★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137 > 728.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
石原新党旗揚げ いまさら知事辞職してまでの“なぜ?” (世相を斬る あいば達也) 
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/728.html
投稿者 笑坊 日時 2012 年 10 月 26 日 16:35:21: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/aef9a97b8dd942c9d1eca9de76109841?fm=rss
2012年10月26日 世相を斬る あいば達也

 石原慎太郎が都知事を辞職、“たちあがれ日本”を母体とする“保守右傾政党”を立ち上げる事となった。いまさらの感は否めないが、新党を立ち上げるのは石原の自由で、特に咎める事ではない。筆者の観察する限り、石原慎太郎と言う人は、実は極めて情緒的人物で、どこまで行っても作家なのだと思う。今回の漸くの新党旗揚げも、その情緒の表現に過ぎないのだろうと推測する。朝日新聞は、石原のなぜ今なのかを以下のように分析している。

≪ 衆院解散への起爆剤となるか 揺さぶる石原氏
 突然の辞職と新党結成の表明だった。東京都の石原慎太郎知事は25日、緊急記者会見を開き、国政への再挑戦を明らかにした。80歳にしての転身は、過半数割れ目前の与党を揺さぶり、衆院解散の起爆剤となるのか。日本維新の会の橋下徹大阪市長はエールを送り、既成政党は警戒感を深めている。
 「おれ、重大な決断したから」。元内閣安全保障室長の佐々淳行さんに先週、石原知事から電話があった。内容は告げなかったが、40年来の親交がある佐々 氏は「国政に出るんだな」とぴんと来たという。
 25日、都庁で開いた記者会見。「今日でも、昨日でも、明日でもやりますよ。もう準備はできていますから」。新党結成の時期を問われた石原氏は、今回の辞職と国政への再挑戦について、タイミングを見計らっていたことを強調した。
 では、なぜいまなのか。  石原氏周辺の一人は言う。「解散がずるずると先延ばしになるなか『俺(石原氏)が仕掛ける』ということだ」。野田佳彦首相が「近いうち」と表明したまま、一向に解散時期の見えてこない国会に対し、刺激を与えるのが狙いとみる。
 民主党が衆院で単独過半数割れするまで、あと5議席。「いまは内閣不信任案が通らないが、石原氏が『新党に来て戦え』と言えば、民主党じゃだめだと思う議員が離党してくる」と、新党が解散への起爆剤になると期待する。  都知事としてこだわってきたことが、壁にぶつかった面もある。
 今年4月、石原氏が米国で表明した尖閣諸島の購入計画。9月になって政府が尖閣諸島を国有化すると、東京都としてできることがなくなり、都政への関心は薄れていった。都庁ではこれから来年度予算編成が本格化するが、石原氏は12日の会見で「(やることは)あまりない」と明言した。 任期途中で辞職し、都政を投げ出す形となる石原氏。都知事在任中、繰り返し国政への意欲を語っていた石原氏は、この日の会見で辞職の理由を問われ、こう 答えた。「私はね、やっぱり、やり残したことがあったんですよ」 (朝日新聞)

 石原慎太郎のカリスマ的魅力は筆者も否定しない。ただ、作家目線における評価であり、政治的活動も常に限定的枠内の領域で活躍できる域内政治家なのである。その点では、橋下徹や渡辺喜美、河村たかしとも相通じるものがある。石原が辞職の理由を問われ「私はね、やっぱり、やり残したことがあったんですよ」と云う答えは、青嵐会時代の石原慎太郎から一歩も抜け出していない、変わらない心情の持主だと評価すると同時に、国政は出来ない人なのだな〜と云う強い印象を憶えた。

 橋下徹や渡辺喜美、河村たかしにも言えることだが、域内政治家の特長は夢を語り、仮想敵を作る事で、域内の人々に精神的ヴァイタルを注入するのだが、有権者自体が、“閉塞の世界なのだから、チョッとくらい羽目を外しても良いだろう”と云う自由度に支えられている域内心情を忘れてはならない。このような政治家の欠点は、国家全体を任せると云う国政レベルにおいては、極めてひ弱になってしまうと云う弱点なのだ。石原新党の母体となる“たちあがれ日本”の平沼赳夫の場合、一定数ある我が国全体の右翼心情の国民の受け皿なのだが、石原や橋下は異質なものがあると云うことだ。

