この国の外交の決定的弱点　尖閣一体誰に罪があるのか
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2012/9/24　日刊ゲンダイ　：「日々担々」資料ブログ

アメリカに頼っていても最後は助けてくれないぞ

野田大バカ内閣の尖閣国有化以来､悪化の一途をたどっている日中関係だが､ついに今月27日に予定されていた日中国交40周年の記念レセプションが事実上､中止になった｡もちろん､中国側からの通知だが､こんなことは国交正常化以降初めてだ｡

なぜ､ここまで事態がこじれたのか｡石原都知事の妄動が直接のキッカケとはいえ､それ以前から日本は東アジア諸国から恨まれるようなことを散々してきた過去がある｡反日のマグマがたまっているところに､石原と野田の軽挙妄動が重なったわけである｡

尖閣の問題を考える以前に､なぜ､日本は中国や朝鮮と戦争ばかりしてきたのか｡その一方でなぜ､米国にはポチのごとく､シッポを振るのか｡ここにアジア蔑視､欧米盲目追従の思想が見える｡隣の国にこんなことをされたら､中国だって､韓国だって､面白かろうはずがない｡その延長線上に領土問題があるわけだ｡

｢戦後史の正体｣の著者で元外交官の孫崎享氏は｢日本人はいまだに明治時代の脱亜入欧の意識なんです｣と語った｡アジアよりも欧米だとして､鹿鳴館を造り､背伸びして､欧米の侵略戦争に加担｡日本は戦前､アジアを攻める側に回ったが､この背景にあるのがアジア軽視だ｡この意識がいまだに続いているということだ｡

｢当時は中国と朝鮮は滅亡するという見方があった｡だから､こちらと組んでいても日本に将来はない｡西欧諸国と連携しようということになったのです｡しかし､今や､中国がやがて米国を抜き､世界最大の超大国になるのは国際社会の共通認識です｡脱亜入欧の根拠が崩れているのに､政府や外務省だけでなく､日本人全体がいまだに､脱亜入欧みたいな意識でいる｡その延長線上で､日本は米国と仲良くしていればいいことがある｡米国も日本を大事にしてくれる､と盲目的に信じている｡しかし､米国は常に変わる｡その場その場で､もっとも自国に有利な相手を大事にするわけで､日本への見方も変わってきている｡そのことに気づかなければいけないのに気づいていない｣(孫崎氏)

時代が見えていない役人はいまだに中国､韓国人を心のどこかで見下ろしているのではないか｡政府がそうだから､企業も安い人件費しか払わない｡蔑視されている方は､はるかに敏感に感じるものだ｡そうした不満がﾃﾞﾓで爆発､暴動になり､その後はストライキという形の抵抗運動になっている｡

｢中国人は自分たちが一番､弱かった時に日本にメチャクチャにされたという意識が強いのです｣(中国問題に詳しいジャーナリストの富坂聰氏)

その一方で､バカな官僚､政治家は米国に擦り寄り､自分たちの方が米国人と親しいぞ､と鼻にかけている｡虎の威を借る狐だが､そのため､近隣諸国からは恨みを買い､米国からはポチ扱いでナメられている｡本当にバカみたいな話だ｡

｢オスプレイの低空飛行訓練は米国でもできないんですよ｡それがなぜ､日本ならばできるのか｡完全な日本人蔑視だと思う｡しかし､防衛省の制服組は米国に文句を言うどころか､一緒に訓練をさせてもらえることを喜んでいる｡その一方で､対アジアはどうか｡本屋に行けば､中国を批判する本ばかりでしょう｡これじゃあ相手も怒るでしょうが､今や､中国はこうした日本を哀れみの目で見始めている｡彼らは本当の日米関係を知っているんですよ｡米国に擦り寄り､しかし､利用されているだけの日本なんか､相手にしても意味がない｡こう判断していると思います｣(元外交官の天木直人氏)

日本の政治家や外交当局､防衛省は何もわかっちゃいない｡米国かぶれがいい気になって､いまだに脱亜入欧ではしようがない｡気づいてみると米国も一歩引いて､中国､韓国はここぞとばかりにいきり立ち､日本はひとりで右往左往｡

人蔑視だと思う｡しかし､防衛省の制服組は米国に文句を言うどころか､一緒に訓練をさせてもらえることを喜んでいる｡その一方で､対アジアはどうか｡本屋に行けば､中国を批判する本ばかりでしょう｡これじゃあ相手も怒るでしょうが､今や､中国はこうした日本を哀れみの目で見始めている｡彼らは本当の日米関係を知っているんですよ｡米国に擦り寄り､日本の外交をもう彼らに任せておくわけにはいかない｡

