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「戦後史の正体」と「検察崩壊」 (郷原信郎が斬る) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/764.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 9 月 16 日 00:02:40: igsppGRN/E9PQ
 

「戦後史の正体」と「検察崩壊」
http://nobuogohara.wordpress.com/2012/09/15/%e3%80%8c%e6%88%a6%e5%be%8c%e5%8f%b2%e3%81%ae%e6%ad%a3%e4%bd%93%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%80%8c%e6%a4%9c%e5%af%9f%e5%b4%a9%e5%a3%8a%e3%80%8d/
2012年9月15日 郷原信郎が斬る


拙著「検察崩壊 失われた正義」(毎日新聞社)が、出版社の当初の想定を大幅に超える注目を集めているのは、大ベストセラーとなっている孫崎亨氏の著書「戦後史の正体」の読者の関心が拙著にも向けられたことが大きな要因になっていると思われる。
数日前、その孫崎氏とお会いし、ゆっくりお話をした。私は、検察問題を基本的に司法問題としてとらえてきた。検察の動きとアメリカの対日政策との関係を重視する孫崎氏とは問題を捉える基本的視点には違いがあるが、孫崎氏の視点は、検察の信頼崩壊の経緯・現状と今後の在り方を考える上で重要であることを改めて認識した。

孫崎氏との議論の中で、一つの重要な論点が浮かび上がってきた。
造船疑獄における犬養法務大臣の指揮権発動が、吉田内閣総辞職、保守合同、55年体制の確立につながっていった経過と、アメリカの対日政策との関係という問題だ。
この指揮権発動が国民から大きな批判を受けたことで、それ以降、法相指揮権は封印され、検察は「聖域化」されて政治の介入から免れてきた。まさに、特捜を中心とする「検察の正義」が確立されたのが、この造船疑獄であり、その後、ロッキード事件等の疑獄事件で政治的介入を受けない独立性を保障された「検察の正義」が、実際には大きな政治的影響を及ぼすという構図がここでできあがった。その「検察の正義」が実はアメリカの政治的意図に利用されていたというのが孫崎氏の見方である。ところが、最近では、造船疑獄における犬養法務大臣の指揮権発動は、名誉ある撤退をするために検察が仕掛けた策略だったというのが、多くの関係者証言によってほぼ定説になりつつある(拙稿『「法務大臣指揮権発動」をめぐる思考停止からの脱却を』日経BOL⇒http://nkbp.jp/OvPFt3)。それは、「検察の正義」の歴史的認識を大きく変える事実である。その策略を仕掛けたのは誰か、吉田内閣側でそれに関わったのは誰か、そこにアメリカの意向はどう関係していたのか、多くの疑問が浮かび上がってくる。それは、日本の戦後史と検察の戦後史とが交錯する重要な歴史的事実である。

孫崎氏の「戦後史の正体」によって、戦後の日本が、どのような力学によって、どのように運営されてきたのかについて、国民には重要なことが知らされていなかったことが明らかになった。現在の日本の閉塞状況が、国民が知らないままに、アメリカという国の大きな影響力の下に国が運営されてきた結果であることを知り、我々は愕然とした。
その外交の分野と並んで、秘密のベールに包まれてきたのが刑事司法である。それは、「検察の正義」を中心とする世界であった。国民は、検察という組織が、あらゆる刑事事件を法と証拠に基づいて適切に処理しているものと信じてきた。そして、その適切さに関して何か問題が指摘された時も、捜査・処分について一切の情報を開示せず、説明責任も果たさないのが当然のこととされ、情報が一切開示されず、批判もされないことで「検察の正義」は絶対的なもののように思われてきた。
「検察崩壊 失われた正義」では、その「検察の正義」の象徴であった東京地検特捜部が、虚偽の捜査報告書で検察審査会を騙して起訴議決に誘導するという大罪を犯した疑いが表面化、それに対して検察が行った不起訴処分の理由を示す「最高検報告書」が、いかに「詭弁」「ごまかし」で埋め尽くされているのかを指摘し、「検察の正義」が崩壊している現実を白日の下に晒すことになった
戦後史の重要な部分が国民に隠されてきたのと同様に、検察が行ってきたことの中身は、すべて検察の組織内部で隠蔽され、「従軍記者」のように検察に寄り添う司法マスコミの報道で、国民は無条件に「検察の正義」を信じ込まされてきた。しかし、少なくとも特捜検察に関しては、実は、それは全くの幻想にすぎなかった。

