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日本ゲバラ小沢最後の闘い 8月民主党は溶けて無くなる (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/434.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 7 月 24 日 00:08:47: igsppGRN/E9PQ
 

日本ゲバラ小沢最後の闘い 8月民主党は溶けて無くなる
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6437.html
2012/7/23 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


◆間もなく選挙戦に突入し民主でもなく自民でもなく乱立小政党と覚醒した市民によるこの国再生の新しい動き

酷暑の重大政変、小沢一郎の離党が政権の終わりの始まりだった

民主党議員は続々離党、それぞれ個別のグループを結成して反野田政権の永田町のゲリラ戦が始まった やはり、小沢一郎が動いた影響は大きかった。小沢グループ49人の離党をキッカケに、民主党が“自壊”し始めている。

先週17日には、女性議員3人が、原発の再稼働反対を理由に、「自民党との違いが分からなくなった」「理念もろとも変わり果てた」と離党届を提出し、新会派「みどりの風」を立ち上げた。さらに、衆院議員1人が「尖閣諸島問題」への対応に不満を強めて離党。

離党者は55人に達している。さすがに輿石幹事長が「政権が崩壊する認識を持っているのか」と、漏らしたほどだ。
野党ならまだしも、政権与党から次々に離党者が出るのは、よほどのこと。小沢の離党を契機に、民主党政権の“終わり”が始まったということだ。

衆院37人、参院12人で新党を立ち上げた小沢に対し、大手メディアは「孤立深める船出」(毎日)、「多難な船出」(日経)、「展望なき船出」(産経)とバカにしていたが、とんでもない。

小沢の離党に刺激を受け、野田政権に不満を募らせていた民主党議員が、一斉に「反野田」の火の手を上げ始めている。それぞれが個別にグループをつくり「反野田」のゲリラ戦を始めた格好だ。政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「もはや民主党の離党ドミノは止まらないでしょう。離党予備軍は50人は下らない。すでに鳩山由紀夫は『党に残るか、決断しなければならない』『内閣不信任案が提出された時、どういう行動を取るか心構えをしないといけない』と、不信任案に賛成し離党することをにおわせています。離党者が続出するのも当然です。

ここまで国民を裏切り、マニフェスト違反をすれば、マジメな議員ほど党から離れていく。支持者から突き上げられている議員も多い。なにより、多くの議員が『民主党に残っても落選するだけだ』と党を見限り始めている。ドロ舟から逃げ出そうとしている。まさに末期的です」
いよいよ崩壊のカウントダウンに入った。

◆小沢一郎VS「民主・自民」の最終決戦

民主党の崩壊が近いとみてとった自民党は、一気に解散・総選挙に追い込むつもりだ。これまで野田首相に協力してきた谷垣総裁も、「消費増税法案の成立前でも不信任案を提出する」と口にし始めた。

民主党には離党予備軍が50人いるだけに、自民党が内閣不信任案を提出すれば、可決される可能性が高い。不信任案に賛成し、そのまま「新党」を結成しようと考えているグループが複数あるともいわれている。可決させるための「造反」15人のラインなど簡単に突破するはずだ。

日本の政治は、まもなく解散・総選挙に突入するとみて間違いない。
ただし、今度の総選挙は、これまでの選挙とは、まったく違うものになるだろう。05年の郵政選挙も、09年の政権交代選挙も、「民主VS.自民」の2大政党の争いだった。

しかし、間近に迫ったこの夏の総選挙は、小沢が率いる「国民の生活が第一」などの小政党が、民主、自民の巨大政党にゲリラ戦を挑む戦いになるはずだ。

これまで何度もゲリラ戦を戦ってきた、チェ・ゲバラのような小沢にとって、最後の闘いになるに違いない。
「衆院選の構図が、〈民主VS.自民VS.第三極〉になるのは確実です。小沢新党、橋下新党、河村新党、みんなの党、新党大地……など、乱立する小政党が、巨大な2大政党に挑む形になるでしょう。さらに、民主党を離党した志のある議員が新党を結成するはず。大混戦になるのは間違いない。これまで自由党などの小政党を率いて戦ってきた小沢一郎は、乱立する小政党と連携し、2大政党を倒すつもりでしょう。小沢一郎の40年間の政治経験をかけた戦いになるはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)

