シリア北西部のイドリブ（Idlib）に集まった、バッシャール・アサド（Bashar al-Assad）政権に反対するデモ参加者ら。反体制派のShaam News Networkが公開した（2012年4月13日公開）。(c)AFP/SHAAM NEWS NETWORK

【4月14日 AFP】シリアが停戦期限を迎えてから2日目の13日、多くの市民が各地でデモを繰り広げた。国連（UN）とアラブ連盟（Arab League）のシリア特使であるコフィ・アナン（Kofi Annan）前国連事務総長が示した調停案に対する政府の順守宣言の真意を探るためだが、治安部隊による攻撃で8人が死亡し、早くも停戦状態は揺らいでいる。

　反体制派弾圧の停止は2日目も維持されているもようだ。だが、シリアのバッシャール・アサド（Bashar al-Assad）大統領の真意を疑うニコラ・サルコジ（Nicolas Sarkozy）仏大統領は、弾圧停止が続くとは期待していないと述べ、査察団に対し、アサド政権による停戦の順守状況を監視するよう求めた。

　停戦の調停を行ったアナン氏はシリア政府に、人道支援活動を認めるよう強く要請している。

　インターネットに投稿されたビデオによると、13日はデモ参加者が首都ダマスカス（Damasucus）の各地区や、ダマスカス郊外に集まった。英国に拠点を置くシリア人権監視団（Syrian Observatory for Human Rights）の報告では、イスラム教の金曜礼拝の後、何万人もの抗議者による全国規模のデモが行われた。

　同人権監視団のラミ・アブドル・ラーマン（Rami Abdel Rahman）代表は「今回のデモ参加者の数はこれまでの週を上回っている」と話した。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2871450/8782779
　

コメント

01. 2012年4月15日 08:45:17 : DcxDg6lzRM シリアは政府軍並びに反武装勢力も今月１２日より停戦に入った。 さて、例によって欧米のマスコミは治安を守る警察活動を停戦破りの過剰な警備活動とかいろいろケチをつけ、また武装勢力も停戦を遵守するといいつつも軍の攻撃は続いているとアピールしたいためにセコイ工作に出るであろう事は十二分に予想できるし、どうやらやっているようである。 国連監視団とやらに公正な監視ができるとはよもや期待できない。去年、国連はアラブ連盟の監視団をシリアに送り約一ヶ月に渡り状況を監視し、安保理に報告したがアメリカの思う推移(武装勢力の行為があまりに酷すぎてシリア国民の怒りを買っていることや他国の介入に否定的であるなどアメリカや協力国には耳の痛いレポート)ではないため、横槍が入り書き換えられた経緯があることを忘れては成らない。 サルコジがなにか偉そうなことをほざいているようだが、違法にスパイや破壊工作員を送り込み、人質にとられ手口がばらされ窮地に陥ったフランスの姑息なやり口に見るようにサルコジもフランスもどの口がそんな偉そうな物言いができるのかということに尽きる。他の国々も同じである。 大茶番を演じているのは何処か、誤魔化されずしっかり見据えさせてもらう。 どこかの似非人道屋のような間抜けにはなりたくないので。

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