シリア:停戦後２８０人死亡…内戦継続
毎日新聞　2012年10月28日　22時52分（最終更新　10月29日　00時17分）

　イスラム教の祝祭に合わせた一時停戦が事実上崩壊したシリア内戦は２８日、首都ダマスカス周辺や北部アレッポなど各地でアサド政権部隊と反体制派の戦闘が続き、シリア人権監視団（英国）によると２３人が死亡した。２７日の死者は１１４人に上り、停戦が発効した２６日からの死者は約２８０人となった。フランス公共ラジオなどが伝えた。

　政権側は、停戦を尊重する姿勢を示しつつ、停戦破りの攻撃には反撃を続けると強調しており、戦闘の激化が懸念されている。（共同）
　
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http://mainichi.jp/select/news/20121029k0000m030115000c.html

シリア:一時停戦「３時間で崩壊」　反体制派が宣言
毎日新聞　2012年10月27日　21時16分（最終更新　10月28日　04時28分）

自動車爆弾で破壊された建物の前に集まる市民＝ダマスカスで２０１２年１０月２６日、ＡＰ
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シリア各都市の位置
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　【エルサレム花岡洋二】シリアのアサド政権と反体制派による一時停戦について在英の反体制派組織「シリア人権観測所」のラミ・アブドルラフマン代表は２７日、「停戦は、始まって３時間で崩壊した」と宣言した。

　イスラム教の祝日「犠牲祭」に合わせた一時停戦だったが、合意初日（２６日）から各地の戦闘が収まらないため、反体制派が停戦崩壊を確認した形だ。

　シリア人権観測所によると、シリア政府軍は２日目の２７日、首都ダマスカス近郊のアルビーンでビルを空爆し、８人が死亡した。周辺では激しい戦闘が起きていた。ＡＰ通信が伝えた。またロイター通信によると、政府軍は東部デリゾールや北部アレッポ、ダマスカス近郊ドウマなどの住宅街を迫撃砲で攻撃。ドウマでは市民２人が死亡した。反体制派活動家が証言した。南部ダルアーでも戦闘が起きた。

　デリゾール中心部では自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、市民５人以上が巻き添えで殺された。国営シリア通信は、反体制派による仕業で、停戦合意違反だと報じた。

　一方、シリア人権観測所は、２６日の死者が「停戦」前と同水準の約１５０人に達したと報告した。

　ブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表が提案した２９日までの停戦は、実現しないまま既に崩壊したといえ、調停作業はさらに混迷しそうだ。
http://mainichi.jp/select/news/20121028k0000m030104000c.html 　

コメント
01. 2012年10月29日 07:31:37 : DcxDg6lzRM ブラヒミはなにを提案しているのか理解できないようだ。 シリアが混迷を深めたのは、国連の停戦監視団が停戦監視のためシリアに入って政府軍の治安監視が緩んだ間隙を突いて武装勢力が政府軍支配の弱まった地域で活動し始め、あっという間に支配してしまったためそれを剥がそうと政府軍と武装勢力の間で戦闘が激化し長期化してシリアを必要以上に傷めてしまったのは国連のせいだということを。再びその再現を憂慮するアサドが渋々受け入れたのは、国連の見込みがいかに大甘で現実にそぐわないものであるか見せ付ける意味もあったのかと邪推してしまうくらいだが果たしてアサドの杞憂は現実のものとなり、停戦は絵に描いた餅となってしまったが俺に言わせればブラヒミの余計な(まるで追い詰められた武装勢力側を援護せよと大国に促されたような提案)お節介のせいだという他ない。 実際、自由シリア軍(FSA)は青息吐息であり掃討作戦は仕上げの段階まで来ていたのに無意味な提案を持ちかけてきたせいでFSAに反攻の時間を与えてしまった。 ブラヒミと国連の罪は重い。
02. 2012年10月29日 21:39:52 : aT9tG7aYrY IRIBイランイスラム共和国・国際放送ラジオ日本語のウェブサイトでは、シリアで新たな悲劇が起こっていることを報じています。 http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/32797- (転載開始) 2012/10/29(月曜) 20:33 シリア・ダマスカス近郊で、爆弾の爆発により１０名が死亡 シリアの首都ダマスカス近郊で、爆弾が爆発し、１０名が死亡しました。 http://japanese.irib.ir/media/k2/items/cache/f187873fbcfd8eaa2b17cf5e84a95465_XL.jpg シリアのテレビ局が伝えたところによりますと、ダマスカス近郊で２９日月曜、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、少なくとも１０名が死亡したということです。 この事件の詳細については、明らかにされていません。 シリアでは、昨年３月から情勢不安が続いています。 カタール、サウジアラビア、トルコ、アメリカといった、地域・世界の関係国の一部は、シリアのテロリストに公然と資金・軍備面での援助を行っています。 シリアにいるテロリストは、彼らを支援している地域・世界の国々から、各種兵器を提供されています。 (転載終了) ●第一報に近い内容なので、まだ詳しいことは分かりません。何としても戦争を激化させたい欧米帝国主義者たちの執念が恐ろしいです。真実を伝えない西側マスゴミも最悪です。真実を伝えているのはロシアやイランの国際放送です。 ところでIRIBイランイスラム共和国・国際放送の日本向け日本語放送ですが、10月28日(日)より周波数が変更されています。冬の伝播状態に合わせ、周波数が低くなっています。 放送時間22:30〜23:30　周波数　9540kHz　9785kHz 放送時間06:00〜07:00　周波数　6145kHz ●朝の方が受信状態はいいですね。また聴いてみてください。
03. 2012年10月29日 21:53:46 : cqRnZH2CUM 分散した敵とのゲリラ戦になると、民衆の支持で劣る少数派の政府軍は厳しい できるだけ、大火力や空軍力を効果的に使い、反政府軍の中枢指揮系統や、補給を徹底的に分断し、戦闘員を大量に殺戮して、反体制派の主力を国外に追い出す戦略にでることになるのだろう ただ、さらなる難民の増加は、周辺国や欧米諸国にとっては到底容認できるものではないから かなり上手くやらないと、確実に国外勢力の介入で潰されることになるだろう
04. 2012年11月04日 10:14:22 : l1NPjWZAfD >>03 FSAに民衆の支持なんてないわな。 あったら去年の段階でアサド政権は崩壊してる。 崩壊しない最大の理由は、FSAや周辺国の支援する勢力がゴロツキなのと仮に政権でも取ることになればシリア国内の少数派は圧殺されることが目に見えているもんね。

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