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民・自・公の三党合意は「密室談合政治」であり、単純小選挙区制は選挙を形骸化してしまう。ヨーロッパ式の比例代表制にすべきだ
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/119.html
投稿者 TORA 日時 2012 年 7 月 15 日 13:46:25: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu267.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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民・自・公の三党合意は「密室談合政治」であり、単純小選挙区制は
選挙を形骸化してしまう。ヨーロッパ式の比例代表制にすべきだろう。

2012年7月15日 日曜日

◆「政策は二の次」の国会議員を生んだ選挙制度/舛添要一(新党改革代表) 7月13日 
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120713-00000301-nipponcom-pol


選挙制度が、政党や政治のあり方に大きな影響を与えることは、言うまでもない。現在の衆議院は小選挙区比例代表並立制を採用しているが、この制度こそが、民主党と自民党という二つの大政党を中心に政治が動く状況を現出させたといえる。

◆中選挙区制から実現した自民党一党支配

第二次大戦後のほとんどの時期、衆議院の選挙制度は中選挙区制度で、一つの選挙区から、原則として3〜5人が当選する仕組みであった。この選挙制度の下で、米ソ冷戦構造など様々な要因が重なって、自民党による一党支配(ONE PARTY DOMINANCE)が生まれた。政権党の自民党は、5つ程度の派閥が政策を競って切磋琢磨していたが、自民党政権はこれら派閥の連立政権と言ってもよい実態であった。

派閥は中選挙区制と緊密に関連していた。一党で過半数を獲得し、長期に政権を維持するためには、一つの選挙区から複数の候補者を当選させる必要がある。極端な場合、一つの選挙区で5つの議席を独占することすらありえた。自民党の候補者にとって、社会党など野党の候補者のみならず、同じ自民の別の候補者との争いが熾烈になる。5人自民党候補者がいれば、その5人は異なる派閥に属して、他の自民党候補との違いを強調せざるをえなくなる。

そして、党よりも派閥を、さらに言えば、候補者個人を前面に押し出して戦うことになる。個人後援会を組織化したのは、そのためであり、その分、政党の組織化や近代化が遅れることになった。

◆小選挙区制で政権交代が可能に

1994年に中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に変更され、1996年の衆議院選挙から、この制度が適用された。この制度変更は、一党支配がもたらす政治の腐敗に終止符を打ち、二大政党による政権交代が可能な制度を樹立しようという政治改革への熱意がもたらしたものである。

実際に、2009年夏の総選挙で政権交代が実現し、民主党政権が生まれた。そこに至る過程で、政党の離合集散の中から、1998年に民主党が誕生し、勢力を拡大して、遂に政権党になったのである。小選挙区制の下では、基本的には自民党か民主党か、いずれかの大政党に属する候補者が勝つ確率が高い。その他の中小政党は、比例区を中心に議席を獲得する戦略を立てるしかない。

◆どんな政策でも妥協できる人々が国会議員になる

そのために、政治の世界に参入しようとする者が、自民党か民主党に属するという決定をするのは合理的である。ある選挙区で、すでに自民党候補がいる場合、政策の違いはどうであれ、民主党に行かざるをえない。逆のケースも同様である。皮肉なことに、政策を二大政党で競うべきなのに、選挙区事情中心に所属政党を決めるので、実際には政策は二の次となり、どちらの政策でも受け入れる人々が国会議員になることになる。

税と社会保障の一体改革について自公民が妥協した背景には、このような事情もある。野田政権の推進している政策は、安全保障、税制改革、エネルギー政策など、いずれをとっても、かつての自民党政権の政策そのものである。政党には政策があっても、当選することに最大価値を見出す国会議員には、政策は二の次である。だから、海外から見ると不思議な政党間の野合がいとも簡単に成立するのである。


(私のコメント)


