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1票の格差、動かぬ国会に是正迫る 衆参で「違憲状態」 最高裁、選挙制度の問題点に言及
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/356.html
投稿者 MR 日時 2012 年 10 月 17 日 22:03:46: cT5Wxjlo3Xe3.
 

1票の格差、動かぬ国会に是正迫る 衆参で「違憲状態」
最高裁、選挙制度の問題点に言及
2012/10/17 16:48日本経済新聞 電子版
 参院選の「1票の格差」を巡る訴訟で、最高裁大法廷は17日、違憲状態との判断を示すとともに、「都道府県を単位とする選挙区を改める必要がある」と、現行の選挙制度の具体的な問題点に初めて言及した。選挙制度の見直しを求める異例の指摘をした前回の大法廷判決から4年余り。再三の是正要求にもかかわらず抜本的な改善に向けた動きをみせない国会に、司法が“最後通告”を突きつけた形だ。

 大法廷は前回07年参院選を巡る判決(09年9月)で「現行の選挙制度を維持する限り、格差の大幅な縮小は困難」と異例の指摘をしていたが、今回はさらに踏み込んで国会に制度改正を迫ったといえる。


 参院の選挙制度は、議員が「地域代表」との性格を持つことから選挙区を都道府県ごとに設定。3年ごとに半数を改選するため、人口の少ない県にも最低2議席を割り当てている。現行の制度下で格差を是正するには、人口が集中する都市部の議席数を大幅に増やすしかないのが現状だ。

 こうした参院選の持つ制度の特殊性については、多数意見の補足意見で「都道府県単位の選挙区は、各地方・地域の実情を国政に十分反映させる方策として唯一のものではない」(金築誠志裁判官)など厳しい指摘が相次いだ。

 また、反対意見では事態の改善に向けて積極的な動きを見せない国会の姿勢に対する批判も目立った。

 実際、最高裁が繰り返し求めてきた格差是正の要求に国会が十分応えてきたとは言い難い。最高裁は01年参院選の判決(04年)で合憲と判断する一方、多数意見の4裁判官が「違憲と考える余地もある」と指摘。しかし、国会は06年に「4増4減」とする定数是正を行っただけで、その後の抜本的解消はなかった。


判決後の記者会見で、日本地図を示し「1票の格差」を説明する伊藤真弁護士(右)と、升永英俊弁護士(17日午後、東京・霞が関)
 選挙制度の見直しを求めた2007年選挙の判決を受け、今年8月に提出された「4増4減」の定数是正案も、参院を通過しながら継続審議となった。ただ、仮に成立しても格差の縮小は4.75倍程度にとどまる。

 「6倍」とみられてきた参院選の格差を巡る合憲・違憲の分岐点を厳しく修正した今回の判決は、投票価値の不平等を放置し続ける政治の怠慢に、司法が従来にない厳しい目を向けたものだ。

 一方の衆院選でも、大法廷は昨年3月の判決で、小選挙区の定数を最初に都道府県に1議席ずつ割り振る「1人別枠方式」について、定数の人口比例配分をゆがめていると指摘したが、廃止に向けた動きはみられない。

 法曹関係者の間では「近い将来、衆参両院ともに違憲判決が下るという前例のない事態に陥る恐れがある」との声も上がり、国会には早急に選挙制度の抜本改正に踏み出すことが求められている。
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNASDG1703I_X11C12A0000000&uah=DF_SOKUHO_0010  

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コメント
 
01. 2012年10月17日 23:56:08 : JjSQKQLkmo
これで法律改正をするまでは野田政権の継続がきまりか!ため息のみ。

02. 2012年10月18日 00:35:14 : 8iSAn7o0U2
>>01
憲法違反状態解消のための選挙制度改革法案成立と引き換えに、
野田内閣は総辞職すればいいんだよ。
(その際、民意が現行制度より公正に反映されるドイツ式比例代表制を丸呑みすべし)

とにかく、違憲状態だけは解消しなくてはならない。
さもないと、立法府は司法軽視とのそしりを免れない。


03. S.T 2012年10月18日 00:50:00 : TNEHs1z1b5edM : stzlSc0fNU
そういや今日のマスコミ報道では、違憲状態によっては次の選挙は無効になる可能性もあると言っていたように聞こえました。

どういうで、どんな可能性があるのか色々と考えてみると、不正選挙をまずは完全に無くし、監視体制を強化することになると思う。
右翼左翼ともに疑心暗鬼状態だから、不正選挙にならないよう、お互いがコッソリと監視している可能性があるから。
ここで引っかかって来るのが、マスコミ側の政党支持率とネット側の政党支持率で特定政党のみが異様な違いが出ています。
不正選挙の監視の目が厳しくなり、かと言ってマスコミが特定政党の支持率を極端に低い状態での選挙で圧勝してしまう可能性を考え、すると特定政党を陥れるには最後の方法として、1票の格差で選挙そのものを無効にしてしまう可能性も「司法判断」で違法判断
選挙無効とする可能性が出て来た。

