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死にゆくアメリカの中間所得層:この国の繁栄を支えてきた中間所得層を助けずして経済成長はない
http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/748.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 6 月 22 日 03:25:56: Mo7ApAlflbQ6s
 


「ニューズウィーク日本版6・27」のP.22に掲載されているものである。

日本で現在進行形の消費税増税政策に厳しい警鐘を鳴らすものとしてお読みいただければ幸いである。

 これまでも何度か愚痴っぽく書いたが、反近代経済社会である自分が反消費税の書き込みをしていると、つい「なんで俺が富裕者の利益になる手助けをしなければならないのか?」と落ち込むことがある。

 それと似た趣旨のものが、この記事の「中間所得層を優遇すれば富める者はさらに豊かになる」という内容であろう。

 その他留意して欲しい内容をいくつか抜き出した。

「第二次大戦後、アメリカは債務危機に陥り、時のアイゼンハワー大統領は最高限界税率を91%まで引き上げ、教育、住宅供給、技術開発に予算を投じた。
中間所得層が支える好景気によって、債務はわずか17年間で戦前レベルまで回復した。」

「この国が現在のような苦境に陥ったのは、教師や警官が多過ぎたからではない。主に高額所得者を優遇する減税に踏み切り、2つの戦争を仕掛け、ウォール街の規制を緩和したからだ。こうした真の原因に目を向けなければ、債務から抜け出すことはできない。」

「結局のところ、鍵となるのは経済成長だ。その成長のための鍵は中間所得層の拡大にある。」


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死にゆくアメリカの中間所得層
この国の繁栄を支えてきた中間所得層を助けずして経済成長はない

ポール・ベガラ(本誌コラムニスト)


 私には高級住宅地に住む金持ちの友人がいる。彼がある日、庭で共和党支持の隣人とおしゃべりをしていたときのこと。なぜ民主党支持なのかと聞かれたという。
 友人は、自分は貧しい家庭の出身だがいい公立学校に通い、猛烈に働いて成功したと答えた。そして、近くで作業していた庭師を指さして言った。「彼の息子にもアメリカンドリームをつかむチャンスがあればいいとは思わないか?」
 隣人はバカにしたように言い放った。「あの庭師の息子は、私の息子の庭師になるさ」

 アメリカンドリームは死にかけている。勝者の輪はもう広がらないのか。貧しい者は上にはい上がれないのか。アメリカはひと振りの人間だけが富を独占する「第三世界」に変貌しつつあるのか。この国を支えてきた中間所得層は滅びてしまうのか。

「中間所得層」の定義には経済力だけでなく価値観も含まれる。まじめに働き、社会のルールに従い、成功をつかむ。貯金をしてマイホームを手に入れ、新車のローンを返済し、子供を大学まで進学させる。そして余裕ある引退生活に入る。

 収入でいうと年間所得2万5000〜10万ドルで、アメリカ人の60%に当たる。しかし15万ドル上稼ぐ者の3分の1と、2万ドル以下の人々の40%も自分を中間所得層と考えている。
つまり中間所得層を自任するのは国民の4分の3。これだけの人々(実際はそれ以上) が目下、苦しい生活を送っているのだ。

 FRB(連却準備理事会)によれば、アメリカの家庭の純資産の中央値は07〜10年で40%弱も下落した。一方、富裕層の資産は増え続けている。なぜなら彼らの資産の中身はプッシュ前政権下でバブルがはじけた不動産よりも、好調だった株式や債券が多いからだ。

戦後の債務はすぐに解消

 アメリカの中問所得層は政策決定の産物だ。彼らの死もまた政策決定に懸かっている。
 第二次大戦後、アメリカは債務危機に陥り、時のアイゼンハワー大統領は最高限界税率を91%まで引き上げ、教育、住宅供給、技術開発に予算を投じた。
中間所得層が支える好景気によって、債務はわずか17年間で戦前レベルまで回復した。
 中間所得層を優遇すれば富める者はさらに豊かになる―こう考えたクリントン大統領は高額所得者の税率をやや引き上げ、連邦職員数を減らし、教育や技術開発、生物医学に予算を投入。
この中問所得層に焦点を当てた経済政策はまたも成功した。

