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[政治的事件の政治的判決] 小沢一郎氏裁判 / ロッキード事件 / リクルート事件 / 佐藤栄佐久氏裁判
http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/488.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 4 月 28 日 14:47:36: mY9T/8MdR98ug
 

田中良紹の「国会探検」
 2009年の3月に東京地検特捜部が小沢一郎氏の公設第一秘書を逮捕した時、私は「東京地検は有罪にする見込みがあって強制捜査に乗り出したのではなく、政権交代がかかった選挙を前に、その推進力である小沢氏の政治力を削ぐ事を狙っている」と言った。
 有罪にならなくとも、メディアを煽って「小沢批判」を広げ、小沢氏の政敵たちに「議員辞職」や「証人喚問」を要求させて、小沢氏の政治生命が断たれれば仕掛けの目的は達成される。すると仕掛けに乗って「小沢は終った」と発言する御用評論家や御用ジャーナリストがぞろぞろ現れてきた。仕掛けたのは統治構造が変えられる事を恐れる勢力で、政権交代が実現しても統治構造を変えられないようにするのが目的である。
 小沢氏は「55年体制」以来の統治構造を次々に壊してきた。政権交代のない構造を変えるため中選挙区制を小選挙区制に代え、官僚支配の国会を象徴する「政府委員制度」を廃止させ、自民党に大連立を持ちかけて日本の安全保障政策を米国追随から国連重視に転換させようとした。
 その人物が最高権力者になると困る。そう考える勢力はなりふり構わぬ手段に出た。それが「西松建設事件」である。その異常なやり方に検察OBもベテラン司法記者もみな唖然とした。捜査は検察上層部のあずかり知らぬ「青年将校の暴走」とされたが、それが目くらましの情報でも本当でも異常な捜査である事は間違いない。
 選挙結果を左右する時期の政界捜査は国民主権の侵害であり、民主主義国家では許されない。ところがこの国には自分がセーフだと思うとすぐ検察に尻尾を振る政治家がいる。国民主権を侵害する検察を批判しないで小沢氏の「証人喚問」や「議員辞職」を求める声が政界から上がった。それが民主主義を弱体化させ、国民主権を破壊する事だとは思わない。その程度の政治家がこの国には存在するのである。事件はまさに民主主義の破壊者をあぶりだすリトマス試験紙になった。国民に政治家やメディアをチェックする機会が与えられた。
 政治的思惑だけの捜査だから「西松建設事件」で裁判は維持できない。メディアを煽って振り上げた拳を下ろせなくなった検察は今度は政治資金収支報告書の虚偽記載容疑で石川知裕衆議院議員らを逮捕した。しかし小沢氏の起訴にはたどり着けない。追い詰められた検察は藁をも掴む心境で検察審査会の強制起訴に持ち込む事になった。
 そこで嘘の捜査報告書が作成された。検察は証拠改竄という犯罪を犯す事までして強制捜査に持ち込んだのである。しかし検察が不起訴にした事件を担当する検察官役の指定弁護士は大変である。公判記録を読むとその苦労が良く分かる。
 一方で会計学の専門家である筑波大学の弥永真生教授は石川議員の作成した政治資金収支報告書は虚偽記載に当らないと証言した。それが認められれば一審で有罪とされた石川議員らの裁判にも影響する。一方で証人となった取り調べ検事は捏造を重ねた検察捜査の実態を暴露した。強制起訴に持ち込んだ事で検察の驚くべき体質が白日の下に晒されたのである。
 そうした流れで裁判は結審した。普通に公判記録を読めばこれは架空の「でっち上げ」事件で無罪になるのが妥当である。ところが有罪説が消えずに囁かれる。それはこの国の司法が独立した司法ではなく政治的な判決を下すと見なされているからである。
 例えばロッキード事件では列島中が田中角栄を批判していた1審では有罪、2審も控訴棄却され、判断は最高裁に委ねられた。しかし最高裁は判決を出さない。いや出せない。1審判決から10年後に田中が死ぬと、そこではじめて最高裁は検察の起訴を無効とし、収賄の証拠とされた「嘱託尋問調書」の証拠能力を否定した。産経新聞の宮本雅史記者は最高検の幹部から「最高裁は誰も田中の判決を書きたくなかった」と言われた。有罪の判決は書けなかったというのである。
 リクルート事件で被告となった江副浩正氏は、検事から強要されて署名した嘘の供述調書を裁判で全面的に否認した。すると1審だけで13年以上もかかり、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。それを江副氏は「事実上の無罪判決」と受け止めている。判決文に江副氏の行為を「違法不当な施策を行なわせるものでも、行政の公正などを害するものでもなく、むしろ、国の正当な政策に適ったものであった」と書かれたからである。
 それでも無罪にならないのは、無罪にすれば検察が必ず控訴して更に裁判が長引く事を裁判所が配慮したためだと受け止めた。こうして事実上無罪でも有罪という判決が下されたのである。また収賄容疑で逮捕された佐藤栄佐久前福島県知事は2審で収賄金額をゼロと認定されながら、それでも有罪の判決を受けた。裁判とはそういうものである。
 小沢氏は26日に無罪の判決を受けた。しかし判決内容を見ると検察官役の指定弁護士の主張がほぼ認められ、一方で会計学の専門家の証言は採用されなかった。どこからも文句が出ないように配慮した極めて政治的な判決だと私には思えた。政治的事件だから政治的に判断したという事で真相が究明されたわけではない。これが検察官役の指定弁護士に控訴を決断させるのか、逆にここまで認めてもらえたと思わせて裁判を終らせるのか、私には分からないが、いずれにしても前から言っている通りこの判決で問題は終らない。
 むしろ本番はこれからである。この一連の捜査と裁判で国民には見えていなかったものが見えてきたはずである。これまでの統治構造を守ろうとする勢力がどれほどなりふり構わず必死になっているか。検察がどれほど悪辣な事をやる組織か。新聞とテレビがその手先となって嘘にまみれた報道をするか。「民主主義」を口ばしる政治家ほど検察から己の身を守るため民主主義を破壊する行為に加担するか。つまり「国民の敵」が見えてきたはずである。
 たかだか司法試験や公務員試験に受かった人間に政治を操られてはたまらない。政治を操るのは国民にあるというのがこの国の根本原理である。小沢裁判がどうなるかに関わらず、そのお陰で見えてきた「国民の敵」をひとつずつ潰していく事がこの国の未来につながる。
投稿者: 田中良紹 日時: 2012年4月28日 02:28