 以上、石原の政治家体質の限定性を、彼の持つ情緒気質で語ったが、実際の国政レベルにおける影響がどのようなものになるか、チョッとだけ考えてみる。彼の新党旗揚げで民主党に対する影響だが、ほとんどないだろう。石原新党といっても平沼党であり、民主党から離脱者を誘う起爆剤とは考えにくい。自民党の一部には影響力はあるだろうが、それこそ今さら離党するまで石原の名前も決まっていない、政策も見えない政党に動きだす政治家が居ると云うのも、現実には考えにくい。

 迷惑な立場に立たされるのが、日本維新の会、みんなの党、自民党なのだろう。石原は橋下の維新との連携連合に意欲的だが、橋下側は幾分迷惑顔な様子が窺える。みんなの党は甚だ迷惑に違いない。自民党は東京比例区で一議席失うことになりそうなのだから不快だろう。減税日本はグチャグチャになり解党のリスクを抱えたようだ。まぁ国家の右傾国民の受け皿が明確になるのなら、それはそれで良いことだ。ただ、筆者などは、石原慎太郎が自主独立を表向き標榜しながら、実は極めて親米的政治家であると云う点に着眼しているので、自民党の安倍との連携はなさそうだ。橋下、渡辺とは擦り合わせの余地があるだろうが、ひたすら混乱を招くだけの存在になってしまうだろう。マスメディアのネタ提供と云う側面的価値はある。読売、産経などは石原新党にフィーバーしている。まぁ日毎夜毎“盛り下がる”のは当然である(笑)。

 小沢一郎の「国民の生活が第一」の結党パーティーの報道が石原新党報道の影に隠れてしまったが、「国民の生活が第一」の地道な活動が国政において、ボディーブローのような効果を現している実情に危機を感じた一部勢力との連携の臭いもするが、それはそれだけのことに過ぎない。また、小沢が大嫌いだと云う石原の、ジェラシー的行動だったかもしれない。彼が情緒的人物である以上、肯ける行動だ。まぁ新党だ新党だと騒ぎ立てながら、“幻の新党”などと揶揄されるのが堪えられなかったのだろう。なにも起こさずに萎んでしまう自分の政治人生に納得出来なかった心情は理解しよう。しかし、自分が許せないと云う情緒の塊り的行動と云うことだ。国政への影響は極めて限定的、コップの中で嵐を起こしたに過ぎない。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2012年10月26日 17:31:06 : YF5DKEkhyQ
結局、騒いでいるのはマスコミとネトウヨだけだもんな。
自民も民主も「あ、そう」ぐらいの反応。今、それどころではないだろう。
賞味期限は橋下維新よりも短かいようだ。

02. 2012年10月26日 17:44:02 : YS6r6ozdvk
次の都知事候補は「東京五輪撤回」を掲げて出ると
結構いい線行くんじゃないか
周りは結構反対の人多いんだよね

03. 2012年10月26日 17:49:42 : vso1HALKOc
石原は本当はやる気はない。都知事の席を降り、政界から引退を考えている。
一週間もすれば、騒動はおさまり、世間の熱が冷めて、何のための新党立ち上げ騒動だった分かると思う。

つまり、尖閣騒動の経済的な損失が徐々に明らかになり、石原尖閣発言の重大な被害が表に出てくるからだ。

アメリカに、はめられたことを、そして、その意味の甚大さに怖気を感じていることだろう。

新党立ち上げ失敗を理由に、雲隠れするつもりだろう。


04. 2012年10月26日 17:53:36 : LaE7XuAOFg
02さん、それは有り得ますね。かつて青島氏が「都市博中止」の公約だけで当選した、という前例もありますし。

05. 2012年10月26日 17:54:01 : EJWYycQSvg
米国湯田金の命令

06. 2012年10月26日 18:09:06 : flJY0qS0ZI
石原氏の得意技は「コトバ遊び」と「粋がりスタンドプレイ」=「太陽の季節」の「新聞破り」から殆ど成長していない。

彼の決定的不幸は、「人を人として受け入れることが出来ない」こと。
だから、自分に恭順な態度を取り、自分の方が優位にあると見られると「鷹揚になれる」が、逆な常態だと「激しい嫉妬心」に苛まれ、逆上せずにはいられないこと。

