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シリア: 駐イラク大使、政権に抗議し離反 トルコに亡命か  毎日新聞
http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/536.html
投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 7 月 12 日 11:36:45: mY9T/8MdR98ug
 

 【テヘラン鵜塚健】ロイター通信によると、シリア反体制派は11日、シリアのナワフ・ファレス駐イラク大使がアサド政権による反体制派弾圧に抗議し、離反したことを明らかにした。昨年3月に反体制デモが本格化して以来、大使の離反は初めて。亡命を求め、トルコに向かったとの情報もある。今月5日には大統領に近い軍精鋭部隊幹部の亡命が明らかになったばかりで、政権に新たな打撃となりそうだ。

 中東の衛星放送アルジャジーラによると、ファレス氏は声明の中で「大使を離職し(政権を握る)バース党を離脱する」と宣言。「現体制は人殺しの道具に変わった」として、他の党員らにも離脱を促した。

 ファレス氏は反体制派への弾圧が激しい東部デリゾールの出身。反体制派のシリア国民評議会関係者はロイター通信に「これは外交官の亡命ラッシュの始まりにすぎない。我々は複数の大使と接触中だ」と語った。


http://mainichi.jp/select/news/20120712k0000e030200000c.html
 

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コメント
 
01. 2012年7月12日 13:10:04 : l1NPjWZAfD
毎日の記事だけではわかりにくいので補完をしておこう。


シリア:駐イラク大使が離反

シリアの駐イラク大使Nauwaaf al-Faarisナウワーフ・アル・ファーリスが7月11日、離反した。大使レベルの離反は初めて。「家族を殺すことが、誇りある軍のすることか。人民を殺して、君たちの誇りはどこにあるのか。君たちは、軍アカデミーでそのように習ったのか」と声明を読み上げる。
http://www.youtube.com/watch?v=6EZ6Jxeea1g

11日午後に、離反のニュースが流れていたが、その時点では、イラク政府は知らないとコメントしていた。
http://www.aksalser.com/?page=view_news&id=90d632ef741864f6550ea21fa61fffe4&ar=688905032
同日夜になり、動画がアップされた。
http://www.aksalser.com/index.php?page=view_news&id=49e34ab883a15fb8327dcad432c5059c&ar=908735613
イラク首相顧問はクルド系サイトで、同大使の離反を確認したうえで、「イラク政府は、イラクが、シリアの国内危機の一部にならないよう、同大使と家族を当人たちが選ぶ第三国へ国外追放する可能性について検討している。大使を、紛争の当事者の片方へ引き渡すことはできない」、と語った。
http://aawsat.com/details.asp?section=4&article=686052&issueno=12280
http://megalodon.jp/2012-0712-1013-59/aawsat.com/details.asp?section=4&article=686052&issueno=12280

ナウワーフ・アル・ファーリスの経歴(al-Jadidアル・ジャディードTV)

軍アカデミーで法律専攻
政治情報部ラタキア支部勤務
デールッズール県知事 1994年〜
(Asharq al-Awsatによると、県知事ではなく、バアス党デール支部書記)
ラタキア県知事 1998年〜
イドリブ県知事 2000年〜
クナイトラ県知事 2002年〜
駐イラク大使 2008年〜
http://www.youtube.com/watch?v=BGf_2s7TQIE

同大使は、イラク北部経由でトルコへ向かっているという情報も流されているが、クルド自治政府は11日21時、そのような情報を得ていない、と否定。
http://aawsat.com/details.asp?section=4&article=686052&issueno=12280

・・・イラク首相顧問の言葉が引っかかる。追放した大使が本国へ帰ることを許さないというのは、どういう意味?裏で米国が、各国のシリア大使を追放するが、シリアには帰らせないという圧力を掛けているのであれば、それは離反とは呼ばないだろう。
http://hibikan.at.webry.info/201207/article_62.html


02. 2012年7月13日 17:40:17 : d07iybJkXA
上記記事の補完その2。
いつもの「日々の感想」氏のブログから。このブロガーはアラブ及びシリア周辺の部族の動静にも詳しいようで本当にタメになる。
アラブ中東の問題に首を突っ込むときに部族問題は避けてとおれない。宗派や国だけでこの地域は測れないし語れない。
昔、よくロムし時に投稿していたイラク情勢ニュースも部族問題を扱っていた。
縁故主義が幅を利かす中東アラブでは独裁者と一口に言っても所詮は部族を手なずけることができなければ命取りになる。
アサドはカダフィのようになるかならないか、鍵は部族が握っていると見てよい。


シリア:離反イラク大使がカタール入りか?

離反したナウワーフ・アル・ファーリス駐イラク・シリア大使は、在ベイルート・カタール大使館にビザを発給してもらい、ベイルート空港経由で家族とともにドーハ入りした。最初は陸路でヨルダン経由の出国を計画したが、うまく行かなかった。

同大使は、アサド政権が、1ヶ月ほど前から、彼の出身地デールッズール県で反体制派に対する砲撃を始め、住居の破壊、流血が悪化したため、離反を決意した。

同大使は、al-'Ugaidaatアル・ウガイダート部族の一部を形成するal-Dameemアッダミーム部族(アル・ブーカマールからバグダードにかけて分布)に所属している。カタール入りまでの身の安全を、サウジのアニザ部族に頼った。
http://www.alsharq.net.sa/2012/07/12/389503

カタール入りしたという話がある一方で、彼はまだイラク北部のアルビルに留まっているという話もある。
http://www.okaz.com.sa/new/Issues/20120712/Con20120712516960.htm
http://megalodon.jp/2012-0713-0247-36/www.okaz.com.sa/new/Issues/20120712/Con20120712516960.htm

アッダミーム部族長のShaikh Kamaal Naji al-Faaris al-Jarraahシャイフ・カマール・ナージー・アル・ファーリス・アル・ジャッラーフは、反体制派のテレビで離反のニュースを見たあと、部族会議を開き、シリア国営テレビに電話で声明を発表。

アッダミーム部族は、シリア社会を織りなす構成要素の一部である。離反は彼個人の意志表明である。部族は、危機解決に国内の解決を求め、対話をし、祖国と指導部を支持する。外国の干渉に反対する。平和と領土保全を求める。

(記事の後半)
http://www.sana.sy/ara/2/2012/07/12/430994.htm
http://www.sana.sy/eng/21/2012/07/12/431119.htm

・・・というのだが、ネット上のウガイダード部族の掲示板には、「部族はシャイフ(大使のこと)の側に付き、他の責任者に離反を促し、革命を成功させよう!」と書いてある。
画像(ブログに当たられたい。とはいうもののアラビア語表記)

カタールに買収された可能性もあるかもしれない。いずれにせよ、この種の話は、離反する人が5人、6人、7人と立て続けに出れば、崩壊の兆候になるが、1人だけであれば、さしたるインパクトも残さず、忘れ去られるだろう。。

アル・ジャジーラに、体制派コメンテーターとして登場した現役のシリア国会議員が、「ムハーバラート出身のナウワーフが、人民を愛しているはずがない。県知事をやって公金を盗んだ」と口走っていた。批判する対象がナウワーフなのか、政府なのか、わからないコメントに苦笑するしかなかった。


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