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北朝鮮 小型化成功 ウラン型で核量産の深刻脅威 アメリカも打つ手なし (日刊ゲンダイ) 
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/676.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 2 月 13 日 23:04:01: igsppGRN/E9PQ
 

http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8053.html
2013/2/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ


世界中の反対を押し切って“核実験”を強行した北朝鮮。朝鮮中央通信は「以前と違い爆発力が大きく、小型化、軽量化された原子爆弾を使って完璧に進行された」と核実験は大成功だったと誇ってみせた。北朝鮮は、どの国も北朝鮮の「核保有」を阻止できないと自信を強めているという。実際、アメリカも北朝鮮には手を出せない状況だ。

◆金正日「10・8遺訓」のシナリオ通り

06年、09年につづき、3度目の核実験を実施した北朝鮮。過去2回はプルトニウムを使った核実験だったが、3回目の今回は、ウランを使ったとみられている。爆発の規模は09年のほぼ2倍だった。濃縮ウラン型は小型化も容易。ウランなら北朝鮮国内の鉱山から調達でき、増産も可能になる。北朝鮮は一気に核兵器の大量生産に動きだす可能性が高い。核実験に詳しい東京工大助教の澤田哲生氏はこう言う。

「爆発力6〜7キロトンという韓国政府の推定が正しいとすれば、核兵器としては十分な威力だ。運搬手段であるミサイル技術と合わせ、全世界相手に核攻撃ができる入り口に立ったともいえる」

北朝鮮は完璧な「核兵器」に仕上げるために、4回目、5回目の核実験も強行する構えだ。

2011年12月にトップに就いた金正恩は、父・金正日の「10・8遺訓」に従って核開発を進めているという。死去する2カ月前の10月8日に残した言葉だ。

「10・8遺訓」には、〈核と長距離ミサイル、生化学兵器を保有することが朝鮮半島の平和を維持する道である〉〈アメリカとの心理戦に勝たなければならない。合法的な核保有国になることで、朝鮮半島でのアメリカの影響力を低下させるべきだ〉と記されている。

元韓国国防省分析官で、拓大客員研究員の高永氏がこう言う。

「北朝鮮の狙いが、アメリカを交渉のテーブルに引っ張り出すことにあることは間違いないでしょう。核保有国同士の対等な立場でアメリカと交渉し、不可侵条約を結びたい。そのためには、なにがなんでも核開発を進めるつもりです」

アメリカのバネッタ国防長官は、北朝鮮を「ならず者国家」と吐き捨て、痛烈に批判しているが、金正恩は「アメリカは北朝鮮に手出しできない」と絶対の自信を持っているという。

「アメリカはアフガンやイラクに侵攻したが、北朝鮮を攻めることはできない――金正恩はそう確信しているはずです。なぜなら、韓国に3万人近くの米兵が駐留しているからです。民間人を含めたら数万人のアメリカ人が韓国に住んでいる。もし、アメリカが北朝鮮を攻めたら、北朝鮮は躊(ちゆう)躇(ちよ)せずにソウルや東京を火の海にする可能性が高い。相当数のアメリカ人が犠牲になる恐れがある。アメリカはそうしたリスクを取らない、と金正恩は計算していると思う。実際、リスクが高すぎてアメリカも手を出しづらいでしょう。中国やロシアも、表向きは北朝鮮を批判していますが、対アメリカのパワーバランスを考えたら、朝鮮半島に北朝鮮があった方がいいというのがホンネです。金正恩はそうした国際情勢も計算している。このままでは、ズルズルと北朝鮮の核開発が進んでしまうでしょう。核武装国となったら、それこそ危なくてアメリカはうかつに手を出せなくなります」(高永氏)

世界の最貧国でありながら、この20年、瀬戸際外交で生き延びてきた北朝鮮。ホント、やっかいな国だ。


 

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コメント
 
01. 2013年2月14日 13:29:06 : 5tViiWjKjY
アメリカの世界戦略において北朝鮮という国はなくてはならない国だ。それ故アフガンやイラクとは意味合いが違う。だから『アメリカが北朝鮮を攻めることができない』のではなく『攻める気がない』のだ。東京が火の海になるなどというのは単なる与太話にしか聞こえない。

02. 2013年2月14日 14:10:16 : xEBOc6ttRg
“核実験強行” 背景には何が
2月13日 18時05分


北朝鮮は12日午前、北朝鮮北東部で3回目の核実験を行いました。
去年12月、「人工衛星の打ち上げ」として事実上の弾道ミサイルを発射してから2か月。
国際社会が自制を求めるなか、なぜ北朝鮮は核実験を強行したのか。
国際部・若槻真知記者が解説します。

今回の核実験は


北朝鮮は12日午前11時57分、北東部ハムギョン北道プンゲリの核実験場で3回目の核実験に踏み切りました。
北朝鮮は、過去2回、2006年と2009年にも同じ実験場を使っています。
実験は、山に掘られた坑道の先にある地下の部屋で行われました。
アメリカの地質調査所は今回、過去2回よりもやや強いマグニチュード5.1の揺れを観測しました。
韓国国防省は、揺れの規模から、爆発の威力は6キロトンから7キロトン程度と推定し、オーストリアのウィーンに本部を置く国際的な核実験監視網=CTBTOは、爆発の規模は、2009年のときと比べておよそ2倍の大きさになるとみています。