だから、今回の石原氏の出たとこ勝負の背景は、「自民党め、我が子を馬鹿にしやがって」と、コトバ少ないけれどひたすら愚直に信念を貫く「小沢人気が燎原の如く広がりつつある」ことに対する、居ても立ってもいられない「焦燥感」がある。

80になっても成熟を知らない不出来な人間の悲劇を見ている。


07. 2012年10月26日 19:40:50 : JjSQKQLkmo
06さんに賛同。

08. 2012年10月26日 20:48:11 : Gm7BRTVJKo
06さんに賛同。

09. 2012年10月26日 20:59:32 : oGt2NtOuC6
●指摘のとおり極めて文学的、小沢さんへの嫉妬であろう。
 突然の辞任の深層。第三極の主導権をとれとアメリカから言われたのか。またはオリンピック招致予算の不正使い込み疑惑から逃げるためなのか。尖閣買い取り寄付金の返金問題から逃げるためなのか。総合的にみると極めてレベルの低い話でまともな話ではない。
 薩長同盟を例にだし、第三極はまとまらなければならないとか正論を述べても、その中心にいる小沢さんとは組まないと言っている。やはり、まともな話ではない。

10. 2012年10月26日 21:09:23 : QmyrjoZuIs
>
06さん。
全く賛成。

11. 2012年10月27日 10:54:10 : etq0QSHJDk
子供の頃から何一つ勝てなかった弟に唯一勝てると思っていたのが、総理大臣になることだった・・・

だがそれは叶わなかったのでチックが更に悪化・・・・

政治家どころか公人にすらなってはいけない人間


12. 2012年10月27日 10:59:58 : LxZTKqwj7U
 石原は尖閣を買えなかったのも官僚のせい!みたいな発言をしていたな

己の非力さは人のせい? 手柄は自分? 政治家の記者会見で他の悪口を言うなど

論外、人を貶めるほどの事をこいつはやったのか?

オリンピック招致失敗  東京銀行失敗 都民に尻拭いさせただけではないのか!

それを称える都民! 涙が出るよ! 情けなさ過ぎて


13. 2012年10月27日 11:32:05 : hEZMBIs6aI
06さんの仰る通り!!!

12さん、こんな愚かな人を祭り上げた東京都民に

私も情けなさ過ぎて涙がでるよ!!


14. 2012年10月27日 11:49:41 : SYBnefOvOA

アメリカが本気で「第三極に雄・小沢」を恐れている証左ですね

TPP大賛成の橋下の勢いは予想以上に伸びないから
もしもの「解散総選挙」の対策として
急遽石原を突いて、真の第三極の集結を阻止したいだけw


でもね宗主国サマ、チックの実力を買い被り過ぎっス


wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


15. 2012年10月27日 13:48:25 : bDBUl7kQxQ
>>3
仰るとおり

石原が辞めるという時はかならず裏に何かある。こういう時の奴は動きが速い。


16. 2012年10月27日 15:07:00 : t2L6l8TM7x
>>15
 検察と手打ちの過去あり、今回はなんだろう〜職責と引換の案件は

17. 2012年10月27日 15:53:51 : jVc9ZaTjtI
06さんに賛同します。

18. 2012年10月27日 17:44:23 : GsXYcUxbkQ
週刊誌によっぽど政治生命に関わる不味い何かを掴まれたのかな。週間文春?週刊新潮?

あの歳で隠し子発覚とか?スチワーデスコスブレとか?、未成年と淫行とか?

だったらある意味凄い。


19. 2012年10月27日 19:06:30 : zpMPuWkiLU
80歳にして、国を憂いて国政に立つ。余人には真似もできない生き方だが
超高齢化日本の曙現象、元年と気ズクのは経年してからだろう。
 それはそうと石原氏には、サラリーマン経験が生涯で一日だけあると言う。
一ツ橋から入社した映画会社で、最初に映画館の切符切りをやらされ
止めたらしい。ルーチンワークは絶対できない人らしい。
サラリーマンをやるのなら死んだほうがましと思っている人だろう。
 お金にも幾度も苦労をした模様だが庶民の心が理解できてるのかどうか、
しかし、中国が最も恐れてるのは日本の右翼、そして石原氏と思っていいだろう。



20. 2012年10月27日 21:40:04 : ltcGrp842U
>中国が最も恐れてるのは日本の右翼、そして石原氏と思っていいだろう。

ぜんぜん違う
中国が最も利用しがいがある単細胞バカ右翼なのが石原



  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