意外に感じるかもしれないが、小沢一郎とチェ・ゲバラはよく似ている。

チェ・ゲバラは、少人数のゲリラで山岳に潜伏し、奇襲をかける戦いを得意とした。キューバで革命を成し遂げた後も、地位や名声を求めず、キューバを離れ、ボリビアに渡り、独裁政権を倒す戦いに身を投じ、最後は殺されている。南米が生んだ英雄だ。ただ、仲間からは「理想論にすぎる」と疎まれ、時に孤立しがちだったという。最後まで「国民生活が第一」と理想を唱え、とうとう民主党を追放された小沢と重なる。

◆3・11で覚醒した国民が動けば政治が変わる

小沢一郎が挑む最後の闘い、ゲリラ戦は成功するのか。手勢わずか49人の小政党に勝機はあるのか。なにしろ、相手は官僚、財界、労組、アメリカという巨大な権力をバックにする民主、自民の2大勢力である。

すべては、国民の7割に達する無党派層がどう動くかにかかっている。民主党に裏切られた無党派は、絶対に民主党に票を入れない。かといって、自民党を政権に戻すつもりもないだろう。無党派層がハラを固めて「第三極」に一票を投じれば、あっと驚く選挙結果になるはずだ。政治評論家の森田実氏が言う。

「これまで日本人は、政治に不満があっても声を上げない羊のようにおとなしい国民だとみられてきました。しかし、3・11以降、日本人は変わった。毎週毎週、数万人が『脱原発』を訴えて官邸を取り囲むなんて、これまで考えられなかったことです。しかも、個人個人が強い意志を持って自発的に集まっている。デモは札幌、名古屋、大阪と全国に飛び火しています。ここまでデモが広がっているのは、ただ再稼働に反対しているだけではない。『政治が国民を無視している』という、日本のあり方全体に強い不満があるからです。3・11によって『政府は嘘をついている』『勝手なことをしている』と国民は気づいてしまった。既成政党に対する政治不信は相当なものです。それだけに、野田政権に逆らって“脱原発”“消費税反対”を掲げる小政党は勝利する可能性がある。勝敗のカギは、それこそ小政党がチェ・ゲバラのように目線を低くし、国民運動のなかに身を投じられるかどうかです」

菅直人が野田首相に「野田さん、あなたは国民の怒りの対象になっていますよ。分かってますか」と問いかけると、首相は「えっ、そんなことになっているの」と驚いたそうだ。フランス革命の時のルイ16世が、バスチーユ監獄が襲撃された日、日記に「何事もなし」と書いたのと同じだ。この男は、国民の声を聴く気がまったくない。

この国を再生するには、3・11によって覚醒した国民が、小沢一郎のゲリラ戦と、うまく呼応することしかないのではないか。


 

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コメント
 
01. 2012年7月24日 00:26:51 : FDUQvTEH3g
なにがチェ・ゲバラだ('A`)
日本の選挙戦を山岳ゲリラ戦で比喩するのは、間違い。

そもそも、ゲンダイは、選挙制度を理解しているんだろうか。

この状況で解散総選挙なら、自民党の圧勝だよ。それが小選挙区制マジックだ。
日本は比例代表制ベースの選挙制度ではない。

>これまで何度もゲリラ戦を戦ってきた、チェ・ゲバラのような小沢にとって、最後の闘いになるに違いない。
>「衆院選の構図が、〈民主VS.自民VS.第三極〉になるのは確実です。
>小沢新党、橋下新党、河村新党、みんなの党、新党大地……など、乱立する小政党が、巨大な2大政党に挑む形になるでしょう。
>さらに、民主党を離党した志のある議員が新党を結成するはず。
>大混戦になるのは間違いない。
>これまで自由党などの小政党を率いて戦ってきた小沢一郎は、乱立する小政党と連携し、2大政党を倒すつもりでしょう。
>小沢一郎の40年間の政治経験をかけた戦いになるはずです」(政治評論家・本澤二郎氏)