核実験の目的は
今回の核実験の目的はどこにあったのか、北朝鮮みずからが明らかにしています。
核実験のおよそ2時間後、国営の朝鮮中央通信は実験が成功したことを伝えるとともに、「今回は小型化、軽量化した原子爆弾を使い(中略)、多様化された核抑止力を誇示することができた」とアピールしました。

この「小型化」、「軽量化」、「多様化」が、今回の実験の目的とみられています。
核爆弾は、ミサイルという運搬物に搭載されて初めて実用的な兵器となります。
このため、できるだけ小さくして軽くするための研究が欠かせません。
今回北朝鮮が、どの程度「小型化」に成功したのかは分かっていません。
ただ韓国政府は、今回の実験では本格的な核爆発の水準にまでは達しておらず、「小型化」のためには、さらなる実験が必要になると判断しています。
一方「多様化」についてですが、これは北朝鮮が今回初めてウラン型爆弾の核実験を行った可能性を示唆しています。
北朝鮮は、過去2回の核実験ではいずれもプルトニウムを利用しました。
しかし一定の量しか持っていないプルトニウムに比べ、ウランは天然資源として豊富な埋蔵量があり、ウラン型の開発を進めれば、核爆弾を量産できるようになります。
これについても北朝鮮が成功したのかどうかは不透明で、各国が行っている核実験場上空の大気の分析の結果などを待たなければなりません。

核実験強行の背景は
では、なぜ北朝鮮は、国際社会が自制を求めるなかで、今回の実験を強行したのでしょうか。
「小型化」、「軽量化」、「多様化」を進め、実用的な兵器を大量生産するという軍事的・技術的な面に加え、外交面では、アメリカを脅して交渉のテーブルに着かせようとする戦略がうかがえます。
北朝鮮は、核やミサイルを開発する理由について、アメリカの脅威に対抗し、国の自主権を守るためとの立場を繰り返し強調しています。
そして去年12月には、ついにアメリカ本土に到達する事実上の弾道ミサイルの発射に成功しました。

核実験に踏み切った12日夜、北朝鮮は、「われわれの核抑止力は地球上のどこにあろうと侵略者の本拠地を攻撃できる能力を備えている」との談話を発表し、これでいつでもアメリカを核攻撃できるとの立場を誇示しました。
しかし、だからといって本気で軍事大国のアメリカと一戦を交えようなどと考えているわけではありません。
ことしはアメリカと北朝鮮が直接戦った朝鮮戦争の休戦協定から60年という節目の年です。
この機会に北朝鮮は核の脅威を見せつけることで、キム・ジョンウン体制の保証に向け、アメリカの譲歩を引き出そうとしているのです。

核実験に各国は?
北朝鮮の核実験を受けて、各国は一斉に非難する立場を明らかにしました。
日本政府は日本独自の制裁として、在日本朝鮮人総連合会の副議長5人の再入国を原則として認めないことを発表しました。
さらに金融面での制裁強化を検討する考えも示しています。

またアメリカのオバマ大統領は日本時間の13日に行った一般教書演説で、「挑発的行為は、みずからをさらに孤立化させるだけだ」と強く非難し、厳しい対抗措置を取っていく考えを示しました。
北朝鮮と関係の深い中国も12日、楊外相が北京に駐在する北朝鮮の大使を呼び抗議しました。

舞台は国連安保理に
では国際社会は、北朝鮮に一致した対抗措置を取ることができるのでしょうか。
話し合いの舞台は、国連の安全保障理事会に移っています。
安保理は日本時間の12日遅く、早速緊急の会合を開き、北朝鮮が安保理決議に違反したと強く非難する声明を発表しました。
今後、北朝鮮に対する金融制裁などを盛り込んだ決議の採択を目指して、各国間の協議が本格化するものとみられます。
鍵を握るのはやはり中国の対応です。
中国も、北朝鮮の核兵器保有は認めないという立場では、ほかの国と同じです。
ただ、中国指導部内では、北朝鮮を追い詰めれば体制の崩壊につながり、それによって大量の難民が中国内に流れ込むなど、中国みずからの安全保障を揺るがしかねないという懸念を強く持っています。
アメリカや議長国の韓国は、国際社会の一致した対応が必要だとして中国への働きかけを強めることにしており、新たな安保理決議を巡る各国の駆け引きが激しくなる見通しです。


03. 2013年2月14日 20:49:12 : wk33DjC2MM
北朝鮮は中国の批判をもはや相手にしていない。
たとえばこの先、中国が対北強硬路線に転化し国連安保理において北朝鮮に罰則を設ける安保理条項を盛り込んだ案に賛成したとしても核開発の方針を転換することはないだろう。
臍を噛んでいるのは実は強硬路線に転じても北朝鮮が言うことを聞くことはないことを熟知している中国ではないのか。
中国は北朝鮮をなだめすかしては北朝鮮から安価でレアメタルを買い叩いて美味しい思いを独占している。
これが北朝鮮をして中国の隷属化の恐れに反発する手段としても核開発は有用の認識を生んでいる。
俺は中国が北朝鮮の望む米国との二国間協議の仲立ちに不熱心なまま、ただただ国連安保理の安保理による対北罰則条項決議にのみ反対し北朝鮮の立場を慮るふりをして自分らは北を思うように操ろうとしてしているだけだと北朝鮮指導部は不快に思っておりそれが積もり積もったと見ている。

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