今日は夏休み前の三連休であり、天気も晴れて暑くなり、すっかり夏休みモードに入っている人も多くなってきた事でしょう。私は仕事が年中無休であり24時間まるまる仕事時間なので、夏休みはありません。その代わりに一年中日曜日のようなところもあり、暇なので毎日「株式日記」を書いています。サラリーマンが定年退職すると毎日が日曜日になりますが、家にごろごろしていると家族に粗大ゴミ扱いされます。

不動産賃貸業と言うのは、一年中仕事であり休みのような仕事であり、定年退職も無く生涯現役で働く事ができる。にも拘らずアパート経営やビル経営を目指す人は少ないのは、失敗する確率も高いからだ。失敗しない為には適切な判断力のある能力が無ければならず、交渉力も必要であり広い業務知識も必要だ。トラぶった時も適切に対処しなければ経営に行き詰る。

それに比べると国会議員は、4年に一度あるかないかの選挙期間中に選挙区を走り回るだけで、当選してしまえば後は党幹部の言いなりになっていれば良いだけになってしまう。これでは10年以上も経てば国会議員は世間社会から遊離した存在になり、落選してみて始めて世の中の事が分かるようだ。医者や弁護士のような国家資格を持った人なら落選しても生活は何とかなるが、多くの国会議員は多くの人はただの人以下になってしまう。

単純小選挙区制になって、大物議員でも逆風が吹けば落選するようになり、選挙に打って出るよりも総理の首のすげ替えをするようになったのは、実績のある国会議員でも落選する可能性が非常に高くなった為だ。衆議院選挙で大敗しても次の参議院選挙で大敗するのは、いずれも消費税増税を公約にしたからですが、ねじれ国会は自民党も民主党も自ら招いたようなものだ。

選挙に強かった小泉総理ですら消費税は公約にしなかったのに、麻生内閣も菅内閣も消費税を上げるといって選挙で大敗した。それでもなおかつ野田総理が三党合意してまで消費税増税に突っ走るのは、財務省に唆されているからだろう。今朝のTBSの仙谷氏と武村氏の対談でも「野田総理の実行力はすごいものだ」と大絶賛でしたが、武村氏も仙谷氏も税務官僚に踊らされているのだろう。

消費税については何度も書いてきましたが、税収を伸ばすにはパイを大きくする事であり、税率を引き上げても税収は伸びない。しかし財務官僚は消費税増税に拘るのはバカだからだろう。消費税の為に国会は混乱の極みですが、財務官僚はパイを大きくする事よりも既得権益の拡大に走ってしまっている。それを国会議員は止められなくて洗脳されている。

与党も野党も消費税増税で三党合意は、今までの常識ではありえなかった事ですが、谷垣総裁はどのような密約で三党合意に踏み切ったのだろうか? 税制と言う基本政策で与野党がまとまってしまうと有権者は政策の選択手段がなくなってしまう。民主党に票を入れても自民党に票を入れても同じなのでは選挙の意味が無い。

舛添氏が記事に書いているように、単純小選挙区制では選挙区に大物議員がいれば選挙に立つ事が出来ませんが、野党から公認されて出るしか手段はなくなる。野田総理も前原政調会長も普通なら自民党から出るような政策の持ち主ですが、自民党は世襲候補でなければなかなか選挙に出ることが出来なくなっていた。自民党の公認をもらうには国会議員の父親のコネがあれば楽に党の公認がもらえた。

自民党の谷垣総裁も石原幹事長も世襲議員であるのに、民主党の野田総理や輿石幹事長も世襲議員ではなく日本の政治の区分けは世襲議員かそうでないかに分かれている。つまり父親が国会議員という既得権がある側と、既得権が無い側の選挙であり、民主党が政権を取れば既得権を得た側になり、自民党との区別がつかなくなるのは当然なのだろう。

舛添氏は、「野田政権の推進している政策は、安全保障、税制改革、エネルギー政策など、いずれをとっても、かつての自民党政権の政策そのものである。政党には政策があっても、当選することに最大価値を見出す国会議員には、政策は二の次である。だから、海外から見ると不思議な政党間の野合がいとも簡単に成立するのである。」と最後に書いていますが、単純小選挙区制では密室談合政治がしやすくなる。

