シリア反政府勢力へ武器／CIAが空輸支援／米紙報道
「しんぶん赤旗」　2013年3月27日　日刊紙　７面

　【ワシントン＝山崎伸治】アラブ諸国が実施するシリアの反政府勢力ヘの武器空輸を、米中央情報局（CIA）が手助けしていると、25日付の米紙ニューヨーク・タイムズが
報じました。オバマ米政権はシリア反政府勢力への直接支援は「非軍事」に限定していますが、CIÅの活動は間接的な軍事支援ともいえます。

　同紙が匿名の米政府関係者の話として伝えたところによると、アラブ諸国による東欧クロアチアなどからの武器の購入をCIA要員が支援。シリアの反政府指導者・組織を調べ
上げ、だれが武器を受け取るべきかを見極めていました。

　空輸が始まったのは昨年11月の米大統領選挙後からで、冬場にシリア国内の人道的危機が深刻になるにつれて、頻度を増したとしています。

　武器空輸はカタールとサウジアラビアがそれぞれトルコを経由して実施。さらにサウ
ジアラビアがクロアチアで購入した武器をヨルダンに送り、そこからシリア南部の反政府勢力に空輸するルートもあるといいます。

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ニューヨークタイムズ紙の該当英文記事はこちら　⇒

Arms Airlift to Syria Rebels Expands, With Aid From C.I.A.（The New York Times）

http://www.nytimes.com/2013/03/25/world/middleeast/arms-airlift-to-syrian-rebels-expands-with-cia-aid.html?pagewanted=all
　

コメント
01. 2013年4月02日 10:05:24 : xEBOc6ttRg シリア3月の死者6000人超、過去最悪に＝人権団体 2013年 04月 2日 09:34 JST ［ベイルート　１日　ロイター］　英国を拠点とする「シリア人権監視団」は１日、内戦が続くシリアで３月の死者が６０００人を超え、１カ月の死者数として過去最悪になったと発表した。 このうち３分の１は民間人で、子どもの犠牲者は３００人近くだという。 同団体は、約２年間続くシリア内戦で、死亡が確認されたのは６万２５５４人だと発表。ただ、実際にはさらに多くの人が犠牲になったとみており、その数は推計約１２万人に達するという。 国連は、シリア内戦の死者が７万人を超えたと発表している。 シリア人権監視団はアサド政権への反対を表明しているが、政権側と反体制側の両方による人権侵害を調査している。

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