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孫崎享氏の「戦後史の正体 1945−2012」を読んで
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/635.html
投稿者 矢津陌生 日時 2012 年 10 月 24 日 11:05:12: fqfGCq6zf5Uas
 

「戦後史の謎」(今の謎も含めて)の多くの疑問に答えてくれる凄い本である。戦後日本の政治変遷や世界での立ち位置に関して不思議に思っていた部分に関する情報が満載である。「うーん」と唸ってしまった。「日本の戦後」は根が深い、それにしてもアメリカの巧妙な日本支配・制御のやり方、その用意周到なカラクリに感心してしまった。同じようなことはアメリカの影響下にある国では当たり前のことのようで、日本がアメリカから自立を果たすには一体何年かかるのだろうか?

主題は日本の「自主独立」と「対米従属」で一貫しているのであるが、なかなか一筋縄ではいかない。日本を自国の利益のために支配・管理しようとするアメリカは日本人の「自立派」と「従米派」に対して、巧みに「飴と鞭」を使いわけながら、「自立派」を排除し、「従米派」だけが主流となるように仕組んでいる。日本は部分的な「自立」すら、実現できるのかどうか分からない。

しかも「自立派」を排除するのはアメリカ人ではなく、アメリカの意を汲んだ中枢にいる日本人たちなのである。それにしても自ら進んで「従米派」になる人がなんと多いことか。韓国の歴史ドラマで描かれるような事大主義、転び、寝返りで大勢に追隋していく権力闘争が今も日本国内で現在進行中なのだ。いや、自立の心を持った人は日本の中枢では棲息できない状態までなっているようだ。孫崎氏はOBが声を発しなければならないと言う。

内容が豊富で、いくつもあげられている公文書や開示された秘密文書なども原文を見てみたいと思った。日本人にとって戦後史を知るための貴重な「教科書」とすべきである。  

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コメント
 
01. 2012年10月24日 11:13:25 : eiFyxLLpRQ
だから、まず国民の意思が政治に反映するようにしなけれはならないだろ。

それには、民意が議席に公正に反映する選挙制度に変えなくちゃ。


02. 2012年10月24日 11:26:03 : Gg74gWcFQo

戦後、自立、反戦、平和憲法護持を掲げて、もっともラジカルに闘ったのは分厚かった左翼層である。
左翼国民の雄々しい闘いが政治家を動かしたのだ。
孫崎享の「戦後史の正体」は意図的に国民の自立のたたかいが個々の政治家を動かした事実を捨象した記述になっている。

http://esashib.com/koreanwar01.htm
アメリカの軍事評論家・ロバート・ナイマン氏「週金」2011-1-21
米軍基地の真の目的は、、、、
日本を米国の支配下に留めておいて、中国と手を結ばせないようにすること。


03. 2012年10月24日 12:09:14 : vQbBv9OPUk
>>02. 2012年10月24日 11:26:03 : Gg74gWcFQo
> 戦後、自立、反戦、平和憲法護持を掲げて、もっともラジカルに闘ったのは分厚かった左翼層である。
> 左翼国民の雄々しい闘いが政治家を動かしたのだ。

引用されている下のサイト[註]に次の文がある。

「日米の政治家は「抑止力」などという名目で米軍基地が必要だと主張していますが。
それは、絶対に誤りです。現実的に考えて下さい。中国が、どうして日本を攻撃したり侵入しなければならない理由があるのですか。」

「戦後、自立、反戦、平和憲法護持を掲げて、もっともラジカルに闘ったのは分厚かった左翼層」の嘘が今や明らかになった。

今や日本人は、次のように問いたい。
中国が、どうして中国にある日本の商店や工場を破壊したり、攻撃したり侵入しなければならない理由があるのですか?

中国が、どうして日本の固有の領土である尖閣諸島の領海に侵入したり、威嚇したりしなければならない理由があるのですか?

もし、日本に自衛隊が無く、アメリカ軍が駐留していなければ、中国は尖閣諸島に侵入し、中国の国旗を立て、尖閣諸島は中国の固有の領土であると主張するのは間違いない。
更には、沖縄も中国の固有の領土であると主張するだろう。

つまり、「戦後、自立、反戦、平和憲法護持を掲げて、もっともラジカルに闘ったのは分厚かった左翼層」は「抑止力」は不要だと日本国民を騙してきたのだ。

その「左翼層」を煽てているのが孫崎享氏か。
「それは、絶対に誤りです」は孫崎享氏の方。
こんな愚か者が日本の外交官をしていたから中国や韓国・北朝鮮に脅され続ける日本がある。

[註] 韓国延坪島砲撃事件
http://esashib.com/koreanwar01.htm
アメリカの軍事評論家・ロバート・ナイマン氏「週金」2011-1-21
米軍基地の真の目的は、、、、
日本を米国の支配下に留めておいて、中国と手を結ばせないようにすること。