たしか以前、司法は1票格差5倍までは違憲ではない判断を下していたと思う。

で、司法では小沢氏を有罪に出来ない上にもしも衆参両議院選挙にて生活党が勝つ可能性があるのならば、選挙そのものを無効にしてしまうのか!?

違憲とか言う割に、そもそも投票率はどうなのか。
違憲状態だとしても、投票率に差があればどうなのか?
例えば鳥取や島根ではの投票率が60%として、東京で40%だったとしたら?

この際だから地域を無くして日本全国で国民が好き勝手に自由に立候補者を全国から投票できるとしたらどうだろうかとも考えたのですが・・・
欠点としては新人などの知名度のない立候補者が極端に不利になる。
言い換えれば、地方での繋がりだけではやって行けないからこそ日本全土を均等に見なければならないが、そのかわり見向きもされない地元の政治家のいない地区が出て来たら大問題で見捨てられた状態の置いてけぼりになる可能性も高い。
で、マスコミが報道するような目立つ有名な政治政策の対象だけしか働かない「パフォーマンス」重視に陥る可能性が強くなる。
だったら都道府県ごとに枠を決めたほうがまだ良いかもしれないと思う。



04. S.T 2012年10月18日 01:38:58 : TNEHs1z1b5edM : stzlSc0fNU
すいません、訂正です。
>どういうで、どんな可能性があるのか色々と考えてみると、
正しくは
>といういうで、どんな可能性があるのか色々と考えてみると、
でした。

05. 2012年10月18日 01:39:45 : DP0mBY6kpQ
これはこれで問題だが憲法違反の状態はそこらじゅうに沢山ある。

この1票の格差問題を取り上げることで、裁判所が違憲立法を審査しているということを行っているというアリバイ作り、ガス抜きに利用されている。

どんな阿呆でも5倍も格差があるという事実なら理解しやすいから。

他の憲法違反は完全にスルーされている。暴行しているのが警察なのにデモ参加者を逮捕し、生活保護者を攻撃する、自由でまともな報道さえない、ネットを勝手に削除して表現の自由さえ脅かされている。国民は憲法で保証された生存権さえ奪われようとしている。


06. 2012年10月18日 01:42:28 : hqnJ7EMxoQ
だから、全国集計の比例代表制ベースの選挙制度に変えることができれば、
いちばんいいんだよ。
議席は全国ベースの得票に応じて各政党へ配分する。
そうすれば、一票の価値の格差云々といったことも問題にならなくなる。
選挙のたびに大量の訴訟が起されることもなくなる。

そういう方向に少しでも近づけるような選挙制度改革をやってもらいたいが、
直接利害関係を有する国会議員に任せていてはもうダメだな。
制度設計は法曹・学識者等によって構成する第三者機関に任せて、
国会は第三者機関の勧告案を無条件で
受け入れることを義務付ける法律を制定するべきだ。

いっそのこと、最高裁判所に制度設計してもらいたいくらいだよ。


07. JohnMung 2012年10月18日 04:44:26 : SfgJT2I6DyMEc : pgaov188FE
 ところで、最高裁判所って信頼できると思っているの?
 私は、思おうにも思えないがね。

08. 2012年10月18日 06:49:53 : YZbrGyab0k
私も最高裁判所は、信用していません。
官僚の味方でしょ。

09. 日高見連邦共和国 2012年10月18日 08:46:17 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A

最高裁判所は自衛隊だって『合憲』って判断なさてるしね!
“憲法第9条”で述べているのは、“理想・理念”であり、“兵器や軍隊の有り方の屁理屈”ではない。
“憲法”の上位にはいかなる権威だって存在しない筈。
しいて言えば“民主主義の民意”だけだよね。
『何様じゃ、自惚れるなよ最高裁!』、これが俺の正直な叫び。

10. 2012年10月18日 09:33:36 : kTDFIJTzxc
選挙は無効としない時点で、インチキ!

4.75倍も酷い!
単純に考えると、2倍以上はアカンやろ!
(何か、命の重さまで5人で1人の様に感じる。)


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