考察
(1)小選挙区の５減と比例区の議席削減と少数党に有利に新配分法は,どうするのでしょうか。民主党の比例区80 議席縮小提案と、少数党に有利に比例配分方式は、民主党政権を延命させる駆け引きになる。それと中選挙区制の復活も浮上してくるでしょう。少数党に有利な配分率にし、任期ギリギリ解散だと思います。また中選挙区制だと石原―橋下新党の過半数割れが発生するので、自公民の話し合い解散が、任期ギリギリで実現化する可能性が高いです。

(2)現代版の応仁の乱から石原新党と橋下新党が生まれます、総選挙で統一行動（同一名簿での立候補）する可能性は非常に大きい。その場合、石原新党は自民から離れた議員と落選議員を統合結集させ、自民党を半減させる。みんなの党と連携する橋下新党は、民主党を半減させる。そして石原新党と橋下新党の当選者の合計は、過半数を越えます。小沢新党結成でクサビが入り，二大政党制への腐敗・不信により自民党と民主党は地滑り的に3分の1に減ります。

(3)2013年の総選挙まで新党への期待を増大させます。そして2013年の総選挙まで自民・公明・民主の三党の人気は低下します。かくて橋下大阪市長のまま入閣する地方分権の新首相が誕生します。そして米国にＮＯと言える日本をめざしてシャフルする，新たな政権が誕生することになる。しかし石原-橋下連合は指導権をめぐり分裂することが避けられないし政権交代がまだまだ続くことになる。

(4)そして2015年〜2017年には、株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなること。その世界経済の傷口が回復するのに、2025年までかかる。そこで修正金本位制から最新鋭の自然エネルギーから最新鋭の産業革命(第二次産業革命)を興すと世界信用縮小恐慌は沈静化，収束してデフレや雇用が改善していくことになる。

(5)世論調査で消費税の引上げ容認が過半数を越えても、個人レベルでは自己防衛のために、消費税値上げを主張する政党への投票行動は、避けられる。だから、値上げ賛成／反対を対立軸にした選挙で、勝った政党例は、世界には一つもない。選挙で勝利してから消費税をアップした与党で，次の選挙で敗北しなかった例も一つもない。

(6)内閣と民主党多数派は、断固として「消費税値上げ」を対立軸に総選挙を争うことを決意しています。そして民主党多数派が、消費税アップ反対の小鳩派百人が解散を恐れていると思っているため。もし小鳩派百人が反対票を投じて除名できたならば、民主党の地すべり的大敗北が避けられると直感しています。そして消費税値上げ賛成／反対を対立軸にしたくない自民と公明党は、消費税値上げ法案を議会に提案されても、これを引き延ばし、失言に食らいつき重箱の隅をつつく揚げ足とりに終始する。

(7)自民・公明両党は、解散が早ければ早いほど有利と思い込んでいるから、消費税値上げ法案の議決強行前に、民主党政府に不信任案をつきつけざるをえない。自民・公明が選挙前に消費税値上げで妥協したら、抱きついた民主お化けと一緒に水没すると思い込んでるからです。

(8)小鳩派百人は除名と早期解散を避けるため欠席します。欠席者を除名すれば過半数を割るから、のたれ死に解散となる。それを避けるため、も一度首相（民主党総裁選をやり）の首をすげ替えてから人気の落ちる三ヵ月前に解散の可能性があります。こうした国会というコップの中の枠組みに、固定概念を閉じ込めらているために、既成政党と、現在の議会制度を否定する、小沢新党・石原新党と橋下新党の漁夫の利は拡大される。そのため橋下新党と組むみんなの党以外の政党が結束し、「一寸先はヤミ」となる。マスコミは、狂ったようにドタバタ芝居を、正確に報道することも予測することもできなくなった。

(9)2013 年の衆議院選挙では３対１から１対３に反転するための地スベリ的に当落する選挙区が発生します。そして次期衆議院選挙では、自民党元首相たちは当選しますが、民主党元首相たちの大物の落選は避けられないことになる。そして政権交代は続き，新たな枠組みのによる政権が誕生します。

そもそも、小沢さんが「壊して」きたというよりも、利権で野合してきた自民党など既得権益擁護の政治勢力が、いまだ壊れきってないことが問題なのであって、「政策でもって自民党と対峙する政権担当可能な政治勢力の結集」を図ってきた小沢さんの功績は、大いに称えるべきでしょう。

むしろ、民主党政権の担い手でありながら自民党と変わらない政策を実現するのに命を掛けているという野田こそ、日本政治史に確実に残るであろう「大うつけ者」。

でも、そのたびに、だんだん良くなって来ているのではないかね。

今度は、本物と思いたい。

仰ることはわかりますが、それはあくまで｢9月の代表戦で勝利をおさめることができれば」ですよね。

その可能性はいったいどれぐらいあるのでしょう。

それと、もし小沢代表になった場合でも、次の選挙でその民主党が勝利できるという可能性は？

それとあなたは、

＞私の望みは、
自民党政権下の社会制度（「政官業学報」癒着体制）で既得権を持つ人と持たない人がいること自体を問題視し、
それを変えて、より公平で透明性のある社会を構築することが目的である。
それを小沢氏らに期待していたし、今も期待している。

と書いてらっしゃいますね。とすれば、あなたの望みはわたしと一緒ですが、ただ、わたしは、過去に小沢さんの支持者であったことは一度もありません。

振り返って1990年代に、小沢さんがそこまで「反既得権益」の政治リーダーとみなされたことがあるでしょうか？　｢脱自民」であったとしても、小沢さんが「国民の生活が第一｣と言い出して、リベラルな政策を主張したのは、むしろ民主党以降ではないですか？

もしあなたの言うことが本当だとしたら、小沢さんをずっと支持してきた、という点には違和感を覚えます。むしろ、1990年代であれば、ほかにもっとリベラルな主張をしていた政治勢力があったと思います。

わたしも、小沢さんを個人的に支持しているわけではなく、2009民主党マニフェストを支持しているのであり、それを守り抜こうとしている勢力のリーダーとして、小沢さんを支持しているに過ぎません。