★阿修羅♪ > 社会問題9 > 353.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
靖国好きは国家好き?・・卒業しよう!右vs左の二分法思考!隣国の靖国嫌いも国家好き!
http://www.asyura2.com/12/social9/msg/353.html
投稿者 墨染 日時 2013 年 5 月 02 日 12:04:26: EVQc6rJP..8E.
 

http://ameblo.jp/englandyy/entry-11520920896.html

先日書いた靖国云々の記事に関しては結構コメントをもらった。いわゆるリバタリアン的な考えの人はそもそも靖国なんてのは国家が作った道具なんだから…。そんなところにいって鎮魂をせよなんていうのはおかしいという意見が多いようだ。一方で同じように小さな政府を志向する人でも保守的な立場に分類される人は靖国に行くことを肯定的に見る傾向が多いようだ。

靖国に行くことを肯定することはなにか国家を愛することを強制する姿勢があるようで生粋のリバタリアンの人からは嫌われる傾向がある。
いただいたコメントも含めてもう少し自分的に考えてみたことを書いてみたい。

****国家と政府の関係性。
国家と政府は別個のものである。政府が人間の個人の自由を侵害することを許してはならない。一方で国家というのはどうだろうか?国家はそもそも人間の自由など侵害しないだろう。だが、家族や故郷と同じように国家を愛する気持ちから自分の命その他をなげうつという気持ち人間がなることは多々あるだろう。それは不自然な感情では決してない。もちろん、時代背景や時代の空気・他者との関係から国家のために…ということを半ば京セされた人たちもいただろうが、それは人間が生きていくことは常に他者との関係性において成り立っているのだからあらゆる時代において自分の欲望よりも上位の存在に来るものはなく何かを強制されてはならないといいう考え方は成り立たないと僕は思う。

****あの戦争は政府による強制か
全く違うと思う。ドイツと日本はまったく別個の事情であったが、ドイツにおいては合法的にヒトラー政権が成立した。日本においても経済的な苦境や格差・共産思想の広まりから軍部の過激派が一部の国民から支持された。政党政治の行き詰まりはさらに軍部の国民からの支持を上げる。また多くのマスコミが国民を好戦的であるように仕向けていたし、また国民の多くもそれを積極的にせよ消極的にせよ望んだ。残念ながらいかなる指導者があの時代にいようとも戦争を回避することは不可能だっただろう。あの戦争は政府によって強制されたものではなく国民によってもたらされたものであるというのが事実と考えてよい。靖国が政府による侵略戦争を肯定し国民を好戦的にし国民を政府のために死なせるための道具であったという主張はいまいち納得できない。

****死した人をいかに鎮魂するか
死んだ人の多くはおそらく国家のために・郷里のために・家族や友人のためにと思っていただろう。いや、本音では死にたくない。こんなバカな戦争をはじめやがってと思っていた人も多いと思うが、おそらく死ぬときにはそう考えたのではなかろうか?そして多くの人が死んだら靖国で会おうといって死んでいった。「靖国なんていうバカな場所を作ってうまく多くの若者の命を奪っていった政府は許されない」との主張はもちろん正しい面があると僕は思う。しかし、それとこれは別個の問題である。あの時代に生きそして戦争で亡くなられた多くの方の思いがそこにある。そして彼らは積極的にせよ消極的にせよ「国家のために死んだ」と思っているだろう。であるならば、個人の信条としてそこに行くことは当然のことだ。自分の両親や親族のお墓を参るように。

もちろん、そこに行かない自由が人間にはまたある。別に強制する気もない。ただし、まずは僕自身の個人的信条として靖国神社に参拝しない政治家を支持する気にはならない。(宗教的事情から参拝しないのであればそれはもちろんよい。ただし、そのことを明確にすべきだろうし、金輪際一切神社には参詣しなかったという事実を証明すべきだ。それならばいかなくてもいいだろう。教会でも寺でも行って弔えばいい。)

