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「大阪府市W選分析/中間派が支持」(EJ第3370号)[橋下徹研究/32](Electronic Journal)
http://www.asyura2.com/12/test26/msg/730.html
投稿者 メジナ 日時 2012 年 8 月 22 日 12:44:47: uZtzVkuUwtrYs
 

●「大阪府市W選分析/中間派が支持」(EJ第3370号)
 2012年08月22日 :(Electronic Journal)


 ある有名な政治学者の橋下徹評です。彼は、橋下氏を評して、ある種のポピュリストの典型といっています。
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 橋下徹氏はある種のポピュリストの典型で、鬱屈した気持ちの人たちに夢を見せている。吉本新喜劇のドタバタを好む大阪の風土にうまく乗っかった「小泉劇場」の大阪版。しかも彼はそれを自覚し、メディアのことも上手に使えると思っている節がある。
 
 今のように数頼みを続けると、どんどん過激な方向に進む。彼がオールマイティーで全部抑えられない時期が来ると思います。政治にはそういう怖さがある。
  ──御厨貴東京大学名誉教授
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 ポピュリズムは必ずしも悪い政治手法ではありませんが、日本ではそのよう捉えられる傾向があります。ところで、ポピュリズムとは何でしょうか。定義を示しておきます。
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 政治に関して理性的に判断する知的な市民よりも、情緒や感情によって態度を決める大衆を重視し、その支持を求める手法あるいはそうした大衆の基盤に立つ運動をポピュリズムと呼ぶ。
  ──知恵蔵2012
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 とくに2011年11月27日に投開票の行われた大阪市長・府知事同日選挙──大阪ダブル選挙において、橋下前知事と大阪維新の会幹事長・松井一郎氏が圧勝したことによって、一部の有識者から、橋下氏を「ポピュリスト」と呼ぶ人が増えたことは事実なのです。

 このような状況を受けて、善教将大、坂本治也両氏という若き研究徒の手になる「大阪維新の会に対する大阪府市民の支持態度の分析」という調査レポートが発表されたのです。なかなか興味深い研究であるので、2回にわたりご紹介することにします。

 橋下市長がポピュリストであるかどうかについて、有権者に焦点を当てて調査・分析していますが、論点は2つあります。
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  第1の論点:大阪維新の会への支持は熱狂的であるか否か
  第2の論点:その支持の背後には政治不信があるのか否か
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 このダブル選挙は、大阪維新会の圧勝といわれていますが、見方によっては、かなりの接戦であったともいえるのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
            得票率       投票数
    橋下  徹氏  59%   750813票
    平松 邦夫氏  41%   522641票
―――――――――――――――――――――――――――――
 橋下氏と平松氏の相対得票率は、6対4で、橋下氏への反対票が4割あり、けっして「圧勝」とはいえないと思います。松井氏の当選にしても、大阪維新の会への反対票が、倉田氏と梅田氏に割れてしまい、それが松井氏を利したともいえるのです。

 この調査では、大阪維新の会への「支持態度」を次の4つに分けて行っています。
―――――――――――――――――――――――――――――
     1.「熱狂」層 ・・・・ 強く支持する
     2.「穏健」層 ・・・・ 弱い支持態度
     3.「潜在」層 ・・・・ 拒否はしない
     4.「拒否」層 ・・・・ 絶対支持せず
―――――――――――――――――――――――――――――
 熱狂層と拒否層については、イメージがはっきりしていますが穏健層と潜在層の差はあまりはっきりしていないと思います。中間派なのですが、大阪維新の会にどちらかというと好印象を持っているのが穏健層、あまり良い印象を持っていないのが潜在層と考えればよいと思います。

 この4つの支持態度において、それぞれがどの程度いるのかについて観測した数値(観測数値)は次の通りです。
―――――――――――――――――――――――――――――
     「熱狂」層 ・・・・  36  10%
     「穏健」層 ・・・・ 164  50%
     「潜在」層 ・・・・  53  18%
     「拒否」層 ・・・・  77  22%
―――――――――――――――――――――――――――――
 それでは、市長選、府知事選において、これらの4層はどのように投票したでしょうか。

 投票態度の詳細は、添付ファイルのグラフを見ていただきたいのですが、「市長選の投票先と支持態度」については、次に数字で示しておきます。
―――――――――――――――――――――――――――――
          橋下 徹候補  平松邦夫候補
     熱狂層   95.7 %    4.3 %
     穏健層   92.9 %    7.1 %
     潜在層   56.0 %   44.0 %
     拒否層   23.1 %   76.9 %
―――――――――――――――――――――――――――――
 注目すべきは、中間派の穏健層の9割以上、潜在層の5割以上が橋下氏に投票している点です。松井氏への投票についても橋下氏と同様の傾向が見られます。平松氏や倉田氏の得票率が橋下氏や松井氏を上回っているのは拒否層だけなのです。

 このことから、大阪維新の会が選挙に勝ったのは、必ずしも熱狂的な支持というわけではなく、比較的冷静な穏健層と潜在層が橋下、松井両氏を支持したことは明らかです。それだけ、大阪府市民の大阪維新の会の支持はかなり盤石のものであったといえると思います。
  ―── [橋下徹研究/32]


≪画像および関連情報≫
 ●「ハシズム」と民主主義/ダイヤモンド・オンライン
 ―――――――――――――――――――――――――――
 橋下氏に対しては、派手に政策をぶち上げ、反対する政治家や官僚を「国民の敵」とレッテルを貼って激しく罵り、市民を扇動しているとの厳しい批判がある。
 
 その「政治手法」はファシズムを捩って「ハシズム」と呼ばれる。
確かに、「ハシズム」批判に妥当な部分がないわけではない。
橋下氏は、「日本の政治で一番重要なのは独裁」などの、強烈な発言が目立つ。
 
 だが、客観的に見て、彼は議会制民主主義のルールを破っているわけではない。
府知事選で当選して府知事となった。

 議会で政策を通すために、「大阪維新の会」を立ち上げ、府議会議員選挙を経て、最大多数派を形成した。「大阪都構想」実現のために、府知事を辞職し、大阪市長選に当選した。 
  
 http://diamond.jp/articles/-/15049

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元記事リンク:http://electronic-journal.seesaa.net/article/287778618.html

 

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