無罪判決にひとまずホッとしています　[これまでとこれからの｢小沢一郎｣の話をしよう･衆議院議員 石川知裕]
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2012/4/27　日刊ゲンダイ　：「日々担々」資料ブログ

小沢氏は国会喚問に応じないでしょう

率直に言ってホッとしました｡きのう(26日)､民主党の小沢元代表に無罪判決が言い渡された件です｡無罪という結果については､裁判所が良識ある判断を下してくれたと思います｡

実は､前夜は悪い情報しか入ってこなかった｡仲間内でも､有罪が濃厚というムードになっていました｡｢結論ありき｣で始まった国策捜査の判決は､何があっても変わらないのか――｡そんなふうに､悲観的に考えていたのです｡だから､無罪判決を聞いた瞬間は気が抜けたというのか､夢を見ているようでしたね｡あぁ､よかった……｡少し時間が経って､じわじわ安堵感が広がっていくのを感じました｡

ただ､判決文を読むと､われわれ元秘書の“虚偽記載”については認定されてしまっている｡私の供述が信用できないというくだりもある｡控訴審を控えている身としては不満を抱かずにいられませんが､とりあえずは荒唐無稽な裏ガネの｢推認｣がなかっただけでも､よしとするしかないですね｡

日本は不思議な国で､政治家が当局についてちょっとでも意見を言うと､｢政治介入だ｣と叩かれる｡では､恣意的な捜査で政治状況に影響を与えるのは､政治への｢司法介入｣ではないのか｡
検察に小沢事務所が狙い撃ちされ､この3年間で日本の政治は停滞してしまいました｡せっかく政権交代を果たしたのに､国民の熱狂的な期待を受けて誕生した民主党政権は変質し､いまや瓦解に向かっているように見えます｡国民にとって､こんな不幸なことはない｡小沢氏が無罪判決を受けたからといって､検察審査会制度や､特捜部の問題をウヤムヤに終わらせるわけにはいきません｡国策捜査はこれで最後にして欲しいと切に願っているからです｡
小沢氏が無罪でありながら､かぎりなく灰色の判決文になったことで､司法から政治の場にボールが投げ返された格好です｡自民党をはじめとする野党は案の定､｢政治的責任｣とか｢国会で説明責任を果たせ｣とか言い出している｡
もっとも､小沢氏が国会の証人喚問に応じることはないでしょうね｡半年に及ぶ公判に比べたら､たった1日で終わる証人喚問なんてチョロイもんじゃないかと言う人もいます｡でも､小沢氏は三権分立を大切にする人だし､具体的な嫌疑もないのに､わざわざ喚問に応じることもない｡それに､今回は法廷で十分に説明責任を果たしています｡これ以上､何を説明しろというのでしょう｡｢政治とｶﾈ｣｢証人喚問しろ｣と騒ぐ人たちが､政治を停滞させていると思えてなりません｡

