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民、自イヤ→「救世主」幻想 「青い鳥」求める国民 (東京新聞「こちら特報部」) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/533.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 9 月 09 日 19:34:01: igsppGRN/E9PQ
 

民、自イヤ→「救世主」幻想 「青い鳥」求める国民 (東京新聞)
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6843.html
9月8日 東京新聞「こちら特報部」 :「日々担々」資料ブログ


 民主、自民両党が次のトップ選びで飛び回っている。しかし、国民の関心がどれだけ広がっているか。自民党はちょっと、民主党も期待外れだった、それでは総選挙…。そんなムードさえある。「青い鳥症候群」。政治の迷走が続く中、国民は問題を一気に解決してくれる「救世主」の登場に期待する。分からないではないが、そんな「救世主」は存在しない。幻想は、かえって口がうまいだけの政治につけ込まれないか。 (上田千秋、荒井六貴)


 「歌手一年、総理二年の使い捨て」−。戯(ざ)れ句が得意だった自民党の故竹下登元首相のかつての「名文句」。しかし、最近では「総理二年」も難しくなっているほか、民主党の低迷ぶりを見る限り、長期間、政権政党を維持することさえ困難になっている。

 民主党は二〇〇九年の総選挙で自民党の政治に批判的な国民に支持され大勝し、政権交代を実現。しかし、国民の支持は続かなかった。約束した「官僚政治の打破」「公共事業の大胆な見直し」を実現できない民主党への失望は強く、迫る次の総選挙で大苦戦するとの見方が強い。そうなれば、再び、政権交代の可能性が高い。

 龍谷大学の石田徹教授(政治学)は「自民党政治とは異なる選択として国民は民主党を支持した。政権交代さえ実現すれば、政治や生活が大幅に変化するという実体以上の期待があった。期待が大きかった分、民主党への幻滅は大きい」と指摘する。

 「民主党もだめだった、そうかといって、自民党にも戻りたくない。両党への失望が国民を別の政治に向かわせている」(石田氏)。メーテルリンクの童話「青い鳥」。幸せの「青い鳥」を探し求めて、旅に出た兄妹と、どの政党にも満足できないで、新しい政治や、政党を求めて、さまよい続ける国民の姿はイメージが重なるところもある。
 二日の共同通信の世論調査によると、支持政党なしは47%。自民党支持率は19%。トップといえども、民主党への失望が自民党への期待にはつながっていない。確かに国民は民主でも自民でもない「新しい政治」を探している。

 国民の「青い鳥」を探す旅の行く先は今のところ、橋下徹大阪市長の「大阪維新の会」に間違いなく向かっている。次の総選挙の比例代表ではどの政党に投票するかの問いで、「大阪維新の会」は民主党を上回って、17%の二位となった。国政での経験、実績もなにもない「大阪維新の会」がここまで支持されていることは大きな変化を求める悲痛な思いと理解できなくもないが、「怖さ」(石田氏)もある。
 「青い鳥症候群」の社会的な背景はなにか。「日本では二十年間、生活が向上していない。国民は経済的に苦しく、絶望感の中で、受け皿を探している。シンプルな文句にすがりたがっている」。石田氏はこう分析する。

 長引く低成長時代、不透明な将来、増える負担に加え、中国などの台頭などもあって、国民は不安の中で生活している。こうした閉塞(へいそく)状況を打破し、不安を解消するため、国民は大胆な政治選択に走りやすくなる。
 「荒療治」しなければ、大幅な変化はないと考えやすく、新しい選択肢に飛びつく。しかも一刻も早い変化を期待し、いったん、うまくいかないと判断すれば、がまんすることなく、別の選択肢を探し求める。こうした国民の動きが、「青い鳥症候群」につながっているというわけだ。
 民主も自民も変化を求める国民の傾向はよく理解している。両党の党首選びで、衆院解散・総選挙に向けて、トップを交代させる動きが出たのも、その表れといえる。大胆な変化とはいえないが、新しい顔でこうした国民の期待に応え、支持を拡大する狙いがある。
 消費税率の引き上げなどに反対して、小沢一郎氏が民主党をあっさり離党して「国民の生活が第一」を結成したのも、民主党にいるよりも、うまくやれば、新党の方が国民の支持を得やすいとの判断もあった。

 一方、国民の変化意識を最も繊細に感じ、立ち振る舞っているのは「大阪維新の会」なのは間違いない。
 次の総選挙のマニフェスト(政権公約)の土台となる「維新八策」には、大胆な変化を求める国民を意識した政策が並んでいる。「衆院議員を(四百八十人から)二百四十人に削減」「首相公選制」「参院廃止を視野に入れた衆院優位の強化」
 どれも実現の可能性は極めて低い。首相公選制、参院廃止は憲法改正が必要だし、猛烈な反対が予想される議員定数半減は事実上、不可能といえる。

