もう一つ、政治の要諦は「利害打算（でありたい）」を「正義（であるべき）」にいかに止揚させるか、という優れて弁証法的行為であります。

いま、なぜ橋下氏をマスコミが取り上げるかとえば、両者共に「好き嫌い」と「利害打算」が「公平・公正・正義」などクソ喰らえ、とする「私事化社会（好みが優先する社会行動）」の風潮をしっかり心得ているからです。すなわち、「視聴率が取れる」「票になる」と言うことです。

　なぜ、辛坊次郎氏が異常なまでに橋下氏を奉るかといえば、マスコミとしてそれなりに公共性を偽装しなければならない言論空間に、露骨なまでに「好み」の世界を持ち込んだ人だからです。先ず普通の弁護士ならば、光市事件の弁護士糾弾など口が裂けても公開の言論の場には持ち出さないでしょう。辛坊氏と橋下氏は「好み」が似ているのです。

　たけし、みの、太田光などは芸人の戯言、マスコミ幇間のＢ級遊びとまだ許せますが、それなりに政治評論をものにしようとする辛坊氏は、やはり、そのケジメのなさについては弾劾されなければなりません。

　マスコミは、事あるたびに政治の蒙昧さ加減を言挙げしますが、今こそマスコミ本体そのものが、自らの私状況（利害打算）そのもので、オオヤケごと（政治）を右にし、左にする時代を作った張本人であるのです。

　小沢が好きだろうが嫌いだろうが、数の上でも、政策の上でも第３極は「国民の生活が第一」であることを、まずマスコミは認めなければいけません。さすが、それなりの知性が集まっているマスコミ、上記の事実を認めたくないものですから「小沢隠し」をせざるを得なくなった。片目を瞑って、政治の現在と将来を語ろうとするから、政治の実相が語れなくなっているに過ぎないにもかかわらず。

　小泉以降の政治ジャーナリズムを横溢している悲劇の最大の原因は、「好き嫌い」「利害打算」という「私ごと」「私状況」から一歩も出ないで、当たり前のように政治（公状況）を語る「知性の幼児性」にあります。

　今日、朝のワイドショーで、細野氏と橋下氏が、辛坊次郎、橋本五郎氏をはさんで、石原問題を論じていました。
　細野氏・橋下氏の笑顔は「あどけない少年の可愛さ」一杯でした。政治に若さを求めることは結構なのですが、若さの特権である「遊び」で政治をされたらたまったものではありません。

　橋下氏は石原氏の尖閣対処を弁護していましたが、「死の影を恐れる、老齢が必ず迎える「幼児帰り」の露呈と言えばウソになるでしょうか。それとも忘れ去られる恐怖にさらされて、思わずコトを起こしてしまう「愉快犯」とどう違うのでしょうか。

　橋下氏と石原氏の相愛メッセージは、何ともこどものじゃれつきに見えて仕方ないのはわたしだけでしょうか。ついに日本の政治も「ゴッコ遊び」の世界に入ったといえます。マスコミの罪は余りにも重すぎます。

　この民族差別主義のアンポンタンは、罵倒されることにファビョッて、文句たらたら書き込んでいたが、こいつは真相の道そのものかそのお仲間。
　４週間ほど前（６日）、ＩＤ＝ vQbBv9OPUk は産経新聞の阿比留くんと書き込まれていた。また、真相の道=野田氏の妾の北野武さんとも書かれていた。
　いずれも、妄言癖の内容の低劣・下品さと文章表現の拙劣さは報道関係や文化関係に関わる人としては信じがたい奴らということになる。

　前にも書いたが、私がこういう類を罵倒するのは、こいつらの書き込みが、まともに相手にする輩でないことを初見参の方々に知らせることが主眼だ。

　ＩＤ＝ vQbBv9OPUkは１ヵ月以上前、私のハンドルネームの意味も分からずに、下品な勘ぐりをしていた。日本では、真相の道や此奴の考えを下衆の勘ぐりという。ＩＤ＝ vQbBv9OPUkは、ＩＤ＝ MrGQYJNxKI やＩＤ＝ UX7b8GSbvM の原型をもたらした先達である。

　またに、こいつは同じ１ヵ月ほど前に、「朝鮮ドラマ」と表現していたが、日本人は通常「韓流または韓国ドラマ」ということをご存じないようだ。こいつの言う［半島］は半島でも、韓国ではなく、北朝鮮系のようだ。韓流または韓国でなく、北朝鮮というのは、北朝鮮に対して格別のシンパシーを抱いているのだろう。よその国まで来て、攪乱工作は止めさらせ、ということだ。

　★まやかしのハシシタ維新とまぼろしの石原珍党に贈る狂い歌　

　・ハシシタや　石原踏みて　東進し　思いはさらに　全国制覇
　・ハシシタや　心なければ　この道は　進めど明日は　土壺に落ちぬ
　・石原や　足下見られ　見くびらる　哀れなるかな　老いの足掻きは
　・石原や　都知事を捨てて　去りし後　ふつふつ湧きぬ　悪政疑惑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ああ無情、合掌！