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「国民の生活が第一」基本政策発表と総選挙争点 (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/12/senkyo133/msg/778.html
投稿者 祈り 日時 2012 年 8 月 02 日 15:24:38: HSKePa2Cm.aPs
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-4f5a.html
2012年8月 2日 (木)
「国民の生活が第一」基本政策発表と総選挙争点


8月1日、「国民の生活が第一」が事務所開きを行い、基本政策を発表した。

東京新聞は、「原発ゼロ10年後めど 小沢新党が重点政策発表」と題して次のように伝えている。

「新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表は一日、党本部で記者会見し、十年後をめどに「原発ゼロ」を目指すことを目玉にした重点政策を発表した。先週決定した「脱原発」「反消費税増税」「地域主権」の三本柱を「三つの緊急課題」と位置付け、それぞれ肉付けした。次期衆院選の主要政策にする。

 「原発ゼロ」は三本柱の一番目に掲げ、省エネ技術の改良と再生可能エネルギーの普及、効率の良い天然ガスを利用した火力発電の導入、地域分散型エネルギーの促進により「エネルギー政策の大転換」を目指す方針を示した。ただ、原発ゼロを実現した場合のエネルギー構成比は示さなかった。

 消費税増税では、小沢代表は「デフレ不況下での増税は、中小企業、農林漁業など弱い人たちの暮らしを直撃するので、断固阻止・廃止する」と強調。二〇〇九年衆院選の民主党マニフェストでも掲げた特別会計改革や天下りの全面禁止に触れ「増税に頼らず、予算のつくり方を根本から見直す」と訴えた。

 地域主権では「地方に大胆に権限と財源を移し、国の補助金と政策経費計約四十兆円を原則、自主財源として地方に交付する」と説明した。

 新党内に反対論が強い環太平洋連携協定(TPP)の参加問題は、それほど緊急課題ではないとして重点政策に盛り込まなかった。小沢代表は「自由貿易の原則に反対ではない」と述べる一方で「野田政権の日米関係では、TPPに参加すれば米国に取り込まれる懸念を持っている」とも指摘。外交・安全保障など他の政策と合わせ、有権者の意見も募って党として議論し、九月八日の通常国会会期末までに方向性を出す考えを示した。」


「脱原発」、「反消費税増税」、「地域主権」の三つを「三つの緊急課題」と位置付けた。

とりわけ注目されるのは、「脱原発」について、10年後をめどに「原発ゼロ」を目指すことが明記されたことだ。

政府は今後の日本のエネルギー政策について、2030年の原子力発電への依存比率を(1)0%、(2)15%、(3)20〜25%、にする各案についての意見を聴取する意見聴取会を全国で開催している。

この聴取会を開催するために巨額の国費も投入している。

聴取会での意見表示希望者の大半が(1)原発ゼロの案に賛成するものであるが、政府は、賛同者の少ない(2)、(3)案の賛同者による意見発表に、それぞれ(1)案と同じ時間を配分して聴取会を開催している。

8月1日に福島市で開催された聴取会では、3案に対する意見表示を同数とせずに、応募のあった意見発表希望者から無作為に意見発表者を選出した。その結果、発表者の大半が(1)0%の意見を支持した。

これが適正な意見聴取会の運営方法である。

電力会社、原発メーカー、ゼネコン、その他の原子力関連産業は原発利用の継続を強く主張している。経済的な損得勘定からは、原発事業の継続が望ましいからだ。

野田政権は、こうした産業界の利害を優先して原発再稼働に突き進んでいる。これは同時に、日本における原子力産業維持の方針を指揮している米国の指令に従ったものでもあると思われる。


原子力村関係者が原発利用継続を主張するのは、経済問題として理解できるが、大多数の国民は、原発再稼働に極めて厳しい視線を送っている。

福島のような惨事を二度と引き起こしてはならないというのが、大多数の国民の率直な声である。日本は政界有数の地震国、津波国であるから、いつ巨大地震と巨大津波が原発を襲うか分からない。この点を踏まえると、原発稼働に伴うリスクをゼロに近いところまで引き下げることは不可能である。

そうなると、原発利用ゼロの方針を決めることが最善の方策であると、多くの国民が考えている。

このなかで、新党「生活」が10年後の原発稼働ゼロを目標に据えると明示したことの意義は限りなく大きい。

「原発利用継続・原発利用推進」の姿勢を示す野田内閣=民自公大政翼賛勢力が示す政策と、真っ向から対立する政策路線が明示されたことになる。


新党「生活」の政策方針に「反TPP」は盛り込まれなかった。小沢代表は「自由貿易の原則に反対ではない」と述べる一方で「野田政権の日米関係では、TPPに参加すれば米国に取り込まれる懸念を持っている」とも指摘したと東京新聞は伝えているが、小沢代表の指摘は適正なものである。

