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Re: てすと
http://www.asyura2.com/12/test28/msg/1187.html
投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2013 年 12 月 28 日 08:48:33: 4hA5hGpynEyZM
 

(回答先: Re: てすと 投稿者 初心に帰るお天道様に恥じない生き方 日時 2013 年 12 月 28 日 07:49:37)


安倍首相の靖国参拝。日本はこれによって多くのものを失います。たとえば、日本政治の道義性、国際社会からの信頼、東アジアの外交的安定、安定した日中・日韓間の経済活動環境など。「誤解を解かなければならない」だの「丁寧な説明が必要」だのといった日本側の言い訳は無意味です。靖国参拝の正当性について日本が国際社会に理解させられないとしたら、それは国際社会が悪いのではなくて、靖国神社は第二次大戦を行なった大日本帝国を顕彰する特異な歴史観を持ち、大日本帝国の正当性を認めている国は国際社会には存在しないということを理解できない日本側が悪いと言わざるをえないからです。

以下、取り急ぎのメモを。

●読売新聞 - Yahoo!ニュース - Linkis.com
安倍首相が靖国神社参拝…第1次内閣含め初
http://linkis.com/yahoo.co.jp/ZHFl
2013年12月26日(木)10時47分配信

 安倍首相は26日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。


 首相在任中の参拝は、第1次内閣を含めて初めてで、現職首相としては2006年8月15日の小泉首相以来7年4か月ぶりの参拝となる。首相は参拝後、戦争の惨禍を繰り返さないという「不戦の誓い」のために参拝したと記者団に語った。第2次内閣発足以来、首相は、外交問題化を避けるために参拝を自重してきたが、日中、日韓関係の改善が見通せないことから、政権発足から1年の26日、参拝に踏み切ったとみられる。中国、韓国が強く反発している。


 首相は午前11時30分過ぎ、同神社に到着。モーニング姿で本殿に昇り、参拝した。


 首相は参拝後、記者団に対し、「政権が発足して1年の安倍政権の歩みをご報告をし、二度と再び戦争の惨禍によって人々が苦しむことのない時代を作るとの誓い、決意をお伝えするために、この日を選んだ」と述べた。


 そのうえで、「中国や韓国の人々の気持ちを傷つける考えは毛頭ない。英霊の冥福をお祈りし手を合わせることは、世界共通のリーダーの姿勢だ」と語り、諸外国を含めて戦場で亡くなった全ての人々を慰霊する目的で靖国神社境内に設けられた鎮霊社にも参拝したことを明らかにした。


 来年以降の定期的な参拝の意向を問われると、「この場で話をすることは差し控えさせていただきたい」と回答を避けた。


 首相はまた、「恒久平和への誓い」と題した首相談話も、日本語と英語で発表した。


 首相は昨年の自民党総裁選や衆院選で、第1次内閣時代に参拝できなかったことを「痛恨の極み」と述べ、首相在任中に参拝する意向を事実上、表明してきた。首相就任後は、参拝の時期については明言を避け、外交的な配慮から、春や秋の例大祭、8月15日の終戦記念日の参拝を自重。内閣総理大臣名の真榊(まさかき)や、自民党総裁名での玉串料の奉納にとどめてきたが、今回の参拝により支持者への約束を果たした格好だ。
最終更新:12月26日(木)13時34分

(転載ここまで)

●時事通信 - Yahoo!ニュース - Linkis.com
対中韓関係、停滞長期化へ=米も「失望」表明―靖国参拝―安倍首相「説明し誤解解く」
http://linkis.com/yahoo.co.jp/DjUx
2013年12月26日(木)14時41分配信