孫崎氏の「戦後史」は、多くの資料に基づくもので、「対米追従派」と「自主派」の対比も、客観的かつ合理的に行われている。「検察崩壊」では、巻末に、最高検が記者会見で配布しただけで一般公開を拒否し、ひた隠しにしている「最高検報告書」と、田代検事作成の虚偽捜査報告書を全文掲載し、検察の厳正捜査に向けて指揮権発動を検討していた小川敏夫前法務大臣、特捜部長経験者の大坪弘道氏、田代検事の取調べを受けた当事者の石川知裕氏、そして、市民の立場から今回の検察の問題を追及し続けてきた市民団体の代表の八木啓代氏の4名との対談を通して、それらの「報告書」が、「検察の正義」の崩壊を端的に示すものであることを明らかにした。

国家の独立と自主性を維持するための外交が国家の基本的作用であるのと同様に、法律の適切な執行のための制裁を科す刑事司法も、国家の存立に不可欠な基本的要素だ。外交をめぐる真実が、「国益」を理由に、国民の目から覆い隠されてきたのと同様に、刑事司法の中核を担う検察の内実も、「正義」のベールに覆われ殆ど明らかにされてこなかった。それだけに、「検察崩壊」で明らかにした察の信頼崩壊の実情は、読者にとって衝撃的であろう。

「政治的中立」のドグマが維持されながら、実際には大きな政治的影響を及ぼしてきた「検察の正義」が崩壊している現状は、国の権力作用の根幹に関わる重大な問題だ。検察も行政機関の一つなのであり、その権限行使についての最終的な責任は内閣にある。検察が自浄能力を失っている現実の下で、検察の組織の抜本改革を実行するのは政治の責任である。しかし、民主党代表選挙においても自民党総裁選挙においても、「検察改革」という言葉は全く聞かれない。政治は検察問題に関わるべきではないというドグマが、「検察の正義」が崩壊した後にも、未だに政治の世界に色濃く残っていることに、この問題の根深さがある。


 

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コメント
 
01. 2012年9月16日 06:57:31 : CbD5crET12
腹の据わった政治家がいないことだ。小沢さん、森ゆうこさんしかいないのです。国民がもっとしっかりしないとこの国は崩壊します。国会議員は全て国民のために命を掛けなければならないのです。「戦後史の正体」(孫崎亨著)、「検察の罠」(森ゆうこ著)、「検察崩壊」(郷原信朗著)他植草一秀さん(日本の独立)等の著作がもった広く国民に読まれ拡散すり事が重要です。日本はまともな国ではないのです。官僚独裁国家なのです。ここからの脱皮は政治家に出来なければ大衆行動しかないのです。「日本の春」の実現です。

02. siawaseno keizaigaku 2012年9月16日 07:45:13 : 7/VCwC4qBO6lc : flJY0qS0ZI
 政治家もそうなのですが、私が一番不思議に思っているのは、所謂、知識階級といわれる人たち、学者・評論家・ジャーナリストの大部分が、孫崎、郷原氏の仕事に口をつぐんでいることです。本来ならば、彼らの知的好奇心を一番刺激させるところで、と同時に、国民への知的世界からの責務としてなさなければならない本務だと思うのです。ところが、全く余所見をしている。
 実は、原因が分かっているのです。孫崎、郷原両氏の仕事の根幹は「小沢一郎問題」そのものであるということ。で、2009年以来、圧倒的な多くの学者・評論家・ジャーナリストが小沢を責める側にこそ回れ、検察やその背後に潜む国家・アメリカの影を全く追う作業をしていなかった。
 敢然と立ち上がったのは郷原、森、植草、孫崎、上杉、岩上・・等々少数に過ぎなかった。そしてもっとも悲劇的であったのが、多くの言論界・マスコミが、彼らを自分たちのフィールドから放逐したということです。現在進行中であるにもかかわらず、地上から消し去ろうとした。
 すなわち日本の知識階級は、卑怯にも彼らのレーゾンデートルである「真実」を裏切って仕舞ったために、「正義」なる文言はとても怖くて使えなくなってしまったのです。
 郷原氏が日本の検察に正義を取り戻すのには半世紀かかると言っていますが、このことは日本の知識階級に「真理」を取り戻すにも半世紀かかるかも知れません。