こういう状況になったら、第三極は、文字通り「極」となって
選挙連合(オリーブの木)を組まない限り、自公連合には勝てない。

選挙連合形成に失敗すれば、
結局、選挙後は、巨大な自民党に公明党などが連立する政権が樹立される。

連立しない中小政党は、社共などを除いて、1995年の新進党、1998年、2003年の民主党のような大政党を結党しようと動くだろう。

そして、新たな自民党対○○党の二大政党制になっていく。


そうなる前に、この厳しい情勢を踏まえて、第三極側はどういう姿勢で総選挙に臨むべきか。


第一は、すでに小沢氏が提案している「オリーブの木」だ。
これは、選挙連合のことをいう。
■小沢元代表「細川護熙がいねぇんだ」
■ルポ迫真 民主分裂(4)
「政権交代には『オリーブの木』が必要だ。俺はその木の完成に専念したい」。
新党「国民の生活が第一」の代表となった小沢一郎(70)は、
民主党を離れると決めた6月下旬ごろから支持議員らを前によくこう口にするようになった。
http://www.nikkei.com/article/DGXDASFS1200N_S2A710C1EA1000/
>「政権交代には『オリーブの木』が必要だ。俺はその木の完成に専念したい」
支持者は、小沢氏が実現を望んでいる「オリーブの木」構想が成功するよう手立てを尽くすべきだろう。
共産党のような原理主義は禁物。

【「オリーブの木」を巡る小沢・志位論争】
■共産・志位氏「オリーブの木は失敗」、小沢氏「選挙には勝った」と反論
小沢氏が日本版「オリーブの木」構想の実現を目指していることを意識してか、
志位氏はイタリアの共産党が民主党に変わった点などを理由に「オリーブの木は失敗した」と発言。
これに対し、小沢氏は「でもあのときの選挙は勝ったでしょ」と反論した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120712/stt12071215110008-n1.htm

第二は、「オリーブの木」構想が上手く行かないときはどうするかも考えておかなければならない。
現行選挙制度は、中小政党に圧倒的に不利。

2000年の総選挙では、小沢党首率いる自由党は、比例区で約660万票も獲得したが、獲得議席はわずか22議席(比例区18議席、小選挙区4議席)。
このように現行制度は、中小新党に極めて不利。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC42%E5%9B%9E%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E7%B7%8F%E9%81%B8%E6%8C%99

660万票取っても、22議席しか取れないのが現行の選挙制度なのだ。
小沢氏は小選挙区制にこだわらず、比例代表制中心の選挙制度への移行を真剣に考えたほうが良いと思う。
ドイツの選挙制度は、比例代表制中心の選挙制度だが、決して政治不安を招く悪い選挙制度ではなく、非常に安定した制度だ。

第三に、優秀なブレーンが必要だ。でないと、官僚にあっさり取り込まれてしまった民主党の二の舞になる。
経済学者の田中秀臣教授が「国民の生活が第一」党の三宅議員にアドバイスしている。

■田中秀臣
‏@hidetomitanaka
@miyake_yukiko35 三宅さん、生活党はぜひちゃんとした経済学者に政策ブレーンを頼んだ方がいいですよ。
例えば三宅さんにちゃんとアドバイスするエコノミストや経済学者はいますか? 
官僚出身者か現役官僚しかいないのではないでしょうか(それが一般のパターンなので)。
http://twitter.com/hidetomitanaka/status/226028214131257345

第四に、新人候補の選定だ。
短期決戦を考えると、無名の新人の擁立だけではなく、知名度の高い候補の擁立も必要だろう。
鳥越俊太郎さんや山本太郎さんや坂本龍一さんといった有名人にも声をかけるべきだろう。
山口県知事選で飯田哲也氏が敗れた場合、彼も候補者になってもらったらいい。


02. 2012年7月24日 03:16:49 : kFGC7xohUs
>ドイツの選挙制度は、比例代表制中心の選挙制度だが、決して政治不安を招く悪い選挙制度ではなく、非常に安定した制度だ。

それはドイツでは連邦全体での得票率が5%以上か、3つ以上の小選挙区で勝利した政党のみに議席が配分されて、それを満たさないと足切りされてしまうからだって事を分かっているのかな?
同じ制度を採用したら社民党なんかは消滅してしまう。


03. 無段活用 2012年7月24日 04:44:00 : 2iUYbJALJ4TtU : pnFKtUyAeE
ゲバラの思想の根底には、激しいまでの人類愛がある。ボリビアで非業の死を
遂げたゲバラだが、その思いは南米各地で遍く受け継がれた。「米国の裏庭」
とまで言われた南米大陸で、いま、親米を標榜するのは、コロンビア一国のみ。

