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「橋下氏はどのような弁護士だったか」(EJ第3344号)[橋下徹研究/06] (Electronic Journal)
http://www.asyura2.com/12/test26/msg/463.html
投稿者 メジナ 日時 2012 年 7 月 17 日 09:35:39: uZtzVkuUwtrYs
 

●「橋下氏はどのような弁護士だったか」(EJ第3344号)
 2012年07月17日 :(Electronic Journal)


橋下大阪市長はどういう人物なのでしょうか。
 大阪府知事から大阪市長への転身と何かと話題の多い人物なので、多くの人は好悪の感情を含めて、橋下氏に対して、それぞれ自分なりの評価を下していると思います。しかし、それはあくまで印象評価であって、正しく人物像をとらえているとはいえないと思います。

 そこで、例によってEJでは、橋下氏が大阪府知事になるまでのプロセスに重点を当て、その人物像を探ってみることにしたいと思います。1991年に一浪して早稲田大学経済学部に入学し1994年に卒業、その同じ年に司法試験に合格しています。金儲けや事業に興味があったらしく、学生時代にビジネスまがいのことをやって失敗し、弁護士になることを決意したようです。
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 橋下氏が弁護士になるきっかけとなったのも、早稲田の学生時代の経験です。革ジャンの卸売り販売の事業を行い、傷物の安い革ジャンを仕入れ、その傷に蝋を塗って隠し、詐欺まがいで高額で売り捌いていたのです。しかし、学生起業家の甘さで、騙されて不渡り手形を掴まされ、暴力団の取り立て屋から散々脅しをかけられたのをきっかけに、猛勉強して大学を卒業した1994年に司法試験に合格したのです。
  ──大阪の地方自治を考える会編/講談社刊
  『「仮面の騎士」橋下徹/独裁支配の野望と罠』

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 2年間の司法修習で法曹資格を獲得すると、1997年に大阪弁護士会に弁護士登録し、樺島法律事務所にいわゆるイソ弁として勤務したのです。

 樺島正法弁護士は、人権派でも左翼思想を持ったタイプでもなく、弁護士会内部では「温厚な弁護士」として知られています。
その樺島正法氏の橋下徹氏への印象です。
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 金の話ばかりしていた印象しか残っていない。うんざりするほど、お金への執着心が強い人物だと思った。橋下氏は弁護士会から回っている金にならない仕事は手早くこーなす一方で、若手起業家らを連日事務所に呼んで、人脈作りに励み、個人の仕事ばかり優先させていた。
  ──産経新聞大阪社会部
  『橋下徹研究』/産経新聞社の本

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 橋下氏の名誉のために付け加えると、その当時橋下氏は「1年後には独立する」と周囲に宣言し、独立資金集めに必死であり、文字通りカネ、カネだったようです。樺沢法律事務所では、固定給は40万円、自分でとってきた仕事は、報酬の2割を事務所に入れれば、あとは自分の収入になるシステムだったのです。

 そのためか、橋下氏は営業に熱心であり、飛び込みまでやったといいます。その努力があって、橋下氏は、事務所に入所後3ヵ月後には自分の収入が事務所からの固定給を超えたといいます。
そして、ちょうど10カ月後の1998年に、大阪に「橋下綜合法律事務所」を設立して営業を開始したのです。

 独立した橋下氏は異業種交流会などに積極的に出席して、企業関係者──とくに若手経営者、市会議員などには積極的に会い、人脈を広げたのです。そういう営業活動のなかで、「アイフル」グループの「シティズ」の顧問弁護士の仕事を獲得したのです。
そして、この仕事を8年間続けているのです。

 「シティズ」の顧問弁護士のときは、債務者側の年配弁護士に対して一歩も引かず、理路整然とまくし立てたといいます。当時シティズの法務社員の一人は、橋下氏は憎まれ役を買って出てくれて本当に助かったといっています。

 このシティズの顧問弁護士時代のことを橋下氏は、読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」で次のように話しています。2006年4月のことです。
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 消費者金融で一番問題なのは、グレーゾーン金利ですね。10万〜100万円未満の間だと利息制限法で18%です。これなら十分に返済できる。しかし、グレーゾーン金利でいくと29%の金利、ちょっと前だと40%の金利。これはもう、金利だけで精一杯で元金は減っていかない。実は、そこ、僕が顧問をやっていたシティズ。8年間は、このグレーゾーン金利の裁判で、一度も負け知らずでした。でも、この1月に、最高裁が、やっとそれをひっくり返しました。
  ──大阪の地方自治を考える会編/講談社刊
  『「仮面の騎士」橋下徹/独裁支配の野望と罠』

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 利息制限法の上限を超える「みなし弁済」の規定をめぐって債務者の起こす裁判で、橋下氏は「法律にのっとって貸しているのだから、どこが問題なのか。それが悪というのなら、法律を改正するしかない」と法廷で徹底的に主張し、裁判で勝利を勝ち取っていたのです。

 このような体験を積むなかで橋下氏は、弁護士の世界の偽善めいたものを感じていたようです。絶対的正義を遂行するという崇高な話をしながら、基本的には弁護士という職業がサービス業だということを弁護士たちは忘れている──橋下氏は、このようにいっているのです。

 こういう思いが有名な光市母子殺害事件の弁護団に対して向けられた次の発言につながるのです。
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 光市母子殺人事件の弁護団に対して、もし許せないと思うなら一斉に弁護士に対して懲戒請求をかけてもらいたい。
   大阪の地方自治を考える会編の前掲書より

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  ―── [橋下徹研究/06]


≪画像および関連情報≫
 ●光市母子殺害事件の弁護団に対する橋下氏の懲戒請求発言
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 大阪府知事に就任する前にタレントとしても活躍していた橋下が、2007年(平成19年)5月27日に放送された読売テレビの番組『たかじんのそこまで言って委員会』において、このようなむちゃくちゃな弁護をする弁護団には懲戒請求を送る方法があると提案。
 
 この時の放送では橋下だけでなく、司会のやしきたかじんやその他のパネラーも、弁護団に対してあまりにもひどい弁護団だと非難。そしてテレビを見ていたたくさんの人達が橋下の意見に賛同、この弁護団の懲戒請求を実施した。
 
 これは『懲戒請求』制度についての知識を世間へ広めるのに大きな影響を及ぼし、国民の司法への関心が高まるきっかけとなった。

 動画:http://www.youtube.com/watch?v=bc54xKKS-vg

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橋下01

                  タレント時代の橋下氏の懲戒請求発言


元記事リンク:http://electronic-journal.seesaa.net/article/281407559.html
 

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