もっと知りたい！今のニッポン 桐野昭二が答える、「日本の良識」とは！

　生活保護不正受給と関わって、その家族がどれほど援助できるかが議論され、制度化も浮上している。だが、そこでは家族の崩壊や地域の衰退と、最低賃金と生活保護費の不釣り合いが、より大きな問題ではないだろうか。

　本来、日本のイエ家族は、直系単婚で子が家を継ぎ、跡継ぎがいない場合には養子をもらってきた。そこでは、親が子を養い、老いては子が親の面倒を見るのは当然のことであった。

　地域経済が衰退し、跡継ぎが地元で生活することが困難になり、家族が離れて暮らし、その絆の崩壊が加速されている。家族の再生と地域の再生は、切り離すことが出来ないのだ。

　政府は、財政難から生活保護を減らしたい意図で、その場凌ぎの制度見直しを言うが、日本の社会をどういう風にしたいか、未来像を描けず方向付けができていない。政府の果たすべき役割が問われているののだ。 　

コメント
01. 2012年7月19日 18:33:11 : BDDFeQHT6I 一方で特別配偶者控除や不要家族控除を廃止して家族を養う道を閉ざしておいて、他方で別所帯でも家族だろうと扶養の義務を言う、まったくのご都合主義だろう。 こんなデタラメな行政をやられては国民が堪らない、今の官僚組織を一旦解体して新しい行政の仕組みを作るしか方法は無いだろう。 官僚組織を維持しなければ行政が回らないなどと言うのはまったくの幻想だ、今の役人がやっている事など誰がやったって出来る、法律がどうこう言うなら法律自体を整理統合して新しい法体系を作れば良いのだ、官僚が独占している最大の権益は複雑な法体系なのだから、これを一挙に簡素化すれば行政など誰でも出来るはずだ。
02. 賢者の石 2012年7月19日 21:21:16 : Qf5ShLuWtoZHs : eE52T3ospc 解体すればよくなると言う方が 国や社会の成り立ちに無知な、無教養者の幻想だ。 統治機構は有機生命体である。有機生命体は自然との対話によって 人間が長い歴史をかけて発見してきたものだ。 その発見が憲法であり、そこに規定される国の形である統治機構だ。 おおよそ、それは０からアメーバー一つ人為的に創れない、 人が壊して創れるものではない。 機械をばらして、部品をメンテナンスして、また組み立てるのとは違うのだ 有機生命体は壊せば下手をすれば腐敗して死ぬ。時間をかけないと再生しない。 めんどくさいくさいから殺せば治るよという発想だ

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