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シリア首都ダマスカス郊外 「二重テロ」で約20人死亡
タグ: 中東, 国際, シリア, 記事一覧, テロ, 事故, 社会・歴史
28.08.2012, 18:14
Photo: EPA
シリアの首都ダマスカス郊外で行われた埋葬式のさい起きたテロ事件で、およそ20人が死亡した。新華社通信が、目撃者の情報として28日伝えた。
新華社通信のデータでは、爆発が起きたのは首都ダマスカス郊外で、遺体埋葬のため墓地に入る葬列が狙われた。犠牲者の数は、公式にはまだ確認されていない。
新華社通信は「亡くなったのは、27日に首都ダマスカスで車に仕掛けられた爆弾が破裂し亡くなった2人を埋葬する式に参列していた人達で、まさに『二重テロ』の痛ましい犠牲者と言える」と報じた。
リア・ノーヴォスチ
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タグ: 中東, 国際, シリア, 解説, 政治
コンスタンチン ガリボフ
27.08.2012, 14:19
Photo: EPA
シリア反対派勢力はダマスカス近郊のダライヤで発生した戦闘に関して、親政府派武装勢力を非難している。反対派の主張するところによれば、約200人の民間人が犠牲になったという。一方のシリア政府系メディアによれば、民間人を恐怖に陥れていたテロリストたちからダライヤを解放したとされている。
反対派勢力は自らの主張の根拠として、死体が山と積まれている動画をインターネットに投稿している。この動画がいつ、どこで撮影されたものなのかは誰にも分からない。現在シリアには国連の監視団がいないため、独立した見解を得るのは難しいからだ。欧米諸国は国連の監視団を排除するために全力を注いできた。ロシアは欧米諸国のそのような立場と国連事務総長がそれを支持したことについて遺憾であるとの立場を示していたが、その懸念は現実のものとなった。監視団の不在による影響は明らかだ。もし監視団がいたならば、ダライヤでの事件の真相解明に少しでも貢献できただろうからだ。
シリアのバシャル・アサド大統領はシリアおよび地域全体に向けられている外国からの陰謀に立ち向かう決意を示している。ロシア科学アカデミー東洋学研究所アラビア研究センターのボリス・ドルゴフ分析員は、アサド大統領のこのような立場が単なる敵探しではないと指摘している。
−これは重要で理性的な声明です。シリアを民族や宗教の違いによっていくつかの国家的まとまりに分裂させようとする試みについてはすでに多くが語られてきました。それは何のためなのでしょうか。これはシリアとイランとの協力関係やレバノンにおけるヒズボラの活動、およびパレスチナでの関連組織の活動を弱体化させるためです。
専門家らはシリアでの状況を、80年代のアフガニスタンでの状況を比較している。シリア反対派のなかには欧米諸国およびペルシャ湾諸国から潤沢な資金を受け取る過激派イスラム勢力が混じっている。アフガニスタンでのモジャヒディーンたちと同じ様相だ。
戦略評価分析研究所のセルゲイ・デミデンコ専門家は次のように指摘している。
−感情はますます昂ぶっています。犠牲者もさらに多くなっています。両者は持っている方法を使って、特に反対派勢力は「アルジャジーラ」や「アルアラビア」を使って、情報戦争を行っています。感情はもっと高まるでしょう。バシャル・アサド大統領がおとなしく辞任することはありません。それゆえに、ダマスカスが再び攻撃されることになるでしょう。なぜならば、海外からシリアへの資金は流れ続け、武器が供給され続けているからです。このような状況はなにもこの先1ヶ月の話ではなく、その後も続くでしょう。
シリアに対する情報戦争の一例には、ファルカ・アシ＝シャラア副大統領が反対派に寝返り、国外逃亡したという報道があった。実際にはアシ＝シャラア副大統領は26日、イランからの議員代表団との会談に参加していた。その後初めて、武装闘争をやめない限り、反対派との交渉はないという最後通牒が出されたのだった。
http://japanese.ruvr.ru/2012_08_27/shiria-aratana-ryuuketsu-jyoukyou-futashika/
山本さん殺害「政府軍側が命令」 シリア 反体制派が下士官拘束
2012年8月30日 夕刊
本紙あてのビデオメッセージで、「アサド政権が山本さんを狙った」と語る反体制派「自由シリア軍」の部隊長サレハ氏
【カイロ＝今村実】内戦状態にあるシリアでのジャーナリスト山本美香さん＝当時（４５）＝殺害事件で、現場となった北部アレッポの反体制派「自由シリア軍」の部隊幹部らが、本紙のインターネットを通じた取材に対し、「犯行に関与した政府軍の下士官を拘束した」と明らかにした。独自調査の結果として、当初から記者らを標的にした、計画的な襲撃との見方を示した。
事実ならば政府軍が関与したことになる。取材に応じたのは、山本さんらに同行した有力部隊「タウヒーデ」の隊長アブデルカーデル・サレハ氏と幹部のアブ・ムハンマド氏。近く結果を公表する。
