07月19日　18時32分

http://www3.nhk.or.jp/yamaguchi/lnews/4063663071.html

オスプレイ反対派が座り込み

アメリカ軍が最新型輸送機「オスプレイ」を山口県のアメリカ軍岩国基地に搬入することをめぐり、岩国市の労働団体が市内で座り込み集会を行い搬入反対をアピールしました。
「オスプレイ」は、沖縄の普天間基地への配備が計画されていますが、アメリカ政府は整備や試験飛行を行うために、今月２３日に岩国基地に搬入することを日本側に伝えています。
こうした中、岩国市では労働団体の「岩国地区平和運動フォーラム」が、オスプレイの搬入に反対して市役所の近くで、抗議の座り込み集会を開きおよそ４０人が参加しました。
はじめに的場敏議長が「オスプレイについての一連の政府の対応は理解できず不誠実と感じているが、こういう反対運動を通して政府が少しずつ動いている。最後まで一緒になって粘り強く運動を続けていきたい」と訴えました。
「オスプレイ」をめぐってはこれまで墜落事故が相次いでいますが、集会では事故原因の究明がなされておらず市民の安全が確保できないとしてオスプレイの搬入に反対するというアピールを採択しました。
団体ではきょう採択されたアピール文を国に提出することにしています。

07月19日　18時32分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063557241.html

オスプレイ２３日搬入と伝達

沖縄に配備される最新型輸送機「オスプレイ」をめぐって、アメリカ政府は今月２３日に岩国基地に搬入することを日本側に伝え、政府は地元の岩国市や山口県に連絡することにしていますが、岩国市や県では安全性が確認されない中で搬入することは認められないと、反発を強めています。
アメリカ軍は、最新型輸送機「オスプレイ」を沖縄県の普天間基地に配備するのを前に岩国基地に運び込んで整備や試験飛行を行うことを計画しています。
しかしオスプレイをめぐっては、墜落事故が相次いでいるため、安全性への懸念から地元・岩国は搬入に強く反対しており、民主党の前原政策調査会長がアメリカ側と交渉を行い、配備の日程などを見直す必要があるという考えを示すなど、与党内からも批判が出ています。
こうした中、オスプレイ１２機を載せた民間の輸送船は、今月１日にアメリカを出発しておりアメリカ政府は、オスプレイを今月２３日に岩国基地に搬入することを日本側に伝えてきたことが分かりました。
これを受けて、政府は、山口県や岩国市などに連絡し、日本側としても独自に機体の安全性を確認することなどを説明することにしています。
これについて岩国市や山口県は「まだ国からの連絡がないのでコメントできない」としながらもいずれも依然としてオスプレイの安全性が確認されない中では搬入は認められないと反発を強めています。

07月19日　18時32分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063690031.html

07月20日　18時47分

http://www3.nhk.or.jp/okinawa/lnews/5093649221.html

宜野湾　市民大会以上を目指す

アメリカ軍の新型輸送機、オスプレイの配備に反対する県民大会が来月５日に開かれるのを前に、普天間基地を抱える宜野湾市の市長などが２０日、会合を開き、先月開かれた市民大会を上回る参加者を目指すことになりました。
会合には、宜野湾市の佐喜真淳市長のほか、市の自治会長会や青年連合会など４つの団体の代表が出席しました。
はじめに佐喜真市長が「県民の総意で県民大会が開催されることになった。先月開かれた市民大会のままの態勢で臨めるよう継続的な支援をお願いしたい」とあいさつしました。
オスプレイの配備反対を訴えて先月、宜野湾市で開かれた市民大会では、主催者の発表で４２団体から５０００人ほどが参加しましたが、きょうの会合では県民大会に向け市の実行委員会を設置し、市民大会以上の参加者を目指すことを確認しました。
そのうえで、各団体ごとに参加の呼びかけを進めることや、会場へ向かう交通手段を確保する方針を申し合わせました。
会合のあと、佐喜真市長は「オスプレイが今月２３日にも岩国基地に搬入されると聞き、非常に遺憾だ。市民大会以上の勢いで配備に反対していきたい」と話していました。

07月20日　18時47分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/5093688371.html

