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2012/07/19(木曜) 22:48 国連安保理、反シリア非難決議案の採択を巡って対立

１８日水曜、シリアの首都ダマスカスで発生した爆弾テロにより同国の国防大臣が死亡したことを受け、国連安保理の理事国の間で、反シリア非難決議案の採択に関する対立が深まっています。

IRIBが１９日木曜、アメリカ・ニューヨークから伝えたところによりますと、中国の国連大使は、シリアでの爆破テロ事件を非難すると共に、反シリア決議案の採決に関して、「我々は、安保理のすべての理事国が合意した内容の決議案を求めている」と語りました。

また、国連安保理の今期議長国を務めるコロンビアの国連大使も、記者団に対し、「反シリア決議案の採決は、２０日午前の会議に先送りになった。そしてこの措置の目的は、安保理理事国の間で意見の一致を得ることである。なぜなら、最後の瞬間まで、統一化された内容の決議がまとめられる可能性が存在するからだ」と述べました。

さらに、フランスの国連大使も、１８日水曜午前に開催された安保理常任理事国によるシリア問題に関する非公開会議の後、記者たちに対し、「ロシアや中国の国連大使らに対し、特定の枠組みにおいて、彼らと話し合いを行う意向であると語った」としました。

フランスの国連大使はまた、「我々の枠組みは非常に明確であり、我々は、国連憲章第９条に関して合意に達することを考慮している」とし、「シリア国内の状況は非常に深刻なものであると考えており、その枠内に沿って合意し、行動する用意が整っている。とりわけ、最初からもこの問題を提起していた」と語りました。

国連の報道官の一人は、定例記者会見で、「国連の事務総長は、安保理理事国の団結によるシリアに関する集団的な措置を求めている」と述べました。

国連安全保障理事会は１８日、国連シリア停戦監視団の任務更新に関するロシアと国連の西側の加盟国による２つの決議案に対する採決を行う予定でしたが、国連とアラブ連盟のアナン・シリア特使の提案により、採決は１９日に延期されました。

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