［ベイルート　１１日　ロイター］　シリアの駐イラク大使であるナワフ・ファレス氏が１１日、反体制派への攻撃を続けるアサド政権の方針に抗議し、政権を離反すると明らかにした。上級外交官の政権離脱はこれが初めて。

　ファレス氏はフェイスブックに投稿したビデオ声明で、「私は今後、シリア国民の革命に参加することを宣言する」と表明。これまでのところ、シリアとイラクの両政府はコメントを出していない。

　アサド大統領の父親の政権下から高官を務めていたファレス氏は、治安機関に近い人物で、政権側の激しい攻撃が続く東部デリゾール出身のイスラム教スンニ派。

　反体制派の主要組織である国民評議会（ＳＮＣ）は、「これは外交官レベルにおける一連の離反の始まりだ。われわれは複数の大使らと接触している」とし、政権離脱者が今後さらに増えるとの見方を示し

http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201207120035.html?ref=reca
　

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