 それでも、民主や自民では絶対に打ち出せない大胆な提言によって、新しい政治の選択肢として「大阪維新の会」に国民の一部は引きつけられている。〇九年の総選挙で民主党が打ち出したマニフェストはほとんど実現していないが、その事実に目をつぶってでも、新しい選択肢に国民を向かわせている。

 一方、国民のこうした「青い鳥症候群」に対し、政治状況を一層混乱させると警告する声がある。東京大学東洋文化研究所の安冨歩教授(社会生態学)は「維新の会には民主党以上に国を運営する能力はない。国民が新しい選択肢に飛びついても、状況はよりひどくなる」と指摘する。

 石田氏は別の視点で有権者に注意を喚起している。「鬱屈(うっくつ)した気持ちがあると、何かを変えてくれるのではないかとの期待を持ちたくなるし、カリスマ的なキャラクターにひかれやすい。しかし、それでは解決にならない」と強調。第一次世界大戦後、独裁者ヒトラーの台頭を許したドイツなどを引き合いに「こうした状況打破の願望は極端なナショナリズムにもつながりやすくなる」とも述べた。

 それでは国民は総選挙でどうすればいいのか。
 安冨氏は政党ではなく、政治家個人の資質で判断した方がいいという考えだ。「政治家の中にもまともな人がいるし、政治には希望があると考え、判断力と人格を兼ね備えた人物を選んでいく必要がある」。新しいといって安易に「飛びつくな」ということだ。その上で安冨氏はこう強調した。「今の政治はだめだと絶望ばかりしないこと」

 <デスクメモ> 「青い鳥症候群」と言うが、それは国民のせいではない。そういう気持ちにさせた責任は間違いなく民主党と、自民党にある。されどである。政権運営の経験のない人びとの支持が高くなっていることにも気持ち悪さを覚える。車をデザインの新しさだけで、選ぶことほどおそろしいことはない。 (栗)


 

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コメント
 
01. 2012年9月09日 20:14:36 : YOkyqS8ksk
>そういう気持ちにさせた責任は間違いなく民主党と、自民党にある

そういう気持ちにさせた責任は間違いなく
民主党と
自民党と
対米従属官僚と
対米従属マスコミと
何よりもアメリカにある


02. 2012年9月09日 20:15:38 : vW5M0UUrj2
二大政党制は、やっぱだめっしょ。
政党そのものも、もう少し政策重視の、緩やかな連合体の方がいい。
でないと、国民主権がそっちのけに。
俺は個々の政策を個別に判断したい。

そういう意味で、『生活』を中心とした連合体が、
一つの党にならずに、政権を担うことに期待している。


03. 2012年9月09日 20:16:05 : lNfgcbnXSI
オウム事件によって日本の統治機構は明らかに打撃を受けた。それを誤魔化して国民に負担を擦り付けるために元祖「偽装CHANGE新党」として登場したのがオリジナル民主党。これは以前から指摘があったが、小泉以降の自民党政治の酷さのあまりデマ公約(マニフェスト)に幻惑されてオリジナル民主党の悪しき体質から目を逸らしてしまった有権者も多くいると思う。次の選挙ではこれらの清算が必要になる。

04. 2012年9月09日 20:53:22 : VbWAbFllIA
残念ながら国民が青い鳥を求めるほど大政党は高笑いになる。
第3局として大阪維新と国民生活、みんなが出ているがお互いに
候補者を100名以上出している。
小選挙区300区では自民、民主と第3局の戦いになる。
ここがみそで小選挙区は1番にならないと当選しないということ。
第3局が票を取り合ってくれれば、自民は基礎票があるので
必ず1番になる。どんなに第3局が頑張っても1番にはなれない。
民主も場所よっては強い所も有る。
これが小選挙区制度の恐ろしい所。死に票が山と出て来る。

比例で若干の巻き返しはあるが、それもたいした事はない。
次の衆院選は自民党の大勝で終わることは間違いない。



05. 2012年9月09日 21:42:01 : 6R0LMrUjBI
民主党の馬鹿さ加減は酷いが、日本をこんな利権天国にしたのは自民党だった。維新の会はファシストだからダメである。要するに、代議士の定員を半分に削減して、ガラガラポンにするのが一番いい。素人が出てやったほうが増しだということだ。

06. 2012年9月09日 23:03:12 : YxpFguEt7k
「政治家の中にもまともな人がいるし、政治には希望があると考え、判断力と人格を兼ね備えた人物を選んでいく必要がある」

安冨氏が頭に想い描いているのは、平智之氏ですよね。たしかに素晴らしいです。決してブレない禁原発派。
河村たかし氏のところで頑張ってもらいたいです。そして日本から原発をなくしましょう。