ゲバラをプリントしたシャツは、今でもたまに見かける。確かに、理想を追う者の
顔だ。尤も、小沢氏の表情は、仏像のように全てを達観しているように、私には
見える。

「反原発」も「反消費税」も根っこは同じ。要は、「弱い者いじめは止めろ」という
こと。ただ、原発の場合、放射能の飛散が国民の命を蝕んでいるという現実が
ある。他のことなら何とか我慢できただろうが、事態はフランス革命よりも切実
だ。

「8月民主党は溶けて無くなる」日刊ゲンダイは日時を切ってくれた。どう溶けて
なくなるか、見ていよう。


04. 2012年7月24日 05:20:21 : FDUQvTEH3g
>>02
何から何までドイツの現行選挙制度をすべて真似しろとはいってないだろ。
要するに併用制の特徴である
「有権者は2票を持ち、比例区は政党に、小選挙区は候補者に1票を投じる。
まず、比例代表選挙で得られた政党の得票数に応じ、各政党の議席数を決定する。
次に、小選挙区で当選した候補者は優先的に当選人」とするという制度を
採用するべきだと言っているまで。


頭の固い人や悪意を持っている人が多いのか、
ネットではつまらない揚げ足取りをする人が多いな。

小選挙区比例代表併用制
ドイツの選挙制度で、小選挙区制と比例代表制を組み合わせたもの。
有権者は2票を持ち、比例区は政党に、小選挙区は候補者に1票を投じる。
まず、比例代表選挙で得られた政党の得票数に応じ、各政党の議席数を決定する。
次に、小選挙区で当選した候補者は優先的に当選人となる。
各党に配分された議席数から小選挙区の当選人の数を引き、残りを比例代表名簿から順次選ぶ。
( 蒲島郁夫 東京大学教授 )
http://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA%E6%AF%94%E4%BE%8B%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E4%BD%B5%E7%94%A8%E5%88%B6

小選挙区比例代表連用制
小選挙区と比例代表の2票制。比例代表の議席を割り振る際、
小選挙区で議席が少ない政党が優先的に配分される仕組み。
政党の得票数に応じて比例配分される「併用制」と、現行の「並立制」の折衷案とされる。
( 2011-09-06 朝日新聞 朝刊 3総合 )
http://kotobank.jp/word/%E5%B0%8F%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA%E6%AF%94%E4%BE%8B%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E9%80%A3%E7%94%A8%E5%88%B6


05. 2012年7月24日 05:56:19 : Ga153Iasrg
 原理主義の日本共産党は、国民の生活第一に反対→国民の敵。
怪しげな原理を、現実政治にどう適用するのか。B層の国民7割に「混乱」を持ち込みたいだけの「くそばえ」を繁殖させたいのか。

06. 2012年7月24日 07:04:55 : EiB4f7Czjn
共産党は55年体制のときから、与党を支援するために野党分断のために存在してきた自民党応援団、国民の敵である。

07. 2012年7月24日 07:49:14 : SjpNw3TixE
ドイツ方式に拘らず完全なる比例代表制が望ましい、と云えそうです。

08. 2012年7月24日 08:38:57 : EyVr5gQjTk
>>07

その通りだ、gataro氏にお世話になって頭が上がらない知人たちは

半永久的に自公中心与党がギリギリのトコロで過半数維持できるから

完全比例代表制度が望ましいといってたよ。

自公中心政権の安定多数も三分の二以上の議席獲得も絶対イヤだけど

自公中心政権でなくなるのもイヤなんだとさ。


09. 2012年7月24日 12:24:04 : FQuprmjf0A
有権者は候補者個人を信頼して投票することもあれば、支持政党に投票することもある。もちろん政策の賛否で投票することもあるだろう。

その意識を勝手に党だけに対するものと決め付けないようにしなさい。なぜ支持率の低い社民党や共産党の場合党首だけは当選するのか。もちろん比例代表名簿の一番上に載っているからである。当選者を党幹部が勝手に決める制度、これはこれで問題があるわけだ。だから比例代表で選出する議席は制限されているわけだ。


10. 2012年7月24日 15:23:47 : j8YsbkwFXY
オリーブオイルで滑って転げ落ちないように気をつけましょうね。

11. 2012年7月24日 17:57:00 : aaGDCu39zg
前回選挙で国民に言ったことと真逆の政策を行っている政治家に再び投票するとは私には考えられない。
民主党に残っている議員をみると権力の旨みに吸い寄せられて、じっとしている茹で蛙としか思えない。
本人がそれが幸せであれば、良いではないでしょうか?

