ところで、私の率直な感想ですが、東京ルミックスさんの今回の投稿記事は、随所に興奮状態が見られ、あまりほめられたものでないと思います。私は、投稿記事はアジテーションじみたものよりも、抑えた書き方により共感を憶えます。私が投稿記事を書かない理由の一つです。

日本において、新自由主義的な政策、「貧富の格差は社会の責任ではなく、個人の責任だ」という自立型社会への国民の意識改革を早くから提唱したのが、小沢一郎氏でした。

そのために、小沢一郎氏は抵抗勢力を取り除くための戦略を練り実行し、成功しました。

●井田正道、2000「日本人の政治・社会観に関する一考察――「自己責任」と「福祉国家」について」明治大学経済学部『政經論叢』69-2・3（2000-12）：215-235.

1970年代末以降,ケインズ型福祉国家に対して新保守主義・新自由主義の立場が一般世論や政党次元で浮上し,1980年代には国鉄の分割・民営化などの新保守主義的な改革が行われた。さらに1990年代に入ると,「自己責任」や「自立」という言葉が頻繁に用いられるようになった。1990年代において政治家が著した,いわゆる「政治家本」の中でもっとも大きなインパクトを与えた小沢一郎の『日本改造計画』において,「自己責任」や「自立」という言葉が随所にみえる。…

小沢のいうような自立型・自由社会を形成するためには,その前提として,経済生活に関する自己責任論が国民の間に広く行きわたっている必要がある。仮に,貧困の原因が個人ではなく社会にあるという認識が一般的であるとすれば,今後,貧富の格差の拡大が生じる可能性が大きい新自由主義的な政策に対して,国民の多くが抵抗感を抱くことになろう。換言すれば,小沢一郎の主張するような自立型社会への国民の意識改革が困難な状況にあることを示す。

https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/bitstream/10291/1903/1/seikeironso_69_2-3_215.pdf

　私は、ネトウヨ諸君とのやりあいで、消費税導入に関して、そこだけを切り出して言い張るのに対して、消費税の導入に際して所得税を下げて、国民の負担を増大させないようにしたことを指摘した。このことは、貴殿も承知しているはず。
　私は、この一例からも、小沢氏の中に庶民に対する思いやり・優しさの一端を感じ取っている。ほかにも例示すべきことはあるが、これ（庶民に対する優しさ・思いやり）を感じ見いだしたことが、西松建設事件・陸山会事件・小沢裁判を検証する中で、私とは対極にあった小沢氏を政治家として信頼するに足る希有の人物であると評価し、勝手連的に支持支援するようになった所以である。

　それから、自立の問題であるが、小沢氏は小沢氏なりの思いがあるだろうが、私はかねてから、政治とは（小沢氏とも）関係なしに、もちろん新自由主義者とも関わりなく、人の行き方として、「二つのじりつ」（自律と自立）を言ってきた。私は、新自由主義者ではなくとも、自己の規範として、これを保持する方は少なくないとみている。
　小沢氏に即して勝手な判断を敢えて言えば、小沢氏は、小泉や竹中のように、「自立」と「競争」を煽って、再度チャレンジすればよしとするような無責任なことにはならないと思っている。再度チャレンジして再浮上する方もいるだろうが、多くの方々にとって簡単なことではないはずで、斯かる政策を推進するためには、セイフティネットの質と量が問われるべきだ。このことをやろうとすれば、日米の既得権益守旧・擁護派（シロアリ一派）と規制し、対峙せざるを得ないと考える。

　最後に貴殿に一言、貴殿は他人を「型」に填めて、論じたいようだが、そういうやり方は、学者や評論家の世界では通用するかも知れないが、私は、実際の政治行政のあり方の変革が必須課題であると考えていることもあって、貴殿のそういうやり方には賛同しかねるし、今後は付き合いかねる。どうしても議論したければ、学会等別のところでやるか、別に貴殿がスレを立ててやればよいではないか。

そもそも、はなから、ないものは見せられない

実力不足は露呈は致命傷。

橋下の実力発言は敗北宣言。

実力は一朝一夕で身につくものではない。

政治の場合はある種の才能でもある。

橋下の実務能力の低さはここ数年で証明済み

維新も維新も完全にピークアウト、数年後には忘れ去れらている。

完全終了の段階に入った。

　まず、橋下維新の地域主権に関する見解（＝政策？）云々という記述は如何かと思う。
　とりわけ、道州制は県境を越えて地域を集約し行政効率を向上させるという目論見だろうが、果たしてそうか。平成の大合併でもいろいろな問題が浮上してきているが、道州制では効率化の反面、切り捨て・阻害される部分（地域）から生じるマイナス部分が取り返しのつかない非効率・ムダ・禍根を生み出すことが懸念される。
　私は、橋下ほかに、どういう理屈を並べられても、道州制を現状で支持するつもりはない。道州制は、新自由主義者（政策）の地域破壊・日本支配の一環でもあると考えているからだ。

