自民党の良いところを捨てた自民党(武田邦彦）
2012年06月30日　http://takedanet.com/2012/06/post_ccd3.html

2012年6月民主党に57人の造反者を出した消費税増税の採決は日本の民主主義に大きな問題を投げかけました。「第一公約をはじめ主要公約とは正反対の政策を進める」ということですから、今後、行われる国政選挙で、国民は投票の時に判断する根拠を失いました。候補者の言うことはウソというのが前提になるからです。

これまでは選挙で投票する判断は「その候補者やその候補者が所属する党の公約や説明を聞いて同意して投票する」ということでしたが、「候補者がウソ（実際にはやる気持ちのないこと）を言う」ことが判明した以上、なにか別の判断基準がいるからです。

私は「前回はウソをつきましたが、今回は正直です」というのは信用しないことにしています。私がＮＨＫは放送を止めた方が良いというのは度重なるウソ報道を続けたからで、「ウソ報道はするけれど、正しい報道もある」などといっても信用しません。

40年ほど前、「資源がなくなる」というＮＨＫのウソ報道を信じて、道を誤った私ですが、私の進路は自分の責任ですが、ＮＨＫの報道がウソだとわかって以来、温暖化報道も通じて早くＮＨＫをなくさないといけないと強く思うようになりました。

このようなウソを認めていると、また私のような被害者を出すと思うからです。原発報道も同じで多くの子供を被曝させましたから、そんなウソの常習犯は社会にはいりません。

ところで、長く政権を取っていた自民党には良いところがありました。党内が自由でいつもワーワーやっている・・・という憎めない党だったのです。自民党も利権政治や派閥政治がありましたが、それでも何となく憎めないところがあり、オープンで民主主義的でした。

ところが、今度の採決では、１）民主党に強い党議拘束を求めた、２）自民党の中に「選挙を大切にしなければならないから、増税法案には反対する」という議員が出なかったことです。

自民党が政策として増税賛成であることはわかっていますが、全員が賛成とは思いませんし、さらに民主党が公然と公約を守らないなかで、私なら「公約を守らない政党と、たとえ政策が一致しても同調しない」ぐらいの考えの議員が少しはいて良いと思ったからです。

「選挙は人を選ぶのか、党を選ぶのか」と昔から言われていましたが、議員が個人の考えを全く反映できないのなら、「人を選ぶ」など全くムダです。その意味でこれまで党議拘束に反対してきた政治家は立派だと思います。

それにしても、衆議院の造成法案の議決の前日、民主党首脳部が能面のような顔をして「党議拘束を破ったら除名だ！」と叫んでいる姿はどう見ても全体主義、暗い時代の共産主義を彷彿させます。

日本に明るい政党はできないのでしょうか？

●３０日、野田佳彦首相の講演映像

　

