたわけではなく、自民党・検察・マスコミに対して反発したからこそ劇的な”政権交代”が出来上がったと思う。
そんな国民の”心を”踏みにじり、権力を持った途端に、検察・マスコミ・自民党と一緒になり”小沢一郎”を落としいれ、仲間を裏切り、そして官僚に魂を売ってしまった人間の末路が今の”野田政権”だと俺は確信する。
そんな人間が何時までも持つとは思わない。しかし、そんな政権でも一人の裁判官の裁量で180度世の中が変わってしまう。そんな事が本当に起ころうとしてしまう我が国”日本”。”司法の正義と権力が”誤った権力”に使われないことを祈るだけ”。

11. 2012年4月09日 22:59:56 : c1E9zM7KjA
>>10さん

>民主党の連中は小沢一郎を擁護していた気がする。


それはないですね! 今の政権・執行部の中心にいるバカどもは、大久保氏逮捕の前後から完全に特捜の尻馬に乗り、小沢氏排除の言動をしていました。

今でも鮮明に覚えているのは、小宮山(洋)現厚労相が、「今回の話は小沢さん個人の問題だ。だから党を離れてこの問題に専心された方がいい。」とほざいていたことです。
そこには民主主義が危ないという危機意識など微塵もなく、小沢氏排除のチャンス到来という意識が見え見えでした。
あまりのひどさに頭にきて、バカ小宮山に抗議のメールを送ったのでよく覚えています。(当然レスなし(笑))


12. 2012年4月09日 23:41:08 : dyJzYKG0a4
いつも思うのです。野田総理という人や他の方方の、(丁寧にお話をお聞きし納得いく議論を積み重ねて・・)という言葉の後に何事が起こってしまうか。起こしてしまおうとするか・・・何だか両耳に大きな通路が開いている大きな蛙カエルが、うなずいているようにしか見えない。この生き物は国民の為に、政治をする生き物ではない。・・・・と。

13. 2012年4月10日 02:36:03 : EzKdVSYpfE
4月26日に我々が目にするものは、小沢さんの裁判の判決ではない。
司法が権力に対して尻尾を振るかどうかを見ることになるのである。

14. 2012年4月10日 09:34:14 : Fe7gNnPDLI
増税しかしない国会議員は不要

解散して国会を浄化する!

すぐに解散せよ!


15. 2012年4月10日 09:49:21 : 5mLzBGNdZw
私も昨日、週間ポスト(小沢関連大特集)を買ってきました。

阿修羅掲示板で得た情報(常識)が良く整理されているので、
「司法の犯罪」の歴史的証言記録として、或いは、マスコミの催眠にかかっている国民(私の仲間達)の目を覚ますために役立てます。

★タイトルを紹介します。
【1】4・26「小沢一郎判決」で何が裁かれるか(本投稿)・・・4ページ
  (1)「有罪」の場合
  (2)「無罪」の場合
  (3)「有罪」が政界再編のトリガーに
【2】検察と大メディアがヒタ隠す「暗黒裁判」の重大疑惑32・・・6ページ
  (1)西松建設違法献金事件
  (2)陸山会土地購入事件
  (3)検察審査会
  (4)秘書捜査、裁判
【3】記者クラブよ、この「疑惑報道」を謝罪・訂正しないのか?・・・4ページ
  (1)5000万円目撃証言続報なし
  (2)石川供述は読売のマッチポンプ(註:読売の自作自演?)
  (3)容疑が無くても小沢を悪く書け(註:何も無ければ『政治とカネ』を使え?)
  (4)みのもんたは「何が潔白なの?」

以上ですが、
タイトルを見ただけでワクワクしませんか?


16. 2012年4月10日 15:06:37 : nVYxbQvl8M
輿石幹事長は消費増税の審議入りは、大型連休明けを主張している。
しかしそれでは日程的に苦しいのは判っているだけに、野田総理等は4月26日の前に入りたい。なぜか、小沢無罪の可能性が高いので、もし小沢グループをはじめとする増税反対派が勢いづくので審議入りしたいと思う。この点においては週刊ポストと意見を異にしています。

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