 そして再び債務危横に見舞われたアメリカ。だが衰退していく中問所得層のことを真剣に考えている者はいるのか。
 オバマ大統領は今を「中間所得層の運命を左右する時期だ」と言っているが、全米各地では教師や警官、消防士らが解雇されている。中問所得層にとっては重要な存在であり、彼ら自身が中間所得層でもある。
 景気回復の兆しが見えて以来、少なくとも民間企業では430万の新しい雇用が生み出された。一方、公共部門では60万人が失職している。

 この国が現在のような苦境に陥ったのは、教師や警官が多過ぎたからではない。主に高額所得者を優遇する減税に踏み切り、2つの戦争を仕掛け、ウォール街の規制を緩和したからだ。こうした真の原因に目を向けなければ、債務から抜け出すことはできない。
 もちろん支出は削減すべきだし、さらなる税収も必要だ。それでも誰もが成功できるチャンスを閉ざしてはいけない。結局のところ、鍵となるのは経済成長だ。その成長のための鍵は中間所得層の拡大にある。

 

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コメント
 
01. 2012年6月22日 06:55:30 : ONdMLcRl3c
アメリカが復活する日はもう来ない。
日本にも同じことが言えるが。

02. 2012年6月22日 07:37:40 : KRQu45fvuE
なんどもいうようだが、おまえや五月のドヤ顔演説は議論板か雑談板でやってくれ。おまらの個人的な意見を聴聞する場じゃねえ。なにを勘違いしている。
ここは政治情報通交とそれへのコメント板だ。
思い上がるな。

03. 2012年6月22日 08:29:31 : rjpmaLs936
>>2
このページしか引っかからない件
何度でもって、いつ?

04. 2012年6月22日 08:42:09 : hOLMSv7PpE
至極まっとうな正論だと思うけどね。この投稿は。

ダメリカ様の真似をしていると、日本も本当に没落してしまうよ、ということでしょ。

阿修羅では常識の話だが、マスゴミの洗脳が取れない人には衝撃的な内容かも
しれないな。


05. 2012年6月22日 08:43:43 : dICTNn7urU
 日本人の数倍も自己主張の強いと目される彼の国の中間所得層が黙って死に行くものか。生きようとしても殺されているのだ。あの国に、中間所得層を保護すべき民主政体など、とっくの昔に何処にも存在しない。政体と思っているものは支配層にもコントロールされない暴虐の魔物。
 同じ青い目の異邦人により、直接、間接的に、この国の中間層などは簡単に抹殺されて、少なくともこの数十年間、懐の、なけなしの富を掻っ攫われるいるわけだ。

06. 2012年6月22日 08:58:10 : E5gKnpYcyU
この投稿『かなり』重要です。
いま現在の危機の根本となってるものを示しています。
政治家の人も官僚の人も読んで欲しいです。

07. 2012年6月22日 09:45:17 : a7CDidpYxs
アメリカンドリームを原理的に追求すると、
ヒスパニックや黒人層が、支配層になってしまう可能性がある。
もし共和党支持の隣人(白人)の庭師(ヒスパニック)の息子が
アメリカンドリームをつかみ、共和党支持の隣人(白人)の息子を
庭師として雇うようなことになれば白人の支配層たちは耐えられないだろう。
アメリカンドリームも民主主義も突き詰めれば
人種間の下克上につながる。明日は我が身ということだ。

経済学者のポール・クルーグマンは
アメリカの経済格差の根底には人種差別があり、
格差は意図的に作られたのだということを論証しているが、
これは妥当な見解だろう。

※ポール・クルーグマン:アメリカ民主党のシンパであり
ポール・ベガラと同様に中間所得層の人口比率が
高くなっている状態が国家経済的には最も望ましいと
指摘している。経済学者としてはニューケインズ派だが
最近はケインズ学派の再定義を重視している。

小さな政府を理想とする共和党は
経済学的には反ケインズ派でフリードマン学派に近いが
公正な競争原理を本当に導入してしまうと
先に述べたように下克上が起こってしまうので
政治的には白人支配層の利益を優先している。