 安倍晋三首相が現職首相として7年ぶりの靖国神社参拝に踏み切ったことで、中韓両国との関係停滞の長期化は必至な情勢だ。両国は外交ルートを通じて日本政府に抗議。日中、日韓関係の改善を望んでいた米国も「失望」を表明した。首相は米中韓各国に参拝の意図を説明する考えを示したが、理解が得られる見通しは立っていない。
 首相は26日午後、自民党のインターネット番組で、中韓両国の反発について「戦犯を崇拝するために参拝しているという誤解に基づいた批判がある」と指摘した上で、「中国、韓国の人の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない」と重ねて強調した。米国に対しても「近年、誤解が増幅されてきた。この機に、しっかり説明していくことで誤解を解いていきたい」との姿勢を示した。
 菅義偉官房長官は同日午後の記者会見で、「首相は私人の立場で参拝した」と説明、玉串料を納めたことを明らかにした。菅長官は「関係国には(事前に)しかるべき説明はしている」と述べたものの、具体的な国名は明示しなかった。
 だが、各国の反応は厳しい。中国の程永華駐日大使は26日午後、外務省で斎木昭隆事務次官と約40分間会談し、首相の靖国神社参拝に抗議。程大使は会談後、記者団に「極めて大きな憤慨を覚える。靖国神社は対外侵略を精神的に支えた場所でA級戦犯が祭られている。国際社会への挑戦で、中国、韓国の感情を傷つけた」と非難した。
 程大使はさらに「きょうの(首相の)行動は新たに大きな障害をもたらした。日本側で責任を負わなければいけない」と強調。日中首脳会談の実現は当分困難との認識も示した。
 韓国の李丙※(※=王ヘンに其)駐日大使も26日夜、外務省で斎木次官と会い、首相の参拝に抗議。李大使は会談後、記者団に「韓国政府の立場を伝えた」と述べた。
 一方、在日米大使館は「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに米国政府は失望している」と、強い表現で首相の参拝を批判する声明を発表した。靖国参拝に絡む米側の批判声明は異例だ。これを受けて岸田文雄外相はケネディ駐日米大使に電話で、首相参拝の意図などを説明。ケネディ大使は「本国に伝達する」と応じた。 
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最終更新:12月26日(木)20時8分

(転載ここまで)

●毎日新聞
■安倍首相靖国参拝:対米関係に悪影響
http://mainichi.jp/select/news/20131226k0000e010245000c.html
毎日新聞 2013年12月26日 11時54分(最終更新 12月26日 13時34分)

 安倍晋三首相が靖国神社に参拝したことで、首相の歴史認識を問題視していた中国や韓国の反発は必至で、さらに関係改善への道筋は遠のいた。首相に冷静な対応を求めてきた米国も、日本に対する不信感を再燃させるとみられ、日本外交全体への悪影響は避けられないとみられる。
 岸田文雄外相は26日の閣議後の記者会見で、靖国の参拝について「承知していない」と事実確認を避けつつも「参拝は個人の心の問題だ。いずれにしても、こうした問題が政治問題化、外交問題化することは避けなければならない」と間接的に懸念を示した。
 首相は、日米関係を日本外交の基軸としている。日中、日韓関係の悪化を憂慮する米国内では当初、首相を「タカ派」とみて警戒する見方もあったが、終戦記念日や秋季例大祭の参拝を見送ったことなどで、米国には首相への信頼感も出ていた。それだけに、政府関係者も「唯一の頼みの綱の米国にそっぽを向かれてしまう」と危機感を募らせる。
 小泉純一郎首相が靖国を参拝した当時は、日米関係の悪化は招かなかったが、「小泉首相とブッシュ大統領の個人的な関係が強かったから大丈夫だった。安倍首相とオバマ大統領にそういう個人的な関係はない」(日米外交筋)と懸念する声もある。
 尖閣諸島や防空識別圏問題を抱える中国とは20日、岸田氏と程永華駐日大使が初めて公式会談し、対話による戦略的互恵関係の推進で一致したばかり。韓国とも17日、東京で外務次官級協議が行われ、外務次官同士の日韓戦略対話を年明けに行う方向で調整していたが、それへの影響は確実だ。【吉永康朗】

■安倍首相:靖国神社に参拝 中韓が猛烈に反発、米「失望」
http://mainichi.jp/select/news/20131226k0000e010238000c.html
毎日新聞 2013年12月26日 11時40分(最終更新 12月26日 23時39分)