コメント
01. 2012年6月30日 18:15:45 : DKuWQZpkDk ＮＨＫの解説委員が、ある番組でフランスのオランド大統領が、前政権の緊縮財政政策を見直し、公共工事など積極政策に転換すると言う話をしていた時、結局その財源は借金なんですよねと言った。 解説委員ともあろう者が知らないのかね。 オランド大統領は、高額所得者の所得税の累進強化で賄うとしている。 解説委員がそんなことを知らないとは思えないから、高額所得者であるＮＨＫの職員は意図的に国民に真実を伝えず、消費増税しか方法がないような印象を与える大衆操作を試みているらしい。 ＮＨＫって、本当偏向してるなと思った。
02. 2012年6月30日 18:20:53 : 9uQ9scT676 誰がどう考えても正義は造反組にある。 国民との約束を守ろう、嘘をつくのは止めよう、と言っているのだから。
03. 2012年6月30日 19:11:52 : FRONV22raU 野田さん日本の国を無茶苦茶にするように 誰かに頼まれているの？
04. 2012年6月30日 20:05:29 : d0ZbiHxAeg 民主党が公約を守らないどころか正反対の政策をシャカリキになって行おうとしていることは、 日本では政策は政治家ではなく別の部署の誰かが決めていることを示している。 その別の部署がどこかは各人自分で考えること。 政治家が自分の意思を貫いた政策を貫徹しようとすれば、不利益を被る部署が必ず生まれ、小沢のように攻撃される。理屈も法律もあったものではない。
05. 2012年6月30日 20:17:29 : Ga153Iasrg 　頼まれて自発的に動いているのと、脅迫されているのとでは、真逆だぜ。 ノダ豚の顔を見れば、どちらかぐらい見当が付こうというもんだ、まともな日本人ならばな。 　テレビやゴミ売り新聞等々マスゴミしか知らぬB層国民には、今の政治状況は理解できぬだろうが、スマホなどのネット情報・阿修羅などを知っておれば、日本の将来に希望が持てるというもんだ。 　ごみうり新聞テレビどものハチャメチャぶりが、これから賑わいを増すことになろう。とっくりと見物させてもらおうか。
06. 2012年6月30日 21:16:55 : K1NA9ZN4GE 魔穢破羅(ﾏｴﾊﾗ)の破廉恥「一任」突破ぶり＋野豚の国民不在鉄仮面ぶり＝なかなかの亡国コンビだ。ｗ あなた達の再選は「ありえません」！
07. 2012年6月30日 22:29:23 : rwSKXZTEq6 > 「第一公約をはじめ主要公約とは正反対の政策を進める」ということですから、今後、行われる国政選挙で、国民は投票の時に判断する根拠を失いました。候補者の言うことはウソというのが前提になるからです。 造反組の巨魁小沢一郎は鳩山政府時代の幹事長の時に、マニュフェストにも書かれていない憲法違反の外国人参政権付与法案を政府提案として国会へ提出することを要求した[1,2]。 武田邦彦氏に従えば、小沢一郎の主張は「第一公約をはじめ主要公約とは正反対の政策を進める」ということですから、今後、行われる国政選挙で、国民は投票の時に判断する根拠を失いました」と言うことになり、小沢一郎の言うことはウソというのが前提になる。 >>02. 2012年6月30日 18:20:53 : 9uQ9scT676 > 誰がどう考えても正義は造反組にある。 > 国民との約束を守ろう、嘘をつくのは止めよう、と言っているのだから。 造反組の巨魁小沢一郎の「 国民との約束を守ろう、嘘をつくのは止めよう」は真っ赤な嘘で、本当は「 国民との約束は守らない、嘘を吐いて国民を騙そう」と言っているのに等しい。 [1] 外国人選挙権法案、政府提出検討を確認 : 政治 : YOMIURI ONLINE（読売新聞） http://d.hatena.ne.jp/oguogu/20100113/1263372589 　政府・民主党は１１日の首脳会議で、永住外国人に地方選挙権を付与する法案について、議員立法ではなく、政府提出法案として通常国会への提出を検討することを確認した。 　小沢幹事長の意向によるものだが、この問題では政府・与党内でも賛否が依然分かれており、先行きは不透明だ。 [2] 小沢一郎が外国人参政権を急ぐ理由 http://ameblo.jp/nakasan1960/entry-10432440926.html 『外国人選挙権法案、政府提出検討を確認』 政府・民主党は１１日の首脳会議で、永住外国人に地方選挙権を付与する法案について、議員立法ではなく、政府提出法案として通常国会への提出を検討することを確認した。小沢幹事長の意向によるものだが、この問題では政府・与党内でも賛否が依然分かれており、先行きは不透明だ。 　小沢氏は首脳会議で、同法案を政府提出とするよう強く求めた。選挙権付与に慎重な平野博文官房長官は、与党内の意見が一本化していないことを踏まえ、「党の方は大丈夫か」と問うたが、小沢氏に近い輿石東参院議員会長が「党の方はちゃんとやる。やりたくないのは政府の方じゃないのか」と発言し異論を封じた。小沢氏は政府提出のメリットとして、日韓関係の強化を挙げる。韓国では外国人選挙権付与への期待が高い。小沢氏は、昨年１２月の訪韓時の講演でも「政府としてきちんと政治姿勢を示す意味でも、政府提案で選挙権を認める法案を出すべきだ」と明言した。
08. 2012年6月30日 23:24:42 : VVtMms4Anw また、「外国人参政権」云々しか頭にないネトウヨか('A`) 寝てもさめても韓国人のことしか考えていないんだろうな、ネトウヨは┐(´ー｀)┌ﾔﾚﾔﾚ
09. 日高見連邦共和国 2012年7月01日 01:29:04 : ZtjAE5Qu8buIw : np1eC180Aw ＞０７　ＩＤ＝rwSKXZTEq6＝『白旗逃走』くん ＞造反組の巨魁小沢一郎の「 国民との約束を守ろう、嘘をつくのは止めよう」は真っ赤な嘘で、本当は「 国民との約束は守らない、嘘を吐いて国民を騙そう」と言っているのに等しい。 小沢一郎の話題はどうでもよろしい！ 管元総理、野田元総理・・・失礼野田ソーリー（ゴメンなさいのソーリー）のやり様がどうなのか、 それを“語って”み？国民との選挙での約束を果たす“主責任者”、“権力者”は彼らなんだから！！！ “政権の座”になく、“与党の要職”にすらない小沢一郎に“どのような責任”が有るのか、具体的に客観的に説明してみろよ！！！ “夏を前に”、酢っぱ臭さ倍増だよな、オマエ！！！
10. 2012年7月01日 05:13:59 : aldVWAnEVg >9 アホは、消えろ

11. 2012年7月01日 11:02:28 : nQPAO1hzzU ＮＨＫといってもイーストテレビは違います。 正力松太郎初代の科学技術長官の原発導入の経緯やアメリカの公聴会でマークＩ方式で問題になっていたことなど詳細に昨年の秋頃報じていたのが昔の教育テレビのイーストテレビです。 ＮＨＫといっても一枚岩ではないような気がします。
12. 日高見連邦共和国 2012年7月02日 11:00:23 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA ＞１０ アホちゃいまんねん、パーでんねん！ ＩＤ＝rwSKXZTEq6＝『白旗逃走』の“芳しい脇のオイニー”をいっぱいに吸い込んで、何が嬉しいやら。 ＩＤ＝rwSKXZTEq6＝『白旗逃走』くんを擁護したいんだったら、ちゃんと“論題と主張”を語りなよ〜 俺はパーだが、オマエは『うん〇にたかるハエ』だって事に気付いてるかい？

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