04. 2012年10月24日 13:06:29 : WRcvzABPLo
孫崎さんの本には、納得させられます。

敗戦国日本・冷戦・地位協定等考えると、十分納得できます。

小沢先生の件もそうですが、一番は田中角栄先生の件です。

日本は自立しなければ成りませんが、隷米派が圧倒的に多い中での
戦いは、本当に厳しいものと思われます。

我々日本人が気がつき、小沢先生の下に集まれば・・と思うのですが、
マスゴミに邪魔され、上手くいきません。

諦めず、頑張りましょう。


05. 2012年10月24日 14:48:09 : 1VSOl30T36

そのアメリカはもうすぐ滅亡します。

06. 日高見連邦共和国 2012年10月24日 16:25:23 : ZtjAE5Qu8buIw : mFuG9qQlTk
>05さま

あ、それ本当。

“3つくらいに割れる”程度じゃ、ラッキーな方じゃね?


07. 2012年10月24日 19:22:11 : QmyrjoZuIs
アメリカという国は破綻してもユダヤ金融は健在で世界を支配します。
今のアメリカはユダヤ金融の傀儡。
ユダヤが2千年前の敵討ちを人類に対してやっている。
これには終わりが無い。

08. 2012年10月24日 22:29:07 : ASoliZlDAM
アメリカという国も乗っ取られているようです。

ユダヤ、イスラエルに、です。
イスラエルは、イスラム国家包囲により、崩壊するでしょう。
当事者のキッシンジャーが、予想しています。
間違いないでしょう。
アメリカも、日本、韓国から収奪できなくなると経済的に国家破綻するでしょう。
なら、
ユダヤが、次に寄生する、住み着く国は、中国????

困った人種です。
世界の嫌われ人種=ユダヤです。

日本は自立国家を目指さなくては、将来がありません。
植民地たるゆえんは、地位協定があるからです。
これ、吉田茂が1人で調印したようです。(国民には知らされていません)
驚きましたね。正直。

米軍が国内にいること自体、日本は植民地であります。
フィリッピンは、国民運動で米軍基地を撤去させました。
日本は、沖縄を手始めに国民合意で米軍撤退を要求しないと、
いつまでも植民地である。
日本が決断をする時期が、遠くないときに来ているよです。
逃げてはいけません。
そう思います。


09. 2012年10月24日 23:37:58 : rBZ9lXVZRQ
衆議院選挙が違憲状態ということは

今後衆議院選挙で最高裁が気に入らない結果になればいつでも違憲として無効にできるということです。
最高裁の裁量権に衆議院選挙が握られた危険状態です。
また今この時期に官僚に大甘の前任滝法務大臣が再就任したことで
陸山会控訴審に悪影響が出ないことを望みます。
本来ならばこの捏造調書容認大臣は許される人事ではないと思いますし、
この人事に声を上げる国会議員はいないのでしょうか。


10. 2012年10月25日 00:21:17 : pDuR0joKhA
目くらまし野田政権は選挙改革で延命しそうですね。
しかし実はその間にいろいろなことができる筈です。
検察検審の検討、
似非メディアの解凍、
官僚組織からの心ある官僚の救出、
国民の生活が第一による自立共生への啓蒙覚醒、
そして選挙制度改革後の衆参同時選挙、かな。

http://sun.ap.teacup.com/souun/8783.html


11. 2012年10月25日 10:54:58 : 0LSMXtD4tw
日米安保条約で本当に日本をアメリカは守る意思があるのか怪しくなってきたようだ。

政府に集団的自衛権行使の容認をさせて日本をアメリカが起こす戦争に引きずり込もうとしている意図がみえる。
この流れをぜひとも阻止する必要がある。そのためには小沢が提唱する「オリーブの木」の国民連合に政権を奪還させなければならない。


12. 2012年10月25日 11:50:26 : LxZTKqwj7U
 >>02  >>03 ? 何このやり取りは? 仲間ですか?

私には 理解出来ない 言葉がわからん


13. 2012年10月25日 14:19:11 : rfcCuFHQZE
日本はいわゆる{独立国」では無いと思う。「外交。軍事。政治。経済。文化。科学技術。」などの事実上の支配権が何と日本には無い。すべてアメリカの支配下だから完全な隷属国だ。お上のアメリカに逆らう政治家はデツチあげの謀略{政治とカネ疑惑」などでアメリカの意図を忖度した日本の手先「官僚。大手メデイア11社。既得権益勢力」に追い落とされるカ、ルーピーと罵倒される。しかもこの対米従属のドレイ状態は永久に続き出口なし。来年はアメリカの世界戦略の忠実な尖兵として集団自衛の名目で戦争に借り出されそうだ。日本の極右石原都知事らの{尖閣戦争も辞せず」の超強気発言の背後には、日本軍国主義者。国家主義者を煽動し、領土問題で日中を戦争の泥沼に引きずり込み{野良犬の噛み合い」をさせ完全に共倒れさせて、落ちてくるごちそうの果実をごつそりいただくという巧妙な戦略があるかもしれない。用心。用心。