 安倍晋三首相は26日、東京・九段北の靖国神社に参拝した。A級戦犯が合祀(ごうし)されている靖国神社への参拝には中国、韓国が猛烈に反発したことに加え、在日米大使館も「米国政府は失望している」との異例の声明を発表した。首相は「年内参拝」に強い執念を持っていたとされ、政権発足1年となる26日に向けて極秘に準備して参拝に踏み切ったが、国際社会からは厳しい批判にさらされ、外交的には厳しい立場に立たされることになった。
 安倍首相の在任中の参拝は第1次政権を含めて初めて。現職の首相による靖国神社参拝は2006年8月15日の当時の小泉純一郎首相以来、7年4カ月ぶりとなる。
 首相は午前11時半ごろ、首相官邸から公用車で靖国神社に向かった。玉串料3万円を私費で支払い、玄関ホールにあたる到着殿で「内閣総理大臣 安倍晋三」と記帳。本殿前には首相名で花も添えられた。
 首相は参拝にあたり「恒久平和への誓い」と題した談話を英訳とともに発表。「尊い命を犠牲にされたご英霊に対して、哀悼の誠をささげるとともに、尊崇の念を表し、御霊(みたま)安らかなれとご冥福をお祈りした」などとした。
 参拝後は記者団に、26日に参拝した理由を「政権が発足して1年。この1年間の安倍政権の歩みをご報告し、二度と戦争の惨禍で人々が苦しむことのない時代をつくるとの誓い、決意を伝えるためにこの日を選んだ」と説明。中国、韓国からの反発に対しては「戦犯を崇拝する行為との誤解に基づく批判がある」と指摘し、「中国、韓国の人々の気持ちを傷つける考えはない」と強調した。
 首相は、本殿での参拝のほか、敷地内にある「鎮霊社(ちんれいしゃ)」にも現職首相として初めて参拝。鎮霊社は靖国神社に合祀されていない戦没者らを慰霊するために1965年に建てられ、外国人も祭られていることから、周辺国の反発を和らげたいとの意図があったとみられる。
 首相は昨年12月の就任直後にも靖国神社参拝を模索。ただ、政権基盤が固まっていない中で参拝すれば、周辺国のみならず、当時参院で多数を占めていた野党や与党内からも反発の声が上がる可能性があり、自民党幹部らが先送りを進言し、首相が受け入れた。
 中国、韓国との関係改善を優先し、首脳会談の機会を探っていた首相は、4月の春季例大祭、8月の終戦記念日も参拝を見送った。だが、複数の首相周辺によると、10月の秋季例大祭(17〜20日)の際に、首相は参拝を真剣に検討。だが、直前に強力な台風26号が伊豆大島で甚大な被害を出し、首相は災害対応を優先せざるを得なかったという。首相は周辺には「1年に1度参拝する」と明言しており、残された「年末参拝」の機会をうかがっていた。
 今回の参拝に関しては、談話の準備などは極秘裏に進められ、官邸内でも「米国も反対しており、年内参拝はない」との見方が強まり、本紙は「年内見送り」を報じた。しかし、参拝方針は菅義偉官房長官らごく少数の側近にのみ伝達されていた。神社には26日午前7時に参拝する意向を伝え、続いて与党幹部や米国、中国、韓国などの関係国にも連絡した。【古本陽荘】

(転載ここまで)









●時事通信 - Yahoo!ニュース - Linkis.com
靖国参拝「緊張緩和に貢献せず」=EU報道官
http://linkis.com/yahoo.co.jp/lZGA
時事通信 2013年12月27日(金)6時10分配信

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(外相)の報道官は26日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について声明を出し、「地域の緊張緩和や、日本の近隣諸国、とりわけ中国、韓国との関係改善に貢献しない」と述べた。
 声明は「慎重な外交による紛争の処理や、緊張を高める行為の自粛」が必要だと強調。関係国に対して信頼関係の構築や、「地域の長期的な安定確保」を呼び掛けた。 
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安倍首相発言全文=靖国神社参拝
最終更新:12月27日(金)8時19分

(転載ここまで)