説明によると、部隊は拘束した下士官を聴取した。下士官は政府軍側の命令で記者らの殺害を狙ったことを認め、実行役を担ったアサド政権派の民兵集団「シャビーハ」を支援していたと証言。事件の二日前に、政府軍の士官や民兵が、アレッポで襲撃を打ち合わせ、この下士官も同席したという。
二十日の襲撃状況に関し、山本さんと一緒にいた同僚の佐藤和孝さんは「迷彩服の一団が突然現れ、乱射を受けた」と説明。ムハンマド氏は「シャビーハは最近、自由軍と似た服で偽装し、待ち伏せなどの戦術をしている」と指摘した。
山本さんが殺害された事件に、シャビーハは十五〜二十人が加わり、カラシニコフ銃などを使用したとみている。発砲した民兵二人の名前を特定したという。現場では、自由軍の二人も死亡した。
トルコ国境からは各種メディアが、潜入取材を試みている。ムハンマド氏らは、政府軍側が取材の妨害を意図し、見せしめとして襲撃したとみている。
隊長のサレハ氏は本紙あてのビデオメッセージで「実態を伝えるために日本の記者が来てくださり、感謝している」と語った。
事件は警視庁が刑法の国外犯規定に基づき殺人容疑で捜査中。サレハ氏は、日本の当局に積極的に協力する意向を明らかにした。
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山本美香さん、シリア政府軍が意図的に銃撃か
読売新聞 8月30日(木)19時59分配信
【カイロ＝貞広貴志】シリア北部アレッポで２０日、ジャーナリスト山本美香さんが取材中に死亡した事件で、山本さんの取材を支援していた反体制派組織幹部は３０日、銃撃に加わった政府軍兵士を反体制派が拘束したことを明らかにした。
兵士は「記者を狙っていた」と証言したという。
読売新聞の電話取材に応じたアレッポの反体制組織「アーシファ・シマール旅団」幹部によると、別の武装組織「タウヒード旅団」が山本さんらの銃撃に加わった政府軍兵士を拘束、聴取したところ、「一般市民より記者を標的にしろ」と上官に指令されていたと述べたという。証言が事実とすれば、シリア政府軍は「戦時における文民保護」を定めたジュネーブ条約に違反し、意図的にジャーナリストを殺したことになる。
最終更新:8月30日(木)19時59分
Yahoo!ニュース関連記事
山本さんに同行のトルコ人、政権側が拘束映像（日本テレビ系（NNN）） 29日(水)4時15分
＜山本さん銃撃＞シリア軍拘束のトルコ人インタビュー放映（毎日新聞） 28日(火)20時0分
＜山本さん死亡＞葬儀に２００人参列 山梨・都留写真（毎日新聞） 28日(火)18時52分
遺志を胸に…山本美香さん告別式映像（日本テレビ系（NNN）） 28日(火)18時49分
山本美香さんの告別式 友人らが最後の別れ映像（日本テレビ系（NNN）） 28日(火)16時42分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120830-00001073-yom-int
「山本さんは政権派民兵が殺害」、反体制派兵士が運転手に証言
ロイター 8月27日(月)9時44分配信
拡大写真
８月２６日、シリア北部アレッポで２０日に銃撃され死亡したジャーナリスト山本美香さんを乗せていた車の運転手が、同行していた反体制派兵士の話として、山本さんはアサド政権を支持する民兵に殺害されたと語った。アレッポで撮影（２０１２年 ロイター/Youssef Boudlal）
［アザズ（シリア） ２６日 ロイター］ シリア北部アレッポで２０日に銃撃され死亡したジャーナリスト山本美香さんを乗せていた車の運転手が、同行していた反体制派兵士の話として、山本さんはアサド政権を支持する民兵に殺害されたと語った。
【写真】シリア潜入カメラマンの記録
アブドルラフマンという名前の運転手はロイターの取材に、山本さんや同僚のジャーナリスト佐藤和孝さんのほか、米国が支援するアルフーラテレビの記者２人を乗せて、トルコからシリアに入国。その後、アレッポに向かうよう依頼されたという。
アレッポに到着後、反体制派の案内でサラディン地区に向かう途中、スレイマン・ハラビ地区で政府軍の攻撃が始まり、山本さんらは負傷者らの救助を取材することに計画を変更。反体制派の部隊責任者は、同地区が完全に掌握されたわけでなく、政府軍や民兵集団シャビーハも活動していると警告したが、記者らは徒歩で取材を開始した。
アブドルラフマン氏が車内で１時間ほど待機していたところ、銃声と迫撃砲による攻撃音が響き、その後、部隊責任者から山本さんが死亡したと聞かされたという。
この責任者は、山本さんが５０メートルもない距離からシャビーハを撮影していたところ、腕と首を銃撃されたと話し、銃撃した民兵は制服を着ていなかったため、山本さんが一般市民だと勘違いした可能性もあると語ったという。
また、山本さんと別れて取材していたアルフーラの記者は、攻撃のさなかにシャビーハに拘束され、消息不明になっているという。
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最終更新:8月27日(月)12時26分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120827-00000008-reut-int
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