コメント
01. 2012年9月24日 22:30:43 : prw5hWvGBg 「尖閣問題で米軍は日本を助けない」と元外務省・孫崎氏 週刊朝日 9月24日(月)7時15分配信 　米国のバネッタ国防長官は9月16日に来日し、「条約上の義務は守る。長年の方針に変わりはない」と、尖閣諸島が日米安保条約の対象になるという米国の立場を再確認した。その上で尖閣諸島の領有権を巡る対立でも、「特定の立場は取らない」と、従来の主張を繰り返した。 　2日後に中国の梁光烈（リャングアンリエ）国防相と会談した際にも、尖閣に安保が適用されるとの米政府の立場を伝達していたことがわかっている。 　いったい事の本質はどこにあるのか。元外務省国際情報局長の孫崎享さんが力を込めて語る。 「大事なことは、安保を適用したからといって、米軍が軍事的に介入するわけじゃないということです。日本の大半の人は、米軍に味方してもらえると考えているでしょうが、違うんです」 　孫崎さんの解説によれば、日米安保条約第5条が「日本国の施政の下にある領域」での武力攻撃について、米国が集団的自衛権を行使して、日本を防備する義務を負う根拠になっている。ただ同時に2005年の「日米同盟　未来のための変革と再編」では、 《日本は、弾道ミサイル攻撃やゲリラ、特殊部隊による攻撃、島嶼（とうしょ）部への侵略といった、新たな脅威や多様な事態への対処を含めて、自らを防衛し、周辺事態に対応する》と定める。島嶼部を守るのは日本自身の責任なのだ。 「ですから尖閣諸島付近で中国が攻めてきた場合、日本が守り切れればいいけど、守り切れないと、管轄地は中国側にいく。そうすると、安保条約の対象ではなくなるのです。しかも、そもそも米国は中国側に、『米中関係が最重要。その一環が軍事だ』と伝えています。従って、尖閣諸島を巡っての軍事衝突で、米国は絶対に日本を守らない。日本のために中国と事構えるようなことはしないのです」（孫崎さん） ※週刊朝日　2012年10月5日号 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120924-00000004-sasahi-soci
02. 2012年9月24日 23:21:39 : knNcbeDrsw 自立防衛の防備を備える事だ､長距離ミサイル､核ミサイルの保有｡ 大型ミサイル潜水艦の増強が急務だろう｡ それよりも急ぐ事は保安庁の艦船の補充だ､海自の旧型艦艇を塗装変えて至急廻して遣れないのか｡
03. 2012年9月24日 23:33:29 : XVPJ8MG0Qk 　＞米国に擦り寄り､しかし､利用されているだけの日本なんか､相手にしても意味がない｡こう判断していると思います｣(元外交官の天木直人氏) 悲しいですが現実です。 売国集団（民主、自民、公明・・・・、寄生官僚、マスゴミ、経団連、原発村、小泉、竹中・・・・・　ウヨウヨおります）の手先に寄生され衰弱してるのが今の日本です。 反対する物は容赦なく首吊り自殺、犯罪者にされ抹殺されます。 要するに植民地です。 自殺率世界一位が韓国二位が日本です。 世界一不幸な国民が韓国次が日本と言っても過言でないでしょう。 これにアメリカの99％が追いかけてくるでしょう。 アメリカ国内でも搾取が酷くなりなす。 武士道精神とは真逆の腰抜け珍太郎が武士道を語る皮肉、皮肉通り越した 冗談。親子とも大人になれない腐れ政治家。 これが幹事長を務め総裁戦に出馬する自民党というは夜盗集団か？ それで壷売りさんが急浮上してるそうな。 野田の５枚舌は切っても切っても、サメの歯のように再生能力があるようだ。 極め付けは橋下なる軽薄者、これに従う下劣エロ集団。 日本は一度破綻しましょう。
04. 2012年9月24日 23:33:33 : COWR8D3eIQ そもそも、今回の尖閣問題の発端は、2010年9月7日、尖閣諸島付近の海域をパトロールしていた海上保安庁巡視船が、中国籍の漁船船長を公務執行妨害で逮捕したことである。 その直前、海上保安庁はどうであったか。 第六管区海上保安本部広島航空基地（広島空港）所属のヘリ「あきづる」は8月18日にデモンストレーションの低空飛行をして送電線に機体を接触させ、海面に激突し大破沈没して乗員5人が全員殉職したことである。六管本部の説明が二転三転したことから批判を受け、国会でも追及を受けアップアップの状況であった。 