むしろヨーロッパのような、ブロック制の比例代表選挙にすべきなのだろう。中選挙区も派閥政治の温床になり個人単位の選挙になり金権選挙になりやすい。比例代表制なら政党単位の選挙だから小政党が乱立するかもしれませんが、政党の政策ははっきりする。連立政権が当たり前になり、衆参がねじれても連立を組みかえればねじれは解消できる。


 

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コメント
 
01. 2012年7月15日 14:02:51 : VoHQXX9kmw
国民的人気の高い舛添要一さんですかw
最近、とんと音沙汰がないですが、元気なのかな?

02. 2012年7月15日 14:35:47 : dKi54S7nrQ
比例代表の悪いところは、逆に個人がいなくなって党首・党幹部絶対権力主義がまかり通ること。

また、個人単位で得票を競う大選挙区・全国区では、こんどは大都会関係者や大企業関係者、大宗教、マスゴミに養成された「有名人」が圧倒的に有利になるという弱点がある。

たとえば、地方都市市長を3期つとめ、評判のいい人がいたとする。ある意味、政治のプロなのだが、そんなのより、そのままんま東みたいなテレビ芸能人の方が全国区では圧倒的に強い。


03. 2012年7月15日 14:47:27 : NKWo8ixA5c
比例代表制にすると、連合の過程で共産党(しばしば緑の党とかオリーブの木に化けている)の政権参加が可能になるのであまり好ましくないのでは?、

04. 2012年7月15日 14:50:45 : HkDjpRHO9k
比例にしたら、利益団体ごとの代表が当選することになる。

政党の理念と言っても、共産党や公明党など特殊な思想政党もあるが、常識的に見て利益団体の集合体のようになる。
組織をもたない一般の意見は反映されない。

小選挙区制は、無党派的な一般の支持がなければ当選できない。
それが利点だが、欠点は党中央の公認権が強くなることだ。
個人の意見が反映されにくい。

その欠点を補うのが、小選挙区にして党議拘束を外すというのがその解決方法だ。
国民の生活が第一、はさすがである。

ただし、国民が党議拘束は主権者国民の権利を奪うものとして、それをする政党を排除しなければならない。


05. 2012年7月15日 15:01:38 : vWdID5IVFI

 国政選挙においては小選挙区制より比例代表制がいいだろう。
 
 比例代表制のいちばんの長所は、国民の一票がすべて生かされることだ。各党の獲得票数(その時の民意)がそのまま議席数に反映するから、かつての郵政選挙のように1/2の票で3/4の議席を獲得するという不合理な結果になることはないし、地域間の一票の格差もなくなる。

 また、政党名で投票するので、有名タレント候補の集票力で議席を増やそうという手法はとれなくなる。利益誘導が売りの地元顔役型や、地盤頼みの無能な世襲議員も減る。

 アメリカには現在、緑の党・改革党・共産党・社会党その他数多くの政党があるが、小選挙区制によって民主・共和の実質二党国家になった。もはや社会の少数派や弱者が自らの代表を議会に送ることは不可能だ。かれらは富者や強者が支配する国家のほどこしを受けるだけになってしまった。


06. 2012年7月15日 16:15:02 : EiB4f7Czjn
 アメリカの2大政党制が機能しているのは、党議拘束がないからまだ健全性を保っている。党議拘束がないから、官僚はすべて議員に「ご説明」しなければならず、国対を機密費で丸め込んだり、代表や幹事長が一存で官僚の言いなりになることはできない。したがって、派閥の親分も子分に従わせることもできない。
 
 アメリカのウオーターゲート事件の弾劾委員会採決をテレビで公開していたが、弾劾に対して共和党議員でも何人も賛成し、民主党議員も何人も反対していた場面を見ていて衝撃を受けた思い出がある。