http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/2780e807fddc767958b4ce7ea44e68e1
 

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コメント
 
01. 2012年4月28日 15:02:05 : wIArgZN1GX
>1審判決から10年後に田中が死ぬと、そこではじめて最高裁は検察の起訴を
>無効とし、収賄の証拠とされた「嘱託尋問調書」の証拠能力を否定した。

無茶苦茶書くなよ。
最高裁は「被告人死亡によって控訴棄却」したのであって起訴を無効になんぞしとらん。
そんなもんロッキード裁判の初歩的知識だろ。


02. ダイナモ 2012年4月28日 15:25:10 : mY9T/8MdR98ug : zjmwGnD4t6
この筆者の書くことは無茶苦茶ですね。これでは小沢について書いてあることも無茶苦茶の可能性が…。
本当に小沢はシロなんでしょうか。信用できないですね。

03. 2012年4月28日 15:28:16 : plxLjvaItE
 控訴棄却により2審の有罪判決が確定したのでないのだから、或る意味1審の公訴提起までもが、無効化したのだろう。
 それよりもロッキードコーチャン等の嘱託尋問調書の証拠能力あるように最高裁裁判官会議で議決した結果、田中元総理の逮捕につながった。このことは、被告側の反対尋問の権利が保障されないのない尋問調書では日本の刑事訴訟法では現在までも一貫して証拠能力を認めていないのに、適宜立法当局でもない最高裁裁判間会議が勝手な訴訟法を勝手に作り上げ、国策捜査に関与した悪しき前例と指摘されているのではないか。九大の井上正治教授など有力な学者が最高裁のご都合主義を指摘しているところである。小澤一郎もこのことにつきはっきりと異論を唱えていた。かように9条裁判や、原発裁判、基地訴訟等につき、統治行為論やらいろいろ理屈を付けて、勝手な国策裁断を行ってきたのではないか。今回の小澤裁判においても、随所に最高裁の独りよがりの画策が見られたと思われるが、ネット、週刊誌、タブロイド新聞の発達により角栄の当時とは格段に、謀議の実現は困難になったということであろう。
 「国民の敵」をひとつずつ潰していく事がこの国の未来につながる。

04. 2012年4月28日 16:15:53 : GgZbHGY9Wp
捨てIDで発言の02さん、どこが無茶苦茶なの?

05. 2012年4月28日 16:26:15 : NN0eS3ezGI
ダイナモさんは前原の暴力団献金についてはどうお考えなんでしょうか?


06. 2012年4月28日 16:40:27 : dHNluj81Fq
田中良紹氏の記事は上手くまとめられていて日本の裁判のハチャメチャぶりがよく分かりました。

この記事がメチャメチャとか言ってる人は己の人生がメチャメチャだから破れかぶれなんでしょうね。

お可愛そうに!


07. 2012年4月28日 17:02:49 : 2FwANqGk8o
>一方で会計学の専門家である筑波大学の弥永真生教授は石川議員の作成した政治資金収支報告書は虚偽記載に当らないと証言した。それが認められれば一審で有罪とされた石川議員らの裁判にも影響する。

ところが大善裁判長は虚偽記載を認定している。この事実が大善裁判長の正義感の欠如を証明している。
無罪にはなったものの判決理由はまったくのまやかしである。


08. 2012年4月28日 22:13:41 : PFTCp0YAvw
田中良紹さんの文章はいつも理解しやすく内容も事実真実を述べている。
誠実な人柄が文章を通して見えてくる。
マスゴミや官房機密費まみれの御用コメンティターとは談話の深みが違う。
ここ数年の政治記事の(小沢氏に関する)マスゴミの論調の酷さには唖然とする。


09. 2012年4月29日 11:41:16 : KbjUzFqPyw
03の方へ!まったく其の通りです。

コーチャンの嘱託尋問調書が反対尋問も無く、コーチャン免責でおかしいと思っていたが、最高裁は被告死亡で裁判終結させたのでは?起訴無効はほんと!?

大学卒業後だから、新聞報道しか見てなかったが。


10. 2012年4月29日 21:30:44 : tiSWUNvnH2
日本の大卒が 判決さえ論理的間違い/混乱/非論理になる 低文化 営利的関心に専心する無軌道時代。 裁判官がその好例を小沢裁判の判決でしめした。
明治維新を外国からの援助(武器、弾薬、軍艦、ユダヤ資金)を受けて成功した薩長のエモ侍が唆されて朝鮮侵攻、満州侵攻、中国占領を行って、第二ユダヤ資金を無視して太平洋戦争へ誘い出された旧政府の失敗に懲りず無反省できた吉田岸佐藤政権は米国隷属できた、未だ抜けられぬ隷米政府は小沢追放に夢中。
これから 日本 再び 戦争/敗戦に誘われ国家存亡への道を歩みだした。
まあ 島国 大和は ほろびるだろう。願わくは悪夢であって欲しい。アーメン

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