欧州からの上のような批判も強烈ですが、特に、日本の事実上の「宗主国」となっているおアメリカ様からの遠慮のない直接的批判は強烈です。

●米国大使館 東京・日本
安倍首相の靖国神社参拝(12月26日)についての声明
http://japanese.japan.usembassy.gov/j/p/tpj-20131226-01.html#.UrvhOgO7J64.twitter
2013年12月26日

プレスリリース

*下記の日本語文書は参考のための仮翻訳で、正文は英文です。

 日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。
 米国は、日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する。
 米国は、首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する。

(転載ここまで)

このメッセージを理解できない自民党政府は本当に重症です。以前からそうでしたけど。

●日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Linkis.com
米が異例の批判、政府関係者「意外だった」
http://linkis.com/yahoo.co.jp/dJ3C
日本テレビ系(NNN) 2013年12月27日(金)2時0分配信

 26日、安倍首相が靖国神社を参拝したことについて、アメリカ政府は、「失望している」とこれまでにない強い表現で参拝を批判した。異例ともいるアメリカの声明について、日本政府はどのように受け止めているのだろうか。靖国神社前から政治部・田中秀雄記者が報告する。


 アメリカ政府の声明について、日本政府関係者は「意外だった。あそこまで書かなくていいのに」などと困惑を隠せない様子だった。


 岸田外務大臣は26日夜、アメリカ・ケネディ大使と電話で会談し、参拝に理解を求めた。しかし、ケネディ大使は「本国に伝える」と述べるにとどまったという。政府は今後、沖縄・普天間基地の移設問題を前進させるなどして、アメリカ側の理解を得ていきたい考え。


 一方で、中国や韓国の反発について、日本政府関係者は「しばらく日本外交は開店休業だ。ただ、中国や韓国との関係は今、底にある状態なので、参拝による悪影響は少ないだろう」と話している。


 安倍首相は「参拝の意味について理解してもらうため、これからも努力していきたい」としている。【関連記事】
靖国神社参拝 韓国政府が日本側に抗議
安倍首相の靖国参拝、米国の反応
安倍首相、なぜこのタイミングで靖国参拝?
首相の“電撃参拝”に与野党の反応は?
安倍首相の靖国参拝、韓国の反応
最終更新:12月27日(金)2時0分

(転載ここまで)






https://twitter.com/akiharahaduki/status/416338278137090048
米は日本に9条を破棄して軍事国家になって貰いたがっているが、日本を理解していない誤算がある。それは日本を軍事国家化したがっている日本の勢力は戦前回帰のナショナリスト達だということだ。日本にとって軍事国家化とは戦前回帰のイデオロギーと密接不可分(続)
(承前)しかし連合国だった米としては日本の軍国主義ファシズムだけは許せない。日本に軍事国家化を求めれば必然的に戦前の軍国主義ファシズム回帰となる。ここが米のジレンマだ(続)
(承前)そして安倍が何故自分は米のいいなりに尽くしても自分が米に嫌われるのか理解できない理由でもある。安倍にとって日本の軍事国家化とは戦前回帰のイデオロギーと切っても切り離せないのだから
(承前)秘密保護法もNSCも米の要請。しかし日本に戦後の民主主義国家でいたままこれらの法制定を望むことは土台無理であることが米にはわからない。

●朝日新聞デジタル
社説
首相と靖国神社―独りよがりの不毛な参拝
2013年12月27日(金)付

 内向きな、あまりに内向きな振る舞いの無責任さに、驚くほかはない。
 安倍首相がきのう、靖国神社に参拝した。首相として参拝したのは初めてだ。
 安倍氏はかねて、2006年からの第1次内閣時代に参拝しなかったことを「痛恨の極み」と語ってきた。一方で、政治、外交問題になるのを避けるため、参拝は控えてきた。
 そうした配慮を押しのけて参拝に踏み切ったのは、「英霊」とは何の関係もない、自身の首相就任1年の日だった。
 首相がどんな理由を挙げようとも、この参拝を正当化することはできない。
 中国や韓国が反発するという理由からだけではない。首相の行為は、日本人の戦争への向き合い方から、安全保障、経済まで広い範囲に深刻な影響を与えるからだ。

