http://www.asyura2.com/12/senkyo131/msg/857.html
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「小沢夫人の手紙」なるものが、大きな話題となっています。ブラック・ジャーナリストとして知られる松田賢弥氏が書いた週刊誌ネタに過ぎませんが、大手新聞社や作家の立花隆、猪瀬直樹東京都副知事らが採り上げた(もちろん批判的に)ことで、政局にも影響が出始めています。
ガセネタであることが明白な週刊誌記事を全国紙が採り上げるのは異例で、しかも検証抜きで小沢叩きをしているのですから、非常に解りやすい構図です。これで購読者が一層減ることでしょう。(新聞社は消費増税に大賛成していますが、自分たちの首を絞める結果になることが理解できないようです)
手紙が偽物であることは、ジャーナリストの小野寺光一氏の記事を見れば明白です。筆跡が違いますし、一字下げや句点もないという、手紙を書いたことがある人なら犯すはずのないミスをしています。離婚の報告なのに、末尾に旧姓ではなく「小澤和子」と記されているのは余りにも杜撰ですし、公的書類には離婚したという記載はなく、綺麗なままだそうです。偽手紙であることは、直ぐに確定するでしょう。
偽手紙は、衆参の国会議員と小沢氏の支持者の下へ届けられています。かなり大掛かりで、官邸筋が関わっているのではないかという見方があります。消費増税をどうしても推し進めたい財務省の陰謀と見る人もいます。政府筋が犯人である可能性もありますが、偽手紙自体が余りにもお粗末で、直ぐにバレるような工作をするとは思いません。
官邸が指示を出したけれども、何段階も下請けさせた結果、非常にお粗末なものになってしまった可能性もありますが…。解せないのは、小沢夫妻が疑念を晴らそうとしないことです。くだらない騒動で、否定する必要すらないと思っているのかも知れません。小沢氏は弁明をしない人で、そのように育てられていると言われていますから。
しかし、事がここまで大きくなってしまったのですから、和子夫人が出てきてきっぱりと否定すればよいのです。そうすれば沙汰止みとなって、参議院議員の有田芳生氏が言うように、文春の廃刊も現実的なものになります。(偽手紙であることを追及している有田氏に対して、ネット上で誹謗中傷がなされています)
これは推測に過ぎませんが、小沢夫妻が何も言わないのは、偽手紙に関係者の誰かが関わっているからじゃないでしょうか? 小沢氏の支持者へも送りつけられていることから、内部の人間の関与が疑われるからです。
この事件は、2006年に起きた「偽メール事件」を彷彿とさせます。この時は小泉政権時代で、民主党の永田寿康衆院議員がガセネタを元に予算委員会で自民党の武部幹事長を攻撃した結果､議員辞職に追い込まれました。民主党代表を務めていた前原誠司氏も、引責辞任しています。
当時ライブドアの社長だった堀江貴文氏が社内電子メールで、自らの衆院選出馬に関して、武部勤自民党幹事長の次男に対し、選挙コンサルタント費用として3000万円の振込みを指示したというものですが、永田議員はこの情報の信憑性を確かめることなく自民党攻撃を始めました。
永田議員の告発にゴーサインを出したのが、当時民主党国会対策委員長を務めていてた野田佳彦氏です。野田氏は、小泉総理に｢ガセネタだ｣と反撃を受けても、｢首相発言は看過できない｡ガセの根拠を明らかに｣と強気一辺倒でしたが、この後、国対委員長を辞任するハメに陥りました。
ある民主党関係者は、こう述べています。
(http://www.asyura2.com/11/senkyo114/msg/815.html)
「野田氏と永田氏は同じ千葉県選出で､選挙区も隣同士｡永田氏は00年の初当選以来､実の兄のように野田氏を慕っていました｡永田氏の実父は､福岡の医療法人の会長を務める資産家で､野田氏を応援していたとも聞いています｡それなのに､偽ﾒｰﾙ事件の批判が高まると､野田氏は永田氏をかばいもせず､逆に議員辞職するよう説得したのです｡当時の前原代表に“永田議員のことは自分に任せてほしい”とまで言っている｡野田氏も国対委員長を辞任しましたが､そんな説得もあって永田氏は議員ﾊﾞｯｼﾞを外した｡そして､徐々に精神に支障をきたし､09年1月にﾏﾝｼｮﾝから飛び降り､自ら命を絶ったのです」
野田氏がいい加減な対応をしたので、永田議員は命を失うことになりました。「飛び降り自殺」というのは見せかけで、実際には殺人であることも多いので、永田議員の自殺も額面通りには受け入れられません。真相はどうであれ、野田氏の責任は重大です。
この「偽メール事件」は、苦境に陥っていた小泉政権を救うために前原代表らが仕組んだ八百長事件であったと見られています。前原や野田の立場は自民党に近く、自党を犠牲にして小泉改革を支援したと考えれば、このお粗末な事件が上手く説明できるからです。
野田・前原両氏はこの時、小泉一派に恩を売っていますから、今回「偽手紙」という同様な手口で窮地を救ってもらったのかも知れません。そうであれば、犯人は小泉元総理周辺ということになります。小泉元総理は今や民間人ですから、顛末がバレたとしても現政権が傷つくことはありません。。
それにしても、野田は酷い男です。昨年の民主党代表選の際、新党大地の鈴木宗男氏は「野田だけは絶対にダメだ」と獄中から語っていましたが、その見方が正鵠を得ていたことが明らかになりました。現政権は犯罪的で、良い面など一つもなく、ただ打倒あるのみです。
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