はじめまして。

しばらく、音楽の街におりました。

かけてくださる曲の、子どもたちのみせる表情に
つい惹かれてしまうことの多かったように思います。

『 Far away 彼方の光 』

頑なな心をほどこうと、かかえた屈託によりそう
詞と響きに、くりかえし、身をゆだねるうち
ふと、不思議に思ったのです。

なぜ、惹かれるの。
これほどにも、子どもに。

好きだから。

ずっと、それで、ことたりておりました。
そう思いこんでおりました。

けれども、そうではなかった。

子どもに心よせるのは、なぜ
彼らにとどけものをしたくなるのは、なぜ
彼らを追って世界の果てまで想いはせるのは、なぜ

すべての符号が、ひとところをゆびさす頃には
声をあげ、泣いておりました。

あいた穴の大きすぎて、体の入るくらい大きすぎて
長いあいだ、気づかなかったようです。

すべてが氷解し、ほんとうの形をみせて
胸におさまりました。

そんなふうに、みちびかれることもあるのですね。
励ましをよくこころえる方のような、繊細な曲たちは
まるで、友のようでした。

しばらく、日々をやりすごすのに、せいいっぱいでした。
ときおり、なにかの拍子に、めをあかくしてしまいます。

どんなものも、ときのふるいにかけられ、ためされます。
ときのみちびきに、したがおうと思います。

思いたって、ずっと、感謝をつたえたかった
ピノキさんに、はなしかけてみました。

おどろかせてしまったなら
ごめんなさい。

素敵なコメントをどうもありがとう。

（ピ）