幸い我が国は深刻な人種間の対立もないし
共和党系の政策(=新自由主義)を真似ても良いことは何一つない。
格差を固定化することより、中間層を分厚くした方が
国家経済的により良いことは言うまでもない。


08. 2012年6月22日 09:59:43 : a7CDidpYxs
共和党は政治的には白人支配層の利益を優先している
というより、集団的な無意識において人種差別感情に動かされている
という方が正確か。アメリカンドリームはそれに対し観念的な理想。
理屈では世の中は回らない。

09. 2012年6月22日 10:37:25 : QIv5LPYuJc
本が、あります。
アメリカに抱き着かれて、破滅する国家、日本。

経済的植民地であること認識しないと、日本復興はありません。
国が搾取されているから、豊かにはなれませんよね。
分かりましたョ。

植民地を切る手段は、何をすればよいのでしょうか?


10. 2012年6月22日 10:44:45 : IBS9XOpFVA
黒人の奴隷になるより白人の奴隷のほうがましじゃね 俺黒人

日本人の奴隷になるより白人の奴隷がましじゃね 俺日本人 ウケケ


11. 2012年6月22日 11:23:32 : a7CDidpYxs
>>09
日米関係の根幹は安全保障です。
あなたが憲法第9条と日米安保を維持する立場なら
日米同盟をいきなり蹴飛ばすと、アメリカ政府と対米追従派官僚を
全部的に回します(笑)政治家ならマジで暗殺ものでしょう。

なので中長期的に日米関係を相対化していくしか
手はありません。日米同盟を軸足にして、中露印と独自外交チャネルを
開くとか、日米同盟を維持しながら自主防衛(自分の国は自分で守る)に
比重を移すなどしないと発言力はなく、対米追従官僚や親米右翼は
喜んで経済的植民地の土人の立場を演じ続けます。
外交と自主防衛の強化は対米追従とトレードオフの関係に有る
と考えて下さい。

従来の左翼的な反米思想はもう何の役にも立ちません。


12. 2012年6月22日 13:27:40 : FHVyh15Kso
11氏の意見は大事で、今回の防衛大臣の人選がまさに「ソレ」だ。

問題は、日米関係は大事なのだが、そのアメリカという国が、どういう状況にあるのか、という視点。
アメリカの中間層が破壊されいる、という状況は現実問題として存在し、
その原因は(人種問題的な背景を無視しても)、大企業の横暴にある。
しかも、その大企業は「多国籍化して、日本を始め世界各国に進出している」。
アメリカの大企業の論理を正当化する理屈として「経済のグローバル化」というペテンが正当化されている。

多国籍企業の理屈に立てば、アメリカも日本も中国もベトナムも一緒の市場でしかなく、
税制から労働者の賃金、食べ物・飲み物、趣味・思考に至るまで、同一である方が「効率がいい」。

国家の枠組みを多国籍企業が越えてしまったアメリカでは、中間所得層が破壊され、国家の枠組みが崩壊しようとしている。
日本も「グローバル経済」を是として無条件に受け入れを行っていると、アメリカの二の舞になってしまう。


13. 2012年6月22日 13:45:25 : a7CDidpYxs
ついでに、面白い動画を見つけたので紹介させて下さい。
孫崎氏もメア氏も本音をぶつけ合っていて、非常に見応えがありました。

「岩上安身×ケビン・メア×孫崎享⇒今後の日米関係について議論:孫崎 享氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/5573.html


14. 2012年6月22日 22:30:38 : f6ZCSBi0xA
>07
日本ではすでに白人が庭師になった状態です。しかも日本人がそれを知らないのです。ジャンジャン言います朝鮮同和が日本を支配しているのです。だから無茶苦茶な政治が出来るのです。それをまたメディアが応援しています。だから毎日が何故だです。

15. 2013年4月08日 02:23:40 : 8TB8zHET50
格差問題にするから問題が複雑になるんだよ

市場が崩壊して成長が止まり信用創造ができなくなるのが最大の問題だね

それによって国家も崩壊するのが最大の問題だとおもうけどね


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