 二大政党に党議拘束がなくなれば、官僚は政治家の操縦が非常に困難になることは確実だ。今回の民主党で、消費税に大半は反対だが寄らば大樹で離党したくない議員が節を曲げて賛成することもなく、国民のために真の代議制が実現する。その意味で「国民のせいかつが第一」に党議拘束がないことは非常にすばらしいことだ。現在は、与党の親分を官僚が従わせれば、国を牛耳れるが、アメリカでは全国会議員を官僚が丸め込まなければならない、日本では衆議院に480の党があるようなものだ。国民が、党議拘束のない党を支援すれば、いつかはすべての党に「党議拘束がなくなる。そして、官僚主導は自然に消滅し、国民主権に大政奉還される。
みなさん、党議拘束のない「国民の生活が第一」を応援しようではありませんか。


07. 2012年7月15日 17:21:29 : Edke1n3woZ
06様、何事も、国民しだいの面を持っていると分かりました。
>現在は、与党の親分を官僚が従わせれば、国を牛耳れる…
>国民が、党議拘束のない党を支援すれば、いつかはすべての党に「党議拘束がなくなる。そして、官僚主導は自然に消滅し、国民主権に大政奉還される。

「国民の生活が第一」に投票します。ただ、連合推薦の民主党閣僚が消費増税賛成したのを、わざと電話で確認しました。「国民の第一…党」が候補者を立ててくれるか、心配です。


08. 2012年7月15日 17:22:11 : hzsfPtuQQg
民主政治にとって選挙制度は非常に大事だ。小選挙区制になってから政治家が小物になったと言うのは事実であろう。それと比例代表並立制、併用制などと言いだしてから投票率が激減しだしたのである。民主政治はじいさん、ばあさんでも分かる制度でなければならない。また選挙権を十八歳に引き下げるのも必要だろう。政党助成金は廃止すべきだ。選挙にネット解禁も必要だ。着実に実現させよう。

09. 2012年7月15日 17:42:36 : EiB4f7Czjn
07さま

 ご賛意ありがとうございます、一人が二人、二人が三人と根気よくみんなが努力すれば「愚公、山を動かす」こともあります。

 もし、「国民の生活が第一」の選択肢がなければ、民主党意外の候補者に「批判票」を投じてください。今の日本は、どんな政策でも変えられません、なぜなら官僚が焼け太りのように自分の都合のいいように法案を作るので、統治機構を官僚主導から、政治主導に変える必要があり、そのためには急がば回れでも党議拘束無しを求める国民的ムーブメントが効果的かと思います。


10. 2012年7月15日 19:14:59 : bfiHqt1iFQ
桝添、確かに次の総理は?で国民の支持が高かったな。当時からマスコミのインチキ世論調査と疑ってたがっていたが当の桝添君が勘違いで信じ込み、離党して新党作ったが一貫の終わり。離党以後総理候補に上がる事なし。本当に国民の支持がインチキでなければ出鱈目な自民を批判して離党したのだから、急に総理にしたいナンバーワンが欄外に行くことは無い。マスコミはインチキだから騙された桝添が悪い。政党名をわざと言わず小沢新党と言いNHKで今日も国民は15%くらいしか期待していないとまた言っていた。これは抗議の対象にならないのか。前鳥取県知事の片山がこのような聞き方でアンケートとれば民主も自民も10%台ではないかと言ってたことだけが救いだった。6人中は野沢が5人も出ていた。

