http://31634308.at.webry.info/201209/article_28.html
2012/09/28 22:01　かっちの言い分

突然降って湧いたように、自分が住む町の近辺に、福島の原発事故で出された核物質で汚染された廃棄物（土壌など）が大量に廃棄されることを知らされ、安全性は大丈夫だから認めてほしいと言われて、「ハイ　わかりました」などとはとても言えない。

民主党の横光環境副大臣が、茨城県の高萩市の国有地に廃棄したいと申し出た。高萩市の市長は断固反対すると述べた。これも「絆」だから、などと言うのは許されない。福島で避難を強いられている住民などは、廃棄するなら東電が所有する敷地や旧経営陣の自宅の庭にでも埋めてほしいぐらいに思っているだろう。

心ある国民、心ある議員が心配したように、原子力規制委員会の田中委員長を筆頭とした委員会は、やはり心配したような行動をし始めた。ストレステストは必要ないという。新しい基準で行うという。いよいよ本性を現してきた。

それにも増して、民主党のデタラメに怒りを覚える。原発ゼロと口だけは言っているが、閣議では決めなかった。米国から言われたからだという。また青森の大間に建設中の原発建設を再開するという。「大間のマグロ」の大間である。全くどうしようもない。今後政府は原発再開の判断はせず、事業体に任せると言って逃げようとしている。

マスコミで唯一、日本の将来を考えて脱原発を主張している東京新聞が以下の社説を出している。上記の低濃度の核廃棄物ですら、廃棄場所など狭い日本には無いことがわかっている。今まで核廃棄物のリサイクルがあるから原発を続けていた。しかし、リサイクルに開発された文殊などは、21年間、十兆円を投じて稼働したのは4か月で、リサイクルは出来ないことが明らかになっている。米、欧はとっくの昔に諦めている。

どうする核のごみ　だから原発は動かせない
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012092802000119.html

正常な考えを持った人は、原発は即停止し、これ以上核廃棄物を作らないことが将来の子孫に対する責務であると分かっている。

昨日BS１１に出演した小沢氏は、原発事故のとき、東大の原子力ムラの教授たちが大丈夫だと言っていたときから今の事故状況を見抜いていた。生活の基本政策のトップは脱原発関連である。それは小沢氏の強い意志の反映である。番組でも東電には任せておけないので国が責任をもって封じ込めなければならないと言っている。野田首相が早々と収束宣言したことと両極にある。これが国民の生活を第一とする、国民、国家の危機を救う、政治家のもっとも重要な姿勢である。

　

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