23. 2012年7月22日 00:59:35
: ppyfPYLcJU
たいへん重要な事だと思いますので再録させていただきます。 申し訳有りませんが、既読のかたはスルーしてください。■選手の「命を守る」ため中日選手のWBC参加/不参加を選手の判断にまかせる決断をした落合監督の英断におもいを致す。 昨年のWBCに中日選手は参加しなかった。 こんな情報があった。 【WBC】中日・落合監督「球団で断ったなんて書かれ方はマスコミの暴力だ」「(代表に)来いといえば全部出てくると思うのは大間違いだ」 http://www.sanspo.com/baseball/news/081123/bsc0811230508001-n2.htm −−−−(引用します) 秋季練習中のナゴヤ球場のプレスルームに姿を見せた落合監督。「1回しか話さない」と断った上で独演会が始まった。 「何が何でも行け、行くな、なんてことを選手に言う権利はオレにはないし、選手も従う義務はない。球団で断ったなんて書かれ方はマスコミの暴力だ」 球団にかかる電話、ネットに広がる批判の声。一部の“ボイコット説”に強く反論した。 同監督は、和田にも追加で打診があったことを明らかにしたが、はじめにリストアップされたうち、意思を確認した岩瀬と森野は「もう二度と行きたくない」。若い高橋と浅尾も調整面での不安を口にしたという。 「(日本プロ野球組織=NPB=からの文書には)理由を書く欄なんてなかった。『行きたい人で戦う』と言っておきながら、自分らで言っていることを途中で否定しちゃってる」 さらに代表引退を表明した宮本(ヤクルト)や上原(巨人)を引き合いに出し「そういう一部の人間には配慮するのに、こっちはメッタ斬りするのか」と吐き捨てた。 また昨年12月の北京五輪アジア予選のメンバーから外れた松中(ソフトバンク)にも言及。 「けがをしたときにどうなるんですか、と聞いたら外された。(ファンから)首くくって死ねといわれて、誰かがフォローしてやってくれるのか? 負けて被害を受けるのは選手なんだ。 二度と味わいたくないと思う人間がいても不思議はないだろ。 (代表に)来いといえば全部出てくると思うのは大間違いだ」とまくし立てた。 「NPBやファンを納得させようとは思わない。でも代表の監督でもコーチでも、NPBでも話にくればいい。ちゃんと説明してやるよ」 実は、北京五輪前にはWBCの監督就任を打診され「よその球団の選手は預かれない」と断っていたことも暴露。中日Vs11球団・NPBのミゾはさらに深まりそうだ。 −−−−− これも権力者としての米WBC&日NPB連合と使用される選手達との闘いであろう。 身体が財産のプロスポーツ選手。 プロ野球の選手は年間を通して過酷な仕事をこなす。 実際に、たいていの選手の身体はボロボロといっていい。 シーズンオフは過酷な仕事で痛めた身体と疲弊した心を修復する大切な時間だ。 そこにペナントレースを上回る期待を背負って、しかも訳の分からない監督の下で単短期決戦の過酷な仕事をするリスクは計り知れない。 これまでも松坂は壊れ、岩瀬も壊れ、イチロウでさえストレス性胃潰瘍で血を流した。 長いペナントレースを闘ったあとでそれほど過酷なイベントに出るためには相当のリスクを覚悟せねばならず、従ってしかるべく保障と報酬が準備されてしかるべきなのだ。 それができていないまま、WBCとNPBのビジネスのために選手は実質的に参加を強制されていたのだ。 落合監督が監督の打診を断ったのも、中日の選手の自主性に任せた結果参加者ゼロであったのも実に適切で妥当な判断なのである。 落合監督や野村監督は選手達が一事業主としてリスクの大きな仕事をして生きていることを深く理解し、守る立場で決断している。 私はつい、米国・官僚・政治家と国民の関係との類似に想いを馳せてしまうのだ。 落合監督が総理大臣だったら国民の生活は守られるだろうな、と。 しかし今年は選手達が自ら声をあげ、行動し自らの権利を守った。 今後、条件次第で参加になることもあり得るが、そのときには選手達の権利は守られているはずだ。 我々国民もプロ野球選手会の自立した行動を見習い、米国・官僚のパシリとなって国民から搾取することに命懸けの政治家に『NO!』を言わなければならない。 そして『NO!』の意思を行動で示さなければならない! |