そのうえで残念ながら政府が存在し、国家が存在するという前提がある以上は現実主義として日本の指導者は国家のために亡くなった人たちを鎮魂すべきだ。それを一部の東アジアの物乞い国家から文句が出るからやりませんというのはナンセンスもすぎるだろう。ましてそれが今後も政府の強制による戦争や人間の自由の侵害につながると考えるのは行き過ぎだろう。

理想と現実は分けて考えないといけないと僕はいつも思っている。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2013年5月02日 20:36:55 : 6eJYETO2fI
「国家好き」はまあ、ええんとちゃう?誰かが国家運営してくれんと困るし、好きでないことには誰も関わらんから。ただ軍国主義好きや全体主義好きは困るんだよね。そんだけ。

02. 2013年5月02日 23:50:38 : 7oSKGju5kA
「犬死に」ってのは「国家のために亡くなった」ってのとは異質だよな
「国家(の阿呆)のせいで亡くなった」から「犬死にするハメになった」ってのは
「英霊」ではなくて「犠牲者」だ。
どうあっても其此の結論を靖国をゴールポストにして落とし込みたい意図と云うのは
死者の意思ではなく今生々者の勝手な御都合だろう。生者の「心の安堵」という、死者にとってはまこと勝手な妄想だ。
本人の固い信念を「葬式無用・戒名無用」と遺言認めても、「死人に口無し」を良い事に親類縁者寄って集って大葬儀をやらかしてしまう愚行の。まさにアレだ。
これこそまさに理想と現実の乖離そのものでは無いか。分けて考えていけないとして何故この結論に至るか。
「『靖国の御都合』心理」の核心はここにある。しかしてその矛盾を防衛機制で更に覆い隠す。これでは矛盾を消化出来ていない文脈になるのも当然だ。
にも関わらず恐らくこれで納得して居るのだろう。此の問題について同じ姿勢の人が共通して陥っている部分も恐らくこの点で共通している物と想像する。

 

キツネさんがいいました。『ああ。あのぶどうは、きっとすっぱいんだ』

偏食は健康にはイカンですね。
(食物アレルギーの人に強要するのは危険ですが まあ此れは例外)


03. 2013年5月03日 10:18:05 : 7vkGiDDoeQ
私の親戚にもいますよ。親が生きてる間はほったらかし。大病して入院してもろくに見舞いにも来なかったくせに、とうとう死んだら、やたら張り切って喪主を務め、墓にも金かけて、49日だ何だきっちりこなす「孝行」息子。

04. 2013年5月03日 11:32:59 : MxRrqvv8aM
大江健三郎と
菅直人と
代々木と信濃町と社民党の女弁護士に・・

この投稿文を内容証明便で送りたい!!


05. 2013年5月04日 14:23:24 : 93qKceXP5k
>まずは僕自身の個人的信条として靖国神社に参拝しない政治家を支持する気にはならない。

そう思われるのはご自由ですが、これみよがしに参拝するのはどうかと思います。個人的にお忍びで参られるのであれば気にしませんが、おそらくSPなどを引き連れてのセレモニー的ご参拝でしょう。馬鹿馬鹿しいだけです。
一人では身の危険を感じるのであれば、自腹で(元は我々の税金ですが)ボディーガードなど雇って百度参りでもなんでもしたらいいんです。個人の自由は尊重します。


06. 2013年5月04日 23:55:47 : 3PJAqRzx3M
>国家が存在するという前提がある以上は現実主義として日本の指導者は国家のために亡くなった人たちを鎮魂すべきだ。

それが神社である必要はないし、そもそも宗教が神道でない人は困る。
神道でもご神体にこだわりある人はいるし。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
  削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告する?」をクリックお願いします。24時間程度で確認し違反が確認できたものは全て削除します。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 社会問題9掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

アマゾンカンパ 楽天カンパ      ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 社会問題9掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