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小沢一郎と安富歩が対談をしたなら そういう企画は耳に入っていなのだが・・・ (世相を斬る あいば達也) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/379.html
投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 9 月 27 日 12:21:27: igsppGRN/E9PQ
 

小沢一郎と安富歩が対談をしたなら そういう企画は耳に入っていなのだが・・・
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/e5b3e0f8130c21308001413a6347c033?fm=rss
2012年09月27日 世相を斬る あいば達也


 悪態をつくのもバカバカしいが、自民党の総裁に安倍晋三“腹イタ君”が選ばれたようである。正直、「国民連合」(オリーブの木)勢力にとって、厄介な自民党総裁は石破だと考えていたが、幸運にも安倍晋三が選ばれたことは目出度い限りだ。これで、既存の社会システム温存の政治勢力が「自公民維新」と特定された事は、国民にとって非常に判りやすい構図になった。問題は、この既存の日米同盟や産業構造の堅持が、21世紀の日本の生きる道だと思い込んでいる国民が相当数存在する事実が現存している事である。

 小沢一郎があらゆる妨害にも関わらず日本の政治シーンで生きてこられた理由が明確に理解できた点も重要だ。ただ、その理由に気づく国民が、どの程度居るかどうかが、今後の問題になるのだろう。「原発危機と東大話法」の著書で名が知られるようになった経済学、金融論、社会生態学と幅広い知識に裏打ちされた安富歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)も、世界のドラスティックな構造変革に着眼した講演等々を行っている。非常に為になる講話だが、基本的に世界、そして日本を観察す目は、概ね小沢一郎と一致している。僭越だが、筆者の観察とも、ほぼ一致している。参考までに、IWJの「大阪市浪速区の討論Bar “シチズン” に於いて安冨歩氏講演会『金と政治と東大話法』」を視聴すると、その流れが判りやすく解説されている。
参考URL:http://iwj.co.jp/wj/open/archives/32454

 小沢一郎を代表とする「国民の生活が第一」の“自立と共生”と云う政治理念と政党の基本政策が示しているものは、抽象的表現は避けているものの、「世界のドラスティックな構造変革」が見えているが故の基本政策になっている。「自立と共生」これ自体が、現在の民主主義・資本主義が変わらなければ滅びる、と云う切迫感を漂わせている。筆者のような表現をしてしまうと、選挙向け、一般受けしないわけで(笑)、判りやすい基本政策として、ブレークダウンしたのだろう。

 1「エネルギー政策の大転換」、2「国民生活の立て直し」(消費増税廃止、デフレ脱却、民間主導経済、国民生活直結の公共投資)、3「地域が主役の社会」(基礎自治体を基本とした地域主権改革、中央省庁の抜本改革等々)、4「社会保障制度の維持・拡充」(年金制度の抜本改革、介護制度の充実、子育て支援の拡充等々5教育(人づくり)・子育て支援」(高校授業料無償化等の堅持、教育基本法の改正、教育行政の抜本改革、公立小中学校の運営改革等々)、6「自立した外交・安全保障の展開」(自立と共生と理念の下で主張する外交、安全保障基本法の制定、国連決議の下での積極的参加、自衛権の行使に係る原理原則の制定、独立国家としての責任に基づいた日米関係、普天間移設 - 恒常化した異常事態の解消、国内外への分散移転、アジアの平和の調整機能を果たす等々)

 小沢一郎自身が、あまり世界観な視点で語ろうとしないのは、何故だろうかとと云うことだ。おそらく小沢は現在の国民の認知度に合わせ、表現に留めているのだろうと推測出来る。また、彼が政治家であるという事実からかもしれない。折にふれ語るヨーロッパ(EUが選択した)の苦難の道とか、アメリカ経済の挫折とか、中国の大国化の影響とか、彼の中では、自分が歩んできた政治人生では経験した事のない、カオスの世界観を有しているものと思われる。それが「自立と共生」と云うシンボリックな言葉になるわけだが、政治理念とか、権力闘争とか、それこそ下世話な話とは異なる哲学的思考を基にし、それを日本の政治に反映させる処方箋が基本政策になったとみるべきだろう。