12. 2012年7月24日 18:12:16 : RxDhsen1lA

Revolution  Now !

13. 2012年7月24日 18:32:49 : ELO9jsPmJE
駄目だね。戦闘能力のない闘い方がばらばらな小隊がいくらできても、各個撃破されて終わり。権力を倒すには戦力の集中をはからなければ無理。
全国政党は「国民の生活が第一」しかないじゃないか。橋下、大村、河村、その他のグループなど、頼りにならん。国政選挙のきりもりも戦い方もすべてわかっているのは、小澤さんしかいないじゃない。あとのグループは相も変らずの風頼み。風が吹かなきゃ軒並み落選だろう。

14. 2012年7月24日 20:48:54 : Asl3uCKAzc

こんなブログ発見。
http://mexico.tea-nifty.com/hetati/2012/03/post-9c32.html

〔引用始め〕

ヘタレ論「チェ・ゲバラ」2     2012年3月22日 (木)

 ゲバラが掘っ立て小屋にはいると、残り少なくなった食料の芋を巡っていい争いをする兵士が2名。・・・でも、それらはまだいいほうで、残りは傷ついて動けなくなっている者・・・戦いを放棄し、自らの運命を呪う者・・・ただ昏々と眠る者だけである・・・・。その中にカストロの姿を探すゲバラ・・・部屋の隅でゴミのように転がって眠っている・・・カストロ・・・・。とたんにゲバラは胸を掻き毟られるような感情に襲われて、掘っ立て小屋から走り出す!

 「俺たちの革命は・・・革命は・・・革命はーっ!」叫びながら走るゲバラ。何かが間違っていたのか!何故にこんな困難に襲われるのか!搾取される人民の為に闘って、何故こんなみじめに死んでゆかなければならないのか!ゲバラの瞼に死んでいった同志たちの顔が次々に思い浮かぶ。一体、何故・・・・岩につまずき、倒れこむゲバラ・・・そして、その両目に光る涙・・・いつしか、空は夕闇に包まれて、大きな月が昇っていた・・・。

 ガサッ!突然、草むらから物音が聞こえた。咄嗟に腰の拳銃を構えるゲバラ・・・しかし、拳銃の弾などもう入っていない・・・。ゲバラが誰かと聞くと、どうやら麓の村の住人らしい。日に焼けた真っ黒な肌、そして、屈託のない笑顔が二つ。・・・どうやら、農園の労働者らしい。

 「俺たちは危険を冒してここに来た。」二人にそれは何故かと問うゲバラ。「これを・・・」農夫が差し出した大きな籠には、たくさんの食料や果物が・・・。更にゲバラは農夫に尋ねる。農夫は月の光に白い歯を見せながら、語り始める。「あんたらはあの憎たらしいバチスタの野郎と戦っている。でも、俺たちはそんな度胸はねぇ。だから、俺たちはあんたらが好きだ。でも、俺たちは卑怯者だ。どうしても力の強いものには逆らえネェ・・・。でも、あんたたちが本気で闘っている姿を見て感動したんだ。あんたら最後の一人になっても戦うつもりなんだろ・・・。」

 さっきまでの疑問が吹き飛んで、ゲバラの胸に熱いものが込み上げてくる・・・。目いっぱい無理をして答えるゲバラ。「ああ、俺たちは最後の最後まで戦い続ける!そう、こ、このシエラ・マエストロの大要塞を根拠地にしてなっ!」農夫は笑顔で答える。「北の村と南の村は押さえてある。でも、その他の村はまだだ。・・・俺たちは卑怯者だから、皆と一緒でないと立ち上がれない・・・。だから、アンタに頼みたい。村々をまわってもっと説得して欲しい。アンタの不屈の闘志をもっともっと伝えて欲しい。」・・・そして、去ってゆく農夫たち。帰り際にゲバラは声をかける。「あんた達は卑怯者じゃない・・・もう、立派な戦士さ!」思わず、笑顔で振り返る農夫たち・・・。

〔引用終り〕

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