11. 2012年7月15日 19:32:37 : esmsVHFkrM

世の中に完全な選挙制度はない。それぞれの制度は一長一短だ。

それを踏まえてうえで、現在日本の選挙制度を考える上で一番大切なことはどの制度が強力な政府を生み出して官僚を抑えることができるかと言うことだ。

日本の現在の混迷と亡国が官僚たちによって引き起こされていることは論をまたない。政権が自民党にあったときには自民党政治がそれを引き起こしていると錯覚したが、民主党に政権交代が起こってもそれが官僚どもによって簡単に第2自民党(野田民主党)にされてしまったことを見れば、政権は非情に強力なものでなければ官僚のそのような策動に耐え得ないことは明らかだ。ひっきょう、官僚を抑えるべきでありそれができるはずなのは政治だ。政治が官僚に対して強力にならなければ政治は官僚を抑えることができない。政治、すなわち、政権が官僚を抑えられるほど協力になるような選挙制度、それこそが今の日本に求められる選挙制度だ。

すべての政治制度問題は官僚をどう抑えるかと言う視点で検討されなければならない。

その点でもっとも優れているのは小選挙区制だ。小選挙区制では、選挙結果において小党分裂が起こりにくく過半数を確実に獲得した多数派与党が生まれやすい。そのような安定過半数を獲得した与党が強力な政権を作りやすい。政権が議会において安定していれば、官僚が付け込む隙がなくなるばかりか、大胆な政策を実施しやすく官僚を抑え既得権益を解体していくことが可能になる。それを行う権威と権力を与党が得やすいと言うことだ。

これが比例代表制であれば結果は、安定多数の与党が出現しにくく政権は少数与党を中心とする連立となりがちで、連立の間隙をついて官僚が政権を揺さぶったり分裂させたりすることを容易にする。多党間の連立政権ではすべての政策について合意が成立することが困難で、政策は最大公約数的なものにならざるを得ず、結果として官僚利権をはじめとする既得権に大胆なメスが入らない。

さらに、小選挙区制は政権交代が起こりやすくなるということも大きな利点だ。権力は絶対的に腐敗する。どんなに反官僚的な与党や政権であっても長期に政権の座にあればそれ自体が官僚と結託して利権政府と化す。終身雇用制で身分としての利害を共有する官僚どもがついには与党を懐柔して自らの利権構造に組み込んでしまうのだ。これが自民党の長期政権下で起こったことだ。

小選挙区制においてはわずかな人間の投票の移動がその選挙区の勝敗を左右する。英国やオーストラリアに暮らしたことがある人間であれば、選挙報道が「Swing」の動向に集中することを見聞しているはずだ。それは2大政党のうちの一方から他方へどのくらい有権者が移動するかの分析こそが選挙結果の分析となるからだ。したがって、与党に少しでも失政があったり与党の政治姿勢に世論無視の傾向があったり(arrogantだと判断されれば)Swingが起こりその選挙区での野党候補の勝利が容易に起こりうる。それは全国規模での政権交代に容易につながる。

自民党があのような長期政権をとりえたのは小選挙区制ではなかったからだ。自民党に対する不満が爆発しても自民党は選挙に退廃しない。それは小選挙区制でなく中選挙区制であったからで自民党候補の当選順位が下がっただけで自民党は議席を失うにしてもそれを最小限に止まることができた。だから、自民党の長期政権は続きそれを利用してきた官僚利権政府も長期にわたって好き勝手をやってこられたのだ。

だからこそ、小沢は中選挙区制を小選挙区制に変えた。そのために自民党を出た。これは小沢が官僚の利権体制を正すという目的のために、強力な政治、強力な政権、安定多数の与党、政権交代の起こり易さが必要でありそのために日本は小選挙区制で無ければならないと考えたからだ。私はこの小沢の考えに全面的に賛成だ。現にこの前の民主党による政権交代だって不完全ではあってもこの小選挙区制でなくては起こっていなかっただろう。惜しむらくはそれが完全な小選挙区制ではなかったということで、そのせいで自民党の政治家の多くは比例で救われて生き残ってしまった。

完全比例代表性が民意にもっとも忠実なのは確かだ。民意がそのまま議会に反映されれがそれでいいというのであれば完全比例代表制にすればいい。しかし、その結果は、多党化と安定過半数与党の不在、連立政権の不協和と分裂、最大公約数的政策の不徹底、それに付け込む官僚の政治への干渉、その結果として官僚利権の永久的な存続と増大だ。

