総務省が発表した人口推計は、少子高齢化を浮き彫りにした。この問題は、1975年の石油ショックが転換期となっている。

　経済が発展し、家計所得が安定しないと人口は増えない。これは考えてみれば当たり前のことだ。先行き不透明な経済状況では、結婚・出産に前向きになれないだろう。

　人口減少を食い止めるために、政府は子ども手当など少子化対策や新成長戦略を掲げているが、肩車の話に道は開けない。高齢化よりも出生数の増加が一番の解決策だ。

　結婚適齢期はどんどん高くなっていると言われているが、生物として出産に適した年齢は、それほど変わるものではない。

　そして女性が働きながら、結婚・出産を実現できる環境は整っているとは言えない。子育て世代の女性の起業がテレビで紹介されているのを見たが、このような子育てと起業が両立するモデルを広めていけないものか。

　それには、現在の利便と効率、機能性追求の商品開発を、衣食住の原点に立ち返って、生活モデルを考えるものに切り替え、少子化に歯止めを掛ける必要がある。
　

コメント
01. 2012年4月18日 16:54:35 : t9M2KfINao 経済界なるものは、末端で働く者の賃金を下げれば自分達が儲かると信じてここのところずっと活動してきた。確かにミクロではそうかもしれない。 しかし、多くの人が貧乏になれば 車も売れない、高額商品は一部の層にしか売れない、住宅需要も頭打ち。子どももつくらない。これは日本の今の現状だ。 結局、個人消費という需要は落ち込み企業の売上げはトータルとして減る。もちろん経済界も結局儲からない。マクロで見れば客に金がなければ売れるはずもない。人口減、子ども減にする政策では当たり前。経団連は阿呆ではないか。
02. 2012年4月18日 20:07:55 : dHNluj81Fq フラン犬オカラは庶民の食費衣服費も近隣商店街を潰してイオンで収奪しようとしている。 庶民はイオン、ジャスコに行かずに近隣の商店街で買い物をしよう。 イオンを儲からせても貧乏人には何の見返りもないぞ。
03. 2012年4月18日 20:28:01 : oK68bqJrFk 年寄りが減って、子供が増えているようだね
04. 2012年4月19日 08:58:06 : XJL2YLIhEs イクメン、とか弁当男子、とか言ってるようじゃまだまだだな。 自分の弁当作るのも、自分の子供の面倒見るのもオトナなら当たり前だ。

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