1929年のニューヨークと2007年の世界恐慌は十年以上にわたる世界信用縮小恐慌のスタートした号砲地点なんです。基軸通貨がキンとの交換を停止し、通貨の為替交換を自由（フロート）化したことにあるということは、経済学には、未だに全く見えていない。基軸通貨のフロート化で、歯止めを失った世界の通貨は膨張し、株や土地を中心に信用膨張バブルを発生させた。その空前のバブル景気を謳歌した米国と日本が、数段階の株暴落を経験し、新基軸通貨体制に移行するまで、世界恐慌は収束復元しない。

日本と世界の政治指導者と経済のエコノミストは「戦争以外に世界信用収縮恐慌からは脱出できない」「自国の農業や中小企業を壊滅させても，世界信用収縮恐慌の再発は防止すべきだと信じている」さらに世界経済は関税と通貨切下げ競争で、10年間も悪夢にうなされた過去がある。米国の軍需産業の指導者には、戦争景気待望論は根強いし超関税自由貿易主義者が多数でもある。そして第一次世界信用収縮恐慌は発生したのだ、と経済学は総括している。間違いである。地球を破壊させることだけはやめさせなければならない。

そして，国家がキン獲得戦争の主役になるために，ユーロは、心ならずも、通貨の発行枠をキンとリンクさせると宣言するまで、キン価格は上下動しながら上昇を続け、ドルとユーロの交換レートは安定しない。そのため、世界貿易は縮小せざるをえない。ドル円ユーロ三極通貨による固定為替体制が安定する。そして、新しい基軸通貨体制により、戦争なしに世界信用収縮恐慌が収束されることを証明される。