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シリア情勢:アレッポで政府軍は強化、反乱側は供給路を絶たれ孤立 ・・トルコ砲撃は反乱側の焼けボックリ?
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/255.html
投稿者 墨染 日時 2012 年 10 月 05 日 08:44:07: EVQc6rJP..8E.
 

http://rockway.blog.shinobi.jp/

◆10月4日

 ここ暫くシリア情勢から遠のいたが、9月5日号「アルカイダ指導者:5000名の戦士のシリア派遣で米・サウジと取引」で示したように、シリア政府軍と反政府勢力側の戦力がアレッポで激突してきたのが、この1ヶ月であったようだ。

 トルコ政府はシリアとの国境に「 安全地帯」を設置しようとしてきたが、それが成功したかどうか分からない。しかし今回の新華社通信の記事によれば、アレッポでの戦闘で、シリア政府軍側はトルコからの供給路を絶つ作戦に成功したようで、反政府側は孤立し始めているようだ。また3日の朝には、1000kg級の爆発物による爆弾事件が起き、34名が死亡、122名が負傷する事件が起きた、という。一般市民が犠牲者になっている。これが反政府勢力が外国人傭兵である証拠の一つにもなろう。シリア人の命などなんとも思っていない輩なのだ。

 大事な点は、もしもシリア国民が1年半前に本当に現アサド政権に対して反政府の大掛かりなデモを各地で起こした、というのが本当ならば、今のこの時点でもシリア全土でそのような反政府デモが頻繁に起きておかしくないし、そのデモに対し政府が鎮圧の作戦をあちこちで展開している、というニュースがどんどんあっておかしくないにもかかわらず、シリアに関してのニュースは、大規模爆弾騒ぎがあった、と言うくらいで現在は殆ど報じられることもなくなっていることだ。

 結局は、シリアでの「アラブの春」などという大衆デモは殆ど起きておらず、テロリストによる破壊工作に対し、アサド政府を支持するデモばかりがあったのが今までの実情であったのだ。そして外国から侵入してきたスンニー派武装テロリストが湾岸諸国から資金を受けて破壊工作をシリア領内で行ってきたのを、シリアのアサド政権が断固として殲滅を決意し実行し今日に至っているのである。

 これをROCKWAY EXPRESSは当初から支持してきたのであり、シリア政府転覆が簡単にはいかないこと、またシリア政府が転覆するようなことがあれば、それはそれで収まる話ではなく、中東全体の大戦争に発展すると警告し、だからシリアのアサド政権を転覆させてはならない、と指摘してきたのである。

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●シリア情勢:アレッポで政府軍は強化、反乱側は供給路を絶たれ孤立
http://news.xinhuanet.com/english/world/2012-10/03/c_131885860.htm
【10月3日 Xinhuanet.com】

 シリアでの戦闘は2日も継続した。政府軍では北方のアレッポ県で増援部隊が到着し決着がつけられようとしている。

 国営通信社のSANA通信は政府軍は2日、アレッポの空港に通じる高速道路のアルラムセ橋に立てこもる武装勢力を攻撃、全メンバーを殲滅した、と報じた。

 アレッポのシェイフ・クドゥル市近郊のアルジャンキエ果樹園では、数十人の「テロリスト」らが殺害されたと報じた。

 SANAは更にその他の場所でも政府軍が数十人のテロリストを殺害したと報じた。

 反政府側では、イギリスに本拠地のあるシリア人権監視団は、アレッポ国際空港に近いスレイマン・アルハラビとアルアークアブで激しい衝突が起き、その際66人の非武装のシリア人、19人の武装反乱者、数多くの政府軍兵士を含む110人が殺害されたと語った。

 彼らはシリアでの人権問題を扱っている勇名な法律家の一人であるハリル・マトウクが2日朝、ダマスカスで政府軍によって拘留されたと語った。マトウクは活動家でもあり、多くの囚人たちの弁護をしてきている、と言われている。この活動家の弁明は客観的には知ることができていない。

 情報筋が2日新華社に伝えたところでは、アレッポ県で政府軍に増援部隊が到着した、という。

 この情報筋は、政府軍は「トルコ国境から武装反乱者への供給ラインを切断しアレッポ市を孤立化」させることができたことで、アレッポ市からまもなく武装勢力を一掃することが期待されている、と語った。

 この高官が語る内容は、親政府系のアルワタン紙の内容と一致している。アルワタン紙は2日、武装反乱勢力側が弾薬を切らしつつあり、供給ラインが切断されたことで、「現在の戦争は政府側に有利な形で収束するだろう」、と軍事専門家と観測筋の見方を紹介しながら、説明した。

 アルワタン紙は、武装メンバーらは戦闘に疲れ、自分らのやってきたアレッポ県の村やその他の地域に戻っていると語った。

 同紙は、政府軍がアレッポで援軍を得た、と語り、「これはアレッポの残存勢力を殲滅する決意でいることを示している。とりわけ東側地域に対しては出来るだけ早期にやる決意だ」と言う。

 焦点はアレッポにあるが、ダマスカス郊外での状況にはあまり改善は見られない。政府軍はアレッポでの作戦と協調しながら、ダマスカス郊外の反乱勢力を殲滅することを進めていくつもりだ、という。

 

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コメント
 
01. 2012年10月05日 20:48:21 : cqRnZH2CUM

欧米など外部からの援助がなければ非力なシリアの反政府組織はお終いみたいだな

また難民が増えることになるからトルコなど周辺国は神経質になり

さらに地域の不安定性を高めることになる



02. 2012年10月06日 13:00:07 : aT9tG7aYrY
IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語のウェブサイトでも、シリア情勢は平穏になりつつあると報じています。

http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/32192-

(転載開始)

2012/10/02(火曜) 20:28 西側メディアの報道に反して、シリアは平穏

西側のメディアの報道に反して、シリアの首都ダマスカスは平穏な状態にあります。

プレスTVによりますと、西側のメディアは、ダマスカスの状況を不安定に見せていますが、この町は平穏であり、人々は通常の生活を送っています。

こうした中、ダマスカス近郊の一部地域では、緊張が高まっており、シリア軍は治安の回復と地域からのテロリスト掃討に向けて、作戦を実施しています。

一方、シリア北西部のアレッポは緊張が続いています。

外国の支援を受けたテロリストは、住宅地の多くを迫撃砲で攻撃し、これまで民間人数名が死亡しています。

さらに、シリア軍は、アレッポで作戦を継続する中で、一部の地区からテロリストを一掃しました。

シリアの複数の情報サイトは、自由軍という名のテログループの司令官がダルアーでのシリア軍との衝突の中で死亡したと伝えましたが、この報道は今も確認が取れていません。

シリアのテログループは外国の支援を受け、数ヶ月前から一部の都市を情勢不安にしてきました。

彼らは人々や兵士を殺害することで、シリア政府を暴力の要因とし、シリアへの外国の介入の下地を整えようとしています。

(転載終了)

●欧米帝国主義者たちは、目標としていたシリアのアサド政権転覆が幻に終わったため、トルコを巻き込んでまで戦線の拡大を狙っているのかも知れません。


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