韓国政府は７日、同国の弾道ミサイルの射程距離を現行の３００キロから２倍以上に延ばすことで米国と合意したと発表した。これにより、北朝鮮全域が射程に入るという。

大統領府（青瓦台）の千英宇・外交安保首席秘書官が記者団に明らかにしたところでは、射程距離は最大で８００キロに延長される。

また、弾頭積載重量は現在の上限である５００キロを維持するが、射程距離が短いミサイルを開発する場合、積載重量を増やすこともできるという。

韓国はこれまで、ミサイル開発を進める北朝鮮を抑止するため、射程距離の延長を求めていた。

ただ、今回の合意により、北朝鮮だけでなく中国や日本、ロシアの一部も射程に入ることから、反発を招く可能性もある。

2012/10/08
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE89700320121008

以下おまけ

米軍再編というと、普天間基地の移転計画とグアムへの海兵隊の移転、オスプレイの配置などが問題視されているが、アメリカ側の意図は別にある。
冷戦以降、アメリカは「同盟国の力を利用し、世界に君臨しながら力を保ってゆく」ことに注力している。

１９９１年の湾岸戦争時から、ヨーロッパに駐留していた１０万人の米陸軍は撤退させ、極東アジア（韓国・日本]の１０万人の陸軍は縮小させており、自衛隊へは武力行使を強要してきた。

■石原慎太郎などのエセ愛国者議員・マスコミが、アメリカCIAの手先として改憲発言と武力行使導入のための工作を繰り返している。

そもそも日本には、憲法九条があるため自衛隊の武力行使ができない状態だった。

憲法九条は、
・国際紛争を解決するために武力行使しないこと。
・それと自分がやられてもいないのに、同盟国を守るために武力を使わないこと。つまり集団的自衛権の行使もできない。
という大きな柱がある。このため、紛争があっても長い間、自衛隊を出せなかった。

しかし、１９９１年の湾岸戦争あたりからのアメリカ政府やCIAからの外圧で、アメリカの手先となるエセ愛国者や議員たちが、改憲に動き始めている。

・アメリカの介入に対して日本がＮＯを言うと、経済規制や、露骨な嫌がらせなどのしっぺ返しが必ず来る。世界をどうするなんていう大問題にはアメリカに任せて、日本は一切口をはさまず、アメリカについていくことが最善だ。

・日本の周辺は核保有国だらけである。中国、ロシア、北朝鮮。この上に、韓国が核保有したら、日本の周りは全て核保有国ということになる。
しかも、友好的な国は一つもなく、全て日本との領土問題を抱えた国ばかりだ。

・万が一のときには、日本を守るために、２４万人の自衛隊員、１２００両の戦車、８０隻の防衛艦、３００機の戦闘機を使って、日本も「防空をしましょう」「ミサイル防衛をやりましょう」「武力行使しましょう」
などの宣伝と工作を行っている。

国民の目に見えるところでは、国際貢献という名のもとで
雲仙や阪神大震災、スマトラ沖地震、東ティモールのＰＫＯとともに
イラクのサマワに自衛隊派遣とか、インド洋上での給油とかの自衛隊の派遣を行っている。

注目すべきは、安部政権のときに、憲法九条を改憲するための法案「国民投票法」が、施行となったことだ。

■日本国内はアメリカ軍と自衛隊の部隊化が進行している

すでに国民の知らないところで、日本国内はアメリカ軍主導で米軍と自衛隊との一体化が始まっているのをご存知だろうか。

・在日米軍の司令部があるキャンプ座間は、アジア太平洋で戦争する第一軍団が終結している。
アメリカのワシントン州フォーロルイスからも移転してくる。そこに陸上自衛隊の海外派遣司令部も入ることになっている。