したがって、私は官僚どもの横暴と亡国を一刻も早く止めると言う一点において、他に欠点があろうとも小選挙区制がより良い選挙制度であると信ずる。

この点においても私は小沢の偉大さに感銘を受ける。


12. 2012年7月15日 19:40:44 : 6kuobrWeYc
>英国やオーストラリアに暮らしたことがある人間であれば、選挙報道が「Swing」の動向に集中することを見聞しているはずだ。

全体から見れば一部の「拮抗」選挙区での話しだよ。

小選挙区でも実際は、
「多党化と安定過半数与党の不在、連立政権の不協和と分裂、最大公約数的政策の不徹底、それに付け込む官僚の政治への干渉、その結果として官僚利権の永久的な存続」は変わってないよな。


13. 2012年7月15日 19:55:44 : jp1iHTnrTc
投稿者 TORA さんの意見に賛成ですね。

小選挙区制になってから日本の政治は劣化し腐敗した。
比例代表制に反対する者は、国民に比例代表制を誤解させる為に出鱈目、妄想、デマによるミスリードしか言えない状態になっている。
だから、彼らの言う間違ったコメントを真に受けるのではなく、こいつ何てこんな馬鹿なことを言っているんだと批判的目で見る必要があります。

彼ら工作員のよくやる手口が、共産とか創価を持ち出すことです。
しかしよく考えてみると、比例代表制は、何処の政党に有利とか不利とか言うことがない公平な制度なのです。
それなのに共産が増える、創価に有利だとか言い立てるのは頭がおかしいとしか言い様がありません。
自分が嫌いな勢力は不正を働いても排除しようとするのは、既に民主主義者ではありません。
共産や公明を排除する為に、国民の選ぶ権利を奪い、政治を腐敗させ、民主主義を死なす主張をすること程愚かなことはありません。
断って置きますが、私自身は共産党とも公明党とも何の関係も有りません。公平な民主主義者なだけです。

小選挙区制に目をやると、実際上、自民党と同類の民主党しか当選できません。
こんな不公正な制度があるでしょうか。
不公正な選挙制度は、不公正な議会を作り、不正を働く政府を作りました。

翻って考えると、議会とは一体何なんでしょう?
議会は国民の代わりに代議員が議論する所です。
だったら、議会は民意が議席に公正に反映していなければ駄目ですよね。
 


14. 2012年7月15日 20:19:10 : KUKknG7sHA
日本の現状を考えると、官僚を含む既得権益者の不法権力を変えるのは小選挙区制が基準でいいだろう。

民主党が政権を奪うことによりそれは可能となったはずだが内部の裏切り者が、既得権益層である検察、マスゴミと組んでクーデターを起こしたものだ。

これを超えるには国民の生活が第一の党は過半数を制し、既得権益層に対峙していく以外にない。

民意が議席に公平に反映されるから比例代表制がいいなどと言っていても少数議席の政党の言い分がどのみちとうるわけではない。


15. 2012年7月15日 20:48:10 : dKi54S7nrQ
民主主義というのは、基本は直接民主主義。

その点、選挙区が広ければ広いほど、仲介する者が多ければ多いほど、よろしくない。

アメリカ大統領選の「選挙人」を選ぶ制度なんて、いい制度といえないし、党首に名簿を組んでもらう比例代表制もダメ。

党首の能力・誠実に「賭ける」なんて、危なくてしょうがない。

また、選挙区が広ければ広いほど、マスゴミと組織の影響力が格段にあがる。

あの人は地元市長や、市議、町議でよくやってる。あれは中小企業を立ち上げた人だ、などという「口コミ」や、ちょっと行けばミニ集会で出会える人が候補になるのがよい。

また、立候補への障碍や不公平が少ない制度の方が民主的に決まっている。

それらの点、小選挙区がベターだ。そして、総理大臣指名投票以外で党議拘束をなくすのも、たしかに小選挙区の弱点をおおいにカバーするだろう。

ただし、よくかき込む共産工作員氏にちなんで云うなら、共産が主張するように政党助成金はなくした方がいい。これも小沢が過去、主に取り組んだことなら、はっきり行って彼の失策だったと思う。