 彼の歴史的世界観は、日本と云う国をみつめる狭い世界から、世界で今後とも100年の歴史が覆る大転換期が連続するであろうことを、予感しているのだと思われる。勿論、政治権力と云う裏打ちなしに、その意思を国民に感じて貰わなければならないのだか、気の遠くなるような作業だ。彼が常に「教育」を持ち出すのも、そこに行き着かざるを得ないのであろう。安富氏によると、大人は“もう駄目である”100年の歴史を背負いこんだ人間では打破できない、大転換を、いずれに日にか“変わらざるを得ない”と云う認識が強いのかな?とも思う。

 小沢自身は、その寡黙度も手伝って、聞かれた事にしか答えない主義のように思われているが、多分違うだろう。尋ねる人間が、政局とか、権力とかの枠を離れた質問をぶつければ、彼の世界観、歴史観を聞くことは可能なのかもしれない。出来れば、小沢一郎vs安富歩の対談を企画するテレビ局が現れたら、それは我が国の政治史に新たなシーンが生まれる事になるかもしれない。早い話が、日本と云う国が、単なる単純製造業の領域で、自由貿易を謳歌すると云う幻想は終焉しているわけで、輸出産業で生きるとしても、作るものが、現在の経団連企業が生産するものでない事は自明だ。

 日本の重大な課題と云うもの、それは個々の諸問題ではなく、世界的に起きている、産業の地域シフトを受け入れる度量が必要なのである。所謂、産業構造そのものを、世界の潮流を基礎として、乱暴なくらい大胆に変革しなければならないのだろう。それが産業構造革命である。この革命は、既存の勢力にとって、天地がひっくり返ることなので、こぞって大反対である。その大反対勢力に“日本維新の会”も加担している事を見逃してはいけない。産業構造改革は、単純に市場に任せれば成就するものではなく、既存企業の退場も含むものでなければ、変化は起こせない。

 そのことに、日本の国民がいつ気づくか、そこが問題だ。筆者は個人的には、相当な年月無駄な時間を費やすのではないか、と危惧している。ネガティブな発想から、そう思うわけではない。日本人の、世界観における認知度が、そこに至っていないし、認知出来たとして、それを考える知識と云うものが欠損している。極めて悲観的結論が当分続くと云う悪い予感がする。逆に言うなら、まだまだ痛みを感じる実感が乏しいのだろう。それが、20世紀において、僅かな期間栄華を極めた“高度経済成長国家”であった蓄積が残存している結果が、元凶になっているとすると、まったくもって皮肉なものである。蓄えが底をついた時、はじめて無能な政治家の正体に気づくとは、大学生が小遣いがなくなる度に、アルバイトをするようなもので、なんとも20世紀的な“無機質合理主義”である。


 

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コメント
 
01. 日高見連邦共和国 2012年9月27日 12:43:29 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA

安冨歩氏ですか。
小沢一郎が衆議院新会派の名称を発表した際、そ言えば『国民の生活が第一・無所属の歩(あゆみ)』って名前でしたね。
ただの“偶然”とは思えない私です。

>世界のドラスティックな構造変革に着眼

そうです。根本的な価値観の大変換“パラダイムシフト”が起きているのが今・現在なんですから。


02. ルックウエスト 2012年9月27日 17:49:30 : yp6w3VNv0FOGw : VhhsCVLGQ2
小沢一郎を代表とする「国民の生活が第一」の掲げる政策は本当に現在の時代の要請にかなった素晴らしい
内容です。 長年海外で仕事をし、外から日本を見る事で、より客観的にみえます。
工業製品の浮沈を見れば現在日本の置かれている立場がよくわかります。 
70年代まではアメリカが中心。その後日本が世界の工場となり世界市場を席巻した。現在では中国が、
あらゆる製品で生産数量ナンバーワン、世界の工場と称されています。2009年からは内需拡大策により、ついに日本にGDPで追いつき、アメリカを追い越すのも視野に入って来ています。
賃金など生産コストは上昇するが、生産性の向上と自動化による取組みがこれから始まり、2分化された社会構造が、所得の向上で、日本で無くなった中流階級を生み出すことになり、本当の市場が形成されそうです。 従って今後も世界一の生産地、消費市場についてもその内世界一に成る事は確実です。
この大きな変化の中で、日本も品質の良い物の量産戦略では勝ち残る事は難しいでしょう。