・東京の横田基地には、在日米空軍司令部・在日米外国空軍司令部・在日米国司令部の三つの司令部と府中基地の航空自衛隊司令部が移転予定だ。

・横須賀基地でも、米軍と海上自衛隊の再編が行われており、世界最大の軍艦・ニミッツ級原子力空母（Ｆ14戦斗機など８０機以上を収容可能）が配備されている。

・岩国基地も中国・朝鮮をにらんだ原子力空母配備を行っている。

第三次大戦は、アジアを舞台にした中国とアメリカの戦争になるといわれている。そして、日本は紛争へと巻き込まれるのは必須である。

日本は、６兆円近くの軍事費を計上しているが、日米安保条約の規定で、アメリカ政府に、最新ステルス機や空母艦などを、持たせてもらえないのをご存知だろうか。
許可されているのは、中国、ロシアの動きを牽制する情報収集用偵察機や、ゴミ運搬のためのオスプレイなどである。

自国の防衛なら納得もできる。

しかし、安部がH19年に策定した「国民投票法」は、憲法九条を改憲してアメリカ軍のための人間の盾として、自衛隊が最前線に配備されるものだ。

その安部が、過日の自民党党首に返り咲いたので要注意だ！
　

コメント
01. 2012年10月08日 17:49:04 : knNcbeDrsw 今の南朝鮮の標的は間違いなく､北朝鮮より日本の東京､名古屋､大阪､福岡だ｡ 今の日本は政治的に南朝鮮の植民地状態です｡政治屋､官僚､財界､マスコミは南朝鮮の機関と化してしまっている｡ 尖閣､竹島も海保､海自で守れないようにしている政治家､財界､ﾏｽｺﾐ､官僚は国賊です｡
02. 2012年10月08日 19:08:18 : cqRnZH2CUM >安部がH19年に策定した「国民投票法」は、憲法九条を改憲してアメリカ軍のための人間の盾として、自衛隊が最前線に配備されるものだ。 意味不明だが 自分の命や危険ばかり気にする身勝手な他国のために、タダで命をかけるバカはいないだろ 何等かの見返りを要求するのが普通だ >許可されているのは、中国、ロシアの動きを牽制する情報収集用偵察機や、ゴミ運搬のためのオスプレイ 単に米軍基地に配備しただけなのかと思ったが オスプレイって、まだ日本に売ることは決まってないのでは？ 　 http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-701.html 　米国は、オスプレイを沖縄に配備して性能を示し、我国に売り付けようとしています。7月上旬にイギリスで開かれた航空ショーで、米海兵隊幹部は海外の通信社に、｢日本の海上自衛隊はオスプレイを買う｣と漏らしたそうです。(http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6465.html)　 　事故が多いオスプレイですが、開発には膨大な費用が掛かっています。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏は、こう説明しています。 　｢すでに米国は80年代からオスプレイ開発費に2兆円以上を費やしています｡この間､カネだけでなく､多くの兵士が命を失った｡今さら､製造､配備を中止するわけにはいかないのです｣(同前)
03. 2012年10月08日 22:19:30 : AaxOOMLoqc 韓国政府による弾道ミサイルの射程距離の延長や人工衛星搭載ロケットの発射など、あるいは北朝鮮の対中貿易依存度の増加、これらは米中間の経済力・軍事力のパワーバランスの変化が顕著に表れている事例のように見える。冷戦期の思考から脱却できるかどうか日本も考えるべき時なのではないか。安倍政権では以前のままのような気が…。
04. 2012年10月09日 05:14:14 : 0TcD5KcWcw すずしろ日記 いい投稿をしたね 意に反して、アホウヨしか呼び込んでないのが残念だね。。。ｗ>>01-03 今回は、韓国からの要望となっているけど、どうなんだろうかね？ 結局、米大統領選に向けて、軍産複合体とオバマが取引でもしたかね
05. 2012年10月09日 10:35:59 : GO9mD7tSHo オバマは核兵器削減計画や国民皆保険の導入などを見れば米国としてはかなり左寄りの大統領のように見えるが、党勢を回復してきた共和党は北朝鮮に対しては以前と変わらぬ強硬姿勢。それが表れたのが韓国の弾道ミサイルの射程距離延長じゃないのかな？
