★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137 > 689.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
東京第五検察審査会 解体新書 −その4−
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/689.html
投稿者 和モガ 日時 2012 年 10 月 25 日 20:21:15: PVnDA2aQ4uvco
 

捜査資料の捏造と選別

一回目の審査で米澤弁護士が3回目から出席しているのは、最初の2回の審査会が、おそらく捜査資料の読込みに費やされたためと考えられる。小沢事件には長期に渡って多数の捜査員が投入されていることから、審査会に提出された資料も膨大だったと思われる。第五検審の元審査員だったというX氏は段ボール3箱分の資料があり、審査員には厚さ15センチ程の資料が配られたと言っている。

この資料の中には「起訴相当」に誘導するために、田代検事が捏造した捜査報告書や佐久間部長が自ら書き、斎藤副部長に署名させ、審査員に読ませたいところにアンダーラインを引いて提出した捜査報告書も含まれている。しかし、検察はその反証となる資料は提出していない。

小沢裁判で前田元検事は、「検察は検察審査会に石川議員の取り調べを巡る弁護人からの抗議文を提供していない。審査員が抗議文を見れば、『小沢氏に虚偽記載を報告し、了承を得た』という調書の信用性は低下していた。」と証言している。

山下弁護士はまた、審査会事務局でも、審査員に渡される資料が恣意的に選別され、議決が歪められている可能性があると話している。

「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が村木事件の証拠隠滅罪で有罪となった前田元検事を特別公務員職権濫用罪で告発し、検察が不起訴とした事件で23年1月11日、第一検審に審査申立てを行い、追加意見書も送付していたが、第一検審では「不起訴相当」にしている。その議決書・理由書の内容は最高検の検証報告書と前田の証拠隠滅罪での起訴状を踏まえた内容で、会の申立書と追加意見書が訴えていることには何も答えていなかったという。まさか、申立書を配布していないということはないだろうが、分厚い資料の中に潜り込ませ第三検審の二階ルートと同じく、あらかじめ用意した議決書に沿って1日で議決させたのであろうか。

とにかく、検察が恣意的に選別して提出した段ボール3箱分の資料をさらに、厚さ15センチの配布資料に選別しているので、いずれにしても、そこに事務局の思惑が入るのは確かである。


検察官の出頭が必要な「起訴議決」

検察審査会法の第四十一条の六、第二項には「検察審査会は、起訴議決をするときは、あらかじめ、検察官に対し、検察審査会議に出席して意見を述べる機会を与えなければならない」とある。一回目の「起訴相当」にあたる議決を二回目は「起訴議決」という。検察審査会は、検察が何故、不起訴としたのかその言い分を聞いた上で「起訴議決」する必要がある。しかし、小沢案件の二回目の「起訴議決」は9月14日であったが、その弁明の機会を与えず、検察官が出席していない中での「起訴議決」ではなかったのかという疑惑が持ち上がっている。

出張管理簿で管理されるもの

二回目の審査会に説明にいったのは斎藤副部長とされるが、情報公開請求により明らかになった東京地検の出張管理簿には8月1日(審査員が22年第3群に交替した日)から議決が行われた9月14日までの間に斎藤副部長が第五検審に出向いた形跡がないという。

このことを追及した森ゆうこ参議院議員の質問に稲田法務省刑事局長は「東京地方検察庁に所属する職員が東京地方裁判所内の検察審査会に業務で出向いた場合、両庁舎間の距離が近距離であり、旅費の支給対象ともならないことから出張扱いとはしておらず、いわゆる出張記録は作成しない取扱いとなっております。」と答えている。

しかし、出張管理簿には佐久間部長が7月2日に徒歩で東京地裁に出向いた記録があり、その出張管理簿の下段には「*1 本書は交通費を要しない在勤地内、旅費請求によらない在勤地内及び100キロメートル未満の出張について、出張日毎に作成の上、すみやかに総務課に提出する。」と注意書きがある。

官署を中心に半径8キロの円を書き、その円内に位置する場所を在勤地内という。従って東京地検からみると東京地裁は在勤地内である。

なぜ、交通費を要しないときも提出せよとの注意書きがあるのかというと、出張管理簿には旅費管理の他に、職員の勤務管理の側面があるからである。職場を離れて別の場所で仕事をしたことを申告する役目をこの出張管理簿は果たしている。

