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2012年9月24日 (月)
国民を踏みにじる政治屋は国民に踏みにじられる

民主党代表選で、
３２６，９７４人の民主党党員・サポーターのうち、
２１９，８９９人が棄権または無効投票を投じた。

野田佳彦氏に投票した人は、わずかに
７０，２６５人だった。

全有権者の２１．５％しか野田氏に投票しなかった。

２０１０年９月１４日に実施された、党員・サポーターによる投票を含む前回の代表選では、

３４２，４９３人の民主党員・サポーターのうち、
１１３，４６３人が棄権または無効投票とカウントされた。

菅直人氏が　１３７，９９８票
小沢一郎氏が　９０，１９４票
獲得したと発表された。

この選挙には重大な疑惑がある。

投票はがきにプライバシーシールが使用されず、筑波学園局留めで郵送された。

この筑波で事前に投票用はがきが選挙区ごとに分類されて、それが東京のホテルに搬入された。

この段階で、大量の小沢一郎氏票が抜き取られたとの疑惑が存在している。

それでも不人気の菅直人氏は１３．８万票を獲得した。

疑惑の真相は解明されていないが、恐らく、小沢一郎氏が菅直人氏をはるかに上回る得票を得ていたのだと思われる。

国会議員票は菅直人氏２０６票に対して小沢一郎氏２００票であったが、投票直前に小沢氏票が大量に菅氏票に振り替えられたと見られている。

これを可能にしたのが、
１．党員・サポーター票で菅氏が圧勝しているとの情報の流布
２．同日開催されたとされる検察審査会が小沢一郎氏に対して二度目の起訴相当議決を示すとの情報の流布
であったと考えられる。

この情報が流布されて、大量の小沢氏票が菅氏票に振り替えられたと見られている。

前回代表選では本当の棄権票は発表数値よりもはるかに少なかったのではないかと思われる。

今回選挙では、このような投票用紙の廃棄はなかったと考えられるが、驚くべき数の棄権票が発生した。

その理由は言うまでもなく、民主党の本来の主流派、正当な民主党員が民主党を離党したことだ。

今回の代表選で民主党の実権を正統な民主党議員が奪還することを多数の民主党員、サポーターが目指していた。私もその一人である。

ところが、野田佳彦氏を中心とする現在の民主党執行部が、主権者国民との契約＝マニフェストを踏みにじり、野党と結託して消費税増税を推進する、党内民主主義のプロセスを踏みにじるなどの暴虐の限りを尽くしたため、正統派民主党議員の多くが筋を曲げて民主党を離党し、「国民の生活が第一」を創設した。