コメント
01. 2012年4月28日 00:57:31 : pqR4c7Avl6 小澤裁判が終わった今考えるべきは、次に何をなすべきかだろう。　当然のことだが小澤氏の党員資格停止の解除が先決だが、同時に小澤中心の勢力を結集して民主党政権を正しい方向に導かねばならない。　民主党が勝利した総選挙の際に掲げたマニフェストの実現がそれである。　今回の特捜による国策捜査も国会で充分に調査して問題を摘発し、二度と再び司法による不法な政治干渉を許さないことも必要だろう。　国民に公約した政策を実現すると言う正道に戻ること。　そのためにはマニフェストを自ら放棄することを言明した総理・閣僚や党の幹部を交代させねばならない。　無罪獲得は至極当然ながら祝すべきであるが、現状は祝い酒に酔っている閑はない。　本当に意味での闘いは、実にこれから始まるのだと言うことをお忘れなく。　財政・経済共に二年前よりも悪くなっているのだから、のんびりしてはいられない。　放り出しのままになっている福島原発をどうするのか、危険極まりない原子力発電に代わるエネルギー基本政策の立案など、重要かつ緊急の問題は山積している。　民主党議員はこれ前の混乱について充分に反省し、小澤一郎氏の語るであろう方策に耳を傾け、全力を持ってその実現に協力するべきだろう。　繰り返すが最善の方策は、先ずマニフェストに示された政策を実現すること。　N.T
02. 2012年4月28日 06:50:28 : sV8HpAIEvw 説明を報道しない説明責任を問う。
03. 2012年4月28日 08:40:43 : rwSKXZTEq6 > もっとも､小沢氏が国会の証人喚問に応じることはないでしょうね｡ 小沢氏が国会の証人喚問に応じると、今まで吐いてきた嘘が直ぐにばれてしまいますから。 > 半年に及ぶ公判に比べたら､たった1日で終わる証人喚問なんてチョロイもんじゃないかと言う人もいます｡ でも国会で嘘がばれないように説明することは不可能です。 裁判でも「分かりません」「知りません」と質問には答えませんでしたが、それでも裁判官から 「平成１７年分の収支報告書において、本件土地の取得及び取得費の支出が計上されることも、石川や池田から報告を受け、了承していたと認定することができる」 と言われてしまいました。 > でも､小沢氏は三権分立を大切にする人だし､具体的な嫌疑もないのに､わざわざ喚問に応じることもない｡ 小沢氏は三権分立を大切にする人で、国会で説明することは三権分立に反します。 131名の国会議員を動員して「公訴棄却ないし無罪しかありえない」と司法へ圧力を掛けるのは、三権分立に則って居るのですが。 > それに､今回は法廷で十分に説明責任を果たしています｡これ以上､何を説明しろというのでしょう｡ 裁判で「分かりません」「知りません」と答えたので、十分に説明責任を果たしています。これ以上､何を説明しろというのでしょう｡ > ｢政治とｶﾈ｣｢証人喚問しろ｣と騒ぐ人たちが､政治を停滞させていると思えてなりません｡ 政治が停滞し、小沢さん念願の外国人参政権付与法案の成立が遅れてしまうと思えてなりません｡
04. 2012年4月28日 12:00:05 : pphEUA8yso いやァ、石川知裕氏の２７日東京ＭＸＴＶ番組（五時に夢中）での無罪判決コメント（ビデオ撮り）が的を射ていたな。見直した。
05. 2012年4月28日 15:23:02 : EkRMugNzZk 裁判という公開された場所で、虚偽の証言は偽証罪とされる環境の中、判事・検事（役指定弁護士）という法律の専門家を前に釈明し、不明な件には知らないと明言した。 今、大騒ぎしている野党議員はこれ以上の証言を引き出しうるのか？ おそらく引き出すことは不可能であろうと、誰しも思う。 可能性を超え、蓋然性といってよいであろう。 にもかかわらず、法案をたてに脅迫まがいの言動で国会での証人喚問をを要求するとはまさに言語道断。 国費の無駄遣いそのものである。 仮に証人喚問が実現したとして、現在周知の事実以上のものが出なかったとき。 喚問を要求し、国会を空転させ、国費を無駄に費消した政治家は、どのように責任を取るつもりなのだろう。 判決が下った事件を蒸し返すぐらいなら、まさに政治家生命を賭けてもらいたい。 結果が出なかったときは、国会議員を辞し、以降の選挙へは出馬せず、まさに刑事かを辞める覚悟で臨んでもらいたい。 おそらく売名行為にしかsならないであろう証人喚問に、貴重な予算と時間を使うな！！
07. 2012年4月29日 10:04:49 : mp6fw9MOwA 小沢さんの証人喚問が実現するなら、検察・検察審査会・裁判所の問題点を理路整然と述べれば良い。 登石・大善裁判には証拠が無いのに推認で認めた内容で、論理を組み立てており、その推認に対する反証は幾らもある。 賄賂が無いゼネコン調書、虚偽記載は無いとの専門家の指摘を崩せない限り、論理は先に進まないので、検察・裁判所の証人喚問が先ではないかと開き直る事が出来る。 非は司法関係にあるので、真実を追求するのが目的の証人喚問で有れば追求側が無能を曝け出すことになるだけだ。 しかし、司法関係以上に問題点の多い国会では、真実の追求ではなく冤罪捏造の動きになると推認するのが妥当で、この様な罠に小沢さんが出る必要はないだろう。 野党議員は冤罪である事を知りながら、挫折した冤罪作りの起死回生策を狙っての証人喚問の要請だろう。 最高裁事務総局が検察審査会を悪用した2番煎じであり、野党議員の冤罪作りの謀略が暴かれるだけなので時間・経費の無駄使いである。
08. 2012年4月29日 12:20:40 : 1BzOeZg9ag 皆さんと違って、私は小沢さんが証人喚問に応じると思っている。しかし問題はだれが質問するのかということ。誰も怖くてできないのではないか？日本中が見ているテレビの前で、おそらく質問者は完膚なきまで、政治生命を絶たれるまで小沢さんにやり込められるのではないかと思う。私が何故こんな風に思うのか・・・それは菅さんとの代表選挙をインターネットで見た時の衝撃があるからだ。あの熱狂ぶりは尋常ではない。まあ、そんなに焦らなくても、党首討論がある。9月の代表選挙では、おそらくマスコミが何を言おうが「小沢さんが圧勝する」のではないかと思っている。また、今回の裁判を手掛けた弘中弁護士も必ず「次の手」をうってくる、そんな予感がする。まだ終わってはいない。
09. 2012年4月29日 19:49:08 : UPdFbAR04Q 代表選は不正が無ければ圧勝です。前回は仙谷にインチキ代表選やられました。小沢票を６万票も抜いたと言う話もあります。鳩山小沢おろしのクーデター以後は全て仙谷が画策しています。勿論代表選当日の強制起訴も仙谷です。悪事がバレてこれ以上検察も最高裁も仙谷に協力出来なくなって来ています。仙谷一人の為に検察や最高裁が組織を犠牲にするわけ有りません。控訴が有ろうとなかろうと無罪が変わるわけではありません。控訴判決で有罪出るまで公判維持できません。もっとも新しい証拠でもでない限り控訴は却下されます。

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