03. 2012年9月16日 11:31:16 : qEqycsVtxE
郷原がこの文書に自ら書いているが、「検察の正義」何処にも存在してなかったとかいて描いているではないか。特高検察の成れの果てがGHQの陰退蔵物質摘発機関、まさにCIAの化けただけのものに正義など存在したためしがあるはずがない。業腹は自分の鈍い感性に其の血が浸み込んでいる事も気が付かない。

04. 2012年9月16日 12:30:56 : phSSdatpKE

    日本という国家が腐っている

 検察の腐敗を正すのは国会だ、

その国会が国家最高機関の機能を放棄して腐っている。

国会は政治の場である。

政治は政党によって形成される。

政党は検察権力に支配され、政治思考機能を喪失して腐っている。

よき例は共産党だ。検察暴力に一言もない。まして他の党においておや!

国家最高法規たる平和憲法に違反して軍事国家をめざし、

沖縄を軍事拠点とする日本本土防衛基地構築にまい進している。

軍国主義日本帝国となんら変わるところはない。

国家そのものが腐っているではないか。


05. 2012年9月16日 12:41:36 : N2lVoYK5nk
法曹界を徹底改革するには郷原法務大臣、八木啓代副大臣が最適。桜井立教大学教授のような頭がよくてチャーミングな憲法学者を顧問に据えてもらえば澱んだ法曹界も世間の耳目を集め明るくなること間違いなし、万々歳である。

06. 2012年9月16日 13:54:52 : Glt7A88w6E
05さま

まったく同意致します。
この様に本当に正義を追及して行こうとしている人に政治家になってもらいたいし大臣になってもらいたいです。

そのためにも、我々一人一人が真実を知ることが大事なのでしょう。


07. 2012年9月16日 15:49:16 : ggt9XUTeYU
自国の利益追求や独自に他国との連携を模索すると
米という巨大国がすぐさま介入してきて米国自身に不利益が
生じないか、反米路線に乗じないか監視され、計画頓挫となる。
日本は完璧に米国の支配下として統治されている。
リビア国も第3国からみれば独裁者に支配された民衆に民主主義国家を、
との大義名分で紛争が起こったが、医療費、教育費が無料で、結婚すれば
自宅建築費用は5割政府持ちという政策だったときく。
対外的にはどうでも自国民を一番大切にする国、指導者に対して難癖つけて
独裁国家ときめつけ滅亡させる謀略に加担するのはもうやめるべき。
日本はやみくもに米に追随するのでなく、各国との協力関係を維持して
巨大国に誠意をもって(誠意が通じるか問題だが)対峙する必要がある。


08. 2012年9月16日 17:06:33 : Uz8Ie0wE6M
維新の会の政策ブレーン竹中平蔵を証人喚問せよ。

09. 2012年9月17日 06:27:48 : dy5bblmkRU
>>02
>所謂、知識階級といわれる人たち、学者・評論家・ジャーナリストの大部分が、孫崎、郷原氏の仕事に口をつぐんでいることです。

検察の正義が幻想であったように、知識階級への期待も幻想でしかない
ことを事実として認識すべきなのかも知れませんね。
評論家やジャーナリストが広報でしか生き残れないのは衆目の一致するところで
すが、学者といわれる人たちも最早体制の草刈り場と化していることも直視する
必要があるのかも知れません。

産官連携がもてはやされ、資金を引いてきたものが偉く、研究費がなければ
論文も書けなくなっている良心の府である大学もまた、学問の自由と言う意味で
崩壊してしまっているような。

この国は、最早ストッパーとして機能を果たす役割を担う団体や個人は
雲散霧消してしまったような、羅針盤を失って漂流する船のように
ここ当分は迷走するのでしょうが、もう手の付けようがないような。


10. 2012年9月17日 11:49:34 : U4167S9WPs
@とA必見 ★疑問が解けますよ!!

@民間のシンクタンク??
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/36ff9392cc63d3631b4ee93750c21d8d

A井口ブログ
http://quasimoto.exblog.jp/17771360/


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