状況から考えると、これは海保の組織防衛行動である、日頃は、尖閣周辺の中国漁船は拿捕などせず、単に追い払っていたのに、その時にいきなり拿捕・逮捕にまで至ったのは、何かことを起こして、国民や国会の目をそらせる必要に迫られたからである。この目論見は大成功をおさめ、海保は時の英雄になった。だまされた政治家、特に民主党の前原は全く状況を読めなかったといってよい。 その後の政治家などの言動もすべて、自らの立場を強くしたいというエゴ・パフォーマンスにすぎない。国益を言いつつ、その後の成り行きをじっくりシミュレーションしない場当たり的な対応で、結局は国益を大きく損ねている。 領土を守ると簡単に言うが、そのためには、李ショウバンやロシアが行ったように容赦ない攻撃を厭わずという態度を取れるかであろう。そんな覚悟はないので、これからは中国と仲良く（？）尖閣海域で巡視活動を行う羽目になる。中国の監視船を銃撃などする勇気はないだろうから、向こうがそうしてきたら打つ手はない。 ようするに、藪蛇の典型例。
05. 2012年9月24日 23:34:17 : g9jLm1zljE 投稿文に賛同。孫崎さんのおっしゃる通りです。
06. 2012年9月24日 23:55:53 : 3rDCxYtPxg ＞今や､中国はこうした日本を哀れみの目で見始めている｡ もしこれが事実なら、チャンスでしょう。中国は偉大な国で、立派な政治家や思いやりのある国民ばかりだと思いますので。 「どうぞ日本を哀れとお思いになり、尖閣を取り上げないで下さい。」と首相に中国を訪問させ、陳情してみてはどうでしょう。 きっと「小日本〜尖閣の孤島などくれてやる。」とおっしゃるとと思うのです。
07. 2012年9月25日 16:16:53 : g9EbZmeAAc 霞ヶ関官僚の思考回路： 官僚機構の中枢に位置するといわれる旧大蔵省の官僚は東大法学部がその出身の聖地。 彼らの思考回路は（１）国家論（２）政策の歴史的評価（３）政策の無謬性（４）経済・財政についての外国人理論家対自己の対比 それらに共通していることはやさしい言葉でいうと上から目線 彼らの思考回路の民族的な特徴はすなわち日本国の特殊性にある。 幕末の黒船軍艦が江戸の武士階級にみせた圧倒的な砲艦力と工業力に対し幕府がもっとも急がせたのは大型軍艦の築造と砲台の増築であった。 開国後は政治・教育・医学・工業等の分野において西洋に追いつけが命題であった。 日露戦争での勝利を経てアジア人として初めて西欧に軍事的に勝利したことが国民の熱狂を生み、以降大東亜共栄権構想の盟主として日本がアジアを西欧帝国主義から開放する戦争へと突き進むこととなった。 敗戦を経てもなお米国の防共外交の一環として官僚組織は生き延びる事となった。 自己がアジア人の血液を持ちながら頭は西欧人の思考を追い求め負けまいとしていることに気がつかない。 米を主食にしながら、西洋科学・社会学を信奉している自己矛盾のなかで生きている。 そこから生まれてくる思想は国家は我々のものだという自信と傲慢である。 階級意識と武力（昔は刀、今は警察）に守られた権力意識は国民への奉仕者という意識はまったくない。 武士階級の思想「民は寄らしむべし、知らしむべからず」は現代においても脈々として引き継がれている。 放射能被害とオスプレイの配備についての政府側の説明は、「国民の皆様に丁寧に説明して不安感を払拭するように全力をつくしていきたい。」が常套句である。 説明して不安感を払拭すれば、放射能は怖くありません、被害は出ません、オスプレイも墜落しませんという論理がまかり通っている。 一方福島県を中心とする放射能汚染については、スピーディーの拡散予測を初め全ての情報を隠蔽している。
08. 2012年9月25日 18:47:04 : JAqnvwxhCU >>02へ 　それくらいではまだまだ甘い。最新型８万トン級原子力空母１０隻、攻撃型原潜１００隻、ミサイル原潜５０隻、多核弾頭ICBM１０００基、F35を５００機、オスプレイ１００機、その他もろもろの攻撃型兵器が日本には必需である。日本は神の国である。恐れるものは何もない。アメリカなんか「へ」でもない。日本が世界一の軍事大国になるのだ。中国・ロシアなんのその。 　さあ立ち上がれ。あんた（０２）が主役だ。世界は日本にひれ伏すぞ。世界を治めるのは神国日本ぞ。グズグズするな。
09. 2012年9月25日 20:44:42 : Fchm1AEDjM 08>>ｏｋ 神風を持っている日本です。

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