「虚偽報告書作成等の陸山会事件不祥事への対応で「正義」を失った検察に大甘の社説。：郷原信郎氏」　
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2012/7/23　晴耕雨読

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朝日社説【新検事総長―後戻りさせぬ覚悟を】http://bit.ly/NH3guN 　

新検事総長就任への御祝儀かもしれないが、虚偽報告書作成等の陸山会事件不祥事への対応で「正義」を失った検察に大甘の社説。

後戻りも何も、総長リレーで引き継いだバトンが腐っているのだからどうにもならない

> 就任時の社説としてはかなり厳しいと思います

その「かなり厳しい社説」が、現在の検察の客観的な状況と比較すると「大甘」と言わざるを得ないところに、問題の深刻さがあります。

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http://bit.ly/NH3guN
新検事総長―後戻りさせぬ覚悟を

　検察のトップが交代した。

　不祥事を受けてゼロからの出直しを迫られるなか、その先頭に立ってきた笠間治雄検事総長が退き、後任に東京高検検事長の小津博司氏が就いた。

　検察改革の旗を改めて高く掲げ、再生への足取りを確かなものにしなければならない。

　笠間氏は、証拠改ざん事件などの責任をとって辞職した大林宏氏を引き継ぎ、２０１０年１２月に総長になった。以来、改革の道筋をつけることに追われた１年７カ月だった。

　取り調べの様子を録画する範囲を広げる。特捜事件のチェック体制を見直し、独自捜査優先の考えから抜け出す。苦情を受けつける監察指導部を設ける。検察運営に外部識者の声をとりいれる。部下による上司の評価制度を導入する――。うちだした対策は多岐にわたる。

　第一線に強い抵抗がある録画や特捜改革がそれなりに進んだのは、その特捜部勤務が長く、現場一筋の検察官人生を送った笠間氏が音頭をとったからこそといえる。折にふれ口にしていた「人間が１００人いれば１００通りの正義がある」という言葉も、独善に陥りやすい検察組織への戒めとなっただろう。

　だが、どの取り組みも緒についたばかりだ。

　東京地検の検事が事実と異なる捜査報告書を作成していた問題では、その対応や処分の手ぬるさが、社会の批判を浴びた。

　供述頼みの捜査・公判からの脱却をうたう一方で、いざ法廷の検察官に目を転じれば、相変わらず調書によりかかり、調書どおりの判決を得ようという立証活動から抜け出せていない。

　染みついた体質は、一朝一夕に変わるものではない。

　小津新総長は笠間氏とは対照的に、法務事務次官などを歴任し、もっぱら法務行政で手腕を発揮してきた。改ざん事件が発覚したころの危機感や緊張感がうすれ、揺り戻しが懸念される時期に、かじ取り役を担う。

　よりどころとすべきは、昨年秋に制定された「検察の理念」だ。検察官に対し、権限の行使が真に国民の利益にかなうものになっているか、常に問い直すことを求めている。

　いまはふつうの人々が刑事裁判に参加し、検察官の捜査や公判での振る舞いをチェックする時代である。内向きの論理や説明はもはや通用しない。

　国民の厳しいまなざしを自覚し、国民をおそれ、国民に理解される活動を重ねる。信頼を取り戻す道はほかにない。後戻りはもちろん、足踏みも許されない。トップの覚悟が問われる。