今回の代表選における２２．０万人の棄権者および無効投票・投票者の大半は、小沢一郎氏支持＝「国民の生活が第一」支持者であると思われる。

これに対して、野田佳彦氏が獲得した票数はわずかに７．０万票であり、野田政権の退場は、もはや時間の問題である。

国民の支持を受けず、国民の信託を受けていない人物が、日本の最高位の地位を占めていることに対して、大多数の国民が憤り、不幸と感じている。

このような正統性のない政権は即刻退場してもらわねばならない。

それにもかかわらず、野田氏は首相官邸に居座り、総選挙時期さえ先送りしようと画策している。

これこそ本当の「不法占拠」である。

この政権に対する日本の主権者国民の気持ちが鮮明に表れている動画映像が二本ある。

やらせでも何でもなく、民主党が実施した新宿駅前での立会演説会の模様を撮影したものである。

演説をする野田佳彦氏に対して、民衆が「帰れ」コールを繰り返したが、どちらの行動に理があるか。ほとんどすべての国民が分かっている。

いかなる権力の地位にあろうとも、その行動が、仁・義・礼・智・信に反するものであるなら、人心を引き付けることは叶わない。

日本の主権者国民に対して詐欺行為を働き、そのことに対する責任も謝罪の施政も示さない人物に対する国民の目は厳しい。

主権者をないがしろにする首相は、主権者によって必ずないがしろにされるのだ。

２００９年８月１５日野田佳彦氏「シロアリ演説」動画同様に、この動画を広く日本中に流布させる必要があるだろう。

動画１は「新宿野田佳彦氏演説に対する聴衆の声」

動画２は「民主党新宿立会演説会に対する聴衆の声」

２０１２年９月１９日午後４時半から開かれた新宿での立会演説会の模様である。

総選挙をいくら先送りしても、限界は１年だ。私たち主権者国民は、政治に対する正しい思いを維持しなければならない。

間違っているものは正さなければ、この世は良いものにならない。

マスメディアが人々の関心を他にそらせようと腐心しても、私たち国民は基本を忘れてはならない。

次の選挙で必ず、政治の暴走を止めなければならない。

立会演説会動画については、「雑談日記」様の記事に詳しい解説が記されているので、ご高覧賜りたい。

「雑談日記」様記事

・・・・・ 　

コメント
01. 2012年9月24日 19:37:04 : YxpFguEt7k 「それにもかかわらず、野田氏は首相官邸に居座り、総選挙時期さえ先送りしようと画策している。 総選挙をいくら先送りしても、限界は１年だ。私たち主権者国民は、政治に対する正しい思いを維持しなければならない。」 公正な党運営もできない。国民の声も聞かない。解散もできない。何もできない… ヒドイですね。間違いなく最悪の政治状況です。ここからどうするか、日本人の底力が試されます。粘り強さも試されます。 財務省も経済産業省も、国民が、消費税のことや原発のことを忘れてくれることを期待しているでしょう。 まんまと術中にはまることなく、臥薪嘗胆の一年を過ごしましょう。 植草氏、がんばってください。応援しております。
02. 2012年9月24日 20:56:10 : XCpx1kU5zo 植草氏の言う通り！ いくら大人しい国民性といえども、直近総選挙の民意をここまで踏みにじって、許されるわけがない。官僚専制がこれからも易々と続くと思ったら大間違いだ。 経済界では、本音では原発に消極的で発送電分離を願う部分も多いだろうし、何よりも、拙劣な対外政策や不況対策、汚染の放置拡大などに対して、理念でなく近い将来の死活問題として、縦割り行政解体を希望する部分は少なくないに違いない。 また、連合も、原発・増税推進の中央に対して、今回ばかりは｢反原発・反増税｣の労組が分裂含みで対立を鮮明にする可能性がある。下部組合員への共産党の浸透は脅威だろうし、そもそも、生活者である組合員が今回ばかりは｢反原発・反増税｣を譲らないからだ。 これから、現行勢力の足し算・引き算などではない大きな変動が、間違いなく起きると思う。 「生活」党は、現有議員の基盤の強化と新人候補発掘の努力は当然として、経済界や労組など、民主党支持基盤の切り崩しを積極的に進めてほしい。 これと呼応して、民主党残留反執行部派は、原口支持議員31票にとどまらず、どんどんと動揺議員や情弱議員をこちらに獲得してほしい。（「裏切り者への期待」などという陳腐な｢批判｣は不要。国民からする叱咤激励である。）
03. 2012年9月24日 21:49:27 : cmlXhqYY0s 野田は国民を舐めたのだ！ 日本人はこれまで羊のように従ってきたおとなしい国民だから、何をやっても声など出すものかと高をくくったのだ。 アニハカランヤあの戦争で子供の命をとられても声も出さなかった一般の日本国民でさえ一斉に声を張り上げて野田NOの狼煙を揚げた事に流石にびびったのだろうよ。 に見ておれ野田。 選挙で目に物見せてくれるワー！ だが漁夫の利を狙ってそこで舌なめずりしているいる自民、維新、そうは問屋が卸さないよ。 お前ら民主も自民も維新も国民の生き血をすすって生きるハイエナだ！