16. 2012年7月15日 21:09:37 : jp1iHTnrTc
>>13

不公正な選挙制度で不当な議席を得ている自民党と同類の民主党は、不正で旨い汁を吸ったから、バターを舐めた犬の様に小選挙区制を手放そうとしないだろう。
民主党は次の総選挙で壊滅すると言うのにねw
だから、彼らと交渉しようとしても不毛だと思う。

一度選挙制度を不公正なものに歪めてしまうと、元に戻すのには相当なエネルギーが必要になる。
つまり、革命的な行為が必要になる。

みんなの党、公明党、共産党、社民党、新党日本、国民新党は、選挙制度改革一つの為に協力し、次の総選挙で、選挙制度改革特別内閣の設立を宣言し、政権を取ったら直ちに選挙制度改革を行い、選挙制度改革がされたら直ちに衆議院を解散し、新しい完全比例代表制の下で国民の民意を問うと約束して、300の小選挙区全てに共通候補を立てて選挙に臨めば、国民は必ず答えてくれる。
 


17. 2012年7月15日 21:38:33 : D7BWHV1Jd2
>また、選挙区が広ければ広いほど、マスゴミと組織の影響力が格段にあがる。
大選挙区で選挙やったときのマスコミの影響力なんて大したことないよ。
所詮は特定の数十人を持ち上げるのがやっとなんだから。

組織の影響力はあなどれないが、組織がデカくなればなるほど末端まで意思が通らなくなる。
結局のところ、誰がどこに投票したなんてわかりゃしないのだから。

最悪なのは、小選挙区制と比例代表非拘束名簿方式。
小選挙区制は地盤を抑えるための利益誘導に走り、国全体を見る政治家が出ない。
ここで小選挙区が素晴らしいようなことを言っている連中は、それを推進した政治家の唯一の実績を擁護したいからに過ぎない。

比例代表非拘束名簿方式の欠点は言わずもがな。
拘束名簿方式にしたところで、意中の候補に繋がるかどうかはわからない。
そもそも死票なんて投票した有権者には存在しない。
生きるか死ぬかは候補者だけのこと。
せっかく自分の政党に投票されたのだから、これを有効活用させてもらわないと
勿体ないってのが死票の発想。


18. 2012年7月15日 21:54:25 : vWdID5IVFI

 国会図書館の資料によると、OECDの29ヵ国にロシアを加えた30ヵ国の下院の選挙制度は次のとおりである。
 
 小選挙区制(5)アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア
 小選挙区比例代表並立制(2)メキシコ、韓国
 小選挙区比例代表組合せ(1)ハンガリー
 
 小選挙区比例代表併用制(2)ドイツ、ニュージーランド
 比例代表制(20)イタリア、ロシア、スペイン、ポルトガル、アイスランド、トルコ、オランダ、ベルギー、オーストリア、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、ギリシャ、ポーランド、チェコ、スロバキア、スイス、ルクセンブルグ、アイルランド
 
 いずれの制度にも長所があるから、それぞれの国がその制度を選んだのだろうが、これだけ多数の国が比例代表制を選んでいるのを見ると、よくいわれる小選挙区制で政権は安定するが、比例代表制では政権が不安定になるということは当てはまらないのではないか、連立政権に慣れればむしろ独走する単独政権よりもよいのではないかと思うのである。

