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丹羽前駐中国大使が釣魚島国有化を糾弾:丹羽氏を評価できない日本メディア
http://www.asyura2.com/12/senkyo141/msg/641.html
投稿者 あっしら 日時 2012 年 12 月 23 日 14:14:59: Mo7ApAlflbQ6s
 


 職業外交官であれば、水面下ないし裏側でうやむやのうちに問題を解決しようとするものだが、企業経営者出身の丹羽氏は、堂々と表に出して国民に問うており、私にとってずっと好ましい外交官だ。

 そろばん勘定が第一の言であることも承知しているが、丹羽氏は、石原氏や安倍氏や浅慮な国家主義者よりもずっと優れた愛国者だと思う。

 転載する記事と同趣旨の丹羽氏の言動は、7月ころにも行われ、日本のメディアが取り上げ批判的に扱った。

 丹羽氏が、かたちは依願退職だが、駐中国大使を実質的に首になった理由も、「水面下ないし裏側でうやむやのうちに問題を解決」する局面で邪魔になると判断されたからである。

 丹羽氏を駐中国大使に選任した民主党“初期”政権(鳩山首相)は、自民党(公明党)+官僚機構の支配層よりも評価できる。

 新たに駐中国大使に選任された職業外交官木寺氏は、丹羽氏のような軋轢を生じさせることもなく、うまく日中関係の修復に努め成功すると思っているが、それが、国民にとっていいこととは考えていない。

 国民にいろんなことを晒して、国民がいろいろ考えるほうが、将来の日本にとってずっと有益だと思うからである。


====================================================================================================
丹羽前駐中国大使が釣魚島国有化を糾弾
【中日対訳】

 先日退任した丹羽宇一郎前駐中国大使は20日に東京都内で、25日に着任する木寺昌人新駐中国大使に「日中関係をこれ以上悪化させるわけにはいかない」と提言した。丹羽氏は同日の講演で、日本政府が誤った時期に釣魚島(日本名・尖閣諸島)の国有化を打ち出したこと、釣魚島の領有権係争の存在を認めないことを直接批判した。丹羽氏は「領土主権に関わる問題で白黒の決着をつけようとすれば、戦争以外にない」「両国は緊張関係が臨界点を超えないよう抑制すべきだ。臨界点とは軍隊を派遣することだ」と述べた。西日本新聞は20日付で、退任間もない外交官が公の場で政府を批判する発言を行うのは実に異例だと報じた。「環球時報」が伝えた。

 丹羽氏は18日午前の日本政府の閣議で依願退職を認められたことで身軽になり、言いたいことを思う存分発言できるようになった。時事通信によると、複数の日中友好団体が20日開催した「新旧駐中国大使歓送迎会」で、丹羽氏は木寺氏と握手を交したうえ、真摯な提言を行った。丹羽氏は「木寺さんは喜んで赴任するはずだ。一番まずい状況は全て私の在任中に発生し、後は良くなるだけだから」と述べた。木寺氏は「日中間には政治的問題が存在するが、引き続き経済などの分野で協力を展開できる。私は地道に説明してまわり、足で稼ぐ外交を実践する」と述べた。

 読売新聞によると丹羽氏は20日、東京の日本記者クラブで講演し、「領土問題がないと言っても、外交上の問題はある。だが日本人は『ない、ない』と言うばかりで、これは理解不能だ」「日本が白と言い、中国が黒と言う。これが争いであり、外交上の争いの存在を認めたうえで、両国の利益のために一体どうするのが正しいのかを考えるのが外交だ」と述べ、釣魚島係争の存在を認めるよう再び日本政府に呼びかけた。また「日中両国には友好以外の道はない。どんなに狭い道でも歩んでいくしかない」と強調した。

 西日本新聞によると丹羽氏は、中国首脳と会って「自重」を求められた2日後に釣魚島の「国有化」を宣言した野田政権のタイミングについても疑問視し、「中国からすれば、怒らないわけがない」と述べた。日本の政界に対中強硬派が増えている問題については「中国でがんばって仕事している日本人や企業が釣魚島問題をどうみているか、少しでもいいから考えてほしい」と述べた。(編集NA)

 「人民網日本語版」2012年12月21日

http://j.people.com.cn/94474/8066759.html

 

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コメント
 
01. 2012年12月23日 14:42:27 : Hu2Fy728Yg
どうして竹島みたいに
国際司法裁判所に提訴しないのかなぁ。
こじれる前に大人の判断してもらえばいいじゃないか。

02. 2012年12月23日 15:48:54 : Fg0U0H9Iak
中国は2010年9月7日に中国漁船(中国工作船)衝突事件を引き起こし、2010年10月には中国が尖閣諸島のある東シナ海を、国家領土保全上「核心的利益」に属する地域とする方針を新たに定めており、日本の尖閣諸島の国有化国有化は今年の9月。

つまり、中国が尖閣諸島を台湾やチベット自治区、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)と同等の「核心的利益」に属する地域と決めたので、新たな紛争が起きたのであって、日本が国有化を決めたからではない。
それを丹羽前駐中国大使が釣魚島国有化を糾弾するのは、紛争の本質を理解しない愚か者であり、愚か者の前中国大使を罷免するのは当然のこと。