04. 2012年9月24日 22:15:27 : YxpFguEt7k 社会保険料や住民税控除の廃止なども含めると､家計全体の年間負担額は､300万円世帯で27万3000円増､500万円世帯で33万8000円増｡ 川内博史氏 「消費税率のｱｯﾌﾟと社会保障負担増がｾｯﾄになった場合､どれだけ家計の負担が増えるのか｡民間の試算はあっても政府の試算はなかった｡『社会保障と税の一体改革』と言うのなら､消費増税法案の審議の最中に負担増の額を明らかにすべきでしょう｡だから､6月に試算を要求したのです｡ところが､政府は資料作成に難色を示し､ｺﾞﾏｶそうとしたり､ｳｿをついたり｡この3ｶ月間､毎週やりとりを続け､ようやく出してきたのです」 http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6962.html 陰でコソコソ、ゴキブリ臭漂う小役人政治… 人間なら正々堂々の人生を歩みたいものですな。
05. 2012年9月24日 23:39:25 : w96KnIFSJR 相変わらず植草は馬鹿だな。実に馬鹿だ。 妄想だけで文章書いている。どれも確信はないで書き連ねている。 そんなに前回不正選挙があったと思うなら、小沢または小沢に近い人に働きかけて 調べさせりゃいいんだよ。
06. 2012年9月25日 00:39:47 : HOhmEmRIBw 妄想ではない。 植草氏が正しい。 あのときの代表選は、仙谷等の官僚・米国従属派は必死だった。小沢氏は街頭演説でもアホ菅を圧倒していた。どちらがこの国の指導者にふさわしい人物であったか、今回の尖閣の問題をみても明らかである。小沢政権であったらこんなことにはならなかった。 植草氏の発言は、ここでよく拝聴するが、的確な問題点の指摘にはいつも感心している。
07. 2012年9月25日 01:09:04 : YxpFguEt7k 【参考】 本多敬氏 「結局、２０３０年まで原発０％にする政府の約束は、財界と米国の干渉により、事実上保証がなくなったわけですし、結局、原発を見張る審判長は原発ムラ村長が行うことになりました。このように民意を汲めない政府の失敗からあらためて学ぶことは、ニ点。まず、原発の問題は、民主主義の問題と密接に結びついていること、次に、自らの力だけでは解決できない問題ならば、徹底的に国際問題化していく努力も民主主義の方向ではないか、です。」 http://38870660.at.webry.info/201209/article_9.html 首尾よく日本国民が政治屋を潰せればいいですが、もし失敗したら海外の市民にも呼びかけ、日本の政治屋潰しに一役買っていただく。それも民主主義政治だと… 「「小さな人間」が「大きな人間」の間違いを正すことに民主主義が成り立つのだとすれば、日中韓の人々のなかで真に民主主義を望む市民達は、平和主義の方向に沿って連帯していくことがなによりも優先されるべき課題でしょう。これしか私は想像ができません。タカ派的国際政治の読みとは別の見方です」 賛成です。小さな島をめぐって争っている場合ではないのです。そんなことでヒートアップしたら、やつらの思う壺なのです。
08. 2012年9月25日 02:39:54 : d3CVoYGM9A 　朝鮮カルトの誤狂疎様が閻魔大王に舌を抜かれに行ったらキチガイ右翼の勢いがいまひとつだな。無職者を雇う教団のカネも持ち逃げされるのか。
09. 2012年9月25日 02:58:54 : XCpx1kU5zo >>07さん 02です。 ＞原発の問題は、民主主義の問題と密接に結びついている ＞「小さな人間」が「大きな人間」の間違いを正すことに民主主義が成り立つのだとすれば、日中韓の人々のなかで真に民主主義を望む市民達は、平和主義の方向に沿って連帯していくことがなによりも優先されるべき課題 本当にそうだと思います。 この日本の地において、中韓を始め世界の「真に民主主義を望む市民達」の努力を信じつつ、「平和主義の方向に沿って」、主張をし続けましょう。 検察やマスコミの不正を憎み、国民を顧みない官僚専制権力に怒る、私たちのおそらく日本で始めての市民からの大きなうねりは、必ずや、各国それぞれで課題を抱える世界の生活者たちと根で繋がっていけるに違いないと、おぼろげながら思えます。そしてもしそうなれば、平和主義しか考えられません。 領土問題は、対立する両国において、好戦的な排外主義で権力を維持しようとする自国政府権力に反対する生活者たちが、自国政府にも相手国政府にも反対する方向で、人間的な交流を通わせていくことだけが、解決の道なのだろうと思います。 良いブログを紹介してくださり、有難うございました。
10. 2012年9月25日 08:33:39 : op8BO3Rq6g 表題の「国民を踏みにじる政治屋は国民に踏みにじられる」は、めずらしく的を射ている。

11. 2012年9月25日 15:21:53 : Gm7BRTVJKo ０７さんと０９さんのやり取りが素晴らしい。同感です。
12. 2012年9月25日 16:27:40 : 0t5m8XwwZU 野田政権に残された究極の不正は不正選挙だ。どんな不正があるのかわからないが、監視を強める必要がある。 連合を抱き込めば防げる。それと出口調査が定着しているので簡単にはいかない。

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