07月21日　10時00分

http://www3.nhk.or.jp/miyazaki/lnews/5063672121.html

オスプレイ２３日搬入と通知

沖縄に配備されるアメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」をめぐり、中国四国防衛局の辰己昌良局長が２０日、岩国市を訪れ、今月２３日に岩国基地にオスプレイをいったん搬入することを伝えました。
アメリカ軍は、最新型輸送機「オスプレイ」を沖縄県の普天間基地に配備するのを前に岩国基地に運び込んで整備や試験飛行を行うことを計画していますが墜落事故が相次いでいるため、安全性への懸念から地元は強く反対しています。これについて中国四国防衛局の辰己局長が２０日午前、岩国市役所を訪れて、福田良彦市長に対しアメリカ側が今月２３日に岩国基地にオスプレイを運び入れることを予定していると伝えました。
その上でオスプレイについて地上でエンジンの調整を行うことはあり得るが、事故の調査結果が日本政府に提供され安全性が再確認されるまではいかなる飛行運用も控えるというアメリカ側の方針を伝えました。
これに対して福田市長は「これまで政府に対して安全性が確保されるまでは搬入は認められないと再三にわたって要請してきた。政府がこれに応えてくれると期待していたので、期待が裏切られ、地元の切実な思いが政府に届かなかったのは大変遺憾だ」と話しました。その上で福田市長は「陸揚げまではまだ時間があるので、手続きの中止をするよう求めていきたい」と話し、オスプレイの搬入中止を改めて求める考えを示しました。

07月21日　09時38分

http://www3.nhk.or.jp/yamaguchi/lnews/4063703481.html

県にもオスプレイ搬入通知

一方、防衛省は山口県に対してもアメリカ軍が今月２３日にオスプレイを岩国基地に搬入することを伝えました。
山口県庁には防衛省中国四国防衛局の藤代誠企画部長が訪れ、岩国基地対策室の小松一彦室長に対し、アメリカ側が今月２３日に岩国基地にオスプレイを運び入れることを予定していると伝えました。
これに対して小松室長は「安全性が確認される前に搬入が行われないよう再三、要請してきていてそれを踏まえた対応を期待していたが、それが裏切られ誠に遺憾だ。まだ時間が残っているので配備手続きの中止に向けて政府として最後の努力をしてほしい」とする二井知事からの抗議文を手渡しました。
中国四国防衛局の藤代部長は会談のあと、「県からの抗議については政府としてしっかり受け止めている。日本政府としては地元の懸念を払拭できるよう全力を尽くしたい」と話しました。
オスプレイの搬入について二井知事は記者団の取材に対し、「地元の意向を踏まえて対応してもらえると期待していたので、それが裏切られ、大変憤りを感じている。地元住民の安全性について考慮しない日米安保体制はどうなのかという疑念が湧いてきた。今後、岩国市と協議した上で政府に直接、私たちの考えを伝えたい」と述べました。

07月21日　09時38分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063712862.html

岩国市議会議長が大臣に要請

アメリカ軍の最新型輸送機「オスプレイ」をめぐって、岩国市議会の議長が、２０日、森本防衛大臣と会い、安全性が確認される前の陸揚げは認められないとして、来週２３日に予定されている岩国基地への搬入を延期するよう申し入れました。
「オスプレイ」をめぐって、防衛省は、アメリカ側から、来週２３日に岩国基地に搬入すると正式に連絡を受けたことから、２０日午前、職員を岩国市役所に派遣して、日程を伝えました。
こうした中、岩国市議会の松本議長が、防衛省を訪れて森本防衛大臣と会い、「なしくずし的に手続きが進められていることは誠に遺憾であり、安全性が確認される前の、オスプレイの陸揚げは断じて認められない」とする要請書を手渡し、搬入を延期するよう申し入れました。
これに対し、森本大臣は、「かねてから地元の要望は重く受け止めている。ただ、今回のオスプレイの到着や、その後の手続きについては、当初から説明している通りに進めたい」と述べ、理解を求めました。
このあと、松本議長は、記者団に対し、「非常に残念で、大変遺憾だ。政府に対する不信感がますます強まり、今後の基地関係の政策について、岩国市民を説得できる状況ではなくなった」と述べました。

07月21日　09時38分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063698321.html

オスプレイ搬入に抗議活動

今月２３日に岩国基地にオスプレイを搬入することが伝えられたことを受けて、基地の機能強化などに反対する団体は合同で搬入の当日に基地の周辺で抗議活動を行うことを記者会見して発表しました。基地機能の強化などに反対する岩国市内の３つの団体によりますと▽搬入が予定されている２３日の午前７時から、ゴムボート１０隻を出して岩国基地近くの海上からオスプレイを積んだ船に対して抗議のアピールをするほか、▽午後１時からは参加者たちが基地の周りで手をつないで搬入反対をアピールする人間のくさりを行うということです。
参加する３つの団体のうち、「愛宕山を守る会」の岡村寛世話人代表は「危険なオスプレイの配備に関してアメリカ軍の行動を政府は容認しているが、どちらをむいて政治をやっているのかと強く憤りを感じている。日本人は反対しているということを強い姿勢でアピールしたい」と話しました。
また、岩国爆音訴訟の原告団でつくる「岩国爆音訴訟の会」の津田利明代表は「オスプレイの配備には全国各地の自治体が一致して反対している。政府に対してもだがアメリカに対する怒りは大きくその思いをぜひ伝えて行きたい」と話しました。

07月21日　09時38分

http://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/4063705021.html