「TPP反対」を明示しなかった理由として、「大阪維新」との連携の可能性を念頭に置いたものとの指摘が示されているが、この点は、本ブログ、本メルマガでもかねてより提示してきた問題である。

消費税、原発、TPPはいずれも日本国民の命運を左右する重大問題である。主権者国民連合は「反消費増税・反原発・反TPP」の旗を掲げ、この目標の実現を目指すものである。

三つの目標が同時に達成されればベストだが、その同時実現が難しい場合には、次善の策を検討しなければならない。

次の総選挙では民自公三党が提携して勝負に挑んでくる可能性が高い。

民自公三党は、消費増税推進、原発推進、TPP推進である。

したがって、この三党が衆議院過半数を確保すると、これらの政策がこの方向に進んでゆく可能性が著しく高くなる。この方針を明示して選挙が行われる以上、消費増税、原発稼働、TPP参加が民意を反映した政策だと主張されて反論できなくなる。

これらの政策にストップをかけるには、これらの政策に反対の意思を明示する勢力が国会過半数を確保しなければならないのである。


・・・・・  

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コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2012年8月02日 15:42:53 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A

>地域主権では「地方に大胆に権限と財源を移し、国の補助金と政策経費計約四十兆円を原則、自主財源として地方に交付する」と説明した。

この説明じゃ、ちょっと(以上に)不満だな。我が国を“再編”するために何処まで”踏み込めるか”これに尽きる。

“国”の成り立つ根幹まで、“手ぇ〜突っ込んで”、かき混ぜよう〜ゼ!

さー、さっそく、“基本政策”の各論として考えを練って、『国民の生活が第一』へ“発信”だ!


02. 2012年8月02日 16:16:37 : FUviF2HWlS
>外交・安全保障など他の政策と合わせ、有権者の意見も募って党として議論し、九月八日の通常国会会期末までに方向性を出す考えを示した。

党の議員の間で意見が割れている政策について、党幹部が「反対派の議員も多くいるが、有権者の多くの意見は○○なので、党の方針は○○です」ということにならないのかな? 東さん、言いそう。

■新党「生活」が基本政策 3本柱以外は先送り
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120801/stt12080123240008-n1.htm


03. 2012年8月02日 16:31:26 : S1WRwk0n92
「原発ゼロ10年後めど」には大賛成。 今の日本に期待されているのは脱原発の宣言である。我が国の核技術の維持については原発廃炉技術の研究開発と使用済み核燃料や核廃棄物処理技術の研究jの方向が正しい道である。
核技術より優先すべきは再生エネルギー研究開発。再生エネルギーの質に問題があるとの指摘もありますが、精密機械工業やIT産業などは、電気の質が問題になる産業界だけは改良されて良質の水力、火力、地熱発電などの質の高い発電企業との契約が出来るような発送電の分離政策を実施すればよい、多少質的に問題のある電気でも普通の家庭需要には充分対応できる。今の世界の動向は将来の原発廃炉や核廃棄物処理にこそ絶好のビジネスチャンスがあり、この方向の先端を走ってこそ尊敬される日本であり続けることが出来る。今後世界の人口増加を考えると最後は水資源の争奪戦になることは確実。その意味では我が国は資源大国になる可能性を秘めており、原子力発電につぎ込んできた莫大な費用や、官僚組織の壮大な無駄遣いを、電力行政を自由化し、発送電分離を実現したうえで太陽光発電、風力発電、地熱発電、バイオマス発電、潮流発電、蓄電技術、小水力発電、電気自動車、水素電池などとスマートグリッド等との組み合わせや最近話題のオーランチキトリュウム等の研究開発に資金を思い切って投入、官民そろって力を結集すれば将来の展望は大きく開け日本も資源大国の可能性を秘めている。そしてその技術は人類社会の発展に貢献出来るもので、ますます我が国を世界的に尊敬される国になる可能性を秘めています。

04. 2012年8月02日 17:28:56 : s3vzXhnNp2

小沢の詐欺政治ぶりにはウンザリ。

具体的な工程表、シナリオも示さずに「原発ゼロ10年後めど」と言うだけなら、子供にもできる。

1998年に小沢は消費税を3%に戻すと選挙の公約に掲げていたが、この公約はいったいどこへ消えてしまったのか?

