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2013年1月 4日　植草一秀の『知られざる真実』

２０１３年に日本政治を立て直すための基本方針は、

主権者国民が

政策を軸に（Ｓ）

日本の政治を（Ｎ）

主導する（Ｓ）

ことだ。

政策の軸に置かれるべきことは、

原発ゼロ

消費税増税撤回

ＴＰＰ不参加

である。

２０１２年１２月１６日総選挙は、本来、政策選択選挙であった。

ところが、メディアが情報を操作し、「政策選挙」が「政局選挙」にされてしまった。

「民主か自民か」を問う選挙だと喧伝された。

「どちらでもない場合は「維新」」だとされた。

実は、民主も自民も維新も、皆同じ。

同じ穴のムジナだ。

全部、既得権益の政治を維持しようとする勢力だ。

この歪んだ図式を流布したのは日本の腐敗したメディア＝マスゴミである。

マスゴミの筆頭にＮＨＫ＝日本偏向協会が位置する。

マスゴミがせん滅しようとしているのが、

「反原発・反消費税増税・反ＴＰＰ」の政治勢力だ。

その中核は言うまでもなく小沢一郎氏＝生活の党である。

本年７月に参院選がある。

勝敗を決するのは、全国に２９ある一人区である。

参院の定数は２４２議席。

１２１議席が改選になる。

改選されない１２１議席の党派別配分は以下の通り。

自民　　　４９
民主　　　４２
みんな　　１０
公明　　　　９
共産　　　　３
生活　　　　２
社民　　　　２
国民　　　　１
改革　　　　１
維新　　　　１
欠員　　　　１
計　　　１２１

改選になる１２１議席の党派別配分は以下の通り

自民　　　３３
民主　　　４６
みんな　　　１
公明　　　１０
共産　　　　３
生活　　　　６
社民　　　　２
みどり　　　５
国民　　　　２
維新　　　　２
改革　　　　１
大地　　　　１
沖縄社会大衆１
維新　　　　１
無所属　　　２
欠員　　　　５
計　　　１２１