コメント
01. 2012年7月24日 00:28:11 : b0H44ML9Rs 新聞各社そろい踏みの談合社説。検察擁護の問題そらし。 印で押したように同じ内容。まさに談合記者クラブ利権の権化。 談合マスコミの大国、それがニッポン。
02. 2012年7月24日 00:49:22 : Lu1cPFaSLA こんなもん北（朝鮮民主主義人民共和国）、中国以下やないけ。こんな事してたらそら海外からなめられるに決まってる。マスコミは北、中国のことを言う前に自国のことをもっと真剣に報道せよ。でもできないんだわな。アメリカ様、忠犬ハチ公だから。
03. 2012年7月24日 03:10:39 : maxkpWHZCo いずれだれかやられるだろ 正義もへったくれもないんだから はどめきかないだろう 目にはめをだろ 退官しても追いかける奴は必ずいる ウイルス散布したり突き落としたり 恨み持ってる奴は半端は許さんだろ
04. 2012年7月24日 06:44:45 : aW98N5tZFM お白州に咎人を引き出すお役人が、実は、大変な「悪」だった、と言う「水戸黄門」のドラマを地で行く話しが本当の事だから、ただただ驚くばかりだ。 悲劇は、何処にも黄門様は居ない、と言う今の状況だ。 国民を馬鹿にするな！！
05. 2012年7月24日 08:18:42 : 1WjygenXhc 改革するのは過去に不都合があったからである。不都合があったとは被害者がいたからである。 大阪の事件は村木さんの無罪が確定し・金銭賠償し・復職したから、一応被害者が救済された（実際には失ったものは大きいが法的救済はできた）ので不都合を惹起した要因を改革して再発防止を図るというのは判る。 しかし小沢事件は何等被害者が救済されず、救済されないどころか控訴が継続して更に被害が拡大しているのである。 その原因を作った検察審査会の悪用について直接の加害者である田代検事やその上司を不起訴にし、不起訴にした検察の決定を犯人隠避に当るとして検察幹部全員が告発された件についても不起訴とした。 つまり、検察は小沢事件については自らの非を認めていないのである。 人身事故を起こしたとする。 まず被害者がいる。それへの賠償をしなくてはならない（民事上の責任）。次に某かの犯罪に当るので（道路交通法違反や障害や最悪は自動車運転過失致死など）それに服さなければならない（刑事上の責任）。また運転免許は停止される（行政上の責任）。 小沢事件については無罪が確定すれば民事上の責任は問われよう。しかし、賠償責任を果たすのは国（＝国民）であって、検察でもなければ検事個人でもない。次の刑事責任は問われないことにしてしまった（検察の特権として自分の罪を問うかどうかを自分で判断できるのである）。最後の行政上の責任、特捜検察は廃止されない。このような状態でこれからは気をつけますと言ったって信じられない。 「後戻りはもちろん、足踏みも許されない。トップの覚悟が問われる」とは一般論としては結構だが、検察審査会の事件を頬かむりしていることが既に後戻りであり足踏みである。こんな大甘の社説を書くところが朝日新聞の救い難い点なのである。
06. 2012年7月24日 08:42:16 : BDDFeQHT6I 明治２４年の大津事件で国際的信頼を獲得した日本の司法が内部腐敗により崩壊した。 事は検察の身内の話では無くなっている、国際的に信頼が失われたと言うことだ、司法関係者はこのことを良く理解してどの様に対処すべきか考えて欲しい。 この件では検察審査会は機能しないことは国民も良く分かっている、検察の操作結果だけを根拠資料とする検察審査会の審議は今回の事案では無力なのは明かだ。
07. 2012年7月24日 16:57:18 : suDIRIhN8o 検察の犯罪・陸山会事件に一言も触れないところで朝日の立場が如実に分かるね〜（失笑）
08. 2012年7月24日 19:15:37 : Aply9KcASU > 東京地検の検事が事実と異なる捜査報告書を作成していた問題では、その対応や処分の手ぬるさが、社会の批判を浴びた。 ６通にものぼる虚偽捜査報告書作成の重大問題を、 こんな通り一遍の文章だけですます 朝日の社説氏は、人権感覚が皆無といわざるをえない。 そのペンはとことん腐っているのだろう。
09. 2012年7月24日 22:07:04 : N2lVoYK5nk メデイアとりわけ大手新聞にとって既得権益を脅かす小沢は正に疫病神そのもの、其の勢いを削いでくれただけで、それが犯罪人であろうとやくざであろうと其方に足を向けて寝れないだろう、提灯記事を書くことぐらい手馴れたものお安い御用ということ、メデイアとしての誇りなど元々持ち合わせていない。 それにしても検事総長退任・新任挨拶もなにやら目立たぬようにこそこそやったらしいが少しは恥ずかしいという感情が残っていたのだろうか。メデイアで活躍するヤメ検共の発言から検察という組織に違和感を感じていたが、今回の幕引きで検察全体が異常な世界なのだということが判明した。最早検察官は尊敬に値する職業ではなく犯罪人集団其のものであるということが定着してしまった。 不幸なことだがこれが今後どのような影響となった現れるのだろうか。真面目な郷原さんにとっても誠に不幸なことと同情申し上げる。
10. 2012年7月24日 22:50:16 : N2lVoYK5nk ０９補足 メデイアには期待できないが検察改革を標榜する小津検事総長には検察が何故虚偽記載のような小さな問題に血眼になり東電福島原発の世界的犯罪の摘発に乗り出さないのか是非説明願いたい。それこそ検察改革の第一歩だと思うが如何か。

11. 2012年7月25日 01:27:33 : NQUHn63AB6 日本の司法は昔から信用されていません。 沖縄の米兵が起こす事件で、なかなか日本には任せて貰えませんでした。 今になって漸く納得。
12. 2012年7月25日 09:13:38 : 5Z7Ufm0HZq 日本で最大の犯罪集団は法務・検察・最高裁だと言うことはみんな知ってしまった。 此奴らが偉そうに何を言っても国民は信じることは絶対無いだろう。あるのは侮蔑のみ。 国民を裏切り国民の血税で生きている此奴ら犯罪者の女房・子供・親兄弟も犯人隠避罪で犯罪人である。 暗い夜道を歩く時は気をつけた方がいいだろう。明るいところでも氷のように冷たい視線を浴びることになるだろう。犯罪を犯して貰った給料で家族で食う飯はさぞ美味しかろう。此奴らの餓鬼が虐めにあっても国民は同情などしないだろう。精々、突っ張ってみるがいい。やがて判ることになる、天に唾する意味が。

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