日本メディアが丹羽氏を評価できないは当然であり、評価するのは中国や韓国・朝鮮メディアだけだろう。

[註] 尖閣諸島問題
http://ja.wikipedia.org/wiki/%e5%b0%96%e9%96%a3%e8%ab%b8%e5%b3%b6%e5%95%8f%e9%a1%8c
「核心的利益」
2010年10月には中国が尖閣諸島のある東シナ海を、国家領土保全上「核心的利益」に属する地域とする方針を新たに定めた[23]。従来「核心的利益」の語は、台湾やチベット自治区、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)に限って用いられていたもの。南シナ海に関しては、同年3月すでに戴秉国国務委員が「核心的利益」に属すると、米政府高官へ伝えていたとされる[23]。


03. 2012年12月23日 16:34:23 : YxpFguEt7k
「第一にやってほしいこと、青少年の交流」
「軍隊をつかうのはやめましょうね」
「そうすればクリティカル・ポイントを超えない」
「来年の全人代のあとぐらいには、温かい風が吹いても不思議ない」
「争ってもなんにもいいことない」
「官僚は(優秀だが)省益のためにやっている事実は依然として変わりません。政治が変えざるをえない」

すばらしいのでご自分の耳でお聞きください。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=9HE2CaaV5mw


04. 2012年12月23日 16:57:25 : tBcqgp1qXw
>「日中両国には友好以外の道はない。どんなに狭い道でも歩んでいくしかない」

そのとおりだと思う。丹羽宇一郎前駐中国大使が正しい。

中国が方針として「核心的利益」に属すると決めたとしても、それは日本政府が尖閣についてなにかを決めたのと同じレベルのこと。(むしろ日本に何らの戦略的な方針がないことの方が問題だ。石原らにあおられて反中国をわめき立ててもなんの解決にもならない。)

領土問題は決着が難しいが、話し合いで進めるしかない。その結果、01さんのように国際司法裁判所への提訴でもよいと思う。


05. 2012年12月23日 17:15:37 : TDi03GNnlo
「魚釣島」ね。中国名で呼ぶのは意図的かな?ま、人民日報の対訳だからこう呼んでおるのかもしれんが。

国際司法裁判所の権限は、最終的には、当事国が勧告に従わない場合、安保理事会の決議で制裁が課せられるということに過ぎないからね。尖閣問題に関していえば、訴えても、日本は、リスクの割には、見返りがあまり期待できないのよな。実効支配しておるのだから、とりあえずはこのママで良いのよ。


06. 2012年12月23日 17:18:53 : MJCuURRj3o
これだけははっきりしている。丹羽氏は実業家出身であるので、お金儲けは自分のリスクでやる。石原のような政治屋は国民を犠牲にしてしか金儲けは出来ない。過去の戦争を起こした政治屋と財閥の関係をもう一度復活させて金を稼ごうとしているのが自民党でしょう。政治を金儲けにする人種。

07. 2012年12月23日 17:29:34 : 5lt9gebmrY
おそらく、まともな日本の企業トップは、みな丹羽と同じ意見だと思うよ。

彼はもともと一介の社員から、伊藤忠を立ち直らせた有能なビジネスマンなんだし

けっして血筋とかでトップに立った男ではない。

それを阻んでいるのは、まちがいなくアメリカと、アメリカの息がかかった連中だろう。


08. 2012年12月23日 21:15:43 : GRfGZTBF26
>>1
それは、竹島と違って負けるから。日本もダブルスタンダードだということ。

09. 2012年12月24日 00:34:03 : 0ygxno0BxA
石原がなぜあのタイミングで突然、尖閣の問題を言いだして、挑発したか。
ただ吠えるだけの弱虫右翼にはうんざり。
結局、何の勝算もなく事を起こして、国益を害しただけだ。
それに比べ、丹羽は勇気がある、真の国士だ。
財界の連中がだまっているのが不可解。
トヨタ、パナソニックなどの国際企業が沈んだら、日本の中小企業も死ぬことになる。
つまり日本経済が沈没するのだ。

10. 2012年12月24日 01:29:44 : pcT0bQ1QAo
【丹羽氏は、石原氏や安倍氏や浅慮な国家主義者よりもずっと優れた愛国者だと思う】

これはどうみても間違いでしょう。正しくは
【丹羽氏は、石原氏や安倍氏や浅慮な国家主義者よりもずっと優れた商人(商社マン)だと思う】
とするべきでしょう。

商人(商社マン)と愛国者はどうみても二律背反する。
商社マンは世界を股にかけて商う以上、他国の人々を持ち上げ賞賛して売り上げを計上する営業マンであり、武士は食わねど高楊枝といった自国最優先の愛国者であってはならない。
商社マンにとって第一義は自社の繁栄であり、お上が日本だか中国だかは関係ない、儲けさせてくれる国側につくし儲けさせてくれない国は邪魔なだけ、これくらいでなければこの厳しい生存競争を生き抜けません。


11. 2012年12月24日 01:39:36 : pcT0bQ1QAo
なお、丹羽氏を貶している訳ではないので誤解なさらぬよう。
彼のひよらない姿勢(日中友好=利益)には、商社マンかくあるべしと敬服しておりますから。

彼ほど商人に徹底した、したたかな外交官は得がたい存在です。
今の中国は煽てて持ち上げるに限ります(彼らの面子を立ててあげるに限ります)。
いずれ、使えなくなった中国を見捨てることはこの先いつでも出来るのですから。


12. 2012年12月24日 10:35:57 : ILiTPGkN7Y
こうなった以上、「石原」に一度「中国大使」をやらせてみたい。
「体験」が何にもまして、説得力がある。

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