特に、第五検審のような部外からの要請で出かけた場合は勤務管理上、出張管理簿への記載は必須で、もし、出張したとなれば提出を怠るようなものではない。刑事局長の説明に一般の人は騙されるかも知れないが、関係者が見ていたなら、国会でよくまあ、あれだけどうどうと嘘がつけるなと感心して見ていただろう。

もっとも、第五検審へ提出した捜査報告書に佐久間部長が引いたアンダーラインを「検察がそのやり取りについて具体性に欠けると評価したところを検察審査会に分かりやすいようにと、アンダーラインを引いたと承知しております。」とぶっ飛び答弁した稲田刑事局長であるから、これぐらいの事はどうということはないのかも知れない。

また、この疑惑について、24年8月5日のサンデー毎日は次のように書いている。

斎藤副部長は9月28日、法務省の一階で複数の知人に会った際、「これから検審に小沢不起訴について説明に行く」と話していました。この日は検審の補助弁護士が出頭した記録も残っています。つまり補助弁護士による立ち会いの下、審査員が斎藤副部長から不起訴の説明を聞いたということです。斎藤副部長はその後で、周囲に「検審員から質問が全然出なかった」と不審そうに語っていました。強制起訴の議決が終わってから2週間も後になり、アリバイ的に説明を求めただけなら、その場にいた検審員がまったく関心を示さないのも当然でしょう。

この9月28日の審査会の状況についての記事は一部、誤りがあることが開示資料から分かっているので、また、あらためて述べることにしたい。


9月14日、「起訴議決」の謎

二回目の「起訴議決」が発表されたのは10月4日であった。これはその日に議決書が作成され、審査員の署名がなされたからである。「起訴議決」自体は既に9月14日に行われていたが、議決書が出来あがっていなかったので、その発表が先送りされたのである。この9月14日というのは、民主党の代表選挙当日で、実質の総理大臣が決まる日でもあった。

一回目の「起訴相当」議決はボールを検察に投げ返すだけであるが、この二回目の「起訴議決」はそのまま「強制起訴」となるものである。つまり、この議決書により裁判が始まるのであり、一回目の「起訴相当」議決とは重みが違うのである。

一回目と二回目で議決した審査員は全て入れ替わっている。二回目の審査会は7月から始まり、7月は13日と27日の2回審査が行われている。平成22年第1群については既に一回目の審査で捜査資料は読み終わっているが、22年第2群は初めてなので実質、この2回は資料の読込で終わったであろう。22年第2群が資料の読込みが終わった段階で22年第1群はお役御免となる。

8月から第1群に替わって第3群が新たに入り審査を始める。ここからまた、再スタートである。8月は4日、10日、24日、31日と4回、審査をしているが、10日は追番号27番の別案件の審査で小沢事件は扱っていない。4日も半日はオリエンテーションに取られ、かつ追番号27番の審査を行い、31日も追番号28番の議決をしているので8月31日でも資料の読込みが終わっていない可能性もある。9月8日の新聞各社の記事が「今後、審査が本格化し・・・」となっているのもあながち嘘ではないと思われる。

ところが、10月4日の「起訴議決」発表後の10月5日、朝日新聞の記事は突然、「慎重の上にも慎重に審査した・・・議決」となり、6日の読売新聞では「議論は煮詰まった・・・・」となっている。

階猛衆議院議員が22年10月22日の法務委員会で提出した資料に小沢事件を含め、二回目審査を行った4件(他は、JR福知山脱線事故、明石歩道橋事故、未公開株式取引詐欺)の事件についての表があるが、他の事件では一回目の議決は議決日と議決書の作成日が異なるものはあっても、二回目の議決では、全て議決日と議決書作成日が同じである。それは、審査会が「起訴議決」に、より慎重に対応している事を物語っていると思われる。

ここで、「起訴議決」の前提条件になっている検察の出頭を考えると、出頭要請を掛けるのは検察審査会であることから、もともと第五検審は9月28日以降の議決を目指していたと思われる。二回目の審査は9月14日までに7回の審査が行われていたが、前述のように実質の審議は十分に行われていたとは思われず、審査員の任期は10月末までで、まだ十分、議論する日はあったのである。

なぜ、議決書も出来ていない状態であえて9月14日に議決しなければならなかったのか。そこには政治的な思惑が働いていたからではないのか。もし、そうだとすれば、それは審査会が何者かによってコントロールされていたことを意味しているのである。

審査事件票


・解体新書−その1− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/243.html
・解体新書−その2− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/502.html
・解体新書−その3− →http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/578.html
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