■戦後日本への背信

 首相は参拝後、「母を残し、愛する妻や子を残し、戦場で散った英霊のご冥福をお祈りし、手を合わせる。それ以外のものでは全くない」と語った。
 あの戦争に巻き込まれ、理不尽な死を余儀なくされた人たちを悼む気持ちに異論はない。
 だが、靖国神社に現職の首相や閣僚が参拝すれば、純粋な追悼を超える別の意味が加わる。
 政治と宗教を切り離す。それが、憲法が定める原則である。その背景には、軍国主義と国家神道が結びついた、苦い経験がある。
 戦前の靖国神社は、亡くなった軍人らを「神」としてまつる国家神道の中心だった。戦後になっても、戦争を指導し、若者を戦場に追いやったA級戦犯をひそかに合祀(ごうし)した。
 境内にある「遊就館」の展示内容とあわせて考えれば、その存在は一宗教法人というにとどまらない。あの歴史を正当化する政治性を帯びた神社であることは明らかだ。
 そこに首相が参拝すれば、その歴史観を肯定していると受け止められても仕方ない。
 それでも参拝するというのなら、戦死者を悼みつつ、永遠の不戦を誓った戦後の日本人の歩みに背を向ける意思表示にほかならない。

■外交にいらぬ火種

 首相の参拝に、侵略の被害を受けた中国や韓国は激しく反発している。参拝は、東アジアの安全保障や経済を考えても、外交的な下策である。
 安倍首相はこの春、「侵略の定義は定まっていない」との自らの発言が内外から批判され、歴史認識をめぐる言動をそれなりに自制してきた。
 一方、中国は尖閣諸島周辺での挑発的な行動をやめる気配はなく、11月には東シナ海の空域に防空識別圏を一方的に設定した。米国や周辺諸国に、無用な緊張をもたらす行為だとの懸念を生んでいる。
 また、韓国では朴槿恵(パククネ)大統領が、外遊のたびにオバマ米大統領らに日本の非を鳴らす発言を繰り返してきた。安倍首相らの歴史認識への反発が発端だったとはいえ、最近は韓国内からも大統領のかたくなさに批判が上がっていた。
 きのうの首相の靖国参拝が、こうした東アジアを取り巻く外交上の空気を一変させるのは間違いない。
 この地域の不安定要因は、結局は歴史問題を克服できない日本なのだという見方が、一気に広がりかねない。米政府が出した「失望している」との異例の声明が、それを物語る。
 外交官や民間人が関係改善や和解にどんなに力を尽くそうとも、指導者のひとつの言葉や行いが、すべての努力を無にしてしまう。
 問題を解決すべき政治家が、新たな火種をつくる。
 「痛恨の極み」。こんな個人的な思いや、中国や韓国に毅然(きぜん)とした態度を示せという自民党内の圧力から発しているのなら、留飲をさげるだけの行為ではないか。それにしてはあまりに影響は大きく、あまりに不毛である。
 首相はきのう、本殿横にある「鎮霊社」にも参った。
 鎮霊社は、本殿にまつられないあらゆる戦没者の霊をまつったという小さな社(やしろ)だ。首相は、ここですべての戦争で命を落とした方の冥福を祈り、不戦の誓いをしたと語った。

■新たな追悼施設を

 安倍首相に問いたい。
 それならば、軍人だけでなく、空襲や原爆や地上戦に巻き込まれて亡くなった民間人を含むすべての死者をひとしく悼むための施設を、新たにつくってはどうか。
 どんな宗教を持つ人も、外国からの賓客も、わだかまりなく参拝できる追悼施設だ。
 A級戦犯がまつられた靖国神社に対する政治家のこだわりが、すべての問題をこじらせていることは明白だ。
 戦後70年を控えているというのに、いつまで同じことを繰り返すのか。

(転載ここまで)



安倍首相の靖国参拝によって日本が失うものは計り知れないほど大きい。 村野瀬玲奈の秘書課広報室
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-5150.html
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