非改選議席では、自民＋公明で５８議席、これにみんなと維新を加えると６９議席になる。

参院過半数１２２を確保するための議席数は、自公二党なら６４議席、自公みんな維新なら５３議席だ。

自公両党の２００７年、２００１０年の比例区獲得議席数は

自民　０７年１２　１０年１２

公明　０７年　７　１０年　６

である。

自公が比例区で１８議席を確保すると、自公両党での参院過半数確保に必要な選挙区選挙での議席数は４６議席である。

自公両党の選挙区選挙での獲得議席数は

０７年　２４議席　、　１０年　４０議席　だ。

今年の参院選で自公両党が選挙区で４０議席確保しても、比例区での獲得議席数が１８議席なら、自公両党の勢力は１１６議席で過半数には届かない。

自公＋みんな維新での連立なら、非改選が６９議席だから、本年参院選で５３議席確保すれば参院過半数を確保することになる。

ここに民主が加われば、過半数確保は極めて容易になり、場合によっては３分の２を制圧する。

こうなると、憲法改正が実行されてしまう。

自公二党体制なら参院過半数確保は容易ではなく、自公みんな維新なら過半数確保はかなり容易になる。

自民党と同質化した民主党が自民党と連携して自公民＋みんな維新体制が作られるということは、要するに「大政翼賛体制」の構築を意味する。

自公民＋みんな維新による国会占拠を絶対に阻止しなければならない。

そのためには、民主党の奪回が必要になる。

自民党化した民主党が残存し、自公民＋みんな維新に日本政治が占拠される事態を防がなくてはならないのである。

「生活の党」が単独で「自公民＋みんな維新」に対抗できればよいが、参院選まで７ヵ月の時間のなかで、これを確立することは極めて難しい。

そうなると、民主党の体質を２００９年の政権交代の原点に回帰させ、この再生民主党と生活党が連携して、「自公＋みんな維新」と戦うことが必要になる。

これは「政局」ではない。「政策」を軸に「日本の主権者国民」が、「政治を主導する」ための方策だ。

コメント
01. 2013年1月04日 18:29:03 : 4Q80R8Zler ＞民主党の体質を２００９年の政権交代の原点に回帰させ、この再生民主党と生活党が連携して、「自公＋みんな維新」と戦 生活の党と民主党の輿石の手下達が組むと言いたいのだろう。 眼を見開いて輿石の手下の顔を見てみるがよい。ほとんど落選組だ 今回衆議院選挙で落選した「生活の党」がまた立候補するのか？ 落下傘で当選できるほど参議院は甘くない 最終的に輿石の手下達（つまり売国奴たち）はほとんど落選し、清らかな民主党になるということ 日教組輿石が民主党でのさばっている限り民主党に春は来ない 現実小沢だって手下だと思っていた輿石に民主党を追い出された 生活の党の党首森すら落選の危機に陥っている。まあ実は政治家の経歴は短く失敗続きだからしょうがないが・・・
02. 2013年1月04日 20:01:21 : YxpFguEt7k 「政策の軸に置かれるべきことは、原発ゼロ、消費税増税撤回、ＴＰＰ不参加である。」 大賛成です。 農水省がTPP関連でサイバー攻撃をされたようです。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130104-OYT1T00524.htm 流出した恐れのある文書 （１）TPP交渉に参加する場合の日程 （２）TPPに関する論点をまとめた文書 （３）交渉参加の判断時期による影響を検討した文書 （４）参加に関して、農水省幹部が野田首相に説明した際のやりとり （５）参加に反対する国会議員の集会の議事録 （６）日米EPAを検討した文書 （７）TPPの業務に絡み、農水省が総務省に増員を求めた際のやりとり http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20130104-OYT9I00523.htm 農水省はTPP参加に反対なのか、それとも賛成して焼け太りたいのか…　よく分かりません。 （５）は、東大話法や霞が関文学で「反撃スピーチ」を作るのに必要な情報なのかもしれませんね。 いずれにせよ、国民が自分の頭で考え「国民の生活が第一」と思っている議員は誰かを見極めることが必要です。 そのための啓蒙を日々お願いいたします。 植草氏、がんばってください。応援しております。
03. 2013年1月04日 20:09:36 : VbWAbFllIA いくらきめ細かな戦術を作っても自民の優位は変わらない。 参院は県単位の小選挙区で１人区と２人区がある。 このうち１人区は自民がほぼ独占するだろう。 また２人区は共倒れを防ぐために１人にすれば自民は全員当選。 これに比例で２０議席を加えれば合計で６５議席になる。 現有の４９議席を足せば１１４議席となり過半数まであとわずか。 また公明党が２５議席は行くはずなので合わせて１３９議席 で過半数。安定政権は間違い無し。 後は改憲などには維新やみんなも賛成するだろうから ３分の２も夢では無い。
04. ぽわろ 2013年1月04日 23:14:29 : Mc/4OCqpbH4ew : 0gOXxPDqQ6 手鏡に映した世界は、かくもいびつに映るんですね
05. 2013年1月04日 23:49:18 : YxpFguEt7k 乙武洋匡氏 「昨日から、「きもい」とか「しね」とか書いてくる人がいるんだけどね。僕は、正月からそんなさみしい行為をしてしまう彼が置かれている状況に、思いをめぐらせてしまうよ。 　これからの一年で、彼をめぐる状況に少しでも変化があって、来年こそは彼が楽しく、満たされた正月を過ごせるよう祈ってる。」 https://twitter.com/h_ototake/status/286316344780136448 同感です。こんな小さな言論スペースめがけて「手鏡」とか書いてくる人が、来年こそはいい正月が迎えられるように、お祈りしております。 合掌。
06. 2013年1月05日 00:02:03 : dEqdQrxnL2 心愛☆(脱原発に一票) ‏@cocoa919726 安倍首相、産業競争力会議のメンバーに竹中平蔵を起用！やっぱり、安倍晋三は小泉、橋下と同じだ！ http://ameblo.jp/kennkou1/ #TPP #ACTA #iwakamiyasumi https://twitter.com/cocoa919726/status/287205352196435968
07. 2013年1月05日 00:53:05 : YxpFguEt7k 東京新聞 「電力業界から１７億円寄付　原子力研究の８国立大に」 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013010301000930.html たがや亮氏 「こんな事だから原発は原子力村と言われる。全く信用性０と言える。ご都合主義、既得権益、御用学者に自己保身。公平性、公正性なんて皆無です。 　国民の皆さん、怒った方がいいですよ！命より金が大事だとほざいている輩に・・・。」 https://twitter.com/RyoTagaya/status/287128354182811648 高齢化社会で、怒りを忘れた丸い人間ばかりになってしまったのでしょうか。人間、正しく怒りましょう。
08. 2013年1月05日 08:32:43 : kngTGEUcDQ ●不正選挙防止策も忘れずに
09. 2013年1月05日 09:42:13 : aeHrVLyLns 小沢自身と支持者の考えにかなり乖離があるようですね。 新年会でのコメントから分かるように、維新みんなとの連携をまだ考えているようだ。それは、TPPについてほとんど語らないことからもうかがえる。ただ、票も議員も持っていない小沢と組むメリットは無く、デメリットばかり。本当は現職以外候補者を立てない消極的協力がベストだろうが、落選議員を多く抱えているので無理だろう。小沢の目的は自民党を壊して保守2大政党を実現することだったと思う。自自連立で時間をロスした上、公明党を自民とくっつけてしまったので、もう時間切れとなってしまったようです。
10. 2013年1月05日 14:37:08 : DTIr0KNKDU >>01 チーム世耕も正月から必死だなァ。(笑)

11. nnnnhls 2013年1月06日 07:30:52 : tZ38gMRCXhh.Y : tsSHONadAU 貴党（<-日本未来の党）は、中古品のマニフェストを昨１２月の選挙マニフェストに持ち出されました。これが人々に失望と失笑をもたらしたことは、ほぼ間違いありません。管さん以降の民主党執行部が政治家未熟と路線変更により、元のマニフェストを真摯に実現しようとしなかった、という小沢さんの主張を冷静に理解できるひとは、多くはいないでしょう。 あらたに今現在の社会情勢と問題点をもう一度深くえぐり出して、実行可能な政策をそれぞれの分野について提言してください。それを包括すれば、新マニフェストはできあがります。前のマニフェストがすべて魅力がないというわけではもちろんありません。より深く検討してから、実証的政策を練り上げてください。世界中から、識者を招聘されるとよいかと思います。 提灯持ちに皆さんが安心してはならないことは、歴史を振り返れば、明白です。 自立と共生は貴党の立党理念でしたら、それを堅持してください。

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