ガソリン暫定税率廃止という公約を破って、官邸に乗り込んでまでガソリン暫定税率維持を押し込んだのが小沢だ。

このように小沢の公約はウソだらけ。
具体的なシナリオもなく、受けそうなことを喚くだけなのだ。

脱原発なら、みんなの党は2020までに原発廃止を昨年から表明しており、それに向けての大枠の工程表もある。

http://www.your-party.jp/file/press/110729-03b.pdf

このみんなの党のほうがよっぽど信用できる。
  
  


05. 2012年8月02日 18:18:06 : 4DlmQqi8GA
>04
投稿するならしっかり学んでから投稿しなさい

ガソリン暫定税率廃止のいきさつは阿修羅を読んでいればしっかり理解できる

投稿できる能力はあるのだから多少の読解力はあるだろう。

小沢人気がこれからまだまだ盛り上がるだろうが

いつまでもマスゴミに洗脳されたままでは

自分が惨めになるだけだぞ。


06. 2012年8月02日 21:00:04 : rWmc8odQao
田中稔氏
「原子力規制委員会の委員長に田中俊一氏を起用する人事について、民主党でも反対の声が広がる。
鳩山グループの川内博史氏に加え、リベラルの会の近藤昭一氏が反対表明。有田芳生氏も反対。社民党、国民の生活が第一、みどりの風、新党日本と共同戦線を。」
https://twitter.com/minorucchu/status/230945516853264384

あと、平安党・平智之氏も組めると思います。

首都圏反原発連合
「8.3緊急!大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議
※今回は、国会同意人事である原子力規制委員会の人事案決定間際という緊急性に鑑み、田中俊一氏をはじめとする原子力ムラの人間を取り込む人事案撤回についても強く訴えることとします。」
http://coalitionagainstnukes.jp/?p=780

小沢一郎氏も来てほしい…

植草氏、がんばってください。応援しております。


07. 日高見連邦共和国 2012年8月03日 08:51:33 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk
>04 ID=s3vzXhnNp2=『Vaka』=『真相の道』

おいおい、引用の『みんなの党』の、ロードマップ?
こんな荒くて“ざる”だらけのもの持って来て、何偉そうホザイてんの?
こんなの、“エネルギー好き”な素人でも“描ける”よーなもんじゃん!

これは『脱原発』ってよりは『電力自由化』に重心を置いた工程票だ。

『核燃料処理開始』って、どこでどうすのサ?それを、どー議論してくのサ?
『もんじゅ』『六ヶ所村・核燃料再処理工場』どうすんのサ?

“核心”に目をつぶって『只々、小沢一郎批判』は暑苦しいのでお止めなさい!!

(『みんなの党』支持の方がいたら、一応謝罪。『Vaka』相手の挑発のコメントで、
渡辺さんの“エネルギー施策”には見るべきものが有ると思っています。
“脱原発”とい一点においては、『みんなの党』とは手を携え得る“パートナー”だと思います)


08. 2012年8月03日 12:56:41 : 2Vwna7ir3e
自分のロードマップも書けない輩が、他人のロードマップをとやかく言う・・・正に
官僚政治を脱却できない政治家の見本のような発言に笑うしかない。

みんなの党派『内閣不信任案提出』という役目を果たした。

乗っかるしかないから乗っかった輩が、これまた偉そうに主権主張はじめるのだろうか?

山岡代表代行は、内閣不信任案を出す時期ではないと明言していたが、早くも党の方針を
撤回することになった生活党。

本来なら、生活党が引っ張って、他の小党が乗っかるが基本だったが、ベタな話、
生活党は政策がパラサイトなのだ。

綱領は民主党マニフェスト・・・政策は公募・・・不信任案提出は他党主導に乗っかり・・・

これを松下政経塾戦術といって、自分で考えていないから(=設計していない)質問には
答えられないし、当然、政策の主旨を官僚に通知することも出来ない。

ますます官僚に頼らざるを得ない政治団体であることが、刻々と見え始めた。


「脱原発」「反消費税増税」「地域主権」焦眉の問題として、なぜ「地域主権」がここに謳われるのだろうか?

おそらく小沢は、一般会計としての消費税を否定して、消費税課税権を地方に転出管轄する方針なのだ。

地方交付に別途課税を設けるよりも、地方の裁量権は消費税の地方管轄化で乗り切り
国会における小沢の責務は完遂したと表明し、消費増税は地方の長の裁量にて勝手に行なわれる。

そうして・・・こう言うのだ
『仕方ないぞ、国は地方のあり方に口を出したんでは、地方の主権とは言えない、文句は地方で言ってください』

これが焦眉課題である「脱原発」「反消費税増税」と、将来課題である「地域主権」を
同列に扱う理由=詐欺と覚悟しておいた方がいいだろう。


09. 日高見連邦共和国 2012年8月03日 14:05:14 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk
>04 ID=s3vzXhnNp2=『Vaka』=『真相の道』

あ、そうそう、ノコノコしゃしゃり出てきてくれたから、改めて聞いとく。

一時期この阿修羅掲示板のコメント欄を“一斉風靡”した、
ID=lG2sKupPTY=(旧ID)kAIyNbyofc=通称『ナメクジ』くん、
最近とんと見ないんだけど、何処に行っちゃったか知らないかい???

おっと、『Vaka』=『ID=lG2sKupPTY』 だったっけ?そ言えば!!


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