　また、橋下維新が、消費税の地方税化といったことを言っているが、税体系の抱える数々の問題点を切り離して、この問題だけを論じるわけにはいかない。
　この問題に関しては、橋下府政を通じて、表面化した下記のことをみられたい。

　告！！　橋下維新の会の伝統文化軽視、地域文化軽視、不公平な福祉施策を大阪府下はじめ内外に広く情報発信しよう。

　まともな感覚の首長なら陳情でも効果が期待できるでしょうが、ネットでやるなら標的を炎上させるくらいにしないと橋下に聞く耳を期待することはできない。
　それよりも、例えば、大阪のおばちゃん（、おっさん、じじ・ばば、あんちゃん・ねえちゃん、サラリーマンも会社の社長さんも）を目覚めさせ、彼女ら（彼ら）の「井戸端会議」（投げ込みチラシ、携帯等電子版ネット等々から、掲示板等へのポスターや張り紙＝地域・団体の同意が必要ならそのハードルを越えることで活動が先に進みます。交響楽団のような地域文化に関わるものは合意形成が得やすいと考えます）の話題にしていくこと等を通じて、大阪府下で抗議の声を広げていくことが必須かつ喫緊の課題であり、効果抜群と思います。

　橋下府政・市政〜維新八策にみる目先の「けちり」が地域の文化性向上を阻害し、地域間文化交流・観光客誘致にブレーキを掛けることをどんどん情報発信し、小泉・竹中流の新自由主義の弊害を、府下でかつ全国で議論していきましょう。その際、地域における福祉施策も地域文化の構成要素であることを忘れてはならない。
　そうすることを通じて、橋下維新の会が日米の既得権益守旧・擁護派（シロアリ一派）と切っても切れない関係にあることを広く内外に知らしめましょう。

　また、下記のスレに、面白いコメントが書き込まれたので、転載します。すでにご承知の方もおられると思いますが、大阪から起こった、海外でも評価の高い伝統文化である文楽に関することである。
　まず、アンカーＮｏ１１＞さんの書き込みにあるウエブで東京新聞の記事を確認されたい。
　「橋下氏“お家騒動”報道批判「メディアは地球４周半くらい遅れている」　（スポーツ報知）」　http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/787.html
　投稿者 笑坊 日時 2012 年 10 月 07 日 09:00:45: EaaOcpw/cGfrA
　11. 2012年10月07日 15:50:49 : txKoq6KBVw
　＞東京新聞、一面。ドナルド・キーンさんが文楽を肯定し、橋下徹を否定。
　http://twitter.com/2012wat/status/254478750543142914/photo/1

　下記のこともご覧下さい。橋下日本維新の会の正体がもっと窺えると思います。

☆橋下は、府知事時代の財政運営の誤魔化し（でなければ無知蒙昧）が発覚！！

　こんな輩に国政云々を語る資格があるか？
　また、大手マスメディアは橋下が府の財政健全化に孤軍奮闘しているかのように喧伝してきた責任を取れ。
　知り合いの府民たちは「橋下や松井は大手マスメディアとグルになって府民を虚仮にしやがった。十把一絡げで公務員虐めを散々やった上、伝統文化の文楽まで粛正の対象にしやがって！ 」と怒っていたぞ。

「大阪府！財政悪化でついに起債許可団体転落！橋下前知事の財政再建はマスコミが作り出した虚構（ウソ）だった！」
　http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/704.html
　投稿者 賢者の石 日時 2012 年 10 月 05 日 02:00:44: Qf5ShLuWtoZHs

　概して言えば、単式簿記では借入金も収益となることから、借入金を増やして費用を賄えば、黒字と見せかけることができる。橋下は、このことを知っていたら、確信的知能犯、知らないで、事務方がうまくやったのだとしたら、無知蒙昧で裸の王様になる資格が十分なのだ。
　いずれにせよ、府知事時代の橋下は、公共施設の解体等をやりながら、このトリックを使って（またはトリックのお陰で）、財政健全化を果たしたように見せかけ（られ）たようだ。大手マスメディアは、知らずにやったかどうかは別として、府民・国民に財政健全化に奮闘する橋下の姿を焼き付けていったのだ。知っててやったとすれば、共犯者である。

　・橋下や　松井と組んだが　運の尽き　（自民党安倍に心酔している松井は安倍受入に画策したが・・・）
　・ｹｹ中が　候補選びとは　なんたるや　（新自由主義者のアメポチの選ぶ候補者は知れている）
　・橋下や　松井と割れて　ごたごたに　（維新は支持率低下＝断末魔状態にまっしぐら）
　・橋下は　みんなに再び　媚びを売る　（８月に見切りをつけたみんなの党に媚びを売る。ご都合でころころ変わって回帰するブーメラン）