06. 2012年10月09日 11:02:16 : mTrrHPep2Q シリアにしろ東シナ海にしろ、あっちこっちで起きている戦争騒ぎの原因は、行き詰まった経済である。　経済が拡大の方向から一転して縮小の方向に進みだし、工業製品は完全に供給過剰の状態となり、その一方では格差社会の進展から消費が縮小しているから、何をやってもうまく行かない。　金に金を稼がせるという、金融業が社会の中心を占めるようになった先進国経済が行き詰っている。　バブルを作っては壊している間に発生した不良債権は、国や中央銀行によって救済されるが、そのための資金は通貨の増発か国債の発行によって穴埋めされてきた。　行き詰っているというのは、これ以上新しいバブルを造り上げる知恵も種切れになったということだろう。　ヘーゲルやマルクスの言ったように、人間の歴史は闘争によって進歩すると信じている連中が存在しているから、行き詰った今の世界経済を立て直すためには闘争、即ち戦争を起こすすしかないと今でも信じているのだろう。　残念ながらその手もあまり上手く行かないで、かえって増発した通貨や国債がさらなる不良債権化して始末がつかなくなっているのが現状だろう。　膨大な不良債権を片付けるほどの戦争を引き起こせば、結局人類が滅亡するような核兵器の戦争になってしまう。　このような状況を止めるのは、ホッブスが言ったように死に対する恐怖という情念が強欲な理性に代わって人間を支配するしかあるまい。　N.T
07. 2012年10月09日 14:05:47 : GO9mD7tSHo 北朝鮮　韓国軍のミサイル射程延長に強く反発 2012/10/09 11:53 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は９日、韓国軍が弾道ミサイル射程距離を延長することで米国と合意したことについて強く反発した。 　朝鮮中央放送や平壌放送などによると、北朝鮮国防委員会の報道官は同日に出した声明で、「今回のミサイル政策宣言は朝鮮半島情勢を緊迫させ、北侵戦争の導火線に火をつけることだ」と主張した。また、「オバマ政権は傀儡（韓国）がミサイル政策宣言ということを公開すると、それが最も均衡的かつ明確な対応で、絶対的に適当な措置との立場を表明した」と米国を非難した。 　報道官は「米国の対朝鮮敵対政策が傀儡のミサイル政策宣言でより明白になった以上、わが軍隊と人民は変わりなく米帝国主義侵略者を消滅するため、最後まで戦う」と強調した。 　韓国は７日、米国との覚書で３００キロに制限されている韓国軍の弾道ミサイル射程を８００キロに延長し、射程５５０キロミサイルの弾頭重量は１０００キログラムに、３００キロミサイルは２０００キロに拡大することで合意したと発表した。韓国中部から発射すれば、北朝鮮全域が射程圏に入ることになり、北朝鮮の反発が予想されていた。 kimchiboxs@yna.co.kr 北朝鮮　韓国軍のミサイル射程延長に強く反発 2012/10/09 11:53 KST文字拡大 文字縮小印刷 【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は９日、韓国軍が弾道ミサイル射程距離を延長することで米国と合意したことについて強く反発した。 　朝鮮中央放送や平壌放送などによると、北朝鮮国防委員会の報道官は同日に出した声明で、「今回のミサイル政策宣言は朝鮮半島情勢を緊迫させ、北侵戦争の導火線に火をつけることだ」と主張した。また、「オバマ政権は傀儡（韓国）がミサイル政策宣言ということを公開すると、それが最も均衡的かつ明確な対応で、絶対的に適当な措置との立場を表明した」と米国を非難した。 　報道官は「米国の対朝鮮敵対政策が傀儡のミサイル政策宣言でより明白になった以上、わが軍隊と人民は変わりなく米帝国主義侵略者を消滅するため、最後まで戦う」と強調した。 　韓国は７日、米国との覚書で３００キロに制限されている韓国軍の弾道ミサイル射程を８００キロに延長し、射程５５０キロミサイルの弾頭重量は１０００キログラムに、３００キロミサイルは２０００キロに拡大することで合意したと発表した。韓国中部から発射すれば、北朝鮮全域が射程圏に入ることになり、北朝鮮の反発が予想されていた。 kimchiboxs@yna.co.kr
08. 2012年10月09日 14:09:30 : GO9mD7tSHo ⁅07.リンク先URL⁆http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2012/10/09/0900000000AJP20121009001900882.HTML

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