日本は、産業、社会の構造変換を押し進める、タイミングに成っているという事になります。
この点を考え、現在正面から取組もうとしているのは「国民の生活が第一」党しか有りません。
1「エネルギー政策の大転換」、 *化石燃料からの脱皮、人間がハンドリング出来き、環境によく、
  自然を活かしたエネルギーへ日本の英知を結集する。
2「国民生活の立て直し」(消費増税廃止、デフレ脱却、民間主導経済、国民生活直結の公共投資)、
  *インフラは国レベルですが、経済その物は民間の主体的活動を、自発性を尊重した支援へ移行する。
3「地域が主役の社会」(基礎自治体を基本とした地域主権改革、中央省庁の抜本改革等々)、
  *全国画一では無く、それぞれの地域社会、文化、人を活かした発展の促進
4「社会保障制度の維持・拡充」(年金制度の抜本改革、介護制度の充実、子育て支援の拡充等々
  *富の公平配分とより住み良い環境、インフラの整備
5教育(人づくり)・子育て支援」(高校授業料無償化等の堅持、教育基本法の改正、教育行政の抜本改革、公立小中学校の運営改革等々)、
  *日本の教育は余りに協調性、同一性を求め過ぎで、主体性、自主性、そして自己表現ができるような
   部分について強化するのがよい、日本以外、世界は自己主張ができないと事は進まない。
   今の日本は国自体も自立できず、主張もできない。
6「自立した外交・安全保障の展開」自立と共生と理念の下で主張する外交、安全保障基本法の制定、国連決議の下での積極的参加、自衛権の行使に係る原理原則の制定、独立国家としての責任に基づいた日米関係、普天間移設 - 恒常化した異常事態の解消、国内外への分散移転、アジアの平和の調整機能を果たす等々)
  *21世紀、インターネットで情報が溢れる中、また経済は国境を持たずに活動出来る中、20世紀
   までの物理的国境が意味を持たなく成って来ている。その中で、軍備を拡大して相互不信に基づく
   アジア近隣諸国との外交が本当に意味有るだろうか。 平和をベースに共生を目指し、その中で
   日本の果たす役割を見いだし、リードするしか人類に繁栄はもたらされないと考えます。
これからは欧米だけでなく、もっとアジアを向いて、アジアの一員として、日本人が生きてゆく必要が
あります。 「国民の生活が第一」の議員とその支援者の皆様で。



03. 2012年9月27日 18:06:06 : 0Q2JTJC6wc
安冨歩氏の講演を聴いて「胸の"つかえ”の解消法」が分かった。
インターネット情報で充分用が足りる。大新聞、テレビは要らない。放って置いてもやがて自滅する。
政治家も、いまのままでは自滅する。
大新聞、テレビ、政治家は国民の手で何とかなるが、官僚組織が問題だ。
官僚組織はは自滅しない組織なので「世に言う出世」が割に合わない公務員法にするか、東大法学部を廃止するしか方法がない。

04. 2012年9月27日 22:09:56 : YxpFguEt7k
島薗進氏
「イブン=ハルドゥーンは…王朝の栄枯盛衰を観察する。…王朝は何を基礎的な動因として成立するか。−−都市と田舎の対立関係であり、「連帯意識」である。…宗教の重要な機能は連帯意識の発展というところに見いだされる。

もしかすると彼は「宗教」よりも「知性」が優位にあるような、中庸を得た指導者のもとで、人々が「自立」を高めていくような可能性を、宗教法による統治に対置していたのかもしれない」(「宗教学の名著30」より)

安冨氏が言う田中角栄的「都市と田舎」の連帯は、王朝における「宗教」が機能した時代の話かもしれません。
 そして、その次にくるのは「中庸を得た指導者のもとで、人々が自立していく」ような政治だと思います。
 極端な右翼や極端にリベラルな指導者は敬遠されるでしょう。したがって、維新など成功しないでしょう。
注目されるのは小沢一郎氏だと思いますよ。


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