14. 2012年10月25日 19:41:55 : F1WpqWrqtY

Twitter 孫崎@ウケる〜

RE:10月20日 朝ナマの感想

1)twitter書き込みの半分以上が私の発言への抗議だったようだ。無理もない。
(テレ朝調べでは7割)
これまで、尖閣諸島や北方領土(国後、択捉)は日本固有の島と教えられ、従順にそれを信じ、自分の見解が正しいと思っていた所に、それは間違いと言えば怒り狂うのは間違いない。

2)しかし、日本の多くの人は、日本の国境問題を考える際の基本的事実を知らない。教科書の記述などを見れば、それは恣意的に作られている。
その中で、どうしても理解しておくべき事実は次の点である。

日本はポツダム宣言を受諾して戦後を踏み出した。
第八項「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ。
これは山川の高校教科書日本史にも記載されていない。

3)だから多くの国民は知らない。この時点で、日本は「本州、北海道、九州及四国」除いて「固有の領土」という主張が通らないことを受諾したのである。
だから「歴史的に尖閣、国後・択捉が固有の領土だから日本のもの」という論は国際的に通用しない。

4)更にサンフランシスコ条約で日本は南千島を放棄し、吉田首相は国後・択捉は南千島と定義している。共産党は「そもそもサンフランシスコ条約は認めない」と言っているようであるが、こんな論も国際的に通用しない。

5)さらにカイロ宣言では「日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民国ニ返還スルコト」となっている。
尖閣諸島は1895年に日本のものにしたから、この条項の対象になり得る。

6)自分達が教わった「尖閣、国後・択捉」が「日本固有の領土」論は国際的に通用しないと、私が主張するものだから、視聴者は怒る。怒られても構わないが、しかし、現実を客観的に直視出来ない国民には哀れな将来しか待っていない。我々が御マナすべきは、国境問題に関する基礎的文献、ポツダム宣言、カイロ宣言、サンフランシスコ条約の関係部分を見て、自ら考えることである。
posted at 10:40:47 on Oct.20,2012
 
コメント:

5)が特に天然過ぎる。この人のアタマからは、下関条約も日華平和条約も全部
どこかに飛翔している。
.


15. 新自由主義クラブ 2012年10月26日 12:35:06 : 41xQYjMxutK66 : FUviF2HWlS
>>17

>買いたい本は”戦後史の正体”。
>この良書は、日本にあふれてほしい。
>国民は、実態を知らないと日本の進路を誤ります。

孫崎亨著『戦後史の正体』(創元社,2012)の続編ともいえる孫崎亨著『アメリカに潰された政治家たち』(小学館刊,2012年9月29日初版発行)では、1991年の湾岸戦争の頃の小沢一郎氏について、「はっきり言えば“アメリカの走狗”と呼んでもいい状態」と、厳しい評価を与えている。

その後、民主党代表となった小沢氏が、何故米国を刺激するような発言をおこなうようになったか、その政治的動機について小沢氏は十分に説明していない。また孫崎氏も十分な推論をしていない。

「田中角栄の「対米自主」の遺伝子は、小沢一郎のなかに埋め込まれていました。」では、理解できない。小沢一郎氏と田中角栄氏とでは、経済思想は全く逆であったからである。


■孫崎亨著『アメリカに潰された政治家たち』(小学館刊,2012年9月29日初版第1刷発行)

(湾岸戦争のあった1991年頃の)この時代の小沢一郎は、はっきり言えば“アメリカの走狗”と呼んでもいい状態で、アメリカ側も小沢を高く評価していたはずです。ニコラス・ブレディ財務長官の130億ドルもの資金要請に、あっさりと応じただけでなく、日米構造協議でも日本の公共投資を10年間で430兆円とすることで妥結させ、その“剛腕”ぶりはアメリカにとっても頼もしく映ったことでしょう。
 田中派の番頭だった小沢は、田中角栄がアメリカに逆らって政治生命を絶たれていく様を目の当たりにしています。ゆえに、田中角栄から離れて、「対米追随」を進んできたものと思われます。
http://www.k4.dion.ne.jp/~yuko-k/adagio/seijika.htm


16. 2012年10月26日 16:01:11 : F1WpqWrqtY

>また孫崎氏も十分な推論をしていない。

十分な推論をしていないというより、「かけ」でもなければ、「もり」でもない。
ただの「ざる」なんだろう。

例えば、>>14の5)

5)さらにカイロ宣言では「日本国カ清国人ヨリ盗取シタル一切ノ地域ヲ中華民国ニ返還スルコト」となっている。
尖閣諸島は1895年に日本のものにしたから、この条項の対象になり得る。
---------------------------------
だったら、清朝はいつの時点から1895年まで尖閣を領有していたのだ?
領有権の保持を客観的に示す歴史的・地理的・地質学的証拠は? 
燕京講談での「后妃御用達孤島採取薬草伝説アルw」なんてのは、ダメだぞ。 
孫崎は国際法に即して説明すべしw
.


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