07. 2012年9月09日 23:11:29 : FAgsxSdD9m
平さんは京都でも知らない人多いいですよ
民主人気で前回は受かったけれど
今回の選挙はどうかな?
受かって欲しいけど、心配だ〜〜〜
国民の生活いなにのでとりあえず平さん応援する

08. 2012年9月10日 01:40:11 : qzfX2Tf6iw
>これが小選挙区制度の恐ろしい所。死に票が山と出て来る。
>比例で若干の巻き返しはあるが、それもたいした事はない。
>次の衆院選は自民党の大勝で終わることは間違いない。

まったく同感。阿修羅ではめずらしい。
選挙制度を知っている人は皆あなたと同じ結論になります。

つまり、このままでは、小選挙区制マジックで、2010年の参院選同様、
自民党が圧勝してしまう。(1人区は、自民党の21勝8敗で自民党圧勝)

このままでは、自民党政権復活で、消費税20%、年金支給年齢70歳、社会保険料爆上げ、失業手当などセーフティネット削減、そして「原発村」維持となる。

「民主党惨敗=生活党の勝利」ではないということを理解できない人が阿修羅には多すぎる。

生活党は、自民党に勝てない限り、躍進はあり得ない。

それが小選挙区制というもの。
第三極は文字通りの「極」とならない限り票を奪い合い共倒れする。
民意は比例区に僅かに反映されるだけで後は死に票の山となる。

そうなることがわかっているから、小沢氏は「オリーブの木」「オリーブの木」といつもいっているのだろう。

■第三極の統一戦線「オリーブの木」構想を提唱している新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表はNHK番組で
「(第三極が)競合してぶつかり合うのではなく、
力を合わせて頑張ってくれというのが国民の声だ」と述べ、連携の必要性を強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120903-00000073-san-pol

とにかく、生活党が政権を取るためには、オリーブの木=国民連合を成功させなければならない。

生活党など少数野党連合は、
自民党に勝つために、舛添要一でも、渡辺善美でも、田中康夫でもいいから、
統一首班候補を擁立して戦うべきだろう。

イタリアのオリーブの木も、ベルルスコーニに勝つために、
経済学者のプロディを統一首班候補に擁立して選挙に勝った。

勝つためには思い切った手を打つべきだろう。

維新の会やみんなの党のほうがすり寄ってくるほどの思い切った手が必要だ。


09. 2012年9月10日 07:05:59 : mMWV72vzFM
まさしく正論である。誰が国民との約束を守り、誰が自らの信念に従って行動したか?そこで判断すれば良いこと。

10. 2012年9月10日 14:39:27 : ASoliZlDAM
青い鳥は、身近なところにおりますョ。

”国民の生活が一番”の政党です。
この政党が設立したいきさつを見ていると、本気です。

国民生活を向上さす。
日本の国の、自主独立。

民主党、自民党のように嘘は言いません。
私は、そう見ています。

”国民の生活が一番”を 応援しています。
政治を国民の手に取り戻したい。


11. siawaseno keizaigaku 2012年9月10日 14:51:28 : 7/VCwC4qBO6lc : flJY0qS0ZI
 こういう記事を得意げに書く、一見分かった風の記者こそ現今の政治混乱を招いている最大の原因ではないか。
 オイ!誰が「民主党を期待はずれ」にしたんだい。誰が、当然党首になるべき人を抹殺したんだい。あんたらがチッターましな「ブンヤ」だっら、ペンの矛先は検察や裁判所に向かって行くのが「ジャーナリストの正義」ってもんじゃなかったかい。が、どうだ。あんたら同業者が挙げて検察の犯罪に荷担してきたんじゃなかったかい。この期に及んでまだ、あんたら無謬を決め込んで「民主党も期待はずれ」と断罪する。たった一言、「期待はずれに追いやった一因も、我々にあった」と、一言でも書けば、善良な市民である国民も「我々もキチンと世の中を見なければ天に唾することになるね」と、「青い鳥症候群」から脱却することが出来るんだよ。
 オイ!ブンヤ。なんで「衆議院240、首相公選制、参議院廃止」が「国民の変化意識を繊細に感じている」?橋下だけじゃなくて、あんたらジャーナリストまでが私らを「愚民」だと、内心思い込んでいるのだろう。
 私ら、田舎モンは町議会もリストラが進んでたった10人の議会を傍聴し、公選町長のワンマンぶりを見るにつけ、「なんでこうなったんだろうね」と嘆いているんだよ。
 オイ!ブンヤ。大阪や東京だけでの街頭話だけで記事を書くなよ。
あんたらこそ日本人を「慢性的青い鳥症候群」に追いやってるんじゃない。
 東京新聞よ!産経;読売、全てテレビと本気で喧嘩してみろよ。「もう、英雄待望論は、止めませんか」「民主主義は元々手間暇のかかるものですよ」と。

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