 官僚支配を打破することは日本の最重要課題だとおもうが、選挙制度というよりも官僚の人事権を取り戻すことなどがむしろ有用なのではないだろうか。

 アメリカのように、緑の党・改革党・共産党・社会党その他数多くの政党がありながら、小選挙区制によって民主・共和の実質2党国家になると、社会の少数派や弱者が自らの代表を議会に送ることは不可能になり、富者や強者が支配する国家のほどこしを受けるだけになってしまう。


19. 2012年7月15日 23:25:18 : bvEaRLsCsk
>>16
 
野党の政治家の皆さんの勇気と度量に期待します。

 


20. 2012年7月15日 23:30:00 : LSaM8WGpDM
>よくいわれる小選挙区制で政権は安定するが、
>比例代表制では政権が不安定になるということは当てはまらないのではないか、
は?

>連立政権に慣れればむしろ独走する単独政権よりもよいのではないかと思うのである。
ワイマール共和国知ってる?
末路は独裁する単独政権になったんだよ?


21. 2012年7月16日 04:31:41 : ydEfxXVtrO
>単純小選挙区制は選挙を形骸化してしまう。ヨーロッパ式の比例代表制にすべきだ

大賛成です。

比例代表制中心の選挙制度、連用制でも併用制でもいいから
すこしでも得票率と議席占有率の乖離の少ない選挙制度に変えるべきだろう。

小沢氏は小選挙区制中心の選挙制度にこだわるべきではない。

>>20
特殊な例外を一般化しても意味はない。
現在、先進国で多数の国々が比例代表制ベースの選挙制度を採用しているが、
独裁政権を生んでいない。


22. 2012年7月16日 06:29:37 : dKi54S7nrQ
「ヨーロッパ式の」と投稿文にはあるが、

18のコメント一覧でわかるとおり、ヨーロッパの英仏独といった、いわゆる「主要国」は皆小選挙区じゃないか。

いいかげんなことを書くな。


23. 2012年7月16日 08:28:42 : ZuunVYIJzs
第一次世界大戦に敗戦してボロボロになっていた上に、帝政を倒してから僅か十数年しか経っていない混乱期のドイツと現代の日本との区別が付かない情弱者が一名いるようです。

>>17さんが示してくれたフィンランド、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリア、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スイス、ルクセンブルグ、アイルランド、アイスランドは?

小選挙区制しがみ付き派は、嘘、デマ、妄想、ミスリードに加えて、最後の足掻きのこじ付け、屁理屈で自爆ですね。

相手にするのもバカバカしい。
 


24. 2012年7月16日 08:33:47 : ZuunVYIJzs
>>23
アンカー訂正 17 → >>18

25. 2012年7月16日 12:31:45 : ZuunVYIJzs
因みに、ドイツは併用制だから実質比例代表制です。

>>18さんが示してくれた一覧によると、ヨーロッパで小選挙区制なのはイギリスとフランスだけ。

それ以外は全部、比例代表制。
 


26. 2012年7月16日 16:27:21 : 0e4zgoQc76
>特殊な例外を一般化しても意味はない。
はて?特殊な例外と言われるが、単純にそれで済ませていいのかな?

>第一次世界大戦に敗戦してボロボロになっていた上に、
>帝政を倒してから僅か十数年しか経っていない混乱期のドイツと
>現代の日本との区別が付かない情弱者が一名いるようです。
同じことですな、バブルが崩壊してボロボロになり混乱した現代日本も。

ワイマール共和国知らないで、慌ててググって出した薄っぺらい難癖にしか見えませんなぁ。


27. 2012年7月17日 23:55:25 : 54O8UAikes
2012年7月16日 16:27:21 : 0e4zgoQc76 >慌ててググって出した薄っぺらい

それはお前が何時も言われて来たこととみてとれる。
当時のドイツと今の日本と同じと言った段階で、
ネットの受け売りしか出来ない無知バレバレ。


28. 2012年7月18日 22:18:09 : 7sjrvJJdU2
>ネットの受け売りしか出来ない無知バレバレ。
はい、では元ネタ出してみましょうか?できるもんならね(笑)

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